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       鈴木マサホひとくち日記 
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2005年9月

                 


●9月30日(金)
公営企業等決算特別委員会は、9日目の最終日。
だいぶ疲れてきたが、今日は総括質疑。市長、3人の副市長と交通と上下水道局の管理者の6人が委員会室のテーブルに座り、質疑をする委員がその対面に座ってのやりとり。

この日の総括質疑から、インターネットで中継・動画配信され、以降は、録画されたものをインターネットや区役所で流されることになったので、それなりに緊張。自民、共産、公明、民主の順で、わが会派の持ち時間は10分延長して約60分。ひとりの委員の持ち時間は答弁を入れて20分。

ぼくは、1回目に、燃料費の高騰のことから始めて、先日試乗したジャンボタクシーによる実証実験の状況とバス事業を考える会の成果、公共交通を守るために、民間バスとの協力や交通政策対策室の設置など、質疑。

そして5時過ぎには2回目の質問。委員会の最終質問者として、京北国保病院のこと、市立病院のPFI方式による整備計画と患者のプライバシー保護、また雨水対策や左京区の北部の花背、久多の地域水道の進捗状況と今後の下水処理の方向性など質疑し、公共交通を守るために組合もがんばっていることを述べる。

地下鉄の料金改定問題については来週の交通水道委員会での議論となる。まだまだこれからだ。がんばらなくっちゃ。
夜は、在日の友人らと一献。この秋初めて焼松茸を食す。美味かった。


●9月29日(木)
公営企業等決算特別委員会は、8日目で書類調査の2日目。
午前10時に京都駅八条口は上下水道局の庁舎に。上下水道局と市立病院、また地域水道特別会計とこの4月に編入合併された京北町の国保病院、簡易水道と下水道事業の書類調査。眼がかすんでくるが、黙々と領収書など書類の綴りを点検。気になることがあれば、担当者を呼んで質問をして解説してもらうシステム。

これらの財務調査については、監査委員会がすでに実施して、その事務処理が適正化どうか検証され、審査意見が公表されている。議会の書類調査は、もう少し大局的な視点でのチェック機能といえる。

夜は、明日の公営企業決算等特別委員会の総括質疑なので、この間局別質疑をしてきたことをまとめて、市長とのやりとりの質問のためのメモ作り。

深夜、阪神タイガース、2年ぶりの優勝で、ビールかけの特別番組を見ながら焼酎で乾杯。1985年の21年ぶりの優勝のときは、もっと感激したが、岡田監督、よかったね。今年こそ、日本一だ!


●9月28日(水)
公営企業等決算特別委員会は、書類調査の日。

この数年は市役所の会議室に書類が積まれて調査してきたが、今年は壬生にある交通局の庁舎で実施。この書類調査の制度は他の政令指定都市の議会では、実施していないと聞くが、チェック機関としての議会の役割として、意味のある作業。市バスや地下鉄事業の各月の収納伝票綴りや支出伝票や領収書、さらに地下鉄工事の契約決定書が山と積んである。

限られた時間で全ての伝票を見るわけにはいかないが、ぼくが注目したのは燃料費。16年度は軽油は、63円で購入されていたが、今では原油高騰で80円にもなっているのだ。原油高騰は、市民生活にじんわりと影響を与え始めているが、この先どうなるのか、20円アップして100円にでもなれば、年間2億円を超える支出になるのだ。えらいこっちゃで。午後2時過ぎまで調査をする。

その後、この間市民から相談を受けていたことで、左京区内をウロウロ。


●9月27日(火)
会期中に本会議が開催されるのは、異例のこと。

10月1日から介護保険法が改正施行されるということで、京都市の関係する介護施設の食費と居住費が、利用者負担になるという議案。9月中に処理をする必要があったので、急遽開催されたのだ。厚生委員会委員長報告の後、共産党議員が討論に立ち、付帯決議を付けて起立表決で、自民、公明、民主の賛成多数で可決。わずか15分ほどで散会。

終了後、10時30分から公営企業等決算特別委員会が開催。上水道局と質疑。ぼくは昨日、質問をしたので同僚の宮本議員に質問はまかして、今日はお休み。各委員の質疑を聞く。委員会の椅子に座っているは、眠くなるし苦痛。これも仕事だ。

夕方、民主党京都府連にて政治スクールの事務局会議。9月に予定していた講義は選挙で中止になって、次回は、10月15日。講師は慶応大学の神保兼教授で安全保障と国際協力について。

夜は、学生時代からの付き合いのある友人夫婦と一献。飯沼先生のことや親の介護のことが話題。


●9月26日(月)
公営企業等決算特別委員会は5日目。上下水道局との質疑の1日目。例によって自民、共産、公明、民主の順で質疑。

ぼくは、下水汚泥溶融スラグ(京石)の活用の状況、水共生プラント雨水貯留施設の助成制度の申込みの現状、公共工事コスト削減対策、この4月に合併編入された京北町簡易水道の現状と課題、また例によって左京区は花背、広河原、久多での地域水道の取り組みと今後の下水処理計画の確認など質問。昨年は、局地的な集中豪雨による浸水や台風による被害が多発したが、今年は自然災害も水不足も異臭発生もなくよかった。

委員会は3時前まで続いたが、正午には、市会運営委員会が開催されて、明日の本会議の日程を決める。

夕方は、十二提灯・子供神輿の巡幸の案内を持って地元の吉田の各町内会長さん宅を回る。

夜は、事務所で第23回「鈴木マサホ・定例サロン」。テーマは「高齢者とIT」で、話題提供は、B-project 代表の高橋美充さん。高齢者にとっては、パソコンの操作が難しいことと機器の改善の必要性、インターネットの楽しさなど実際に教えている経験から示唆に飛んだ話。参加者は15人ほど、この世界に詳しい人もいれば、パソコンなんて触ったこともない人もいて、その話の落差が面白かった。


●9月25日(日)
どんよりとした日曜日。体育振興会主催の区民運動会のシーズン到来。まずは岩倉北、静原、そして八瀬と3ヶ所を回る。静原では朝市に立ち寄って、例によって鯖寿司などを買い、昼の休憩時間だったので、自治連の役員さんたちと車座になって巻き寿司などをご馳走になる。来週の日曜日は、地元の吉田学区の運動会をはじめ、なんと11ヶ所だ。左京区選出の他の府市会議員も回るし、サボるわけにはいかんのだ。

午後、とある葬儀場にて飯沼二郎先生の出棺を鶴見俊輔先生らと見送る。先生は敬虔なキリスト者だったので、教会の方々が賛美歌を歌い、聖書を朗読されて、花を添えてお別れ。安らかな表情だった。

その後、参列した友人が数人集い、詳細は未定だが、日時は11月5日(土)の午後6時から京大会館で開催することを決める。来週には世話人が集まって10月初旬には案内を送れると思う。関係者のみなさん、時間をあけておいてください。

夕方は、事務所にて明日の委員会の上下水道局質疑のために質問メモをつくるために資料読み。


●9月24日(土)
秋はバザーのシーズン。地元の吉田女性会のバザーと近衛中学の南にある知的障害者の施設、京都市よしだ学園のオータムフェスタに。地元の民生委員さんや社会福祉協議会の方々も協力、コーラスや手品や京大生の落語会などもあって賑やか。地域住民と園生との交流が行われて、地域福祉の向上にもなるええ試みだ。関係者のみなさん、ご苦労さんでした。

午後、友人から飯沼二郎先生が亡くなったとの訃報。ぼくが飯沼先生に出会ったのは、京都べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)の定例デモだったと思う。高校3年生の頃、1966年か。あれから40年か。わが師だ。この2、3年体調を崩され、お見舞いに行った時もだいぶ弱っておられた。覚悟はしていたが、残念だ。享年87歳。何人かの友人たちに葬儀をされないということで、訃報のみを知らせる。心よりご冥福を。ありがとうございました。

夜は、とあるところで前原誠司民主党新代表に会うことができて、お祝いと労いとこれからがんばってと激励のエール。


●9月23日(金)
秋分の日、天高く馬肥ゆる秋、スポーツの秋。わが地元の子供たちがお世話になった錦林小学校とわが母校の第四錦林小学校の運動会に行く。好天に恵まれ暑い陽射しの中を、子供たちが元気に走り、踊り、応援する様子はいつの時代になっても素晴らしい。

午後は吉田神社前の祖霊社にて大元講社の秋の大祭。厳粛に神式で執り行われる。

夕方、民主党京都府連主催で前原誠司民主党新代表の抱負を聞く会ということで、自治体議員や連合京都の役員らが結集。テレビカメラや新聞記者も多数駆けつけ、ちょっとした緊張感。そして過日の選挙で当選を果たした泉健太議員、山井和則議員、そして比例復活した北神圭郎議員らが当選の挨拶。

前原議員は新代表になって初めてのお国入り?代表選挙の経過や全員野球で闘う民主党を作りたいと決意を表明。全国レベルでは民主党は惨敗し、壊滅状態になったが、京都は意気軒昂。会場は高揚感がみなぎる。京都から政権交代を!これからがスタート。

その後、滋賀県の志賀町まで行って高齢者のグループホーム建設を計画している人の相談に乗る。


●9月22日(木)
公営企業決算等特別委員会は交通局の2日目。
ぼくは2日続けて手を上げて昨日に伏見で試乗したジャンボタクシーによる実証実験の感想から始まって、バス事業を考える会の総括と今後、民間バスやエムケイの動向、公共交通の今後について質疑。

ぼくは、昨年4月以来、交通水道委員会と公営企業予算・決算委員会で交通問題について質疑を繰り返し、また昨年の9月市会では交通問題について代表質疑もした。昨年は、エムケイタクシーの市バス路線への参入問題がクローズアップされ、市バス事業を考える会も発足してこの4月に答申が出された。民間バス会社への管理の受委託方式と共に、この答申を受けて始まった小型バスとジャンボタクシーによる実証実験は、今後の京都の公共交通の大きな変わり目になるとぼくは考えている。委員会は、午後5時まで続いた。

正午には、議員会を開催して、10月1日から施行される介護保険法の改正に伴い、関連する条例の改正の議案が厚生委員会に付託されていたのだが、委員からその議論の報告を受けて、一個の付帯決議を付けて賛成することに決定。その他、今後の日程など確認をする。


●9月21日(水)
朝一番、交通局の労組より、四条大宮で運転手が心筋梗塞かなにかで市バスが暴走して、街路樹をなぎ倒したと連絡が入る。不幸中の幸いか、乗客も乗っていなくて負傷者もいないという連絡。どういうわけか交通局との委員会の当日や前日によく事故が発生する。

公営企業等特別委員会では、冒頭に理事者からこの事故のことで陳謝があり、事故の経過報告。以降、4時過ぎまで各委員が、特に自動車運送事業のことについて質問。ぼくは、観光客が4500万人をこえたが、定期観光バスなどバスの乗客増につながっていないこと、原油価格の高騰で燃料費がどうなっているのかと聞くと60円が80円になってその影響が出ているのだ。また土日祭日に運行している100円バスの状況など質問。

委員会終了後、地下鉄で竹田駅まで行って、竹田駅から伏見区は藤森界隈を走る弥栄自動車のジャンボタクシーが走る臨南5号系統に乗る。これは7月から始まった実証実験で、南部地域を中心に生活支援路線(赤字路線)の6系統に小型バスとジャンボタクシーを導入して、効率化を図ろうという試み。8人が定員の狭い車内だが、運転手さんの説明も丁寧でよかった。何はともあれ、市民の足を守るためと経営の効率化のために実証実験は大いにやるべし。

その後、共同作業所・福祉工房P&PのNPO法人化を目指した運営委員会。印刷のご用命は福祉工房P&Pにしてよ。


●9月20日(火)
公営企業決算特別委員会、

保健福祉局は、16年度の病院会計特別会計と京北病院の決算について。各会派の委員が、自治体病院の役割を中心に様々な視点で質疑。ぼくは、監査委員の指摘への対処や、この4月に右京区に編入合併した京北町の京北国保病院の現状や市立病院のホームページにおける財政状況などの情報開示のあり方、また患者のプライバシー保護のこと、そして、9月に発表された京都市立病院整備計画のこと、とりわけ、PFI方式の導入が検討されているので、この4月に視察した横浜市立みなと赤十字病院のことも例に挙げて質疑をする。委員会は、4時前まで続く。

正午には、理事会が開催され、今後の委員会の日程など決定。10月1日から施行される介護保険法の改正によって、9月中に可決をしなければならない議案もあって、9月27日に本会議を開くという変則的な日程になる。

また左京区は松ヶ崎の住民が、マンション建設計画があって、その行政指導に関しての請願を持ってこられたので、紹介議員になる。

委員会終了後、ライオンズクラブの国際ポスター展応募の小学校周り。夜は、十二提灯・子供神輿の案内のビラ作り。


●9月19日(月)
3連休の休みなのに午後、議員団室に。

市役所前の広場では、市民ふれあいステージが開催されていて、タレントの原田伸郎さんが司会で歌やら踊りやら賑やか、それをバックミュージックに、明日から始まる公営企業決算等特別委員会の質疑に向けて、決算資料を読んだり、関係するホームページをチェックしたりして、質問のメモ作り。

夕方「三条あかり景色2005」のイベントが開催されていたので、三条通をそぞろ歩き。アニメーションや無声映画など建物に映す、面白い試み。まちづくり団体の「楽洛まちぶら会」が企画したという。雨が降り始め、途中で退散。三条通は、町家でのカフエバーやレストランができて、若い人も多くて賑やかなストリートになったね。


●9月18日(日)
完全にグロッキー、立ち上がれず。外に出る気力もなく、テレビで洋画を見てゴロゴロとうたた寝。

夜はプロレスのノアの武道館の試合を見る。ミスタープロレス天龍さんと小橋健太のチョップ合戦は、ド迫力やが、三沢は力皇に敗れる。プロレス界も政治も世代交代が進んでいるんやなと、ふと感慨無量。


●9月17日(土)
民主党代表選挙の日。午後、修学院は前原事務所に。

テレビのカメラも入り後援会の主要なメンバーが固唾を飲んでインターネット中継を見守る。行けるかも、という期待感。午後4時前、民主党の選挙管理委員会の発表は、前原誠司96票、菅直人94票、事務所が沸く。新しい民主党のリーダー、いや日本のリーダーが誕生した瞬間。この厳しい状況下で、自民党とどう対峙するのか、また民主党をどうまとめていくのか、他にもいささか心配ごともあるが、彼の強運と蛮勇に敬意。身を粉にしてがんばってほしいな。

沸く前原事務所を後に、同志社のキャンパスに。総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会に。この11月23日に総会を開催することに最終決定。記念講演は、タレントで修了生の和泉修さん。面白そうな話が聞けそうだよ。


●9月16日(金)
公営企業等決算特別委員会が開催。
保健福祉局からは16年度の病院事業特別会計とこの4月に合併編入された京北町の京北国保病院特別会計の決算と市立病院整備計画の概要について説明があり、委員から資料要求。

交通局からは、冒頭に今朝四条大宮で市バスの事故があったと陳謝。運転手は、心筋梗塞かなにかで死亡、街路樹がなぎ倒されたが乗客も乗っていなかったし、対向車もなくて怪我人もなく不幸中の幸い。健康管理が求められる。それにしても委員会の開催されるときに事故がよく起こるのだ。地下鉄、市バスの決算の説明と資料要求。上下水道局も同様。

昼、大原自治連合会会長さんが来室。観光地の大原に救急車の常時配備を要望する請願の紹介議員になる。

夕方、民主党京都府連で連合京都の役員や府市会議員が急遽集まり、前原誠司議員が代表選挙に立候補するということで府連会長の福山参議院議員から経過説明と支援の要請。結果はどうであれ、がんばれ!

夜は、吉田神社の参集殿でぼくが責任者の十二提灯・子供神輿保存会の世話人会。毎年2夜連続で巡幸しているのだが、今年は10月8日(土)の午後に吉田の東部を全域回ることにする。コースの設定が難しいよ。


●9月15日(木)
9月市会定例会は本会議の代表質問の2日目。

共産党の加藤広、加藤あい、公明党の久保、井上議員が質問に立った後、わが議員団団長の山口幸秀、砂川祐司議員が壇上に。

山口議員は、選挙のお礼を述べた後、「ますもとマニフエスト」の検証、財政問題、18年度の予算編成方針、京都創生、伝統産業活性化推進条例、地下鉄の運賃改定について、砂川議員は、人口減少問題、住宅用火災警報の装置促進、障害者自立支援法と精神障害者の自立支援について、京北町のグリーンワンダーランド跡地活用について質問。疲れた本会議だったよ。

終了後、民主党京都府連に。前原議員、正式に代表選挙に「闘う民主党をつくる」と立候補の宣言。宇都宮府連幹事長と色々と情報交換。小沢さんや菅さんの動向が気になるな。

夕方、久しぶりにパチンコ。少しだけれど珍しく勝って気晴らし。


●9月14日(水)
9月市会定例会は、10時から本会議、まずは上京区の補欠選挙で当選した寺田議員が紹介される。議案については委員会付託に。

午後からKBS京都放送の中継のある代表質疑。自民党の北川議員は、延々1時間近く大演説。以降、自民党の津田、共産党の倉林議員がそれぞれ京都市政の諸課題について質問。疲れきっていて、睡魔が襲い、眠たい、眠たい。睡魔との闘い。メモを取る気力もなくボートして聞いているのみ。

一方、風雲急を告げる民主党の代表選挙に、わが2区総支部長の前原誠司議員が出馬の意向と表明。このしんどいときに大丈夫かいな、火中の栗を拾わんでも、といささか心配。救世主になるのか!夕方は、久しぶりに京都高野川ライオンズクラブの例会に。


●9月13日(火)
10時から議員会を開いて9月市会の議案について勉強会。
教育委員会、理財局、建設局、産業観光局、選挙管理委員会、交通局と順次説明を受けるが、ボーとして頭に入らない。

昼には市会運営委員会が開催され、14日と15日の本会議の日程を決定し、公明党の議員が衆議院選挙に出馬のため辞職したことやそれで上京区で補欠選挙になり自民党公認の議員が当選したので本会議場の議席の変更や委員会の所属の変更などが確認される。

各局からの議案について勉強会の後、代表質疑に立つ山口議員と砂川議員から質問要旨について説明を受ける、また今後の委員会の日程などを報告。

民主党の岡田代表が選挙の大敗北で辞任、17日に議員総会が開催されて新代表を決めるらしい。どないなるんやろ。それにしても、解散は8月8日だが、1ヶ月前に誰が、民主党の壊滅を状態になると予測していたのか。小泉ハリケーンの凄まじさに驚くばかり。新聞に小泉戦略が周到に計画されていたことが、載り始め、自民党の後継者選びも話題に。ほんま、これから日本は、民主党はどうなるんや!


●9月12日(月)
凄まじき小泉ハリケーン、自民、歴史的勝利。民主、惨敗。壊滅状態だ。言葉もない。

午前3時ごろまでテレビを見るが、もうがっくり。されど京都は、前原、泉、山井がかろうじて小選挙区で勝ち、北神が比例復活して衆議院議員が4人。玉置さんは残念だが、致し方ない。

そして、日が昇って、京都市会は、9月市会定例会の開会。

10時から本会議。各議員眠たそうな顔で議場に。まずは桝本市長が、地下鉄の料金を各区間で10-20円値上げする運賃条例改正案を提案説明。その後、松井、毛利両副市長から、地域水道特別会計の決算、上下水道事業、自動車(市バス)と高速鉄道(地下鉄)事業決算、病院事業特別会計決算、京都市伝統産業活性化推進条例、住宅用防災機器の設置を義務付ける火災予防条例の一部改正、斜面地等における建物などの制限に関する条例の一部改正、太秦東部再開発事業の工事請負契約、市営住宅の家賃滞納者などへの訴えの提起、市道路線の認定と廃止など提案説明があって延会。会期は10月13日までの32日間。

本会議終了後、議員会を開いて、各局を呼んで議案についての勉強会。文化市民、上下水道、都市計画、消防、保健福祉から関連議案が説明されるが、疲れていて頭に入らない。ボーとしている。

昼、当選を果たした前原、泉、北神議員が京都市長を表敬訪問。同席する。ともかくよかった。

夕方は、吉田神社の参集殿で吉田氏子講社の理事会。秋の神幸祭の打ち合わせ。神輿の巡幸は10月9日(日)。「鈴木君に言われて、前原に投票したよ」と言っていただく長老がおられて選挙運動の甲斐があったと喜ぶが、民主党
の惨敗で元気も出ない。その後、事務所にて12日ぶりにホームページの更新。メモていた日誌を貼り付ける。


●9月11日(日)
投票日。目覚めたのは昼前。

昼過ぎ、カミさんと近くの投票所の近衛中学校に。受付のみなさんにご苦労さんでしたと声を掛けていただき感謝。投票率も随分上っているみたい。もちろん小選挙区は前原誠司、比例区は民主党だ。それにしても朝7時前から8時過ぎまで投票所での立会いされるみなさん、ご苦労さんです。

それからわが事務所でカミさんと友達が夕方まで選挙に行かれましたかと、電話で投票所に行っていただくように呼びかけ作戦。相手候補の地元の岩倉の各投票所では、多くの若い有権者が投票に行っている様子。また夕方になって各報道機関各社の出口調査の結果の情報が入ってくる。全国的には民主党は惨敗の模様。わが2区もかなりきわどいぞ。えらいこっちゃ。ほんまに。

午後8時から始まったテレビ番組では、開票が始まっていないのに、各社出口調査を元に、早速自民圧勝の報道。もうがっくり。

午後9時前前原事務所に。事務所はなんとなく重苦しい雰囲気。9時から開票が始まるが、ジリジリと時間が過ぎていく。NHKなどのテレビカメラも備え付けられ、大型テレビの前には後援会の役員さんらが座って待つ。11時前には、民放放送で前原当確がでるが、安心は出来ない。東山区では、500票、山科区では2000票の負けているという情報。いやはややばいぞ、そして左京区では6000票勝っているという情報が入ったときにNHKが当確を打つ。深夜12時前。いやはやハラハラドキドキ。かろうじて勝ててよかった。万歳三唱もイマイチ元気が出ず。

6区の山井和則、3区の泉ケンタもなんとか勝てたし、4区の北神けいろうも比例で当選を決めたときは大歓声。京都はなんとか死守できたぞ。それにしてもコイズミハリケーンの凄まじさよ。これから日本はどうなるんや!そして民主党はどうなるんや。


●9月10日(土)
衆議院解散が8月8日。選挙戦本番がスタートしたのが8月30日。12日間にわたる選挙戦もラスト一日。

刺客やホリエモン騒動と、郵政民営化問題だけがクローズアップされた小泉劇場に幕を下ろせるのか、ともかく最後の一日。民主党は、最後まで苦戦。代打満塁サヨナラホームランはあるのか。

昼から候補者と一緒に北岡・隠塚も車に乗り込んで最後の訴え。連合傘下の労組が各所から桃太郎作戦で盛り上げる。岩倉から高野をグルグル回って最後の訴え。

午後5時過ぎには、恒例になっている祇園石段下でのフイナーレ。突如、半端じゃない猛烈な雨。それでも学生ボランティアや後援会や桃太郎作戦をしてきた労組のメンバーがおよそ300人ほど結集。みんなずぶ濡れ。一丸となって候補者も最後の訴え。初日も雨で始まり、最後も大雨。ほんまに雨にたたられた選挙戦。もうまいった!

その後、ぼくはダッシュ号に乗り込み、福山参議院議員がデッキからずぶ濡れになりながら最後の訴え。三条河原町では1区の玉置陣営が結集して最後の訴え。そして午後7時に右京区は西院に。雨も上がり、4区の北神けいろう陣営の最後の決起の集い。黄色いシャツの支持者が結集し熱気ムンムン。北神けいろうになんとして勝たせたいと、ボランティアの女性が涙声で訴えたのもよかった。

マイクを使えるのも午後8時まで。ぼくはずぶ濡れになって寒くて仕様がないのだが、そのままダッシュ号に乗り込んで、右京区一円の幹線道路を府連の若いスタッフと「最後の最後まで民主党にご支援を!」とがなりたてる。騒がしてごめんなさいね。午後8時、西院に戻ってきたところでマイクを置いた。いやはや寒い寒い。風邪をひいたらえらいコッチャで。

午後10時過ぎ、修学院の前原事務所に戻って、最後の個人演説会を終えた前原候補や後援会のメンバーと握手。ともかくお疲れさんでした。早く帰って風呂入って熱燗を飲みたい。ほんまに暑さと雨で疲れたな。


●9月9日(金)
ラスト2日。朝の街頭演説。出町柳駅前では、共産党の候補者とかちあう。共産党はなんや元気がないな。それから三条京阪前でも街頭演説。

10時から市会運営委員会が開催される。自民党の北川さんが委員長で、共産、公明、民主の各委員が揃って、12日の月曜日から始まる9月市会定例会の日程を決める。また市会事務局の議員団担当と9月市会の局別勉強会の日程や山口、砂川議員の代表質疑の質問要旨や諸々の諸問題について打ち合わせ。投票日の翌日から市会が開会するというハードスケジュール。

午後は、候補者カーに乗って左京区の南部を走る。前原候補、手を振ってくれる人や行き違う人がいたりすると、車から降りて握手に走る走る。最後まで元気や。またウグイス役の北岡ちはる府会議員は、マイクを離さない。ほんまに元気な人だ。夕方、猛烈な雨。雨男と雨女は誰や!ズボンやシャツがまたびしょ濡れ。

夕方は山科の鏡山小学校での山口議員が責任者の演説会。300人ぐらいの参加者かな。そして前原誠司候補の地元の修学院小学校は、ほぼ500人ほどの参加者。稲盛さんのメッセージが読まれて、応援弁士に元大蔵省財務官で慶応大学教授の榊原英資さん。2大政党による政権交代の必要性を熱く語られた。そして候補者の登場。相手はコイズミだということで危機感を訴え。


●9月8日(木)
台風一過、秋の空。朝の街頭行動は洛北高校前の交差点。

その後、事務所に戻って推薦をいただいた各種団体にお礼と今後の支援の要請の電話作戦をひたすら。昼の1時間は、候補者の代わりに候補者カーに乗って、岩倉をぐるぐる回る。

それから民主党京都府蓮の大型宣伝カー・ダッシュ号に福山議員らと乗って後ろのデッキから手を振りながら山科に入る。わが議員団団長の山科区選出の山口幸秀議員は、60歳代後半だというのに元気に街頭演説。福山議員は、マイクを離さず必死の訴え。2年前の選挙のときは、この車で走っていても、民主党がんばれ!ともっと手を振ってくれる人がいたが、この選挙戦は爆発的な反応がない。イマイチやな。いくつかの団地でスポット演説。

夜は、東山区の東福寺近くのお宅でミニ演説会。今回の選挙では、前原候補は、民主党の若手リーダーの一人ということで、他府県の候補者の応援に行って京都を留守にすることもあって、その日は、ぼくと北岡、隠塚両議員が前座で喋って候補者夫人の愛里さんが、候補者に代わって演説をするというやり方を実施した。「なんや候補者は来てないのか」と帰った人もいたようだが、彼女も大分慣れてきて自信を持って喋れるようになった。経験だよね。

そして連夜の選対会議では、状況分析では、小泉旋風で民主党は苦戦し、わが前原も相手候補と接戦、危機感を強めて電話で必死に訴えないかんぞ!と陣営を引き締める。


●9月7日(水)
台風は、日本海を抜けている様子。京都はたいして影響もなく、朝一番、大原から途中に抜ける国道367号線と岩倉への道が交差する花園橋で街頭行動。前原候補と共に学生ボランティアや後援会のメンバーと出勤途中のドライバーに手を振る。

昼の時間は、候補者が昼食休憩の時間に候補者の代わりに選挙車に乗って1時間ほど高野や養正地区を回る。手を振ってくれる人がようやく増えてきた感じ。

午後は久しぶりに民主党京都府連に寄って1区から6区までの戦況を聞くが、世論調査の数字などを見るとどこも思いがけず苦戦だ。特に1区のベテランの玉置さんはアカンみたいだ。

夕方、伏見区は泉ケンタの事務所に陣中見舞い。田渕府会議員、同僚の砂川、山岸議員が選対本部で奮闘中。泉ケンタは、彼が学生時代から知っていてわが愚息の先輩なので、愚息もボランティアで応援に行っている。ケンタは先の選挙で当選して結婚もして子供も生まれて子育て世代の代表だ。なんとしても勝たせてやりたい。深草小学校での演説会に顔を出す。ほぼ満員で500人を越える参加者。厳しいけれど、なんとか行けるのではないか。子供と一緒の新妻の由美子さんとぼくと同世代のお母さんを激励。

その足で東山区は民主党東山支部長の中野洋一が責任者の今熊野小学校の前原演説会にも行く。300人近い参加者。中野洋一君は先の市会議員選挙で負けたけど、現在は新聞販売所に勤めながら、衆議院選挙も一生懸命、次回を目指してがんばれよ!


●9月6日(火)
台風は九州で豪雨をもたらした。昼過ぎ山科の選挙事務所から候補者カーに乗り込む。強風が吹き、雨も断続的に強く降る中、宮城県選出の桜井充参議院議員と北海道から小川勝也参議院議員が応援に。心強いウグイスマン。山科をくまなく回り、西野山団地や椥辻団地などでスポット演説。ぼくにとっては山科は行政区が違うのであまり知らない地域。

昭和30年代後半に名神高速道路や新幹線が通り、昭和40年代頃から宅地開発が進んで、東山区から分区、山科区ができたのが昭和51年。国道1号線になる五条通や外環状線はたまに通るが、ちょっと横道に入ったらもうわからん。こんなところに団地があったのかと驚くことしきり。地下鉄東西線が開通して随分便利になったし、新十条トンネルが完成すれば、また街は変わるだろう。そんなことを思いながら、山科から滑石街道を抜けて東山に。台風で人はあまり歩いていないし、体は濡れるし、もうヤケクソ。雨女は北岡府会議員や。そやけどマイクを握る彼女のがんばりようには脱帽。

夕方、田中神社で隠塚議員が責任者のミニ演説会。台風余波の中、ぼくと北岡府会議員が喋り、愛里夫人がスピーチ。アットホームな演説会。


●9月5日(月)
台風接近で雨模様。朝、演説会場の近衛中学校で教頭先生らと打ち合わせ。雨でグランドがぬかるんでいるので駐車が出来ない。頭が痛いな。

昼、選挙カーでわが地元の吉田を夕方の演説会の告知を兼ねてウグイスマン。昼、町内の方の告別式に参列。そして午後は、ひたすた事務所に篭ってカミさんやわが後援会会長夫人らと電話で今夜の個人演説会への参加を呼びかける電話作戦。

夕方、雨は上がり、わが地元吉田や聖護院はもとより左京区のぼくの友人たちや民主党や前原後援会や北岡後援会のメンバーに自治労や連合傘下の組合員に市役所の友人たちが続々と詰め掛けてくれる。会場は立ち見も出てなんと560人の参加者!ぼくが司会をして、北岡府会議員に福山参議院議員が応援弁士。そして前原候補が登場。真っ向から政策を訴える。ご参加いただいたみなさん、ありがとう。

2年前の衆議院選挙、昨年の市長選挙、参議院選挙とぼくが責任者となって開催するわが母校の近衛中学での演説会は、毎回大盛況。用意したスリッパもなくなり、他の演説会場と比べると一番の大入り。嬉しい限り。感謝。

後片付けが終わって、近所の飲み屋で一人で久しぶりにほっこりした気分。ビールが美味かった!


●9月4日(日)
各紙世論調査の結果を載せている。民主党は、ヤバイやないか!

午前中、わが地元の吉田学区自主防災訓練。近衛の広場から地元の下大路町や近衛町のみなさんと集団になって避難先の第四錦林小学校に。煙の体験をして、主催者の挨拶の後、4つのグループに分かれて、初期消火、応急救護、担架、救出の訓練が行われる。ぼくも町民の一人として担架を作ったり、消火器訓練に参加。どんよりした曇り空で助かった。およそ500人を超える参加者。自主防災委員に消防分団のみなさん、ご苦労さんでした。

ちょっと早めに会場を抜けて、ひたすら電話作戦。

午後は選挙車の前を先導に乗って岩倉を回る。応援弁士には、かの村上ファンド、M&Aコンサルティングの代表取締役の村上世彰 さん。高野イズミヤ前や百万遍交差点で熱弁をふるっていただく。小柄な体でフットワークも軽く、「村上です」と握手作戦。学生には人気。やっぱ時の人かな。

夜は、雨模様の中、宝ヶ池プリンスホテルで前原誠司の演説会。雨の中、左京区は北部の花背や大原、静原そして岩倉など前原後援会の多くのみなさんが参加。応援弁士は、松井・福山両参議院議員と村上ファンドの村上世彰さんと飛び入りで民主党本部から仙石由人政策調査会長。徳島県選出の元社会党出身で関西弁で喋る人なので馴染みがある。参加者は400人ほど。まあまあの盛り上がり。

されど厳しいぞ!後援会の幹部の方に檄が飛ぶ。


●9月3日(土)
選挙戦5日目。中盤戦に突入。

世論調査の情報が入る。自民党、単独過半数を超える勢い。ホリエモンや刺客騒動や郵政民営化だけをいう小泉劇場に有権者は酔っているのか。岡田民主党よ、しっかりしてよ。わが陣営も危機感を募らせる。

午前中、隠塚議員と民主党の比例車で松ヶ崎と下鴨をくまなく回る。途中、細い道で路にはみ出た樹木に車の看板が当たり立ち往生して四苦八苦。ぼくの選挙の時にはトユを壊して弁償をしたこともある。

午後は、近衛中学でのぼくが責任者の演説会に向けてひたすら電話作戦、携帯に登録をしている友人たちにも電話。なんとか400人は来てもらいたいな。

夕方は東山仁王門下ルの満足稲荷神社で演説会。蚊取り線香がたかれて夏の風情。松井孝治参議議員も応援に駆けつけるが、世論調査の結果に危機感を募らせている。厳しいぞ。


●9月2日(金)
選挙戦が始まって4日目。

出町柳駅前で7時から朝の街頭行動。叡山電車から京阪電車に乗り換える人や通勤のドライバーらに挨拶をしてマニフエストを手渡す。朝のターミナルでの挨拶は地道だけど選挙の常道。学生ボランティアや後援会や労組のメンバーと一緒に声をからす。前原候補者はもちろん元気。

その後、左京区の労組や団体を挨拶回り。また事務所にこもって個人演説会の告知をするべく電話作戦。この電話作戦は、公職選挙法で許された行為。忙しい時に電話が掛かってくると苛立つ人もいてガチャンと切られることもあるが、お許しを。

夕方、自治労府本部傘下のユースホステル協会、埋蔵文化財研究所、京都市交響楽団のメンバーと最近組合を立ち上げた古代学協会の労組メンバーとの懇親会に。それぞれが公共的な部門の職場であり、また仕事がそれぞれ専門職で、話を聞いていても面白い。深夜、友人の某新聞社の記者から世論調査の結果の速報。民主党、苦戦。わが2区においても前原候補、相手候補と接戦とのこと。ほんまかいな!こらえらいコッチャで!


●9月1日(木)
今日からもう9月。でも暑い!暑い!午前中、地元をポスターの貼り替え。公職選挙法では選挙中公営掲示板以外に候補者と政党のポスターについては東京の中央選挙管理委員会が発行したシールを付けたポスターは貼れるので、地元の支持者宅を回る。午後は、山科事務所から選挙車に乗り込んで東山区から左京区に。途中、東山区の今熊野商店街で福山参議院議員が応援弁士のスポット演説。熱中症か、このクソ暑いのにはまいる。夕方は、浄土寺の集会所にて北岡府会議員が責任者のミニ演説会。狭い会場はほぼ満員でアットホームな演説会。前原候補は、今夜も教徒を留守にしていたので、夫人がスピーチ。ぼくは民主党のマニフエストについて漫談風に喋る。その後、選挙事務所で選対会議。今日の反省と明日のスケジュールの確認。夜10時過ぎには、わが事務所に西陣山岳会、日中武道研究会のメンバーが来所。太極拳まつりの開催について相談に。
テレビニュースではアメリカのニューオリンズでハリケーン、カトリーヌによる被害の模様を伝えている。街中は洪水で何万人の市民が避難所に家を失い、略奪騒ぎも。



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