鈴木マサホ事務所：過去の日記

　鈴木マサホひとくち日記　

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2001年9月

●９月９月１日土京都市総合防災訓練が左京区は４会場で行われる。ぼくは吉田学区民として町内の防災委員のみなさんと避難民として岡崎公園の会場に。左京区の南部の各学区から１０００人以上の参加者。阪神大震災以来、市民に定着してきた。わが妹分の府会議員北岡ちはるさんのパーティ「今宵ちはるとともに」に参加。彼女の歌謡ショーは毎回楽しみだ。

●９月２日吉田今宮会の神輿担ぎの練習を見学。ぼくは５０肩で無理が出来ない。前原誠司衆議院議員の納涼パーティ。ハワイアンバンドで楽しく。席上、児童館設置のことで相談を受ける。また三条河原での「リベレーションフエスタ」。部落解放同盟の女性や青年達が模擬店でがんばっていた。

●９月３月９月定例市会の議案発送の日、久しぶりの議員会。この夏の話題になった自民党のドタバタ劇やそれに伴う会派の変更による議席の位置の問題や９月市会の日程の報告。ぼくは理事なので各局の部長らが議案について事前に説明に。休む暇なし。夜は、秋のお祭りに向けての吉田氏子講社の集まり。

●９月４火議員会。議案についての勉強会。保健福祉局とは、市立病院の決算についてと、低所得者に対する介護保険料の減額措置の課題について議論。。下水道局の決算について。昨年は、水道料金の改定問題があり、白熱したやりとりだったが、ぼくも本会議で２回壇上に登って苦労をさせられたが、今年は平穏か。夕方今枝徳蔵議員の後援会のビアーパーティ。

●９月5 水議員会。交通局とは市バス・地下鉄の決算について。相変わらず乗客減でバス事業はたいへん。また規制緩和によりMKタクシーがバス運行に参入が予想されるので、今後大きな議論になる。建設局とは、京都市自動車放置防止条例と工事契約議案についてのやりとり。

昼過ぎ、自民党、公明党など市長与党の理事と一緒に、民主・都みらい議員団の理事として、「低所得者のための介護保険料の減額の実施を求める緊急要望書」を市長に提出。KBS京都の取材もありテレビに映ったかな？インターンの学生岡田君と水野君に打ち込みを頼んで「議員団ニュース」１５号の作成を始める。夜は相談ごと３件。

●９月6 木
市会運営委員会。明日の本会議の日程、この間の自民党のドタバタで自民党の市会運営委員の辞職と新任委員の選任や議席の変更についてなど。議員会は、その報告など。また新聞で報道された公安調査庁からの外国人登録原票の開示請求に係る対応や経過について担当者から聴取。机の上に山積みになっていた資料の整理で夜まで議員団室でウロウロ。

●９月7 金９月市会定例会の冒頭の本会議。

上京区の補欠選挙で当選した小島議員の紹介、市会運営委員の選任などの後、市長及び副市長から、この市会に提出された公営企業決算やその他自動車放置防止条例など議案の提案説明。

議員会では、各議案に対する態度を決める。上京区の補欠選挙に伴う補正予算と伏見区七瀬川の工事契約延長の議案は、１１日の本会議で賛成することに。その他の議案は委員会付託することを決める。

議員団ニュース１５号の編集、ほぼ終わる。また外国人登録原票の開示請求問題について、外国籍市民の人権を守る立場で、文化市民局長と懇談。

●９月8 土部落問題全国交流会に参加。「人間と差別をめぐって」ということで１８回目。「同和はこわい考」の著者藤田敬一さんや雑誌「こぺる」の読者を中心とした集まり。

詩人の長田弘さんが「人間について」というテーマで子供の本を紹介しながら　「人と樹木」の物語について講演。トルキンの書いた「指輪物語」の話など出て、新鮮な刺激を受けた。かって、米軍基地のある街、岩国で反戦喫茶「ほびっと」を支援していたが、この「ほびっと」は、トルキンの書いた「ほびっとの冒険」から名付けられたのだった。

また「部落の今と解放のイメージ」をめぐって、部落解放同盟奈良県連の山下さんらからの報告とパネルデスカッションに聞き入る。来年の法期限切れ以降、京都市の同和行政はどうあるべきか、また解放運動はどうあるべきか、ぼくは今後も考え提言していきたいと思っている。

●９月9 日わが娘がお世話になったペスタロッチ保育園・日本キリスト教団錦林教会５０周年の集い。糸井園長とは２０年の付き合い。同志社大学神学部の当時からの悪友や保護者会で遊んだ友人たちと一杯酌み交わす。ぼくが卒園した幼稚園は今は国際学生の家になっているが、錦林幼稚園だった。

●９月10 月市会運営委員会。明日の本会議の日程と各会派が議案についての態度を表明。上京区の補欠選挙に伴う補正予算と伏見区七瀬川の工事契約延長の議案については、賛成。他の議案はすべて委員会に付託されることに。理事懇談会もあり。

外国人登録原票の開示請求問題について高木副市長と懇談。

ぼくが編集している「民主・都みらい議員団ニュース」１５号をインターンの岡田君と庁内配布。

地元吉田の十二提灯神輿保存会の世話人会。十二提灯・子供神輿を復活して１０年を過ぎる。今年は１０月１１日１２日に巡行する。

●９月11 火市会本会議。午前中、五条島津跡地の大型店出店反対の請願を、当初の計画が縮小されたので、不採択。上京区の補欠選挙に伴う補正予算と伏見区七瀬川の工事契約延長の議案は賛成多数で可決。その他の議案は委員会付託をすることにして休憩。議員会では、狂牛病発生のことで産業観光局を呼び、今後の対応について質疑。午後は自民党、二の湯、冨議員が、共産党、山中議員が市政一般について代表質問。

市役所のインターネットの今後の活用方法について担当者と協議。

アメリカで同時多発テロ事件起きる。２週間前ニューヨークにいたので呆然。友人たちの安否が気になる。未明までテレビを見る。

●９月12 水市会本会議。共産党、佐藤、有吉議員に引き続き、わが民主・都みらい議員団から小林、天方議員が、そして公明党の久保、山口議員が市政一般について代表質問。一方、テロ事件に関して市会で黙祷することと決議をあげる方向で調整に。

代表質問の後、「京都市会は、犠牲者並びにそのご家族の方々に対し深く哀悼の意を表するとともに、今回の事件を契機として、日本政府をはじめ世界中のすべての国々が、テロ根絶と真の世界平和の実現に向けて、積極的な取組み進めるよう強く求めるものである」と「米国における同時多発テロ事件に関する緊急決議」を可決。磯辺議長が哀悼の意を述べ全員で黙祷。

議員団と市長、副市長らと懇談会。京都市政、諸般のことをワイワイ語る。

●９月13 木
市会では公営企業決算特別委員会が始まるが、ぼくは今回この委員会に属していないので時間的に余裕がある。資料の整理や左京の児童館、学童保育のことで担当者と協議。

この秋に上映を予定していた映画「白神渡海」の撮影状況などスタッフと会議。映画の完成が遅れているようだ。

テロ事件の犯人グループが絞られてきたようだ。報復措置がとられるのだろう。戦争が始まる。

●９月14 金昨夜ウォッカを飲んだので二日酔い。明日の鈴木マサホ研修バス旅行会の準備をインターンの岡田君と。ビールやおやつを買出し。今夜は早く寝るぞ。

●９月15 土第１１回鈴木マサホ・研修バス旅行会。明星観光バスにお世話になって、若狭は小浜への日帰りの旅。朽木は朝市を見学し、国宝明通寺では、中島哲演住職のお話を聞く。住職とは１０数年ぶりの再会。原発のこと、このたびのテロのことを非暴力の立場でのお話。感銘を受ける。小浜の「せくみ屋」で親睦会。ビンゴゲームやカラオケで楽しく過ごす。フイシャーマンズワーフで買い物、また塗り箸の体験などして、無事に７時に帰京。来年もやりますので、ぜひご参加ください。

●９月16 日地元吉田のふれあい福祉大会に参加。わが母校、第四錦林小学校の講堂で高齢者が集まり、女性会の踊りや子供たちの歌にひと時を過ごされた。

「テロも戦争もごめんだ！報復攻撃の回避を求める緊急市民のつどい」に参加。１９８１年から９６年まで１５年間ぼくが世話人となって続けていた「核と戦争はごめんだ！市民定例デモ」を一緒に歩いていた友人たちなど１００人の参加者。武力による報復が何をもたらすのか、危惧をする。

●９月17 月夜、この夏の終わりニューヨークで再会したサンディーにようやく連絡がついた。彼は元気だった。少しはほっとするが、アメリカが報復戦争を始めることを彼も心配していた。

公営企業決算特別委員会では交通局との審議が行われているが、予想通り、経営破綻したマイカルの北大路ビブレ問題とMKのバス運行参入問題が大きな話題になっている。

●９月18 火わが研修バス旅行会でお世話になっている運転手さんやガイドさんの明星観光労組の定期大会。観光バス業界もたいへん深刻。相談ごと１件。地元十二提灯神輿保存会のビラの作成。わが事務所の薮木さん、北海道そして屋久島への夏休みも終わり、ホームページの更新などの打ち合わせ。
19 水宝が池公園で左京区の事業所などの自衛消防隊の訓練を見学。暑い中で病院、大学、企業、社寺などのチームが消火訓練。ご苦労さん。京都市会で同時テロの犠牲者に対する見舞金を送付しようと協議。民主党府連の懇親会。参議院選挙、松井勝利で大いに盛り上がる。ニューヨークの友人マーチンにやっと電話がつながりほっとする。

●９月20 木
学童保育のことで相談ごと。またニューヨーク市へ市会から１００万円の見舞金を送ることを決める。一人の議員が１３８００円を拠出。わが事務所のプリンターの調子が悪かったので、レザープリンターを購入。アメリカ行政視察団の反省会。同時テロ事件の２週間前にワシントン、ニューヨークにいたものだから、ショックだった。報告書をぼちぼち書き始めよう！

●９月21 金小雨模様、まだ蒸し暑い。公営企業決算特別委員会では書類調査。議員団室の本棚の大掃除。ファイリングを始める。相談ごと２件。市民参加推進計画（素案）を持って担当者が説明に。議員の役割がどうなるんだ！という議論も一部にはあるが、１０月１日から３０日までパブリックコメントができる。ぜひコメントを！夜は２１歳になった娘の誕生祝で家族で食事。

●９月22 土気持ちのいい秋空が広がる。労組の定期大会のシーズン。NTT労組京都支部の定期大会。民主党所属の国会議員、自治体議員が勢ぞろい。雇用確保をどうするのか、労働組合運動も正念場を迎えている。地元吉田の十二提灯子供神輿のポスターなど作成。友人が企画した「ストリングス・マジック」のコンサート。ギターの音色が心地よい。

●９月23 日京都市障害者福祉大会。ノーマライゼーションの理念を実現した京都を創造しよう！などの大会決議。出店をしている友人の作業所などに声をかける。地元吉田は、大元講社、「祖霊社・秋の大祭」に親父の代わりに出席。また剣鉾の練習を見学。夜は、京都映画祭（ここをクリックしたらスケジュールなど見れますよ！）オープニングパーティに出席。京都が舞台の「アイ・ラブ・フレンズ」の忍足亜希子さん、田村高廣さんらの参加で華やいだ雰囲気。大森一樹監督と久しぶりに会う。

●９月24 月自治労市職の結成１０周年のお祭り。キンコンカンとかいう若手タレントの公開ラジオ中継があって女子高校生たちがキャアキャア。世界の京都・まちの美化市民総行動。市役所前に５０００人。同時テロで犠牲になった人々に黙祷した後、７つのコースに分かれてまち美化ウォーキング。岡崎公園まで歩く。快晴の一日。地元吉田を十二提灯子供神輿の案内ビラを持って町内会長さん宅を回る。

●９月25 火昨日に続いて、地元を十二提灯子供神輿の案内ビラを持って町内会長さん宅を回る。この９月から議員団にアシスタントできてくれている中野君とファイリング。また市民からのいくつかの相談ごと解決のために、庁内まわり。何人かの担当者と懇談。公営企業決算特別委員会は書類審査が終わり、明日は総括質疑。

●９月26 水公営企業決算特別委員会は総括質疑。市長、副市長、管理者などが答弁。委員会を少し傍聴する。市長をして、「交通局は破綻している」という認識。公営交通をどう守るのか、大胆な発想と実行力が求められる。丸木位里、俊さんの遺作展をのぞく。丸木さんの「原爆の図」展を京都でやったのは１９８４年のこと。遅くなったが梅林副議長就任のお祝いで議員団の懇親会。近鉄バファローズ、代打逆転満塁ホームランで劇的な優勝！

●９月27 木
米国が臨海前核実験を強行したので、市長、議長名で抗議のメッセージを送る。京都交通労組定期大会。たいへん困難な状況下での大会。地元聖護院消防分団後援会の総会。この夏の市の総合査閲は、ほんとうに御苦労さんでした。高野川ﾗｲｵﾝｽﾞｸﾗﾌ会員として平和ポスター展の作品を小学校へ回収に。

●９月28 金長島監督、勇退。彼も６５歳だ。ひとつの時代が終わった。野村監督も早く辞めたらええのに。議員団室では、定例市会終盤を迎えて追加議案や厚生委員会の請願や日程のことで色々と協議。在日朝鮮人の友達と焼肉を食べながら、この間の外国人登録原票開示問題や民族学校への助成問題などについて懇談。

●９月29 土閑話休題。土曜日はたまにぼーとできる。家の書棚を整理。１９８７年（昭和６２年）１２月の京都新聞の切抜き、「京都１０大ニュース」が出てきた。古都税廃止、世界歴史都市会議、京阪本線地下線（三条・東福寺駅間）などとともに第７位で「統一地方選挙で自民後退」とあって、清水府会議員とともにコンビで当選した口髭のぼくの写真が写っている。あれから１４年。もうひとふんばりしよう。

●９月30 日小雨模様の日曜日。養徳学区民運動会を見学。そして、京都YWCAの女性達が中心の「テロも戦争もごめんだ！暴力の連鎖を断ち切れ！市民パレ＾ド」に参加。１０代の後半からベトナム反戦で、そして８１年から９６年まで、１５年間毎月第３日曜日に「核と戦争はごめんだ！市民定例デモ」を歩いてきたわがデモ人生。ウイングス京都横の公園から烏丸、四条、河原町御池まで１時間。１５０人の参加者。夜は、在日の友人が経営する焼肉屋「新羅」の開店１周年。狂牛病を恐れてはいかんよ！　　

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