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鈴木マサホひとくち日記 |
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●11月1日 (金)
左京区は高野の障害者スポーツセンターで「左京こころのふれあいネットワーク」の「心ときめき芸術祭」に。心の病の人たちの歌や各作業所などが出店。
午後は、市会厚生委員として、「保健協議会役員勤続功労者・地域住民献血組織表彰式」に参加。保健協議会のみなさんは地域の公衆衛生やゴミ減量に取り組んでおられる。何人かの知人たちも表彰された。
夜は、部落解放同盟錦林支部の定期大会。同和行政の終結を迎えて、スローガンは「人と人、つなぎ合う心と行動で人権と共生のまちをつくろう」。また大会アピールは「このまちを変えてみませんか」そして「もういちど一緒に行動しませんか、自分の力で!」と今までとは違うトーン。支部員の黄色のゼッケンがないことに正直驚き、また若い人たちも多く、行政依存や要求型を脱して、今後の人権運動をどう展開されていくのか期待したいし、議論もして行きたいと思う。
●11月2日 (土)
ブランチを食べながら、市役所の幹部の友人と食事をしながら11月市会のことなど。午後は、高校時代の友人とポスターの張り替えで、挨拶を兼ねて回る。ぜひ新しいポスターを貼っていただける所をご紹介ください。またバザー準備のペスタロッチ保育園に行ったり、事務所では労働組合結成についての相談ごと。夜は日誌の打ち込みなど。
●11月3日 (日)
朝からペスタロッチ保育園のバザー。風は冷たかったが好天でよかった。糸井國雄園長は大学の先輩で20数年来の付き合い。娘が世話になり、保護者会の会長などもさせてもらい、卒園児の保護者の親睦会「ぶどうの会」では、日本海へみんなで泳ぎに行ったりもした。教会には母も通っている。
朝からビールやワインを飲んで売上げに協力。オークションの進行をマイクを持ってする。子供たちは泥んこ遊びが大好きで、いつ行っても活き活きとしている素敵な保育園。
午後、「東九条マダン」に。日本人と韓国・朝鮮人の交流の場として始まったこの東九条マダンも第10回。ぼくは最初から参加している。昨年は大雨だった。今年は寒かったが、好天でよかった。陶化小学校のグランドには、車椅子体験コーナーや韓国の料理や手芸品、障害者グループの出店等も並び縁日の風景。舞台では、ブラスバンドや空手の実演、和太鼓とサムルノリの迫力ある演奏や沖縄のエイサーもあって大いに盛り上がった。ぼくは多くの友人たちと声を交わし、また映画「白人渡海」のビラを撒く。夜は相談ごと1件。
●11月4日 (月)
多少、過労気味。午前中テレビを見ながら家でゴロゴロ。午後「コスタリカ・キネマ・カフエ」に。友人たちがスタッフで手伝いをしていたが大学生たちが元気。会場は満員。コスタリカは中米の小さな国。ドキュメンタリー映画「軍隊を捨てた国」を見る。コスタリカ市民の平和と軍隊への考えのインタビューや子供たちのいきいきした表情がいい。オキナワの思いをだぶらせながら描かれた作品。自衛隊という軍隊をもつ日本は、「非武装中立」という理想を捨ててしまったのか!
映画を見た後、連休最後の日で車の渋滞する大津は瀬田の病院に。足に腫瘍ができたので手術した仲尾宏さんを見舞いに。手術が上手くいったのか、車椅子でウロウロされていたのでほっとした
●11月5日 (火)
朝一番、映画「白神渡海」上映実行委員会事務局のメンバーが急病で入院との連絡。代表の仲尾さんも入院中だし、上映を10日後に控えてえらいこっちゃ!されど慌てふためいても仕方がない。早い快復を祈るのみ。
午前中,自治労京都市職員労働組合の定期大会。連合京都の会長が政治資金収支偽造報告問題でお詫びの挨拶。つらいだろうな。1年前は自治労中央本部の不祥事もあり、労働組合運動もモラルが問われているが、この大不況時代に組合がしっかりしな世の中、どうなるのや!京都市でもこの7月から3㌫の賃金カットになったが、正念場だよ。元気を出そう!
午後、議員団室で雑務。部屋にいるとぼくは議員団の理事ということもあり、当局の理事者が尋ねてきて市長記者会見で広報発表する資料等を持ってきて説明を受ける。伏見区の高度集積地区(京セラビルの界隈)における産業支援等複合施設の整備について担当者が説明に。また介護保険事業計画の中間報告についても担当者と議論をする。
夕方、映画上映の際に広告を載せていただくところに版下を取りに走る。夜は、ひとくち日誌の打ち込みや議員団ニュース24号がホームページに更新されたのでメールニュースを送る作業など。さらに明日の厚生委員会での資料読み。
●11月6日 (水)
厚生委員会。環境局は本日はほとんど質疑なし。
保健福祉局からは「京都民医連中央病院における細菌検査虚偽報告」事件のその後の立ち入り検査や原因究明委員会の開催状況などの報告が理事者から説明。年内には委員会から報告が出される予定。請願審査では、京都府鍼灸マッサージ師会から出されていた「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律等の遵守」を全会派一致して採択。自民党の委員同士の議論は面白かった。
その後一般質問で「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」中間報告を巡って質疑。11月中にパブリックコメントを募集しているので、京都市のホームページを開いてぜひコメントを!介護保険は定着してきたことは喜ばしいことだが、問題は、保険料の改定だ。来春の2月予算市会で上程されるということだ!頭が痛いよ!
その後。食品衛生功労者・食品衛生特別優良施設などの表彰式に厚生委員として出席。わが友人の店も3軒ほど表彰を受けていた。夜、映画「白神渡海」上映会用のパンフレットの最終原稿の打ち合せ。そして12月に初旬に配布を予定している「市民派議員レポート」の原稿を書き始める。寒くなってきたので事務所に灯油のストーブを入れる。もうすぐ冬やな。
●11月7日 (木)
朝、近所の整形外科に。近くの知り合いのお年寄りがたくさんリハビリに来られていて、ご挨拶。手首の捻挫はほぼ完治し、テーピングもしなくてもよいことになってほっとした。しかい当分力仕事などをしないようにとのこと。
午後、京都府北桑田郡京北町の石浦町長さんと町議さんら15人ほどが京都市役所を訪問。市長と各会派に市町村合併に関する要望書を持ってこられ、ぼくは、民主・都みらい議員団理事として受けとり懇談。京北町は北山杉の産地で林業の緑豊かな町。国道162号線を北へ1時間ほど。常照皇寺の桜は見事。人口は7000人弱。住民の80㌫が京都市との合併を望んでおられ町民の600人が京都市内に通勤、通学されているという。左京区の花背とその境界は接している。今、全国で市町村合併が進んでいるが、今後、京都市会ととしても京北町との合併問題を検討することになる。
その後、雑誌記者が京都市の公共事業のあり方についての取材に来たり、11月市会の議案について理事者が相談に来たりでバタバタする。夜は、事務所で雑務。
●11月8日 (金)
わが後援会の会長柿阪さんと12月から来春の4月末まで借りる事務所の家主さん宅にご挨拶。絶好のロケーションで広さも最適。12月にはオープンする予定。そこを城にして、5期目の挑戦に向けてたたかいを始めることになる。がんばるぞ!手伝いや遊びにきてください。
午後は、「京都市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」中間報告説明会に参加。担当課長や呆け老人をかかえる家族の会の方と医師会の方がパネラー。介護保険制度が導入されて2年余。概ね順調に介護保険制度は定着してきたが、居宅介護か施設介護か、また行政区における施設の地域格差や事業者の情報公開や不正事業者の問題、また質の良い介護サービスになれば、費用もかさみ保険料の改定必要になってくるということなどが議論された。参加者がもっと多いのかと予想していたが、50人ほどの参加者。
夕方、ポスターの張り替えに伺ったお宅は老夫婦の世帯でまた介護問題など話される。相談ごとは、若い友人の結婚の話。また近所の人が亡くなり、深夜、葬儀場の手配などで右往左往。ご冥福を。
●11月9日 (土)
民主党京都府連第5回定期大会。鳩山代表も来られたが意気上がらず。知事や市長に渦中の連合京都会長らが来賓挨拶。党務報告や会計報告、活動方針案、規約改正案などの提案と質疑があった後、会長に福山哲郎参議院議員が就任。ぼくは副幹事長という要職に就任することになった。
大会後、統一地方選挙必勝パーティの開催。500人ほどの参加者。各予定候補が紹介され、来春に向けてのスタートを切ったが、代表選挙後の支持率の低下などを考えると厳しい選挙戦が予想される。中央の民主党のゴタゴタにはあきれるが、京都では、自力での闘いを進める決意だ。負けへんで!
夜、この夏亡くなった藤本敏夫さんを偲ぶ会がキエフで。同志社大学の新聞研究科の諸先輩、「山脈の会」のメンバーや同志社ブントの学生運動の彼の仲間達や縁の人たちが集う。ぼくと藤本さんの出会いは、70年のキューバへサトウキビがりに行って以来の付き合い。80年には「水と土の会」を結成して加藤登紀子さんのコンサートを開催したり、彼が「希望」を名乗って参議院選挙に出た時に応援したりで、そんな思い出を語らしてもらった。かっての闘士たちももう初老。登紀子さんとの出会いなども語られ、昔懐かしいリラ亭のことなど走馬灯のようにわが青春時代を振り返ったひととき。もちろん登紀子さんの看病生活の話と歌もあって、偲ぶ会は同窓会のようだった。ちょっと早すぎた藤本さんのご冥福を。
会には、滋賀県は朽木村生杉で百姓をしている今北哲也が来たので久しぶりにゲリラで飲んで我が家に泊める。哲ちゃんとは30年の付き合い。杣の会(そまのかい)を主宰して今もがんばっている。
●11月10日 (日)
快晴の日曜日。朝から錦林小学校での聖護院自主防災訓練に行き、近くのわが母校近衛中学では「わがまち、再発見!」と題して「近衛フエスタ」が開催。中学校のPTA主催で北白川小、四錦小、錦林小のPTAのなどの協賛での中学校区では珍しいイベント。和太鼓の演奏、吉田幼稚園児の鍵盤ハーモニカの合奏やコーラスに吹奏楽の演奏など多彩な催し物。地域の子供たちや保護者にお年寄りが集って楽しいひととき。地域に開かれた中学校のあり方として素晴らしい試みだと思う。これからも続いてほしい。準備されたみなさん、ご苦労さんでした。
また養徳小学校のグランドでは、養徳自主防災総合訓練が行われていたので激励に。消防分団のみなさんも大活躍。
昼からは、わが事務所の隣の百万遍知恩寺境内での京都自給ネットワーク「収穫祭」に。自然食品の店「菜の花」のメンバーらが中心で、国産の安全でほんまもんの野菜や果物、お酒に魚介類などの店が出店されていて賑わう。指圧のコーナーで寝そべりながら秋の陽射しを受けて体をほぐしてもらう。気持ちよかった!
●11月11日 (月)
事務所で12月に発行予定の「市民派議員レポート」の編集作業。12月には「今、考える左京のまちづくりーまちの明日を考え、語り、創るつどい」を開催の予定。近日中にホームページの載せるのでご参加のほどよろしく。
午後はポスターの張り替えや歯医者に。夕方、映画「白神渡海」上映の打ち合せ。当日配布のパンフレットも印刷に出し、入院中の代表の仲尾宏さんも退院の目途がつきほっとした。みなさん、来てや!
事務所には「新日本プロレス共同企画」の青年が12月4日の西京極体育館でのチケットを持ってやって来る。ぼくは力道山時代からプロレスの大ファン。チケット希望の方は、ご連絡を。
深夜久しぶりに読書の秋。友人の中川六平が編集者で児童文学作家岩瀬成子さんの新刊「二十歳だった頃」(昌文社)を読む。わが娘の名前は奈々だが、その由来はジョウコちゃんの「朝はだんだん見えてくる」からもらった。ジョウコちゃんは山口県岩国出身の同世代の作家。彼女の青春グラフィティで、わが青春時代を送った反戦喫茶「ほびっと」のことももちろん出てくるし、今江祥智さんや鶴見俊輔さんそして亡くなった宅間さんのことなど彼女が出会った人々のエピソードが満載。そして、僕自身のことも喫茶「駱駝館」のことも出てくる。一気に読み耽った。読んで見てや!
●11月12日 (火)
11月市会定例会召集告示。市会運営委員会が開かれ、01年度の一般会計決算が主要な11月市会定例会の日程を決定。19日が提案説明の本会議。21日・22日にKBS京都でテレビ中継のある代表質問の本会議。わが議員団からは、小林・梅林議員が登壇する。会期末は12月17日。
各局の担当者が事前に議案の説明などに来室。01年度の一般会計決算の議案や128億円の補正予算、法人の市民税の課税免除の廃止の市税条例の改正、京都市都市計画職住共存特別用途地区建築条例の制定、北部クリーンセンターの新設請負契約の締結や市営住宅家賃滞納者への訴えの提起などの議案。
夕方、「京都人権文化講座」に参加。近畿大学人権問題研究所の熊本理沙さんの「複合差別を考える」の講演に参加。ジェンダーやマイノリティ、フェミニズムや南北問題、部落問題などの複合した差別問題を自分の体験談を交えての話し。学生時代のセクトの活動家やウイメンズリブの活動家の話を思い出す。
その後、高校時代の友人,白石君の親父の通夜に行く。
●11月13日 (水)
今日から議員会を開催して、各局と議案の勉強会。
まず理財局からは補正予算と01年度の決算概要、法人の市民税の課税免除などの廃止の市税条例の改正の説明があり、質疑。環境局からは、決算と主な事業報告と北部クリーンセンターの新設請負契約の締結の議案について。保健福祉局からは、決算と同じく事業報告と国民健康保険特別会計、介護保険特別会計などの決算報告。建設局も同様に決算などの説明がある。この議員会の勉強会には、各局局長と部長が出席し、委員会で議論する前の前哨戦で、日頃は常任委員会に属していない局とも議論ができるので、ぼくは率先して質疑をすることにしている。貴重な場なのである。勉強会の終了後、今後の日程などを説明。
夕方、大学時代の友人と久しぶりに会い選挙のことなど四方山話をした後、夜は、高野川ライオンズクラブの例会に久しぶりに出席する。10人ほどの小さなクラブで家族的で鍋を囲み新会員の歓迎会。
●11月14日 (木)
昨日に続いて、議員会。
都市計画局からは、決算報告の後、都心部のマンション対策で新たに条例を制定する京都市都市計画職住共存特別用途地区建築条例についての説明など。
午後は、文化市民局と総合企画局からの説明があったのだが、ぼくは議員会を退席して、他の左京区選出議員と共に左京区の保育関係者、園長会と主任保育師会そして保護者会の面々から保育行政についての要望を受ける。措置から契約制に換えようとする国の方針もあるが、この少子化時代に保育行政の充実は大切なことだ。共産党の議員が保護者会の会長をするということは、いかがなものか?京都市全体の保育連盟の会長は自民党の議員だが!
終了後、議員会は総務局との勉強会には参加して、国籍条項の撤廃後の受験採用状況や不祥事対策について質疑をする。
夕方、某保育園の関係者と保健福祉局の保育担当者と懇談会。某保育園では、園長がワンマン経営をしているようで、問題がおこっているようだ。子供たちの健やかな保育には、園長と保育師と保護者の信頼が大切なはずだが。夜は、同志社大学院総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会。23日に予定している総会と懇親会の打ち合せ。
●11月15日 (金)
午前中、事務所でバス旅行会や市民派議員レポートの原稿の校正と打ち合せ。また12月18日に予定しているシンポジウムのパネラーをしていただける方に連絡など。
午後は、議員会の3日目。勉強会は、産業観光局、消防局、教育委員会。産業観光局とは、緊急雇用対策の成果や東京の京都館のあり方、中央市場の状況などを聞く。消防局とは、自主防災会の訓練と防災意識、教育委員会とは、同和教育、新設の養護学校の地元問題などについて質疑。
夕方は、代表質問の原稿書きをしている同僚議員の質問原稿のの仕上がり具合を気にしながら、明日に控えたジャパンコリアフエスティバル・映画「白神渡海」上映会の準備や「京都アスニー」へのフイルムの搬入などでアタフタ。
●11月16日 (土)
朝一番、きょうと教組の教研集会に参加して挨拶。復古調の教育基本法の改正案が答申されたことで、教育現場においてもまた市民的にも議論をまき起こそう!
そして、京都市生涯学習総合センター「京都アスニー」に。この間準備してきた日韓市民交流年ー京都ジャパン・コリア・フエスッティバル、映画「白神渡海」上映会の本番。
代表の仲尾宏さんも手術後にもかかわらず、杖をついての登場でほっとする。アリランのメンバーの舞台入りが遅れてヤキモキしながらも、受付には韓国の様々な物品も並び、在日のチマチョゴリを着たスタッフも彩りを添える。オープニングは、リファダンススクールアリランの踊りと歌、仲尾宏さんのスライドを使って李参平の時代背景と韓国朝鮮と日本の関係の講演、そして映画の上映、さらに梶寿美子さんの琴の弾き語りというプログラム。昨年7月の京都での撮影と上映実行委員会を立ち上げたにもかかわらず、諸般の事情で完成が遅れてイライラしたが、ともかく上映実行委員会を立ち上げた責任において準備を進めてきた。
後援、協賛、広告、出店で協力いただいた皆さん、チケットを買っていただいた皆さん、そして会場に足を運んでいただいた皆さん、そしてスタッフのみんなに心より感謝!来場者も昼の部には220人ほど、夜の部は、100人ほどの入場者があり、ほっとした。仲尾さんの快気祝いを兼ねて打ち上げは「新羅」でささやかに。ビールと焼肉が美味かった。
●11月17日 (日)
雲ひとつない快晴の一日、第12回鈴木マサホバス旅行会。
百万遍の事務所前には明星観光バスがきて、8時前には50人の参加者がほぼそろうが、一人遅れた人がおられて出発は20分ほど遅れる。五条で二人を乗せて、京都縦貫道を通って須知へ、バスの中で市会報告。そして国道9号線を通って加悦から宮津、天橋立から丹後は奥伊根はホテル油屋さんに。日本海の眺めが最高。海の幸を満喫して、抽選会をして、海の見える温泉にひととき入浴してもらって、気分も最高。
その後波穏やかな伊根湾巡り。カモメが遊覧船の周りを飛び交う。紅葉も綺麗で、潮風も気持ちがいい。帰途、海産物センターでお買い物をして、一路京都へ。福知山では多少渋滞したが、百万遍に戻ったのは午後8時30分ごろ。明星観光の皆さん、ご参加いただいた皆さんありがとう。
●11月18日 (月)
朝一番、京都アスニーへ。映画「白神渡海」のフイルムや預けていた諸々のものを撤収に。お世話になりました。
市会運営委員会は、19日の本会議の日程の決定など。
終了後、新島会館で23日の同志社大学院総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の総会と懇親会の打ち合せ。
その後また議員団室に戻り、インターンの同志社大生の三谷さんに議員団ニュース25号の打ち込みをしてもらう。彼女でインターンは12人目。
夜は、玉置一弥衆議院議員のパーティ。中野寛成民主党幹事長の顔を初めて見るが名刺を交換する気もおこらず。その後、「白神渡海」上映実行委員会のスタッフと決算の見通しを協議。みなさんのお陰でなんとか大きな赤字も出さずに済みそうだ。ほっとした。
●11月19日 (火)
11月市会定例会の始まりの本会議。桝本市長が冒頭に挨拶して、高木副市長が13年度一般会計決算報告と補正予算やその他の議案の説明して、散会。
その後、議員会。各議案の取り扱いを検討。北部クリーンセンターの工事契約議案以外はすべて委員会付託をすることに。
午後は、議員団ニュース25号を組合や各局に配布。階段を上ったり下りたりで汗が出る。
夕方、北白川は半鐘山の開発問題で、地元の皆さん数人と久しぶりに会って、ユネスコの世界遺産センターに世界遺産の銀閣寺のバッファゾーン内にあるとの指摘や古都保存の歴史的風土特別保存地区に指定への要望やその取り組みについて懇談。緑地保全の請願も市会で採択もしたが、市街化区域の中で開発は許可され、工事は進んでいる。開発をストップさせる手立てはないか、もういちど考えようと思う。
夜は、事務所にモンゴルの留学生が訪ねてくる。大相撲でモンゴル出身の朝青龍が元気だ!メールでプロレスニュースを配信。
●11月20日 (水)
市会運営委員会。各会派が議案に対する態度表明。北部クリーンセンターの工事契約議案について、共産党は委員会付託の動議を出すが賛成することを表明して、その他のすべての議案については全会派そろって委員会付託をすることに。明日の本会議の日程を決める。
午後は、昨日に続いて市役所内を議員団ニュースの配布。またダイオキシン調査のことや住民基本台帳のネットワーク化の問題なので担当者と懇談。さらに市民派議員レポートの校正に印刷屋に走る。
夜は、地元の十二提灯神輿保存会のご苦労さん会。一応ぼくが会長なのでお礼を述べて会計報告や今年の巡幸の反省をしつつ懇談。子供剣鉾のことで話が盛り上がる。長老たちが元気だ!
●11月21日 (木)
本会議。
先日の厚生委員会で審査、採択した「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律等の遵守」を全会派賛成して採択。議案の取り扱いについては、13年度一般会計決算は普通決算特別委員会に。市税条例の一部改正などは常任委員会に。補正予算は普通予算特別委員会に付託することに。北部クリーンセンター新設工事請負契約の締結については、共産党が委員会付託の動議を出したが、厚生委員会でぼくも議論をしてきたし工事の着工が急がれるので、議案には共産党も含めて全会派賛成で決着。
午後からは、KBS京都のテレビ中継が行われる中、代表質問。自民党から西脇、井上、田中セツ子議員が、共産党からは妹尾議員が登壇。京都市政の様々な諸課題について質疑。京北町との合併問題については研究会が設置され、今後検討されることに。京都民医連中央病院の検査虚偽報告問題や共産党議員が北朝鮮の拉致事件問題に触れたときは野次が飛びかうが、後は睡魔との戦い。
終了後、議場で普通予算特別委員会の正副委員長の互選など。ぼくは、第2分科会で環境局、保健福祉局、都市計画局、消防局、建設局と質疑することになる。
夕方、同志社の総合政策科学研究科事務室に行き、同窓会総会に必要なものの積み込みなど。
●11月22日 (金)
本会議。代表質問の二日目。
午前中は、共産党の中村、玉本、そしてわが民主・都みらい議員団からは小林あきろう議員が、得意のバイオディーゼル燃料・使用済みてんぷら油の市民の回収運動と青少年関連施策の推進体制について、さらに国会議員アンケートを踏まえて、京都の町並み景観保全について質疑。
午後は梅林等議員が、ヨーロッパの先進都市の交通政策などを紹介し、また木屋町通を不法占拠している看板や自転車の写真を示しながら、京都市のまちづくりと景観、環境、交通政策問題などについて総括的な見解を市長に求めた。その後、公明党は柴田、中西議員が質問。予想通り、拉致事件問題で共産党とやりあう。
夜は、民主リベラル京都労組懇談会のメンバーと。また前原衆議院議員の秘書としてこの間頑張ってきた中野洋一君が来春東山区から立候補するので、沖縄料理を食べながら激励。東山区のみなさん、自転車でがんばっている彼をよろしく!
11月27日(日) 23日(月)~26日(金)分掲載
●11月23日 (土)
朝から中央市場第一市場に。市場の75周年を記念しての市場まつりのオープニングセレモニーに参加。
ぼくは、市会議員選挙に2度目の挑戦も惨敗したのち、34歳から38歳まで4年間、毎朝4時過ぎから中央市場で働いていた。4年ほど前、ぼくが働いていた仲買の会社も倒産したけれど、その店舗の前がセレモニーの場所だった。マグロの解体や生鮮物が安く売られて市民が多数詰めかけて大賑わい。でも近年の中央市場は、閑散としている。久しぶりに昔一緒に働いていた仲間と再会。中央市場に未来はあるのか!
早々に地元に引き返し、近所の「むつ」のお父さんの告別式。
紅葉きれいな修学院は,日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウスのもみじまつりに、同志社の竹中正夫先生らと懇談。
それから北野のこども文化会館の「第11回 民族文化にふれる集いー豊かな文化との出会いと交流」に。京都市教育委員会が「外国人教育基本方針」を策定して10年。外国人教育に頑張っている友人の教員たちに会い、仁和小学校の子供たちの歌や、民族学校の子供たちの踊り、郁文中学校二部のオモニたちの歌を鑑賞。
それから、新島会館での同志社総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の総会と懇親会。ぼくは今期から総政会の副会長ということでお手伝いをさせてもらっている。会計報告など総会を淡々と終えた後、修了生の毎日新聞記者・猪狩淳一氏の「コラボレーションのすすめ 新聞社と大学の産学共同の実践から」と題した講演。かっては京都市政担当の時からの友人で、現在「毎日インキュベーションセンター」のプロデューサー。NewsMLエディターの開発など産学共同の研究開発の話は面白かった。懇親会には大谷総長、また大学院の都市政策論の講師でもある高木京都市副市長、ゼミの伊多波先生らにも来ていただき感謝。大学院で学んだ同窓生たちと旧交を温め、また新たな出会いがあるのは楽しい。来春の選挙に勝ったら博士課程に行きたいな!
●11月24日 (日)
朝一番、大原から滋賀県は花折峠、葛川経由、1時間のドライブ。運転はNにお願いして、左京区は最北部久多に。紅葉も終わって初冬の景色。オートキャップ場での花背・久多・広河原各消防分団の合同山林火災訓練の激励に。
それから、滋賀県は朽木村の最北、生杉まで車を走らせ、杣の会(そまのかい)の今北哲也君に会いに。この鯖街道を歩いたのは、高校時代だったろうか。その先を峠を越えれば福井県だ。時間もなく挨拶もそこそこに.
すぐに久多に引き返し、振興センターで食事をしようと思ったら、テニスを終えた市役所のOBの皆さんに会う。びっくりしたな。そして、初冬の能見峠を越えて、広河原に。スキー場の隣の喫茶店はわが友人の店。ハニーレモンが体を温めてくれた。所々で知人宅にポスターを貼ってもらいながら、花背ではふるさと森都市交流センター、教育委員会の花背山の家、さらに山間部の百井の青少年交流センターに立ち寄り、大原経由、帰えったのは、4時をまわっていた。左京区は、ほんまに広いよ!
風邪をひいた感じ。事務所で、明日の普通決算特別委員会の環境局との審議を控えて質問のメモ作り。8時頃に家に帰ってテレビを見ながら熱燗を一杯。
●11月25日 (月)
普通決算特別委員会が始まる。二つの分科会に分かれて決算審査をするのだが、ぼくは第2分科会に所属。
まずは、環境局。01年度の環境局の歳入と歳出の説明が冒頭にあり、自民、共産、民主、公明の順番にひとり概ね30分の時間で質疑をする。地球温暖化防止対策からゴミ問題まで話題は多い。
ぼくは、先の本会議で賛成した北部クリーンセンターの工事契約議案と今後の進捗の見通しと今後の施設整備計画策定の問題、全量焼却から分別リサイクルに変わってきた京都市の環境行政・ゴミ問題の変遷を振り返って局長に答弁を求め、東北部のクリーンセンターの稼動に関し、公害防止協定を地元と締結することを要望した。ダイオキシン対策では、エルコープがこの春調査した松葉によるダイオキシン調査による取組みと結果をもとに、京都市の南部久御山町での数値が高かった原因について、さらに環境影響評価の事例などについて質疑をした。
夕方5時前までの委員会。風邪気味で鼻が詰まって調子は悪し。鬼の撹乱。夜は、明日の委員会での保健福祉局との質疑の準備で各課のホームページをチェック。この春の頃に比べて格段によくなっている。
●11月26日 (火)
決算特別委員会の2日目。保健福祉局との審議。介護保険や少子化対策などが大きな話題。
ぼくは、民医連の虚偽報告の原因究明を求め、住民の福祉を守るための福祉と医療と保健のネットワークの要である保健福祉局の重要さ、先日参加した介護保健計画中間報告の説明会のことと市民の意見の分析、変わり行く保育行政のあり方、またアトピー対策、そして、閑話休題、カンピロバクター食中毒について質疑をする。カンピロバクター食中毒は、生の鶏肉によって発生するので、気をつけよう。
他の委員が質問をしているときは、どうしているか。色々な質問が出るのでメモをとったり、内職をしたり、睡魔との闘いだ。委員の中には、何を言っているのか、趣旨もようわからん人もいるけれど、それに答える理事者もたいへんだ!ご立派!
この決算特別委員会は、モニターテレビで傍聴できるので、いちど見に来て下さい。夜は、質問のメモづくりと滞っていたひとくち日誌の打ち込み。
11月27日 (水)
決算特別委員会の3日目。保健福祉局の2日目、昨日に続いて質問に立つ。高校生への教育扶助資金、来春オープン予定のボランティアセンターと市民すこやかセンターの運営、ハンディマップの作成や人にやさしいまちづくり要綱と交通バリアフリー全体構想について質疑をする。
議員の大きな仕事は、本会議や委員会で発言することだ。政策全体や市民の声を反映することや、たまには地元の要望を述べることもある。各会派の持ち時間が決められていて、日々10数人の委員が質問に立つ。午前10時から夕方5時過ぎまで質疑は続く。今は二つの分科会に分かれて審議をしているので、総合企画局、総務局、理財局、文化市民局、教育委員会、産業観光局とは、ぼくは今回審議できないので、残念だ!
議員インターンの主催者、ドットジェイピーの学生スタッフが来て、来春の受け入れについて打ち合わせ。夜は、明日の質問の準備に都市計画局のホームページをチェック!
●11月28日 (木)
決算特別委員会の4日目。今日は、都市計画局。
都市計画局と審議する機会は、2年ぶり?気合も入る。今春以来の職員の不祥事について、二度と起こさないシステムの確立を要望し、質問に入る。この15年間の京都市の都市計画、とりわけ景観論争、マンション紛争などをふまえ変わってきたまちづくりの動向について、交通社会実験について、昨日保健福祉局と議論をした交通バリアフリーと人にやさしいまちづくり要綱について質疑をし、地元は北白川半鐘山の開発問題を振り返り、ユネスコの世界文化遺産の指定を受けている銀閣寺のバッファゾーン内あるという指摘をどう受け止めるのか、緑地保全なり、古都保存法に基づく歴史的風土特別保存地区の指定の可能性等質疑し、地元の皆さんはなんとしても保全をしたいという暑い思いがあることを伝える。
6時前に委員会は終わる。夕方、議員団と市長らと諸般の課題を巡って懇談。
終了後、久しぶりに同僚の議員とワイワイやる。
●11月29日 (金)
決算特別委員会5日目。消防局との審議。自主防災会の総合訓練のあり方、事業所の自衛消防隊のあり方や非常持ち出しグッズの販売と廃屋などの実態調査と改善指導のことなどを質疑。3時過ぎに委員会は終了。
夕方、京都市埋蔵文化財研究所に。職員組合主催の「埋蔵文化財の活用を模索する学習講演会」に参加。講師は、友人の水口保さん。彼は修学旅行生たちの教材を企画編集する仕事をしていて、「学校教育に埋文事業はどうかかわっていけるのか」というテーマで、学校教育の変容や総合学習や修学旅行においての埋文事業展開に対する提案などをまたエコ修学旅行のビデオを見たり、「土笛」を使って提起。
また小林あきろう議員らが主催した「西陣再生と国家プロジェクト」と題したシンポジウムをハシゴ。立命大のリムボン教授のゼミ生や西陣の関係者、高木副市長らが発表と討論。ゆっくり議論を聞きたかったが、西陣のことは上京区のみなさんに任しておいて、埋蔵文化研究所のメンバーとの懇親会に。開発行為や公共事業も減少して埋文研究所の存続は、大きな問題だ。
●11月30日 (土)
久しぶりに午前中はゆったり。昼から部落解放同盟田中支部の支部創立80周年記念集会に参加。ぼくは30年前、学生時代のアルバイトで大丸の配達をしていたことがあって、田中を配達していた。今の高層住宅が建つ前。住環境は劣悪な時、あれから同和対策事業として、改良住宅が建てられ田中のまちも随分変わった。この春、特別施策としての同和行政は終結したが、これから部落解放運動は、市民の共感を得る人権文化運動に変わって行くことを期待したいと挨拶させてもらった。昨年亡くなった駒井昭雄さんの奥さんの言葉には、心に沁みた。ご冥福を。
ウイングス京都へ。友人の山崎博子監督のドキュメンタリー映画「タラウマラの村々にて」を見る。
メキシコはタラウマラというところで、NGO「風の学校」の石田恵慈さんが黙々と井戸を掘る作業と村人との交流を描いた作品。飄々とした石田さんの表情は素敵だ。スペイン語を久しぶりに思い出す。また映画の後の彼女と西村恭子さんのトークも面白かった。
夕方、民主党京都府連の四役会議。11月の大会でぼくは副幹事長になったのでこれからこの種の会議には出席しないかんようになった。で、突然降って沸いた宇宙人鳩山代表の新党問題?のことを福山議員らから聞く。宇宙人はいったい何を考えているんや!民主党は今や奈落の底やで。ええかげんにせよ!京都は中央から独立しよう!
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