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鈴木マサホひとくち日記 |
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2002年
迎春
●1月1日
火 真如堂で除夜の鐘を聞いて、吉田神社に初詣。一眠りして、また朝7時過ぎに吉田神社の歳担祭。鳥が鳴き雅楽が響いて厳かな気分で気も引き締まる。我が家のお雑煮は白味噌仕立て。頭芋を食べるのはたいへんだ。年賀状が500枚ほど。夜は、両親も元気で二人の弟家族も来て孫も4人で賑やか。親父が珍しく戦争体験を語った。
●1月2 水 昼過ぎまで寝る。箱根駅伝を見たり漫才を見たり年賀状の整理をしたり。事務所に出て新春メールニュースを打つ作業。夜はゆっくり家族団らん、息子らと酒を飲む。
●1月3 木
昼まで寝る。雪景色だったので、娘と愛犬を乗せて大原まで車で雪を見に行き、琵琶湖をドライブ。久しぶりの家族サービス。夜は、親戚の叔母宅に年始。従姉妹の子供のフィアンセと初対面、この5月に挙式とのこと。めでたいことだ。正月の三が日がいつものように穏やかに過ぎた。
●1月4 金 散歩がてら挨拶を兼ねて、近所を年賀状代わりの議員レポート新春号を配布。夜は、郁文中学校の教頭の時に難病で倒れ、現在リハビリ中の大濱冬樹先生を励ます会。車椅子の彼は家族に支えられ、ここまで回復したことを友人一同、喜ぶ。目頭が熱くなる。友情に満ちた素敵な夜だった
。
●1月5 土 午前中、京都市中央卸売市場第一市場で市長や自民党の国会議員も参加した「初市式」に出席。ぼくは市会選挙2度目の挑戦で負けた後、34歳から38歳までぼくは中央市場で働いていたので、(今はその仲卸会社も倒産したが)、その頃からの知り合いの方々に挨拶。量販店が増え場外流通も多くなったので、市場も活気がなくなってきた。この先市民の台所を守るためにも課題は多い。
帰途、鴨沂高校19期会の川本君の喫茶店に久しぶりに寄る。午後は、京都府歯科医師連盟の「新年互礼会」に。自民党の国会議員が全員参加。わが主治医の吉田先生が副会長なので、ぼくも参加させてもらっている。夜は昨日の新日本プロレスの東京ドーム大会のビデオを見る。小川と健介の試合にはがっかりする。
●1月6 日 吉田は大元講社の役員さんの告別式に参列。元旦に挨拶をしたところだったのに、急逝された。その後、地元を議員レポートを挨拶がてら100軒ほど郵便配達。たまに行く飲み屋で熱燗を飲んで寒さをしのぐ。
●1月7 月 午前中、左京区役所で新春賀詞交歓会。市会議員や各種団体長さんらが集い新年の挨拶。未生流の笹岡さんの華が生けられ、琴の演奏や祝いの舞など。今年最初の相談ごとは児童扶養手当について。年賀状の整理やNPO法人「介護保険にかかわる会」の会報の原稿を書く。
●1月8 火 吉田山の宅地開発について業者が説明に来る。地元に説明会をするように要請。京都市社会福祉協議会50周年の福祉大会、福祉活動にがんばってこられた方が表彰される。続いて新春福祉の集いでは、梶寿美子さんの琴の演奏もあり。左京区小学生バレーボール大会の後援の書類を取りに京都新聞社などに。自治労市職本部のの旗開き。人件費5㌫カットが当局より提示されていて組合もこれからが正念場。
●1月9 水 午前中、知人の息子さんの就職進路相談。2月16日に予定されている京都市部落解放研究集会分科会「「自由な対話が成り立つ人々との交流の場を求めて」で話題提供者になるのでレジメ作り。ぜひご参加ください。夜は、自治労府本部、情報労連の新春の集い。自治労はスキャンダルで元気なし。情報労連は組合員のバンドや手品に歌手北岡ちはる府議の舞台もあり。
●1月10 木
韓国民団京都府本部の新春年賀交歓会(リーガロイヤル)、京都交通労組(WITH YOU)、京都水道労組(きよみず)で新春の旗開き。合間を縫って市会IT講習会に参加。夜は、建設支部(みやこめっせ)、東山支部(きよみず)、南支部(日航プリンセス)を駆け回る。合計6箇所を回って疲れたよ。その後、市民派議員レポート新春号の最後の印刷。遅れた人、ごめんなさい。
●1月11 金 岡崎公園で消防出初式。それほど寒くはなくてよかった。市長の挨拶、荒巻知事さんは勇退を決められて万感の思いを込められた挨拶だった。消防団員や事業所の自衛消防隊の行進や消火器訓練や放水訓練など。京都市の火災件数は大都市で一番少なく、昨年は326件であった。。終了後近くの蕎麦屋で議員団の初顔合わせ。ライオンズクラブの合同新年例会。その後市会のIT講習会。長老議員も参加している人がいてよかった。夜は連合京都の旗開き。知事選挙がらみで報道陣が詰め掛けるが、特に目立った話はない。何時決まるんや!
●1月12 土 耳と鼻の調子が悪くて柴田クリニックに、かってウグイス嬢をしてくれた美人の奥さんが受付。前原誠司衆議院議員が年始の挨拶に事務所に。部落解放同盟京都市協の荊冠旗開き。法期限後、解放運動はどうなるのか、市民の共感を得られる運動になるのか?色々と課題は大きい。きょうと教組の新年の集い。家族的な雰囲気。
13 日 わが53歳の誕生日。めでたくもなし。ええおっさんになった。山口団長、梅林副議長らと市長宅へ弔問に。都大路は女子駅伝が華やかに。京都が優勝。夕方梅小路公園で民主党京都府連の家族の集いということで木下大サーカス。随分長い間入場まで待ってもらって申し訳なかった。2500人でテント内は満員の盛況。度肝を抜くイルージョンや楽しいピエロのやり取りや猛獣ショーや空中ブランコを楽しむ。なつかしい光景。
●1月14 月 休日、家でゴロゴロ。午後吉田山はわが地元町内の宅地造成について業者の地元説明会。夜は地元聖護院消防分団の初出式。聖護院分団は昨年は京都市総合査閲でも奮闘し、また火災件数ゼロで、大いに盛り上がる。
●1月15 火 理事会。副議長の海外出張について。議員会では、議員定数問題について協議。1票の格差については是正をし、定数問題は、地方分権時代の議会の重要性と市民ニーズに応えるためにも大幅な定数減をすべきではないという方向。知事選は報告を受けるが、どうなるのか。議員インターンのドットジェーピーの学生、来所。この春も2人の研修生を受け入れることにする。自治労現業評議会の旗開きと地元吉田学区民新年の集いの掛け持ち。
●1月16 水 厚生委員会。環境局とは、12月の議員団の他都市調査で行った福岡市の「クリーンパーク臨海」の施設とリサイクルセンターの取り組みや、またゴミ収集車の民間委託と夜間収集の福岡市のやり方やまた東北部クリーンセンターの公害防止協定締結に向けての取り組みなどについて質疑。保健福祉局からは、高齢者の特別養護老人ホームの申し込み待機者数についての報告。2033人が待機者とのこと。また使用料と保険料の減額の請願を巡っては、差し押さえなどの滞納処分について質疑。
ここまでは順調に審議は進んでいたが、「鍼灸マッサージ施術の施設費払い制度の確立」の請願審議で、共産党議員が紹介議員の同趣旨の請願の取り扱いを巡ってを自民党と共産党が火花を散らす。横で聞いていて、ええかげんにせえやと!という気分。昼休みに収拾策で斡旋にぼくが乗り出したが、某会派の意思疎通が図られておらず、正副委員長会議も開催されてもまたも紛糾。もうええかげんにせえ!そしてようやく2時前に請願を一括して採択。消耗するよ。
終了後、環境局や児童福祉課、道路建設課などに市民の相談ごとなどで各担当者と協議。夜は、自治労経済支部、中京支部の旗開きをハシゴ。
●1月17 木
早朝6時起床、阪神淡路大震災から7年、左京消防団、消防署の震災合同訓練が7時より宝ヶ池で実施される。小型動力ポンプを使っての放水訓練。都市の防災を考える一日。
事務所には来客多し、知事選のことなど。府会与党会派から山田副知事の名前が浮上。さて民主はどうするのか?夜は、自治労上京支部と衛生支部の旗開き。衛生支部では市長の似顔絵ポスターが貼ってあって熱気。その後友人松本照曜氏が主宰する「響庵」で、精神科医塚崎先生を囲む会。
●1月18 金 昨年末事故死した高校時代の友人藤川隆君の実家の霊前に。左京区役所では児童扶養手当のことで担当者と。議員団室で議事録の冊子発刊を目指して編集の作業。夜は自治労左京支部の旗開き。福引抽選で盛り上がる。その後、左京区長と懇談。市役所では市労連と当局が人件費5㌫カットを巡っての交渉の山場。
●1月19 土 地元第四錦林小学校の避難訓練。自由参観日ということで見学に。消防団の放水訓練もあり。映画「梅香里」の上映会。韓国は米軍の射爆場になった村、梅香里の住民の基地反対運動が淡々と描かれる。監督の西山さんのトークもあり盛況だった。「京都市会だより」20号の校正、ぼくの11月市会質問の財政非常事態宣言についてが右上に書いてあるよ!会派名や議員名を入れたいのだが、抵抗勢力がいてなかなか実現しない。
●1月20 日 岩倉北、明徳、岩倉南の3消防分団合同の出初式、団長表彰など。先日亡くなった女子留学生センター館長の山本公子さん宅に花を持って御霊前に。留学生問題に情熱を傾けられてきた。出合って20年、心よりご冥福を。事務所で昨年夏の海外視察の担当分シカゴの環境政策についてようやく書き終える。
●1月21 月 家の建て替えについて相談ごと、友人の工務店を紹介する。昼は京都府美容業生活衛生同業組合新年会に。天然記念物、深泥が池の保全に取り組んでいる「深泥が池を守る会」の人と懇談。岩倉の住民からは道路拡幅の請願も随分前に採択されているが、(もう10年前、ぼくは賛成しなかった)、貴重な生物群をどう保全するかが大きな課題。夜は自治労西京支部旗開きと動物園のメンバーと懇親会。動物園は来年100周年を迎える。今後の動物園のあり方を巡って議論。
●1月22 火 住みよい京都をつくる婦人の会の左京支部の新春の集いが中央市場近くのチャンコ屋で。30代半ば、議員になる前ぼくは4年間中央市場で働いていたので、知人達に挨拶、当時の活気はない。場長と懇談、市民の台所を守る中央市場の今後を語る。左京小学生バレーボール大会後援のことで京都新聞社など訪問。夜は自治労清掃支部の旗開き。薬物使用や無謀な作業で事故を起し、仲間を裏切ることのないように、元気で環境行政をやって欲しいと挨拶。
●1月23 水 交通局に出向き、市民から寄せられた市バス17号系統の延着についての苦情について、その原因などを問い改善策と対応について申し入れ、また京都交通労組の新役員と懇談。市民の足を守るために、交通局はしっかりせえよ。相談ごとは、教育問題について。久しぶりに歯医者に行く。歯周病気味で全部入れ歯にせなあかんでといつも脅かされる。夜はライオンズクラブの例会と就職相談、深夜、介護保険にかかわる会会報の原稿書き。
●1月24 木
相談ごと3件、固定資産税、制度融資、不登校とフリースクールについて。恒例の左京保育懇談会。保育園長,保育士、保護者会の皆さんから左京区選出の議員が集って要望を受ける。保育ニーズの変化をどう考えるのか、少子化対策としても課題は大きい。自治労民生支部と部落解放同盟錦林支部の新春の集い。同和行政の終結を迎えるとき、解放運動は正念場を迎える。行政依存からの脱却が必要だ。今後も議論をしていきたい。
●1月25 金 緊急の議員会。知事選について報告を受けて市会議員団としての意見を交換。府会議員団がイニシアチブをとっている中で、経過報告など。議員団議事録の出版について打ち合わせ。夜は、自治労公室支部の旗開き、埋蔵文化財研究所職員労組自治労加盟歓迎レセプション、住みよい京都をつくる婦人の会の新春の集い、部落解放同盟田中支部の旗開きの4つをハシゴ。埋文研労組とは10数年前に深夜の交渉に立ち会ったことがあって委員長や書記長ら古くからの友人が多い。
●1月26 土 恒例のわが「新春サロン」を百万遍の喫茶店「おらんじゅ」の2階で午後2時から夜の8時前まで。3年前までは狭い事務所でやっていたが、入りきれなくなって「おらんじゅ」を借りた。地元吉田の支持者をはじめ定例デモを一緒に歩いた仲間、在日の友人、組合や市役所の友人たち、北岡府議、前原、福山、松井議員ら国会議員、それに河内副市長に松井収入役、相談ごとで出会った人たち、元インターンの学生ら、入れ替わりで延べ100人の方に来ていただいた。店内は熱気がムンムン。快い疲れ。ご参加いただいたみなさん、ありがとう!
●1月27 日 民主党京都府連の常任幹事会。大きな話題はもちろん知事選挙の候補者問題。この間の経過報告の後、意見交換。経済人の推していた吉田京大教授が不出馬との意向を受けて、府会議員団から、自民、公明などが推薦をしている山田副知事の名前があがる。共産党候補に勝つには3極では無理という判断もあるが、面白くないね。山田副知事て、どんな人物やねん?結論は白紙に戻し、次の常任幹事会まで持ち越し。
夜は前原誠司衆議院議員の後援会の新年会。菅直人民主党幹事長も来場して、千人を超える参加者。菅さんとは20年程前の市川房枝さんの選挙のときからの縁で、親しく言葉を交わす。民主党の舵取りをしっかり頼みますよ!食事もほどほどにぼくは会場内を挨拶。その後、浄楽消防分団の初出式の二次会に参加。
●1月1月28日 月 議員定数等特別委員会。これまでの委員会で議論はほぼ出尽くしていたが、各会派が検討してきたことを発表。自民党は定数を削減、共産党は72人の定数はそのまま。公明は議論中だが多少の減員の方向、ぼくは民主・都みらい議員団として一票の格差を是正することは当然であると発言をする。その後自民党議員と共産党議員が議論を戦わしているのを横で聞いていてしばらくして、民主がキャステイングボードを握っている、地方分権化において議会に市民ニーズが増えるときに大幅な減員をすべきではないが、時代の変化で2減はやむをえない、と意見を述べる。次回は2月4日。自民党がまとまって何人の減を主張するのか見守りたい。また特別委員会としてどういう結論を導き出すのか、定数問題は、予算市会を前にいよいよ大詰めを向かえる。
ホームページのコラムを書いたり資料を読んだりしていたら未明になった。結局徹夜した。
●1月29 火 徹夜明け、厚生委員会の7人の議員と他都市調査で北九州市へ。北九州市総合保健福祉センター「アシスト21」を視察。北九州市の総合的な保健福祉施策の推進について説明を受けたのち、センター内を見学。
北九州市は、高齢化率が18.9㌫と高いところだが、「北九州方式」の住民との協働による地域福祉システムの構築を目指している。「アシスト21」はその中核施設で、夜間休日急患センター、障害福祉センター、保健所、保育所、保健医療福祉情報センター、精神保健福祉センター、健康づくりセンター(京都でいうと健康増進センター・ヘルスピア21)、そして介護用具なんでも展示・情報館として「テクノエイドセンター」が入っている。高齢者のためのモデルルームや入浴体験コーナーやトイレ用品、衣類、おむつ、ベッド、食器など福祉用具が展示してあって、車椅子に試乗させてもらう。かっては工業都市として栄えた北九州市だが、高齢化に対して、小学校区、行政区、全市の3層構造による保健医療福祉サービスの提供体制を実現しようとしている。福岡市で宿泊。博多ラーメンが美味かった!
●1月30 水 朝一番、福岡ドーム横の福岡市保健環境研究所を視察。ビデオ上映と担当者による説明を受ける。この施設は、保健・環境上の試験分析研究施設であり、科学情報の発信をし、また市民の学習の場として、保健環境学習室「まもるーむ」を設けて子供たちが楽しく体験学習が出来るように工夫されている。京都市でいうと衛生公害研究所をもっと大きく、機能的にした施設。
他の議員は、次の視察地に向かったが、ぼくは午後帰京。自治労文化市民支部の書記さんと総務局警備室の青年の結婚式に出席。余興で「乾杯」を久しぶりに歌う。その足で自治労北支部と自治労京都府本部現業評議会の旗開きにも参加。疲れたよ!
●1月31 木
友人が専務のエルコープの環境委員会のメンバーと環境局担当者と地球環境問題の取り組みやダイオキシン対策や松葉によるダイオキシン調査の意義、またゴミ減量と拡大生産者責任の考え方など勉強会をみっちり2時間。午後、理財局の担当者と新税研究会の経過報告を聞く。さらにドメステイックバイオレンスや育児ノイローゼなど女性のための共同作業所の設立を準備している友人の精神科医らと懇談。夜は自治労教育支部の旗開き。若い組合員が多く熱気があった。
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