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鈴木マサホひとくち日記 |
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●12月31日(金)
昼に目覚めたら雪化粧をしていた。雪の大晦日。
イラク戦争に、台風、地震、そして大津波。天変地異の2004年だった。わが京都と左京区は、夏の局地的集中豪雨があったが、大きな災害もなく無事に過ぎた。
振り返れば、この1年は、アテネオリンピックやイチロー選手の大活躍など明るい話題もあったが、ぼくは2月の市長選挙に始まり、7月の参議院選挙まで走り続けた。その間、5月には某議員が消息不明になり議員団と民主党から除籍、辞職勧告決議、9月に本人から辞職願いが出て受理という京都市会では前代未聞のことも起こった。また7月末には、西京区選出の天方議員が逝去。12人の議員団が10人になって寂しくなった。
議会では、4月からは交通水道委員会に属し、エムケイの市バス路線への参入問題が大きな話題になったが、9月に今期2度目の代表質疑に立ち、公共交通先進都市を目指して、交通局のバス事業を中心に、環境やバリアフリー、福祉、観光などの視点で交通政策について質問をした。京都市政にとっては、地下鉄東西線の六地蔵まで延伸、11月市会での地球温暖化対策条例の制定は、ええことやった。
ぼくは、後半、歯医者と接骨院通いが続いたが、大病を患うこともなく、また家族もそれぞれ元気で年を越せた。お世話になったみなさん、ありがとう。来年は、ええ年になりますように。来年のキャッチフレーズは、「気合だ!」
●12月30日(木)
午後、左京区は高野のプロレス美術館館長の湯沢君来所。わがプロレスお宝、96年に僕が主催した獣神サンダーライガーとのトークバトルの写真、中西学選手が99年のわが選挙事務所に来てくれた時の写真などを見せて、プロレス談議。彼の結婚式に元週刊プロレスのターザン山本編集長が来賓だったというのには驚いた。プロレスを活字化した凄い編集者だ。一度会ってみたい人。
夜は、消防分団の激励の最終日。同僚の隠塚議員と一緒に例によって分団長と左京消防署長に随行。青木センセイも一緒。下鴨から始って葵の次の松ヶ崎では例によって美味しいうどんをご馳走になり、岩倉南、明徳、岩倉北では自治連の会長さんらの挨拶もあり、前原衆議院議員も合流。修学院第二、そして最後は養徳分団。風はなかったが、随分冷え込んだ。それにしても前原議員は、府市会議員以上にマメに地元周りをするので、圧倒的に支持者が多いのだ。ぼくも見習わないと。その後、北山ラーメン「てっちゃん」での忘年会に合流。お世話になりました。
●2月29日(水)
気分は、冬休み。午前中は家でゆっくり。午後は、事務所にて雑務や資料の整理など。また事務所スタッフと来年の予定など打ち合わせ。
恒例の「新春サロン」を2月5日の土曜日の午後2時から7時まで京阪丸太町駅の「クラブ・メトロ」で開催をすることに決定。今年も色々な人との新しい出会いがあったが、「クラブ・メトロ」のメンバーとの出会いも大きな収穫。著作権法の改正でCDの輸入版の購入が困難になるのではないかという問題に音楽関係者が立ち上がり、京都でも署名運動が行なわれ、「クラブ・メトロ」で福山参議院議員らをパネリストにシンポジウムも開催された。また参議院選挙では、沖縄のシンガー喜納昌吉さんが、民主党で立候補し比例区で当選を果たしたが、彼の選挙運動としてコンサートも開催された。京都から音楽や映像文化を発信する貴重な場所だ。ぼくら中年のおっさんやおばさんにとっては、違和感があるかもわからんが、青春時代を思い出して、面白いところやぞ。参加費は3000円。ぜひ「新春サロン」に来てくださいよ。
夕方、パチンコの打ち納め。ハクション大魔王という新機種で確変を4回ゲット。気分良し。我が家に帰るとかみさんが衛星放送で「冬のソナタ」に熱中。ヨン様ブームはわが家にも飛び火していたのだ。
●2月28日(火)
午前中から事務所に千客万来。京都市の環境政策や屋上緑化のことについて某企業の人が、またマンション建設計画をめぐって関係者が、在日の友人や某学校の校長先生が年末のご挨拶に。もちろん集金に来た人もいて、夕方まで人が出たり入ったりの大賑わい。
そして夜は、消防分団まわりの2日目。養正を振り出しに北白川、浄楽、錦林東山、岡崎、聖護院、川東、新洞から最後は地元の吉田の9分団を区長、団長、署長らに随行しながら、北岡ちはる府会議員の車に同乗させてもらったので助かった。自民党の青木センセイも元気に一緒に来られた。吉田では自主防災会の役員さんたちも来られ、また地元の女性団員によるにゅう麺を出していただいて体が温まった。おおきに。
彼ら消防団の活躍により、京都の火災件数は、たしか人口比にして政令指定都市では一番少ない。今年市内では、12月28日現在、271件。昨年より27件の減。しかし残念ながら左京区では消防団のみなさんの奮闘はあっても昨年より9件増の38件。来年は、火災件数の減数を目指して頑張ってください。
●12月27日(月)
スマトラ沖で大地震。大津波がインド洋沿岸を襲う。何万人という犠牲者が出た模様。その凄まじさに言葉が出ない。犠牲者に心より哀悼の意を。
午後、議員団室にて自分の机の整理やスタッフと新年の日程など打ち合わせ。わが民主・都みらい京都市会議員団には、2人の若いスタッフが頑張ってくれている。受付、電話番、お茶の準備やコピーや弁当の買出しなど諸雑務はもちろんのこと、資料の整理や新聞記事のスクラップや代表質問の原稿の打ち込みやホームパージによる検索や議員団のホームページの更新に、時には議員個人の私用のための手伝いなど、ほんまにようやってくれている。よしかちゃん、りょうくん、そして市会事務局のわが議員団の担当の係長、この1年、色んなことがあって、時には心配もかけたが、ほんまにお世話になりました。ありがとう。来年もよろしく頼むで!
夕方、今年最後の歯医者と接骨院通い。吉田先生、藤村先生、ありがとうございました。夜は、事務所にて「ひとくち日誌」の打ち込み。帰途、聖護院消防分団の器具庫に立ち寄り激励。
●12月26日(日)
師走の日曜日。京都は冬の始まりを告げる全国高校駅伝が都大路を駆け抜けた。男子は西京極競技場をスタートして、わが左京区は丸太町通、東山通、今出川通、白川通を往復、岩倉の国際会館が折り返し点。テレビでその模様を見ながら、家を出て東山近衛の交差点で、復路の選手達を地元のみなさんと応援。仙台育英が圧倒的な強さでトップを走り抜けていったが、最後のランナーまで応援。
夕方、時間があったので、京都駅までブラブラと師走の町を1時間歩く。駅ビルのホテルでKBS京都放送らが主催の「どーする京都21スペシャルー京都人同窓会―京都ブランド大討論会」に参加。
「市民がつくる京都ブランド」では、河合文化庁長官と京セラの稲盛和夫さんが、「京都のブランド戦略」では、村田商工会議所会頭の司会で、サントリー顧問の津田氏とブルガリジャパンの鳥羽秀子さんが、それぞれの京都への思いを語られた。「あぐらをかく」のではなく、世界に誇る歴史・観光・文化都市京都からいかに世界に発進するのか、それが京都の課題。その後、懇親会では多くの人と名刺交換をさせていただく。テレビでこれらの模様が中継されたが、みた人はいるかな?
ぼくは、市長選挙の後、2月26日に自民党と公明党と共産党の議員と一緒にこの「どーする京都21」に生出演させてもらった。テーマは京都市政の課題について喋ったのだが緊張したな。また機会があれば出演させてよ。
●12月25日(土)
午前中、民主党京都府連で政策調査委員会。
田渕府会議員が委員長でぼくが委員長代理で進行役。各委員からそれぞれの市町村議会で課題になっている問題や定例会の報告を受けた後、06年春の知事選挙や07年の統一自治体選挙を目指して、民主党京都府連として政策やマニフエストをどう作るか、また各自治体議会の連携をどうするのかなど活発な議論が交わされた。若い議員も多くてやる気満々。2月から3月に北部で自治体議員ネットワークの開催を計画することに。
午後は鴨沂高校19期会の幹事役がマスターの喫茶店に久しぶりに出向いて、秋に開催された同期会の写真を見せて貰う。みんなええおっさんとおばさんになったな。
夕方、サンタクロースのアルバイトもなかったので、近所の行きつけの散髪屋さんの「ひげ床」に行って、2ヶ月余り伸ばしていた髭を剃って貰う。いささか惜しいが、すっきりした。また来年の秋には延ばすぞ!
夜は、歳末警備にがんばっている左京区の消防分団の激励巡回の初日。
左京消防署長と消防団長に同行、また自民党の青木市議と石田府議と呉越同舟で、この夏の京都市総合査閲の左京の代表で好成績を納めた修学院分団から上高野、八瀬、大原、静原、鞍馬、市原野と回ったら10時を過ぎた。
いつもはもう少し寒く、時には雪がちらつくこともあるが、この冬は暖かかった。夜空にオリオン座が輝いていた。そして最後は、養徳消防分団で美味しいうどんをご馳走になる。
消防団のみなさん、ほんまにご苦労さん。
●12月24日(金)
多少二日酔い気味。交通水道委員会の視察で右京区は嵯峨、嵐山近くの有栖川中央幹線工事現場に。
有栖川は、嵯峨野を流れる一級河川で、市街化が進み雨水流出が進み浸水被害が頻発していたので、住民を水害から守るために下水道事業として雨水幹線を整備し、調整池とポンプ場を設置するという事業。
発進基地を作り、狭隘な三条通の地下を内径4m50cmの下水管を延長約2kmの下水管をシールド工法で掘削する。巨大な発信基地内で上下水道局管理者の挨拶、担当課長からの説明があった後、地底探検隊の気分になってヘルメットを被って地下15メートルに下りる。地面の底には地下鉄のトンネルを小さくした下水管がすでに完成していた。説明を受けながらトンネルを歩く。いずれこのトンネルには雨水が流れる。技術屋さんの腕の見せ所やね。竣工に向けて奮闘を!
午後は、在日韓国・朝鮮人の高齢者のための特別養護老人ホーム建設を計画している人が来室。色々とお話を聞く。夜は、クリスマスイブだというのにサンタクロースのアルバイトもなくて、事務所にてひとり寂しく「ひとくち日誌」の打ち込み作業。
●12月23日(木)
朝から事務所にこもって、この間溜まっていた資料や郵便物に目を通す。喪中の葉書が多い。また新年会や組合の旗開きの案内も多数あり、05年版の新しい市会手帳に書き込む。
またいらなくなった資料などを捨てる作業。去年の今頃は、桝本市長三選に向けて、「光り輝く京都をつくる会」の事務所も開設されていて、選挙の準備が始っていた時だ。 ぼくは民主党の市長選対の責任者として他党派との調整や民主党内や組合との調整などで神経を使っていたときだ。振り返れば、色々とあって、しんだかったな。でもええ経験をさせてもらった。早いものであれから1年、この師走は、穏やかな日々で、ゆったりと時間が流れている。
夜は、韓国から友人が来たので友人が集ってワイワイ。いささか飲みすぎたかな。
●12月22日(水)
朝、JR九州の電車に乗って別府から大分市に。
大分市役所では、釘宮磐市長を表敬訪問。市長は元々は自民党で岡田代表らと一緒に民主党に移った人、県議から参議院議員、衆議院議員を経験して市長に昨年当選された。昭和22年生まれだからぼくより2歳上か。分権時代のモデル都市を目指して、公平公正、情報公開、説明責任、市民参加を基本方針にされている。
そして「日本一きれいなまち」にしようと自らがごみ拾いを始め、職員ボランボランティアによる早朝清掃活動に取り組んでいる。
暫し市長と懇談した後、担当者から、清掃活動と市役所の屋上緑化の取り組みの経過について説明を受けて質疑。大分市は、緑の基本計画を策定し、ヒートアイランド現象への改善のために屋上や壁面緑化の助成制度を設けているが、実例も少ないので、関係企業と行政が協働して市役所の屋上を緑化した。
1ヶ月ほど前に完成したところで出来たてのホヤホヤ。見学をさせて貰う。約600㎡を9社が分けて、それぞれの手法を用いて5年間を目途に緑化のモデルを試み始めた。来年の夏には、或いは5年先にはどうなっているかな?
ところで、京都市は「世界でいちばん美しいまちをつくろう」と桝本市長の号令の元に美化推進条例を制定し、門掃きを推奨し、美化活動に努めているが、誰や!煙草のポイ捨てをしたのは!
午後、日豊本線のソニックとのぞみを乗り継いで帰京。その足で宮本徹議員の後援会の年忘れクリスマスパーティに。徹ちゃんの奥方がしっかりした人。ウエスタンバンドの演奏と華麗なるご婦人方の踊りや福引もあってえらく盛り上がっていた。
●12月21日(火)
福岡を朝出発して昼前に甘木市は、筑前の小京都秋月に。秋月城下町として栄えたこのまちは、のどかな田園風景の中に溶け込んでいて、年間50万人の観光客が来るという。城跡には学校が建っているが、小春日よりの桜並木を歩くのも気持ちがいい。郷土館や美術館を見学。伝統的建造物も多く町並み保存も行き届いている。 葛が名産。
昼過ぎ、湯布院を通過して別府は高台に広がる立命館アジア太平洋大学のキャンパスを視察。海が広がる景色に感動しその広大なキャンパスに驚く。当時の平松大分県知事などの誘致により開学したのは、2000年4月。アジアを主に75カ国から1800人の留学生と2300人の日本人学生が学ぶ。
専務理事や事務局長から丁寧な説明をしていただき、質疑。19カ国からの教員が教壇に立ち、同じ科目を日本語と英語で学ぶことができて、大分県や別府市の奨学金制度もあり、住宅施設も実に行き届いている。土地は別府市からの無償譲渡で県が150億円、市が42億円の補助をしている。
スポーツやサークル活動も活発で市民との交流も盛んで3万5千人の市民が集い、今では「大分の宝」と言われている。図書館、講義室、茶室、ホールなどを案内して貰う。キャンパスには日本語・英語はもとより、中国語や韓国語など色々な言語が飛び交い、食堂ではアジア系の女子学生が料理を作っていた。語学は学べるし、五大陸の文化交流もできるし、世界中に友達が出来そうだ。ぼくの時代に開学していたら入学したかったな。
留学生といえば、1978年だったか、ぼくが京都イングリッシュセンターでアルバイトをしていた時、京都の留学生問題を調査しシンポジウムを企画したことがある。今では、3千人の留学生が京都で学んでいるが、当時京都の留学生は300人足らずだったと記憶する。それを思えば、大分県と別府市と立命館の連携には、ロマンを感じる。いずれ、このキャンパスで学んだ学生が新しい国際関係を作っていくのではないか。
ところで、大学のまち京都では、国際交流会館の開館、大学コンソーシアムの設立やキャンパスプラザのオープンに京大桂坂キャンパスの整備など色々と取り組みが進んでいるが、さらに新たな展望と構想を描く必要があるな。事務局のみなさん、ありがとうございました。夜は、関サバを肴にもちろん焼酎で一献。
●12月20日(月)
定例市会も終わり、議員団で他都市の行政調査に。のぞみで西へ。福岡市では、午前中まで民主党の大会が開催されていたのだが、ぼくらはそれに参加するのではなく、福岡市議会の立派な議会棟で、これから政令指定都市の各議員団と交流を深めることになるので、民主・市民クラブの議員団室を表敬訪問。名刺交換をさせていただく。
一人の議員のご子息が某新聞の京都市政担当記者であるとお聞きし話が盛り上がった。それから委員会室で「行政経営」の確立を目指して始ったDNA運動について担当の課長から説明を受け質疑。
この運動は、「できるから始めよう、納得できる仕事をしよう、遊び心を忘れずに」をモットーに役所の自己改革を図ろうとする行政改革の動き。圧巻なのは、「DNAどんたく」大会というのがあって、ハッピを着て楽しい被り物なども使って各職場での取り組みを舞台でその成果を発表するという。福岡の人はお祭が大好きなんだな。それで、市民もハッピーに、職員もハッピーになろうというもの。
京都市ではオーソドックスに行政改革は進んでいるが、こういう楽しさが欲しいね。その後、動物園の再生プランについて担当者から説明を聞き質疑の後、市議会のバスに乗って丘陵地にある動物園に。福岡の動物園は開園50周年を昨年迎え、隣接する植物園と一体となった「人と動植物の共存」をめざして再生構想が練られて20年かけて再整備を行なおうとしている。休園日にも係わらず園長さんが案内していただく。アラビアオリックスなど初めてみるのもいたが、ツシマヤマネコやトカラウマなど九州産の動物もいた。丘陵地なので坂道で高齢者などには歩く負担がかかるが、自然を利用した動植物園に再生されるのだろう。
わが京都の動物園は、100周年を過ぎたが、岡崎公園の良好な場所に会って、市民に親しまれていて何よりだ。夜は、やっぱ、博多ラーメンですよ。美味かったね。
●12月19日(日)
今日は楽しいプロレス三昧。わが市役所のプロレス仲間に誘われて、前から行きたかった左京区は高野の図書館近くの「憩いのリングープロレス美術館」に。
いや感動したよ!プロレスフリークの湯沢君が自宅の部屋の一室の真中にリングを作り、部屋中にプロレスグッズが飾ってある。本やパンフレットやポスターやビデオや覆面はもちろんのことチャンピオンベルトのレプリカやレスラーの人形、アンドレジャイアントのでかい靴にブッチャーのタイツ、はたまた力道山の結婚式の時の引き出物まであって、いやはやそのマニアぶりに仰天した。
それから京都のプロレスのメッカであるKBSホールでの「みちのくプロレス出稼ぎシリーズ」に。歌ありバトルロイヤルありで、若い選手ががんばった。
メインエベントは、覆面着用で物議を呼んだ岩手県議会議員のご存知グレートサスケ選手らの6人タッグ。相手はなんと初代タイガーマスクこと佐山聡選手。かっては異次元プロレスを繰り広げ、ひとつの時代を築いたレスラー。
確か参議院選挙にも出たと思うけれど、今ではちょっと腹が出たな。サスケ議員と握手をして記念写真。うれしいうれしい一日でした。
●12月18日(土)
午後神戸市に。民主党政令指定都市政策協議会の設立準備会に参加。民主党が結党されて7年目?各都道府県の自治体議員のネットワーク化は進んできたが、大都市としての課題を抱える政令指定都市の協議の場がなかったので、神戸市と横浜市の議員団が中心となって設立の準備が進められてきた。
千葉市だけが不参加だったが、北は札幌、仙台、西は福岡、北九州と12都市の議員団の代表が集まり、諸課題の解決と政策形成能力を高め、地方分権を推進し、情報交換や交流を図り、地方の民主党の主体性を高めるべく協議会を発足させようと決意。会則や役員、今後の運営方法などを協議。4月末に横浜で設立総会をしようということになった。
懇談会では、各都市の抱えている課題などが報告され、また数年ぶりに再会する議員仲間もいて盛り上がった。
そして神戸は阪神大震災の犠牲者を偲んで始った「ルミナリエ」の開催中。夜空に輝く電飾の綺麗な光のページェントを見ようと驚く人出。イタリアの技術が持ち込まれて毎年行われているという。2週間の会期中になんと500万人が集まるという一大エベント。いやはや凄い群集に驚いた。
●12月17日(金)
二日酔い気味。歯医者に行きゴリゴリ、接骨院では体をほぐしてもらい、また所用でウロウロ。
夕方、「イラクへの自衛隊派遣延長に反対し、即時撤退を求める連合京都総決起集会」とデモ。デモをするのは久しぶり。民主党の国会、府市会議員も一緒にデモを歩く。ぼくは10代半ばからデモばかりしてきたな。1970年前後の「ベトナムに平和!」と歩いたべ平連のデモ。また1981年から96年までの「核と戦争はごめんだ!市民定例デモ」は、毎月一回、15年間続いたよ。今こそ、ブッシュの戦争に怒りをもって声を上げ、追随する小泉首相に自衛隊撤退を求めよう!
夜は、わが事務所で定例サロン(勉強会)の特別バージョンの忘年会・フリートーク。およそ20人の参加者で、初めて参加していただいた方、NPOの運営をしている人、ぼくの初当選したときからの付き合いの人、わが応援団のメンバーなど多彩。色々な人との出会いがあり、支えられてぼくはここまで来たんだな。感謝。2月には恒例の新春サロンを「クラブメトロ」で開催します。ぜひ来てね!
●12月16日(木)
会期末の本会議。テレビニュースのカメラが数社来ているので、何事かと傍聴席を見上げたが、地球温暖化対策条例の制定のことだったようだ。
各委員長から、委員会で審議された内容の報告を読み上げ、時には共産党の議員が討論に立ち、共産党は03年度一般会計決算を認定せず。また全会派賛成の議案や起立表決もあってややこしい。
平成15年度一般会計決算は認定、補正予算、「地球温暖化対策条例」、「個人情報保護条例」の一部改正、「屋外広告物等に関する条例」の一部改正、焼却灰溶融施設の新設工事請負契約の締結、京阪本線淀駅立体交差化工事請負契約の変更など。
議場が沸いたのは、自民党の長老青木ヨシオ議員が万を持してはじめて本会議場に登壇して、共産党提案の住宅改修、木造住宅耐震改修に関する2つの条例案に反対の討論。ぼくも拍手喝さい。ぼくは議員になって18年だが、少なくともこの期間に青木議員が本会議で演説したのを見たことがなかった!実に味があって面白かった。もっとも共産党から議事録削除の動議も出されたが、その場でそれ以上紛糾することもなく無事に降壇。わが選挙区の左京の大先輩だが、憎めないおじさんなのだ。青木センセイ、よかったですよ!
なお可決した意見書と決議は、
1.平成17年度地方交付税所要総額確保に関する意見書
2.新たな「食料・農業・農村基本計画」の策定に関する意見書
3.線維筋痛症の難病認定を求める意見書
4.北朝鮮による日本人拉致事件の早期全面解決の新たな対応を求める意見書
5.高齢者虐待防止法の制定を求める意見書
6.大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
7.少人数学級編制の全国的な制度化を求める意見書
8.地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書
9.混合診療解禁の慎重な審議を求める意見書
10.子どもの安心・安全を守るための対策の強化を求める意見書
決議は、
1.続発する市職員の不祥事に関する決議
2.「国家戦略としての京都創生」の実現を求める決議
昼過ぎ本会議は、無事に散会。11月市会定例会も終わったのだ。
午後は、恒例になっている左京区の保育園の園長、保育士、保護者会の皆さんと左京区選出の議員との懇談会。日本の福祉行政が大きく変わろうとしていて、また少子化の時代になって、地域での保育園の役割は大きく広がってきている。延長保育や給食の問題、主任保育士のフリー化やプール制の必要性など、議論になる。我が家は、共同保育「門前小僧」で長男が育ち、ペスタロッチ保育園で娘が育った。
夕方は、定例市会も終わり、1年ぶりの議員団と市長の懇談会。三位一体改革のことや交通、上下水道、教育や環境や福祉、経済の活性化や観光振興など、市政の発展を願って各議員がそれぞれの思いを市長や副市長らと語り合う。
解散後、帰途久しぶりに、ほっこりして飲む。
●12月15日(水)
議員会。
明日が会期末の本会議でいよいよ大詰め。意見書と決議の調整も色々と駆け引きが繰り返されているようだが、昼過ぎには、大筋の目途がつく。
わが議員団が提案した意見書に他会派も賛成してくれて共同提案で、共産党が提案したイラクからの自衛隊の即時撤退を求める意見書については、民主は賛成することに。自民と公明は反対でもちろん可決されないことに。
また「続発する市職員の不祥事に関する決議」は当然のごとく全会派賛成することに。また共産党議員の提案の条例には、過去に本会議場に立って代表質問をしたことがない自民党の大長老青木議員が反対討論に立つことになるというので驚いた。で、所謂、討論結了の各委員会が予定より少し遅れたが、順次、順調に開催されてメデタシメデタシ。紛糾すると深夜にまでなることはあるが、この市会はほんまに平穏でよかった。 またぼくは委員会に所属していなかったので、団長として他会派に頭を下げたり、調整に行ったりする必要もなく、ホンマニよかった!
夕方は、同志社校友会のクリスマスパーティに久しぶりに参加。大谷総長、八田学長らにご挨拶。同志社出身の他の府市会議員と一緒に壇上にも上る。
かって校友会はもめていたが、落ち着いたみたいでよかった。久しぶりに会う諸先輩と談笑。福引は当たらず残念でした。
●12月14日(火)
議員会。昨日夕方、各会派から提出された意見書と決議の案を検討するのと各議案の賛否を決める。
地球温暖化対策条例を始め各議案については、賛成。03年度の一般会計決算などは認定、共産党議員団からの提案の条例は、議会の活性化に大いに寄与したが、その公共性について疑義があるということで反対することに。
意見書や市役所職員の不祥事に関わる決議など調整が進められて、随時その報告を受けて協議。
一方、午後には、昨日取りまとめた「京都創生、よりよい京都市政を求めてー政策提言―京都市予算編成に対する要望書」を持って、議員団揃って第一応接室に。市長、副市長に予算要望書を手渡し、短いコメントを団長として述べる。
重点項目は、国家戦略としての京都創生、男女共同参画社会の実現、環境を機軸とした自治体づくりなど。
また市政記者クラブに赴き、その重点項目などを説明。意見書や決議の調整も順調に進んでいる様子だが、随時議員会を開催して議員団の意思をまとめる作業。夕方散会。
夜は、北岡ちはる、隠塚功議員と左京区の3人の民主党の府市会議員が揃って一路国道367号経由で左京区最北の久多に。
左京消防署長と消防分団団長らの歳末警戒の激励に随行。久多消防分団では栃餅のおしるこをご馳走になる。
12中旬になるというのに積雪はなく暖かい。されど猪や鹿が農作物を荒らして被害はたいへんらしい。
冬には雪で通行できなくなる能見峠を越えて、広河原に。木の匂いが漂う新しい消防器具庫は、いかにも山国らしい。花脊消防分団は来年の京都市消防総合査閲の左京代表ということで、ふるさとも森都市交流センターの屋内広場を使って、日頃の訓練の成果を披露される。がんばってください。帰途花背峠で見上げた星空はきれいだった。
●12月13日(月)
会期末を控えて各会派が議員会を開催し、色々な調整が始まる。
まず理事から今後の日程などの報告を聞き、まずは、ぼくが作成していた05年度の政策提言―予算要望案を示し、各議員から意見を聞き最終的にまとめる作業。
また意見書の提案について議論。民主党の本部から各自治体議会に意見書の提出要請などもあり、わが議員団として、「北朝鮮による虚偽の証拠資料提出に抗議し日本人拉致事件の早期全面解決」、「少人数学級編制の全国的な制度化」、「地球温暖化防止のための自然環境保全の推進」の三つの意見書を提出することに決める。
また委員会に付託されていた議案について、各所属している議員から委員会での審議の模様の報告を受けて、賛否の態度の方向性を図る。
その他諸々の案件を処理しながら、夕方、議員団の若い有能なスタッフと予算要望書の最終原稿作り。合計108項目の政策提言―予算要望になった。
●11月12日(日)
午前中、わが母校第四錦林小学校グランドで地元吉田学区のもちつき大会。各種団体のメンバーが餅を配り豚汁の配給も。
それから左京区は国道367号線を走って静原の朝市をのぞき、大原は朝市の会場での里づくり協会の餅つきと猪鍋と猪肉と鹿肉の焼肉。鹿肉は、食べる機会はほとんどないが、実に軟らかく臭みもなくデリシャス!
参加された住民のみなさんとは岩倉一条山再開発に伴うダンプ通行のことや観光トイレのその後やEM菌による河川浄化の取り組みなど話題は豊富。
午後、議員団室に日曜出勤して予算要望の最後の仕上げ。
夜は、わが議員インターン生10人が集まっての懇親会。女子が9人、男子が2人、立命が多くて、同志社、京大と続き、今は社会人が2人。それぞれのインターン期間の思い出や学生生活のことや就職活動のことや民主党のことなど元気にワイワイ。まるでゼミの教え子たちと教授みたいやな。
●12月11日(土)
午前中、京都高野川ライオンズクラブチャーターナイト10周年記念事業のふれあいバレーボール教室を開催。北嵯峨高校のバレーボールチームのみなさんに来てもらって左京区の小学校やスポーツ少年団のバレーボールチームの選手に指導や模範試合をしてもらう。北嵯峨高校の女子選手たちの熱心な指導に小学生達も学ぶことが大いにあったにちがいない。練習試合も迫力があってびっくり。
また国際会館での京都市PTAフエスティバルを見学に。幼稚園から高校までのPTAのみなさんが集い、模擬店や壁新聞のコーナーやフリーマーケットや紹介コーナーや遊びのコーナー等盛りだくさん。賑やかな集まりだった。
午後は在日コリアンの多住地域の東九条で在日韓国・朝鮮人の高齢者や障害者の生活支援をしているNPO法人「エルファ」で、子育て支援や障害者が働くための設備を備えた施設「エルファセンター」の竣工式。
1階には、喫茶店もあり、2階は保育スぺースにもある。二つの民族団体の代表者や南区の府市会議員、在日の人権問題に取り組んでいる市民など多数参加された。
その後、民主党京都府連の新体制での第一回常任委員会。副会長の田渕府議が司会をして宇都宮幹事長の提案で、今後の運営方針など諸々の課題を議論。新しい試みとして政治に興味を持ってもらい、また人材養成と未来の候補者を発掘するために、「民主党京都政治スクール」の開校をすることに。期待してや。
●12月10日(金)
定例市会会期末の常任委員会は文教委員会とぼくの属している交通水道委員会が開催。久しぶりに発言できる委員会。
手を上げて、11月に行われたパークアンドライドを中心とする東山での交通社会実験のことと交通局が労使で取り組んだ都大路作戦―おもてなしキャンペーンの成果について、また市バスを民間バス会社に運行を委託している路線での事故責任のこと、また京都のバス事業を考える会の経過と今後の見通しについて質疑をする。
委員会終了後、正副委員長で年末と年明けの委員会の開催日程を協議。その後、民主党2区総支部のメンバーが集まって府連役員のことなど相談。午後は、議員団室にて議員団の政策提言―予算要望づくりにいそしむ。
夕方は、隠塚議員と一緒に親しい市の某局の幹部職員と一献を傾ける。
●12月9日(木)
市会は厚生委員会。この委員会にもぼくは属していないので、午前中から、地元左京の左京図書館に久しぶりに行って館長と、また左京消防署では署長と、また左京土木事務所では所長とそれぞれ市民相談を受けていたことの解決のために四方山話。自転車でウロウロする。
午後は、京都府庁で一件の相談と久しぶりに府議会の民主府民連合の議員団室に寄ってご挨拶。拉致事件のことで意見書を出すということで慌しかった。
夕方は、元全電通京都支部の委員長石原史朗さんらと久しぶりに鍋を囲んで、ぼくが社会党時代に除名になったことなど若かりし頃の思い出話とともに、現在はNPOメディアネットワークの理事長で「地域力」のことを議論。
「高齢からの生活を7倍楽しむ7つの扉―老人ホームに入らずに地域で楽しく暮らせる医療、介護、家事から生きがい・社会参加まで共に生きる街と住まいと仲間づくり」とサブタイトルのつけられた「地域力―活用ノート」は役に立つよ。ぜひご購読を!
●12月8日(水)
ごみ収集やクリーンセンターの現場や環境行政でがんばっている自治労清掃支部の定期大会に。激励の挨拶をさせてもらう。
今日の市会は、ぼくが属していない財政総務委員会と建設消防委員会。されど建設消防委員会で、共産党が議員提案していた住宅改修工事助成条例と木造住宅耐震改修費助成条例について審議するということで、他会派の議員と一緒に委員会の傍聴に。
宇都宮議員が委員長で進行役。共産党の加藤議員が提案説明をして、自民、公明、民主の議員が順次質問に立ち、共産党の加藤議員と井上議員が答弁する方式。これは京都市会では、画期的なことで、なんとなく興奮しながらそのやりとりを見ていた。
ぼくが提案者だったら、どう答えるだろうか、或いは、ぼくが質問者だったらどう質問するだろうかと、想像しながらやりとりを傍聴していた。答弁する両議員はもちろんのこと、質問者もよく勉強していて、議会の活性化の視点からしても有意義な委員会であった。
わが民主・都みらい議員団でもなんらかの条例を議員提案したいものだ。そのうちやるで!共産党提案の条例の賛否はともかく、こういうやりとりこそ議会に求められているのだ。ご苦労さんでした。
午後、立命館大学の政策学部出身の太鼓グループ「BATI-HOLIC」のメンバーがわが愚息、穂人とプロモーションビデオなど持参して来室。学生時代から京都市の成人式などでその演奏を披露していたらしいが、京都から日本全国に発信をしようと意気込みに溢れている。文化課長や教育委員会の若手の職員に急遽来てもらって、彼らの思いを聞いて貰う。彼らの大きな悩みは練習場の確保なのだ。されど、青年よ大志を抱け!がんばれよ!
夕方は、久しぶりに高野川ライオンズクラブの通常例会に顔を出す。メンバーが少ないので今後の運営などについても協議。ぼくが入会して7年目かな?
●12月7日(火)
市会は補正予算を審議する普通予算特別委員会が開催されたが、この委員会にもぼくは属していないので、午前中から昼にかけて歯医者と接骨院を連ちゃん。歯痛も肩痛も治まってきたが、こう診療所通いが続くともう年寄りになった気分やな。
午後は、左京区役所で区長と岩倉一条山再開発に伴う大原のダンプカー通行問題など四方山話。また友人の紹介でNTTの関連会社の人が来室。彼らの事業展開を聞く。またとある消防分団の関係者と駐車場公社を訪ねて、四方山話。
夕方は、民主党京都府連の定期大会後の新体制になって初めての役員会。福山会長と宇都宮新幹事長の下、副会長に松井参議院議員、田渕府議、北岡ちはる府議、幹事長代理に熊谷府議、副幹事長にぼくと新進気鋭の中小路府議。常任幹事会に向けての議案づくりや今後の民主党京都府連の運営について協議。
その後、前幹事長の坂田元府議ら旧役員さんたちのご苦労さん会もあったので会場は、京都ホテル北側の創作中華の店「一之船入」。美味かった!
この店のオーナーとぼくが出会ったのは数年前、京都出身のプロレスラー、新日本プロレスの中西学選手の後援会を結成したとき。いわばぼくのプロレス友達なのだ。予約が必要だが、ぜひ行ってみたらええですよ。
●12月6日(月)
普通決算特別委員会は市長への総括質疑。ぼくも発言したいことは多くあるが、委員会に所属していないので残念だ。
先の9月市会からこの総括質疑は対面でやることになり、また録画されて各区役所で放映され始めているので、緊張感がある。またモニター視聴室でも見れる。
ぼくは議員団室のモニターを見ながら雑務の後、3時過ぎ山口議員と神戸市に。久しぶりの神戸市役所は民主党の議員団室の会議室で、大阪市の議員団とで京阪神3都市の議員団の政策などの交流を進めるべく準備会。
来春4月に京都で設立総会をしようということになった。また全国の政令指定都市の民主党の議員団と交流をしようという動きもあって、神戸市会のメンバーから各都市の状況報告などもある。民主党が結成されて6年。国会議員の数は増えたが、自治体議員は次の統一地方選挙が勝負どころ。大都市として課題を持つ政令指定都市の議員団が交流することは実に大切なのだ。
神戸に行ったのは久しぶりだが、来年の1月で阪神大震災から10年。よくぞここまで復興したという思いで一杯だ。
●12月5日(日)
昼前、真如堂から哲学の道を散歩しながら法然院に。もう初冬。紅葉の季節も終わりかけだが、拝観者も多い。世界連邦運動協会京都支部の特別例会に参加、韓国日本学会創設者で芭蕉の研究家である李榮九先生の「日本詩歌史における芭蕉の意義」という講演を聞く。
日頃は、俳句や文学や歴史などから、ほど遠いところにいるぼくにとっては、実に新鮮なお話であった。懇親会は銀閣寺近くの有名な「おめん」で。創設者の品川さんから世界連邦運動協会や健康の秘訣のことなどお聞きする。
夕方は、わが議員団の重鎮で、このたび民主党京都府連の幹事長に就任された宇都宮壮一議員の市会議員在職25周年表彰記念の励ます会に参加。市長や福山参議院議員らの挨拶の後、和太鼓あり歌ありカラオケありのにぎやかな会だった。これからもがんばってくださいよ。
●12月4日(土)
昼、YWCAのバザーに久しぶりに行って元気な女性たちに会った後、気候ネットワークの「市民が進める温暖化防止2004」の分科会「都道府県地球温暖化防止活動センターのあり方」に参加。
京都でCOP3が開催され京都議定書が採択されたのが、1997年のこと。来年の2月に京都議定書が発効することになり、大きな前進を見た。
分科会では、「脱温暖化社会への地域戦略」と題して田中充法政大学教授の基調報告と京都府や神奈川・大阪の地球温暖化防止活動推進センターの活動報告とパネルディスカッションが行われた。
京都市ではこの市会で、自治体や市民、事業者の役割を明記した全国でも先進的な地球温暖化対策条例が上程され、審議中で制定されることになる。こういうシンポジウムに参加すると各自治体や市民の取り組みなどがわかって勉強になる。気候ネットワークの皆さん、ご苦労さんでした。
その後、議員団室に休日出勤して、議員団の予算要望づくりに励みつつ、気晴らしにパソコンで将棋をするが、勝てなくて腹立たしい。
●12月3日(金)
市会は市長総括を控えて、委員会がない日。そこで、議員団で研究勉強会を開催。講師は、わが友人の奈良女子大学教授の澤井勝さん。「どうなる地方財政―三位一体改革を考える」というテーマで三位一体改革と地方自治体について講演してもらう。井手町や向日市の市議、それに自治労、京水労や京交の組合役員さんにも来聴。
澤井さんは地方財政に詳しく、2000年の経済財政諮問会議の発足から始まり、01年の政府の構造改革についての骨太の方針、02年の骨太の方針第2弾やその後の動きなど、補助金・地方交付税・税源移譲の三位一体改革の経過を説明し、11月26日に発表された「全体像」の解説と問題点、また今後の地方財政対策の行方や自治体の役割を話していただいた。
全国知事会など地方公共団体などが活発に動いているが、義務教育費や生活扶助費の問題など先送りされたものもある。京都市の財政当局は、国の動きを見ながら予算編成をしているが、まだ予測がつかないので、たいへんだ。 小泉首相は、地方自治体をどう考えているのだ! ええ勉強になりました。
近日中にその講義をテープにおこして冊子にする予定です。
●12月2日(木)
普通決算特別委員会は書類調査が10時から。ぼくは委員会に所属していないので入れないのが残念。
午前中、左京区は大原の自治連合会のメンバー20人ほどが市役所に、岩倉一条山造成工事に伴うダンプの通行に関する要望書を持てこられる。
一応ぼくが座長ということで、都市計画局を中心に建設局、左京区役所の担当者に席に座ってもらい、丁々発止のやりとり。要は、約28万立方メートルの土砂が搬出され、国道367号線をダンプカーが20ヶ月の間、一日150台も通行するので、国道の拡幅や歩行者の安全をどうするのか、交通調査など環境アセスメントの実施や観光に及ぼす 被害などを緩和するために開発業者へ行政指導を要望したいということ。
午後、書類調査の普通決算特別委員会終了後、議員会を開催。この間、市会改革について検討されてきた、政務調査費、海外行政視察、退職議員処遇、市バス・地下鉄特別乗車証交付の廃止などの諸項目について協議。色々な意見があるし、他会派との調整もあるが、市民に信頼される市会に向けて改革しよう。
夜は、わが事務所の地下の「ザックバラン」で「クラブメトロ」の忘年会に呼ばれる。気持ちのいい若いスタッフが多く、ワイワイと楽しいひとときを過ごす。
来年のわが早春サロンは、京阪電車丸太町駅の「クラブメトロ」で開催しますので、お楽しみに。
●12月1日(水)
今日から師走。この1年間も早かったな。この2,3日、ちょっと消耗することが発生。気分が重い。されど連日の歯医者通い。ほんまにいやになるよ。
帰途、紅葉のきれいな真如堂から新選組発祥の地、黒谷は金戒光明寺を散策しながら事務所に。
午後は、十二提灯子供神輿保存会の会計のことで打ち合わせ。また近くのクリーニング組合の人にご挨拶。
それから予算要望と政策提案づくり。例年議員団として予算要望を作成し市長に提出しているのだが、各議員から出てくる地域要望や各団体からの要望項目をまとめる作業。昨年の要望項目に対する成果とこの春の市長選挙での枡本マニフエストを検証しながら、100項目ほど作る予定。皆さんのなかに京都市政に要望、提案したいことがあれば、12月7日までに、ご連絡を。
今月の定例サロンは、12月17日(金)の午後7時から忘年会を兼ねたフリートークで行ないます。いつもの定例サロンは無料ですが今回は懇親会もあり、飲み物・食べ物も用意しますので会費2千円です。ご参加ご希望の方は、12月16日までにメール・FAX・電話等で、事務所か僕にご連絡をお願いします。
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