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       鈴木マサホひとくち日記 
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2003年6月

                 


●6月 1日
カミさんが謡を習いに行っているご近所の中井さんの告別式。病床でぼくの当選を喜んでいただいたとのこと。ご冥福を。

昼すぎ、伏見の京都市消防学校グランドでの「京都市消防団総合査閲」に。わが左京の岡崎消防分団がトップバッター。分団長以下、通常点検を緊張されながらもこの間の訓練の成果を披露される。その後、各行政区の10の消防分団がそれぞれ奮闘。女性分団員もがんばっておられる。右京区の高雄分団は人数も多く、その見事な動きに会場から歓声が沸く。小型動力ポンプの操法の訓練の披露があった後、岡崎分団のみなさんを応援に来ていた地元の消防分団の団長さんや府市会議員とともに激励。曇天で暑くなくてよかった。

帰途、久しぶりにパチンコ。夜は、ビールを飲みながら阪神・巨人戦。最終回に阪神、逆転サヨナラ負け。たまには負けるもんや。そやけど今年は行くかな??


●6月 2日
事務所で雑務。この間来ていた郵便物の整理。左京消防署長が来所。昨日の総合査閲の結果の報告など。岡崎分団は6位入賞。高雄分団がやはり優勝した。

午後は、土木事務所に行って、地元の近衛通の広場の改修工事について地元の人の意見を聞く懇談会を開催するように要請。近接者は色々な思いを持っておられるので調整をしなければならない。地元の議員としてその調整をさせていただくことにする。

明星観光バス労組の委員長のご母堂の告別式。夜は、自治労清掃支部が中心になってこの6月に京都で開催される全国清掃集会の前段のレセプション。環境共生型の都市を目指す京都にとって環境局でがんばる清掃労働者の役割は大きい。全国集会が成功することを期待。


●6月 3日
午前中、大原の大原記念病院に行く。現在病床にある知人の今後のことをケアマネジャーさんと相談。ケアハウスなども見学させてもらう。

午後は、議員団室で新人議員が編集してくれた議員団ニュースの校正。今までインターン生などに手伝ってもらって、ぼくが議員団ニュースを発行していたが、今期初当選したわが議員団の山岸、おんづか両議員は優秀。ふたりがこの5月市会の結果をまとめてくれる。これで、ぼくも楽になる。

夕方は、地元の近衛通の広場の改修工事を巡る懇談会の日程調整するべく、近接住民や町内会長さんを訪問。その後、事務所でこの間サボっていたひとくち日誌の打ち込みなど。


●6月 4日
午前中、相談ごと。四条通の地下通路の活用策について色々とアイデアを聞くが、現実性に乏しいと思う。

午後は、この7月からぼくは京都高野川ライオンズクラブの会長を引き受けることになったのだが、次期の幹事さんと打ち合わせ。わずか10人ほどのメンバー。誰かメンバーになってくれませんか?

その後、左京区役所に区長を尋ね、区政の課題について四方山話。夜は、友人の議員と議員団のことや市会運営や市長選挙のことなど愚痴話。ぼくらは孤独やで。久しぶりに酔っ払う。


●6月 5日
午前中、京都フットサルフエスタを主催されている大橋さん、来所。フットサルとは、5人でやるサッカー。ブラジルでは盛んらしい。京都で大会を開催されて5回目、今年は10月5日に府立体育館で。詳細は京都フットサルフエスタ実行委員会のホームページを。民主党の福山参議院議員らもチームを組んで去年はがんばった。ぼくは応援のみ。

午後、新事務所移転に伴う電話回線のことなどでNTTの営業所へ。ADSLを引くことにする。また久しぶりに、歯医者に行って歯石を取ってもらう。入れ歯にならないようにしっかり磨こう!

夕方、司法試験にがんばっている青年から相談ごとひとつ。夜は、自治労市職の書記長のお母さんの通夜に参列。


●6月 6日
下京区は河原町通正面は菊浜小学校跡地にオープンした「ひと・まち交流館京都」の竣工式。先日の代表質問でもこの開設に関して質問をしたが、市民参加型の長寿すこやかセンター、福祉ボランティアセンター、市民活動総合センター、さらに景観・まちづくりセンターの4つが一緒に入った建物。無料の会議室や老人の短期入所施設も併用されており、市民が協働して、活力ある地域社会の実現を目指すための拠点。立派な建物だ。大いに活用してください。

「いちひめ雅楽会」の演奏に始まり、市長の式辞や来賓の議長の挨拶や愛称募集入選者の表彰など。その後施設内を見学。開館記念イベントがアグネスチャンさんや上野千鶴子さんなどを招いて6月21、22日の両日行われる。参加ご希望の方は、電話354-8721の市民活動総合センターに。

午後は、議員団室にて次回の議員会について協議。また議員団ニュース29号が完成したので、市役所内を新人議員の山岸、穏塚議員を連れて挨拶回り。時には、各局長室ではお茶をいただきながら、しばし懇談。


●6月 7日
事務所にNPO法人ドットジェイピーのスタッフの立命館大学の学生さんが来所。ぼくは、2000年の春から議員インターンシップを受け入れ始めて4年目(もちろん京都市会ではぼくが最初だ)。春休みと夏休みの2回で、今まで7期14人の学生に研修に来てもらっている。今年の春の選挙も彼らは大活躍をしてくれた。すでに就職をして社会人として頑張っている者やこれから就職活動に突入する学生など。

彼らの出身大学は、立命、同志社、竜大、奈良大、京大。男子学生は9人、女子は5人。本会議や委員会の傍聴や議員団のニュース作り、市政報告会の準備やポスター貼り、市民相談ごとに同席をさせたり、パソコンでメールニュースを送ってもらたり、政策の勉強をしたり、街頭演説でビラを配ったり、もちろんビールも一緒に飲む。いわばぼくが日々活動をしている姿を見せている。

今年も受け入れることにしたので、希望者はドットジェイピーのホームページを見てください。ぼくの学生へのキャッチフレーズは「オヤジと仕事をしたい学生は来たれ!」。元インターンの諸君、この夏の終わりか秋に同窓会をするぞ!なおわがホームページの「ワカモノとセイジ」は、彼らの感想や活動報告のページ。ご笑覧のほどよろしく。


●6月 8日
6月の日曜日は、例年のように地元の吉田山を美しくする会の清掃事業。天気もよくて地元のみなさんと一緒にゴミ拾い。吉田山は小さい頃からの遊び場、隠れ家を作ったり、探検ゴッコをしたりしていた。今ではたまに散歩をすることもある。10年ほど前にマンション建設計画があったときに、地元のみなさんのマンション建設反対の請願を採択して、緑地保全として京都市が買収をして、大文字山を望める公園も開設された。ブラブラ散策しながら歩いたが、ゴミはほとんどなし。以前に比べてきれいになった。久しぶりに心地よい汗を流す。

午後は、知人を介してフイリピン女性の生活相談、日本人と結婚をしたが、暴力的な夫と離婚をして、3人の子供がいて生活が苦しくどうすればいいだろうか、という相談。福祉事務所に行ってもらうように手配を約束する。ぼくがサマール友好協会のメンバーとフイリピンに行ったのは、もう8年程前のこと。夜は、友人のネクタイ屋の川島君がオーダーメードの店を出すということで、シャツを作るために採寸をしてもらう。


●6月 9日
バリアフリーのまちづくりに頑張っておられる「ぬくもりの会」の村田さんが来室。車椅子で行きやすい病院や診療所の調査を独自でされ、その結果を持ってこられる。交通バリアフリー法が施行され、また「ひとにやさしいまちづくり要綱」に従って、京都市も取り組みが進んでいるが、歩道の段差解消や車椅子で入れるトイレの開設など、課題は山積だ。村田さんの活動には脱帽。

午後は議員会。理事から今後の常任委員会の運営のことなど報告を受けて、また他都市調査のこと、海外視察のこと、議員団の予算のことなど議論。議員同士「センセー」と呼ぶのを止めようという提案もあり、うれしくなる。

夜は、伏見区の共同作業所「福祉工房P&P」の運営委員会。設立されて3年、ぼくも運営委員。7人の障害者がパソコンを使って、版下の作成などをしている印刷屋。NPO法人の立ちあげや事務所移転のことなど課題はたくさん。知恵を出し合う。印刷の仕事があったら、回して下さい!


●6月10日
事務所移転の準備に係るが、遅々として進まず。山ほどの資料をどう捨てるか、頭が痛い。

午後は、保健福祉局の担当者と吉田山の学童クラブの建物について協議。色々と解決をしなければならない課題はあるのだが、ボーイスカウトや地元住民が利用できる建物として活用できるように要望。

夜は、今枝徳蔵議員が経営している「ちゃんこ・横綱」で2年前にアメリカに海外視察に一緒に行った議員が集い、田中セツ子議員の議長就任を兼ねて懇親会。彼女は、元砲丸投げの選手だったとかで、スポーツウーマン。長く市職員の経験もあり、現在4期目。京都市会情報公開条例の制定の時は、お互い理事として、丁丁発止した仲。京都市会は女性議長が2代続くが、さらなる議会改革の推進に向けて議長としてたのみまっせ!市長選挙のことなども話題。


●6月11日
在日の友人とランチ、民族(外国人)学校の処遇に関する問題などについて相談ごと。文部科学省が「インターナショナルスクールに限って大学受験を認め、朝鮮学校や、韓国学校、中華学校などアジア系の民族学校には認めない」と発表したこと対して、大学受験ができるようにという要請運動のことなど。拉致問題や核疑惑問題など日朝間には暗雲が立ち込めているが、在日の人々の人権が侵されてはならないとぼくは考えている。この5月市会でも、同じ趣旨の意見書の提出を巡って議論をしたところ。署名活動など協力できるところは支援するつもり。

午後は、一乗寺で側溝が詰まって水が流れにくくて悪臭がするという市民の相談ごとがあり、現場に走る。

夜は、新日本プロレスが西京極の体育館であって、ほんまは行きたかったのだが、京都高野川ライオンズクラブの例会があり、次期会長ということでサボるわけにも行かず、残念。


●6月12日
 このところ、なんやかんやと相談ごとで、人に会うことが多い。今日は、他都市における固定資産税のことで相談も受け、友人の議員を紹介することにする。また大学の先輩で、水問題についてNPO法人を設立したいので協力要請の相談も。それぞれの思いは、ようわかるのだが、どう解決するのか、また協力が出来るのか、頭を悩ます。

夜は、市会報告を京大会館で。電話やビラで宣伝をしなかったが、雨模様にも係わらず15人ほどの参加者があり、5月市会の報告。副議長人事などの苦労話やまた代表質問について、とりわけ市民参加推進条例制定の裏話など。また参加者からも色々とご意見をいただく。

この春は、左京区各所で市政報告会を開催し、また選挙中は、連日連夜、個人演説会を開催したが、よくもあれだけのエネルギーがあったものだと自分で思う。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。これから随時、各所で小さな市政懇談会を開催したいと思いますので、その節は、ぜひお越しください。


●6月13日
聖護院は熊野神社交差点東100㍍のメタボ岡崎2階の新事務所の契約を済ます。丸太町通に面していてええ場所や。階段も広いし日当たりも最高。それに10坪もあって、広くなった。快適空間。ぜひお立ち寄りください。

昼、コムページの牧野君と会って、わがホームページのリニュアルや管理のことで相談。彼の主宰するコムページには左京区の情報が満載。この2ヶ月、ぼくのページの書き込みをサボっていたが、また色々と書くつもり。

相談ごとは聖護院の今西さん。心の病を持っている人たちの居場所「心の交流サロン」の開設に向けての相談。精神保健福祉施策の充実は、大きな課題。出来る限りの支援はしたいと思っている。

夕方は、わが地元の近衛広場の改修工事を巡って、近接住民と土木事務所と下水道局の担当者に来てもらって、住民の要望を聞いてもらう。調整役もたいへん。


●6月14日
家の近くの福ノ川町のデコボコ道路の補修について現場を見に行く。確かこのあたりは私道なので、色々と難しい。

国際交流会館では国際交流協会と韓国民団と朝鮮総連のみなさんが一堂に会した「めあり会」に出席。オモニ達の作ったコリアンフーズを食しながら、チョゴリを着飾った女性たちの歌。上田正昭先生らにお会いする。日朝関係が最悪の時に、国家や団体を超えて市民の交流が求められる。

その後、吉田は河原町、川端荒神橋は関西電力のテニスコート跡地に予定されている住友不動産のマンション計画の説明会に。近隣住民など50人ほどが集まっておられた。7階建ての大きなマンション計画でわが娘がお世話になったペスタロッチ保育園の前が車の出入り口になる予定で、工事中のことや電波障害や様々なことが憂慮される。最後に「地元の市会議員」と名乗って、今後の予定などについて発言をする。


●6月15日
どんよりとした日曜日。朝一番、自治労京都府本部の現業部会のみなさんの鴨川クリーンキャンペーンに。五条木屋町の公園に集合して北上。鴨川は色々な団体が清掃活動をしていて、随分美しくなっている。参加された組合員のみなさん、ご苦労さん。その後入院中の同僚の議員を見舞うが、外出中だった。

百万遍の事務所の横の知恩寺境内では毎月15日恒例の手づくり市。もう10年以上続いていて、今では境内狭しと店が出ている。弘法さんや天神さんのように京都名物になった。ブラブラされたら楽しいですよ。

夕方、京都市埋蔵文化研究所の労働組合から掲載依頼のあった組合新聞の原稿書き。埋文研との付き合いは長い。10年以上前に大衆団交に同席した以来、埋文研のあり方について注目をしてきた。歴史都市京都になくてはならない団体。厳しい財政だけれど頑張って欲しい。

夜は、ビールを飲みながらナイター中継。阪神、巨人にサヨナラ勝ち!片岡選手がやったね!18年ぶりの優勝や!ほんまかいな?


●6月16日
とある保育園の問題で関係者が来られてその内情を訴えられる。園長がワンマンで働く保育士さんたちが長く続かない。子供たちにとって不幸なことだと思うし、職員さんの給料も問題がありそうだ。担当者と協議をして、その対応策を練ってもらう必要がありそう。

自治労市職労の中央委員会で、この春の選挙で推薦してもらった議員らと参加。御礼の挨拶と今後の決意を述べる。

北岡ちはる府会議員、来室。京都府と京都市の二重行政のことや府市協調について議論。政令指定都市と都道府県の関係は、長い歴史もあり、たいへん微妙だ。

夜は、前原誠司衆議院議員らと懇談。話題の中心は、民主党の今後のことや国会状況、そして市長選挙のこと。桝本市政の2期をどう検証するのか、またマニフエストをどう作るのか、また無党派層のことなど色々と議論。来年2月に向けて慎重に考えていきたい。


●6月17日
熊野の新事務所にADSL回線を引いてもらう。夕方にはNTTの別の担当者に来てもらって、インターネットの接続をしてもらう。素人のぼくにも接続できるように説明をしてもらう。無事に工事は終わって、夜になってようやく作業が出来るようになる。

途中、議員団室に行って某区役所の生活保護の担当者と会って、以前から相談を受けていた家賃の滞納の問題について解決策を協議。ところで京都市の生活保護世帯は1000人に23人と言われているが、行政区によっては30人を超えるところもある。生活扶助費の額は巨額になる。この不景気でリストラに遭った世帯や高齢者の世帯が増える一方で、ケースワーカのみなさんのご苦労もたいへんだろう。夜は、久しぶりにひとくち日誌を打ち込む。


●6月18日
左京区は岩倉北小学校のプール竣工式。雨模様で教室で式典が挙行された後、小雨混じりの中、ステンレス製のプール開き。古式にのっとった泳法が披露された後、6年生が歓声を上げて泳ぐ。雨模様でちょっと可哀想だった。この岩倉北小学校には、地元の保護者の協力により、「ふるさと館」が設置されており、農機具や昔の写真や草花などの展示など、興味深い。地域に開かれた学校として取り組みが進んでいる。

午後は、京都会館での自治労全国清掃集会に。全国から800人の清掃労働者が集い、今後の環境行政を考える大会。精華大学教員のわが友人の板倉君が講師。アフリカはナイジェリアでの経験や京都の環境行政について講演。

夕方から夜にかけて12年間お世話になった百万遍の事務所の資料整理にかかるが、多くの行政資料もあり一向に片付かないが、同和問題に係わる資料は全部捨てることにする。


●6月19日
午前中、先日来協議してきた近衛広場の地元のみなさんの案がまとめられたので左京土木事務所に持っていってその実現に向けて協議。クリアしなければならない問題もあるが、基本的には地元のみなさんの思いは伝わりそう。

午後、京都府開庁記念日記念式典に。京都市議が京都府の行事に呼ばれることは稀だが、4期勤めた京都府内の市町村議員さんらと市町村自治功労者表彰を受ける。京都府内には、12市31町1村の合計44の市町村があることを初めて知った。2年先には市町村合併でだいぶ減少するだろう。

式典では、国際交流をめざした京都府名誉友好大使の任命式も行われ、中国、インドネシア、韓国、ロシアの民族衣装に着飾った留学生が任命され華やいだ雰囲気。

夜は、市役所幹部の先輩らと久しぶりに一献傾ける。話題は、もちろん市長選挙。焼酎がまわった。


●6月20日
ライオンズクラブの次期クラブ三役研修会。わが京都高野川ライオンズクラブは、ライオンズクラブ国際協会335-C地区に属している。現在この地区には122のクラブがあるのだという。参加者リストを見ると京都府内はもちろん滋賀県や奈良県からも来ておられた。色々な行事がたくさんあるが、わが京都高野川ライオンズクラブは、背伸びをせずに10人ほどのメンバーで和気あいあいと楽しくやっている。異業種交流が出来て、また友人もできて、それはそれで意義はあると思っている。

夜は、この夏開店30周年を迎える酒房「ふかお」で、高校時代の先輩と市政について四方山話。改革しなけばならない課題はたくさんある。


6月21日
民主党京都府連の四役会議。玉置、福山、松井、山井議員らと。国会情勢の報告や衆議院選挙の1区、5区、6区の候補者擁立問題や参議院選挙に向けての取り組みなど議論。自治体議員ネットワーク結成に向けて提案をする。

夕方は、同志社大学院総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会。11月23日に予定している総会のことなど。ぼくは、開講した95年入学の一期生で修了は98年の春。一昨年の秋から役員をしている。懇親会を「キエフ」のビアガーデンでワイワイやって、総会の目玉は、今春の選挙に立候補した修了生をメインにパネルデスカッションをしようということに。京都府会議員になった中小路君や上村君もそのメンバーだ。松下政経塾に負けヘンのや!


●6月22日
うっとおしい梅雨空。色々と行くべきイベントはあったのだが、立ち上がれず。NHKで将棋を見て、昼からは、事務所の引越しに備えて、一日中珍しく外出することもなく、家の本棚や納戸の整理。

若い頃に書いたり編集した「ベトナム通信」「週刊アンポ」「思想の科学」「月刊地域闘争」「現代人」、また最初に選挙に出た時の新聞記事や初当選した時の写真、さらに友人たちが出版し謹呈してくれた本やそれなりに貴重な行政資料やプロレスや山の本など、捨てるのは惜しいものが山ほど。青春時代を思い出しながらチンタラと4年に一度の大整理。くたびれてビールを飲みながらテレビを見て寝た。


●6月23日
久しぶりの財政総務委員会。

産業観光局からは、新京都市商業振興ビジョン(仮称)の策定についての説明があり質疑。この策定についての今回の特徴は、大学コンソーシアムに集う若手の研究者などの意見を取り入れることで、京都の都心部や商店街の活性化を図ろうとするもの。斬新なアイデアと実効性のあるビジョン作りをしてほしい。ぼくもひとこと発言した。また「きらめき企業支援融資」「ものづくり元気融資」の創設についての説明も。

総合企画局からは、「国家戦略としての京都創生の提言」について説明と質疑。わが議員団の小林議員が昨年の11月市会で言及したことが実現した。梅原猛先生を座長にした懇談会から京都創生のための財源、景観の保全・再生・創造するための歴史都市再生法の制定、京都歴史博物館の建設、観光立国として京都を戦略的拠点になどの提言。

総務局からは、「京都市・京北町合併問題研究会に係わる調査報告」について説明があり、合併協議会を9月市会で提案したいという。北桑田郡京北町は、人口7000人弱、2100世帯。一般会計予算は46億円。昨年の11月に町長、町議らが揃って京都市に要望に来られた。左京区の広河原が北桑田郡から編入されたのは、昭和32年のこと。17年の合併に向けて作業が進むことになる。また「京都新世紀市政改革大綱にもとづく事務事業の見なおしなどの具体的取り組みの進捗状況について」の説明もあった。

理財局とは、右京区の「イマジカ跡地の利用計画の策定と地元の委託管理の請願」について審議するも、今回は継続審議にすることに。終わったのは4時過ぎだった。

途中昼休みに、聖護院消防分団の後援会総会に走る。消防分団員や聖護院の各種団体の役員さんや府市会議員も数人参加。河道屋さんの美味しい蕎麦を食して、挨拶を簡単にして市役所にトンボ帰り。

夕方、「東九条マダン」の報告書を若い友人がわざわざ届けてくれる。人権問題や部落問題について議論。深夜までかかって、さぼっていた「ひとくち日誌」打ち。


●6月24日
雨が激しく降る梅雨の一日。以前に市民から浸水対策のことで相談を受けていた個所などを巡回。いずれもたいしたことがなくてほっとした。また事務所移転の雑用など。

同志社は今出川キャンパスに。総合政策科学研究科の「事業評価システム論」の講義に参加。この春博士過程を修了した宇治市職員の松田さんが講師。「これからの政策評価システム」(中央経済社・伊多波良雄教授編著)にぼくは、「体験的政策評価論」と題して一章を書いているのだが、松田さんは「事務事業評価システムの実際」と題して、200の地方公共団体にアンケート調査をし、また最新のデータ-を取り入れながら各自治体の政策評価の実施状況とその意味を講義。95年に開講した総合政策科学研究科で、ぼくは多くの自治体職員とともにともに学んだ。

来る7月15日(火)には、先日の代表質問を踏まえて、京都市の評価システムの実情などについて講義をするぞ!来聴歓迎!

帰途、ぼくのホームページを見て、メールで違法駐車の苦情をもらった個所を見に行く。駐車禁止になっていないからか、とある道路に多数の車が駐車していた。これは早速警察に言いに行かなくては。


●6月25日
午前中、地元の近衛広場の改修を巡って、住民から公衆電話ボックスの撤去の要望があったのでNTTに行って担当者と協議。ライフラインの確保と営業面から見てもNTTとしては、当該の電話ボックスを残しておきたい意向があることを理解するも、近接住民からは、真夜中に大声で喋る声で寝られないので撤去を求めれれている。住民に再度協議をしてもらうことにする。所長が友人だったので、フレッツコミュニケーション、パソコンの画面上での映像通信を初めて見せてもらう。いよいよ映像電話の時代になってきたのだな。いづれぼくの事務所でも導入しようかな?

午後は、下鴨署に行って不法駐車対策のことで、その現状と今後の取り締まりについて担当者と協議。警察行政は府会議員の管轄なので妹分の北岡ちはる府会議員に早急な対策をお願いする。

またとある側溝の水の流れが悪くて悪臭がでるという市民相談を受けていたので、下水道局の東部管理事務所に行って、現場を見に行ってもらうように要望。即、対応してくれたので、市民からお礼の電話。まさにドブ板議員。

在日の青年とは、京都まつりでのワンコリアパレードのことや外国人学校の処遇改善のことなどの相談ごとも。

夕方は、わが後援会の会長さんらに来ていただいて、今後の日程を決める。7月26日(土)に新事務所オープニングサロン、8月26日(火)にウエスティン都ホテルでサマーサロンを開催することに。来てや!夜は、福祉工房P&Pの西村君、新しい事業のことで相談に。


6月26日
近所の水野先生の告別式。

午後は、議員会。理事から本会議場の傍聴席とモニター視聴室の改修や海外視察のこと、議員控え室の改修工事のことなど報告を受けて、また他都市調査のこと、オンブズパーソン委員会のからの要請についての回答をどうするかなどを諸般のことを協議。

夜は、わが同僚で立命館大学の大学院を1年で修了した小林あきろう議員の担当のリムボン教授らと懇談(ぼくは同志社の総合政策科学研究科を修了するのに3年かかった。授業料は同志社の方が格段に安かった)。リムボンさんとぼくは7年程前の新庁舎整備懇談会でご一緒して以来、いちどゆっくり話をしたかった人。人権の視点でのまちづくりに積極的に提案をされているし、先日発表された「国家戦略としての京都創生の提言」のもととなる国会議員へのアンケートなどを実施され、小林議員へアイデアを出された人。大学と京都市の関係や在日で日本国籍を取得されているので、色々と話が弾む。

その後、同席していた若い新聞記者と二次会に行って市長選挙のことなど喋りながら痛飲。


●6月27日
午前中、地元は、吉田河原町、京大会館の北側のマンション計画について,業者が、今後の開発予定や着工について説明に来る。近くにわが娘が世話になったペスタロッチ保育園もあり、工事中の車両や完成した後の車の出入りの問題など課題は山積。先日、第一回目の説明会が行われたが、今後は出来るだけ、近隣住民との合意を図り、工事協定など結ぶように要請をする。もちろん、京都市の開発や建築行政の指導を遵守するのは当然のことだ。

ぼくが、議員になって17年、近年は少しは件数も少なくなってきたが、景観問題や日照権の問題などマンション建設問題をめぐっては、業者と近隣住民との間で紛争が絶えない。議会への請願も数多くあったし、裁判沙汰もあった。京都市中高層建築物等に係わる住環境の保全及び形成に関する条例を制定し良好なまちづくりを目指しているが、マンション建設問題で、住民側の要望を開発業者に突きつけることも議員の仕事だと思っている。

その後は、ひたすら引越しの準備を本格的にする。夕方、市役所OBの友人らと特に保健行政について議論。夜は、ひとくち日誌の打ち込み。


●6月28日
雨で予定していた引越しを延期する。

民主党京都府連の常任幹事会では、来年7月の参議院選挙での候補者を現職の福山哲郎参議院議員を公認すること、さらにこの秋とも言われている衆議院選挙には、わが2区には前原誠司衆議院議員を、3区にはご存知、新進気鋭の泉健太君を、4区にはゴジラこと北神圭朗さんを、6区は玉置衆議院議員と山井衆議院議員の現職二人の議席を確保できるように党本部に要請をすることに。また1区と5区は鋭意選考中。

そして、先の四役会議で話題になった、民主党の議員を呼ぶときは、「センセー」と呼ばず、「○○さん」「○○議員」「○○役職」と呼ぶように「先生、やめます宣言」を採択?今までぼくは「センセー」と呼ばれると気恥ずかしく感じ、また議員を呼ぶときは「○○議員」や「さん」づけや「君」が多いが、これからは「マサホ議員」「ダンチョウ」「鈴木さん」「鈴木君」「マサホちゃん」と呼んでくださいネ。

夜は、京都高野川ライオンズクラブの例会に行ったが、合間があったので、久しぶりにパチンコ屋へ。4連チャンして快勝。ストレス解消だ。


●6月29日
朝から、柿阪後援会会長にトラックとともに参上していただいて、また元インターン生らに来てもらって、事務所の引越し。百万遍の3階の事務所から狭い階段を荷物を降ろすのは、たいへん。ぼくは、たいして運んでいないのだが、足がガクガクになった。学生時代は引越しのアルバイトもしたけど、年やな。アカンな。でもみんなのお陰で、無事に聖護院の新しい事務所に引越しをほぼ完了。これから整理が大変だけど、あと1週間で整理できるやろう。その頃以降に、ぜひお立ち寄りください。


衆議院議員前原誠司後援会婦人部「ハーティクラブ」の集い。デザイナーのコシノ姉妹のお母さん、小篠綾子さんの講演。大正2年生まれの彼女は、90歳。元気ハツラツ、ゴマミルクが長生きの秘訣だとか。松井、福山参議院議員やこの春の選挙で当選した北岡、中小路、穏塚議員らと当選御礼のご挨拶。

夕方、メールで事務所引越しのお知らせを送信。夜、テレビでK-1を見る。わが新日本プロレスの中西学選手、2分も持たずKO負け。ぼくは、彼の結婚式に呼ばれた仲。残念!


6月30日

2003年もちょうど半年。慌しい半年だった。

朝から12年間お世話になった百万遍の事務所の最後の掃除。立つ鳥後を濁さず?思い出の事務所を引き払う。ガリア書房とコロナ堂のみなさん、お世話になりました。ありがとう。よき隣人に恵まれて、幸せやったよ。また家主の清水さんにありがとうございました。門前町の町内の皆さんには、改めてご挨拶に行きます。

昼過ぎ、友人のリサイクル業者に来てもらってゴミの処理をしてもらう。感謝。午後は、福井工務店の会長の奥様の告別式。

夕方、引越しの後片付けが終わっていない聖護院の事務所には、北岡ちはる府会議員が初来所。明日の府会での代表質問に関連するテーマのことで懇談。夜、市民派議員レポート初夏号を打ち始める。明日から7月だ。暑い夏を乗り切ろう!



鈴木マサホ事務所
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