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       鈴木マサホひとくち日記 
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2006年5月

                 


●5月31日(水)
         
         ●副議長就任、京都新聞に載る

 京都新聞朝刊にーーーー京都市議会の新しい副議長に就任した鈴木正穂議員(民主・都みらい)は30日、市役所で会見し、「市民にとって親しみやすい、魅力ある議会改革に取り組みたい」と抱負を述べた。鈴木副議長は、巻野渡議長(自民)が母校・鴨沂高の後輩であることに触れながら、「友人でもあり、アドバイスももらえる。大変心強い」と支える姿勢を示した。そのうえで「私なりのカラーを出したい」と、本会議での一問一答方式の導入、議員提案条例の促進、休日や夜間の本会議開催などの議会改革に意欲をみせた。さらに「副議長は式典などの行事に出席することが多い。そうした機会に市民から意見を聞いて、市政に反映させたい」と語った。ーーーーと記事が、また写真入で「ひと」欄にも載る。ちょっと照れくさいよ。

         ●京都市市民憲章推進者表彰式典 デビュー

 午前中、住みよい京都をつくる婦人の会の左京支部の総会が植物園である。初夏の陽射しが眩しいが、木陰で弁当をいただきながら会員のみなさんと懇談。副議長に就任したことに喜んでいただく。

 午後、公用車で「ひとまち交流館」での「京都市市民憲章推進者表彰式典」に略礼服を着用して来賓で出席。議長が他の公務のため出席できないので、副議長としてのデビュー戦。
 地域で美化や安心・安全の活動、福祉や文化活動に永年頑張ってこられた市民のみなさんの表彰式。11行政区の111人、19団体のみなさんの代表者に桝本市長から表彰状が手渡され、ぼくは副議長として祝辞を述べる。用意された祝辞にプラス、アドリブで京都特有の地域力の大切さを訴え敬意を表す。やっぱ緊張するよ。

 その後、11行政区の表彰者と区長と市長と一緒に記念写真。左京区の受賞者には何人かの知り合いが表彰された。ほんまにご苦労さんです。

         ●山田啓二京都府知事にご挨拶

 それから京都府庁に。北岡ちはる府会議員の先導で、酒井京都府議会議長と大野副議長、さらにこの4月の知事選挙で再選を果たされた山田啓二知事にご挨拶に。ちょうど新年度の人事異動が発令されたときで慌ただしかったが、にこやかな山田知事と握手。緊張の連続でちょっと疲れた。


●5月30日(火)
        
        ●京都市会第81代副議長に就任

 5月市会定例会の最終本会議。本会議の前、小林理事に同行してもらって、自民、公明の会派に副議長立候補のご挨拶に。緊張するよ。

 本会議の冒頭に日置副議長の辞職の挨拶。そして副議長の選挙が始まる。投票用紙が配布されて順番に投票。投票総数64票、鈴木マサホ45票、共産党の藤原冬樹氏19票。そしておもむろに議場の正面横に進み出て、副議長就任の挨拶をする。緊張して口がカラカラ。一応あいさつ文をポケットに入れていたが、丸暗記もしてないし、どうしようかと思ったが、エイヤでやってみた。「巻野議長を補佐して、市会を活性化したい」ということを挨拶させていただいた。近日中に、その議事録を見直して、要旨を記すつもりです。しかし、ほんまに緊張したよ。席に戻ってほっとした。

        ●監査委員に青木、久保議員
 
 その後、本会議は普通予算特別委員長、財政総務委員長、文教委員長、厚生委員長、建設消防委員長から、それぞれ付託されていた議案について審議の報告があり、起立表決のものもあったが、淡々と可決して議事が進んでいく、途中、議長が少しの時間退席したので、初めて5分間ほど議長席に座った。これも緊張したよ。追加議案の人事委員会の委員には松井元副市長が、監査委員には青木善男議員と久保省二議員が選任される。

        ●意見書5本を可決 

 意見書については、高金利の見直しなど「出資法、貸金業規制法の改正」、京野菜などの地産地消を推進する都市農業振興策の強化、専門医の育成などを盛り込む「がん対策基本法」の早期制定、脳脊髄液減少症の研究・治療の推進、医療保険制度の一本化など抜本的改革-も意見書5件を可決。わが議員団の二人の議員が起立したらアカン時に、起立してしまったハプニングも。大勢に影響はなかったので、たいそうな話にはならず笑い話。最後に「2008年主要国首脳会議(サミット)の京都開催を国に求める決議」を可決して散会。
 
        ●記者会見で抱負
 
 市長が挨拶に各会派を回られたあと、理事会では、ひとことご挨拶して早速議長の横に座る。また各会派に副議長就任の挨拶に順番に回り、市長室では、市長、副市長、収入役にご挨拶し花束をいただいて記念写真。一服した後、理事会室で記者会見。KBS京都放送のテレビカメラが回りこれまた緊張の一瞬。抱負を語り、記者からの質問に答える。いやはやバタバタしたよ。

        ●挨拶回り 

 そして副議長秘書の市会事務局中村係長と一緒に公用車で、まずは各会派の団長さんと理事さん宅にご挨拶に。伏見、久世、西京、下京、中京、北は上賀茂から左京は銀閣寺と、京都市内を一周。夜は、わが議員団の5月市会を終わっての反省会。意見書の調整もうまくいき、安孫子和子さんの代表質問も立派だったし、ぼくも副議長に就任させていただき、盛り上がる。

        ●みなさん、ありがとう

 山口団長は挨拶のとき、ぼくが社会党を除名になったときのことを思い出されたのか、副議長就任を心より喜んでいただき涙目。びっくりした。人情家の団長をはじめ諸先輩、同僚のみなさん、そしてぼくを支えていただいたみなさん、ありがとう。伝統ある京都市会代81代副議長としてこれからも精進します。


●5月29日(月)

        ●民族学校とオモニたち      

 5月市会定例会もいよいよ大詰め。朝から各会派議員会を開催。精力的に意見書や決議の最終調整が行われる。ぼくは、午前中、以前から約束していた民族学校のオモニたちと国際化推進室と教育委員会の関係者との懇談会に同席。
 京都市内には、勧進橋、松尾、銀閣寺、玄琢と東山に民族学校がある。近年は近接の学校との交流や公開授業も行われ、また民族文化に触れる集いも毎年開催され、外国籍市民懇談会も設置され、さらに京都市教育委員会が外国人教育方針を出したのはもう10数年前。「内なる国際化」ということで委員会や本会議でぼくは何度も議論をしてきたし、京都市の施策は随分前進したと思っている。これから多文化共生社会をどう形成するかが、大きな課題。オモニたちの声を聞き、また協力できることはしていきたいと思う。

        ●日置副議長が辞職、鈴木が副議長に

 午後、議員会が再開される。小林理事から日置副議長が辞任をされたということで、民主・都みらい議員団として、鈴木を副議長候補にお願いすることになる。意見書調整も4時過ぎには目途がつき、議案が付託されていた各常任委員会と普通予算特別委員会が開催され討論結了。その間、明日の本会議で挨拶をどうするかとか、記者会見で何を喋るかメモ作り。

        ●定例サロン、どうなる年金

 夕方事務所にて第31回目の「鈴木マサホ定例サロン」。参加者は15人ほど。話題提供は、NPO法人あったかサポートの常務理事の笹尾達朗さん。「年金制度の一元化を考える」ということで資料も準備していただき熱弁をふるってもらう。年金問題が話題になったのは、2年前の参議院選挙の時だったか。国民年金、厚生年金、共済年金などの制度の問題はもちろんのこと、われらが老後のとき年金はどのくらいもらえるのか、或いは、若い世代は年金はどうなるのか、日本の社会保障制度も先が見えない。笹尾さんたちは、高校生や大学生が就職するときの知識として、保険や労働法のことなど学校に出向いていってする出前授業を企画している。


●5月28日(日)
  
        ●好天に恵まれ静原野外パーティ

 今日は静原での「鈴木マサホ・野外パーティ」。朝、7時過ぎ目覚める。なんと雨は止んでいる。どんよりと曇っているが、ラッキー、これなら大丈夫。先発隊は車で、ぼくは出町柳駅から京都バスで参加者のみなさんと京都バスで、上賀茂神社前から京都産業大学、新しく出来た地球環境研究所、京都精華大学を通過して市原から山間のほっとする里、静原へ。秋にはコスモスが綺麗な畑のあぜ道を過ぎた「しずはら市」の南側の山麓のところで5月の風に吹かれながらの野外パーティ。焼肉や焼きそばを作って、ビールを飲みながらの歓談。

 地元の静原の自治連の会長さんをはじめ、松井孝治参議院議員も飛び入り参加。こどもたちなどおよそ80人の友人知人が集い和気あいあい。ギターを弾いてくれる若いパパがいたり、災害備蓄用のまき「燻華薪(くんかしん)」(商品名「鞍馬の義経」)を薪ストーブでデモンストレーションも。この「燻華薪」は万一の災害時に、直ぐに火が着き、お湯が沸かせ、ご飯が炊け、暖房もとれ、アウトドアにも使えるすぐれもの。地元の市原野の前自治会長の中村さんが商品化して中越地震のときにも活用された。家庭に1セットあれば役に立ちますよ。ほんまに好天に恵まれてラッキー。

        ●がんばれ明徳消防分団

 夕方は、6月4日の京都市消防団総合査閲に左京を代表して出場する岩倉は明徳消防分団の激励会が明徳小学校のグランドで。左京区選出の国会、府市会議員が勢揃い。分団長の号令の元、行進や小型ポンプ操法の訓練の成果を披露される。査閲を受けられる分団のみなさんは、1年がかりで訓練に励まれるとのこと。ほんとにご苦労さまです。がんばってください。激励に駆けつけておられた某消防分団長さんが体調が悪くて途中倒れられ。救急車もきてびっくり。親しくしている方だったのでご自宅まで伺う。たいしたことはなくてよかった。
      
        ●新聞記者の取材を受ける

 夜、事務所に京都新聞の若い記者が来所。ぼくが副議長に就任することが内定しているので「ひと」欄に掲載する記事の取材。先に簡単な経歴書、自己紹介のメモを渡していたので、色々と青春時代や選挙に初挑戦したときのこと、また市会議員になって20年のことを喋る。さてどんな記事になるかな、楽しみだ。


●5月27日(土)
         
        ●われら団塊の世代、団塊塾

 雨の一日、11時の新幹線に乗って東京へ。昼から東京ツインパークスの集会場での第一回団塊塾に参加。この団塊塾は、わが菅直人さんや堺市会議員の長谷川秀英さんが立ち上げた団塊党の勉強会。

 菅さんと長谷川さんとの出会いは、市川房枝さんの選挙の手伝いをしたことがあって、もう30年ほど前になるのかな。昨年末に菅さんに出会ったとき、この政党ではなく運動としての団塊党のことを聞いていたので、団塊の世代であるぼくは興味をもっていたのだ。

 菅さんの挨拶の後、「せたがや壮年大学」を主宰されている森本陽子さんが、学び舎・サロン事業としての壮年大学のコンセプトとその運営方針、団塊政策研究ネットワーク世話人の前田和男さんが、確かぼくもアンケートに回答した記憶があるが、「団塊の世代議員白書」のことや選挙参謀した経験など「そうだ選挙に出よう!」というお話、元毎日新聞記者で現在は千葉県は四街道市会議員の田中良太さんの「マスコミとミニコミ」というタイトルのお話。田中良太さんは、毎日新聞京都支局で市政担当をされていたこともあったらしいが、もう随分前のこと。退職後、団地でゴミ問題についてのミニコミを発行され、自治会の事務局長になり選挙に打って出られた。

 われら団塊の世代は、これからどう生きるのか、或いは社会活動をするのか、自治体の政策にも大きな要素になる。色々と勉強をしたいしネットワークを広げたいと思っている。京都でも立ち上げようかな。

          ●鴨沂高校同窓会関東支部

 それから雨の東京を国会近くの霞ヶ関ビルに。国会議事堂や首相官邸が眼下に見える会場で、鴨沂高校同窓会の関東支部の総会に出席。およそ100人の諸先輩や同輩の19期生も出席していて、ちょうどギター演奏の時間であったが、昨年秋に同窓会長を拝命したので最近の鴨沂高校の現状など報告してご挨拶。

 ぼくらの少し前まで「東の日比谷、西の鴨沂」と言われた時代があって、京大への進学率も高く、ジュリーこと沢田研二や団玲子さんに田宮二郎さんなど俳優もいたし、水球では日本のトップクラスだった。学生運動も盛んな時代があり、一世を風靡していたが、最近はイマイチだね。されどわが母校ということで、思い出をみなさんなつかしく話され、青春時代にタイムスリップ。2008年には同窓会60周年記念総会をするので、ぜひみなさんご参加くださいよ。

 午後11時前帰京したが、京都も雨。明日晴れるかな?


●5月26日(金)

         ●意見書を巡って

 朝から議員会。昨夕、各会派から意見書と決議案が出てきたので、それぞれ検討を加えて、議員団としての方向性を決める。この意見書は、地方自治法に基づいて、政府に自治体議会から各種のテーマで送付するのだが、各党の思惑が交錯して、意外と時間がかかるのだ。いちおう全会派賛成して可決するのがいいのだが、そうは中々いかない。国会では、民主党は野党でもあるが、京都市政においては、自民、公明と一緒に市長与党なので、そのあたりの阿吽の呼吸で調整をするのだ。

 ぼくも何年かこの意見書の調整役をした経験があるが、押したり引いたり、それなりの神経を使う。断続的に議員会が開催されて、担当の議員から随時調整の中間報告を受けて、会派で議論をしながら前に進んでいくのだ。最終本会議で、どういう意見書が日の目を見るのか、お楽しみに。

         ●大原で市政懇談会

 夕方は、三千院と寂光院で有名な大原へ。久しぶりの大原公民館にて市政懇談会。5月末だというのにどんより曇っていて寒くて会場にはストーブ。畳の部屋で車座になって冒頭にゲストで招いた北岡ちはる府会議員のスピーチ。府政報告ということで、知事選挙のことと6月から実施される民間による駐車違反対策のことなど。

そしてぼくは、この20年間の大原との関わりについて、大見総合公園計画の当時の反対運動のこと、観光トイレのこと、一条山の再開発によるダンプ通行問題のこと、朝市を中心とした「里づくり協会」の取り組みの評価、そして大きな課題である、下水処理のこと。このたび特定環境保全公共下水道により、下水処理対策の道筋が示され調査費がついたが、地元の自己負担金が大きいのでどうするか、地元の人々の悩みはある。

 参加者のみなさんから里道の改善の問題や呂川の改修のことなど、色々な地元要望をお聞きする。自治連の会長さんをはじめ20人近い方にご参加いただき感謝。お聞きした要望の解決のために、努力したい。




●5月25日(木)
         
         ●5月市会の会期末、議員会を開催 
 
 5月市会定例会もいよいよ会期末。各会派は議員会を開く。理事から今後の日程や人事委員会に城守昌二さんが退任して松井珍男子前副市長が就任の追加議案の報告など。そして付託された議案の審議状況や問題点について各委員会の委員から報告があり、賛成するか反対するか態度を決めていく。この市会は議員団で大議論になる議案もなくて淡々と議事が進む。

 また議員団として、「出資の受け入れ、預かり金及び金利等の取り締まりに関する法律」等の改正を求める意見書と国会の委員会で強行採決された医療制度改革に関して意見書を提案することを確認。

         ●幼保一元化、「認定こども園」とは

 午後は、御池保育所の木原克美氏を講師に招いて、幼稚園と保育園の一元化問題について研修会。この10月1日に施行される、就学前の子供に関する教育保育等の総合的な提供の推進に関する法律の概要と問題点や「認定こども園」に関する経過と問題点や保育行政や子育て支援について色々とお話を伺う。わが家の長男は、門前小僧という共同保育で育ち、娘はペスタロッチ保育園で世話になったが、民間企業が保育に参入することも予想され、少子化時代の幼児教育と保育の課題について勉強をさせたもらう。

 夕方は、連合京都洛東地協の幹事会に東山区から市会に出る中野洋一君と山科区から府会に出る豊田貴志君を伴って出席して、推薦をお願いに。支援のほどたのみまっせ!


●5月24日(水)
         
         ●グループホーム建設の相談

 市会は、常任委員会が開かれているが、ぼくは属していないので事務所にて来客の応対。とあるお寺の御住職さんがグループホームを開設したいとご相談に。介護保険制度が改正され地域密着型の小規模多機能介護施設が今後展開されることになっているが、仏教者がホスピスとして高齢者を看取れるような開設されるのは、素晴らしいことだと思う。その志を大切にされて計画の実現に向けてぼくも応援したいと思い、色々とアドバイスをさせていただく。

         ●わが経歴

 午後は連合京都に来春の市会議員選挙に推薦を依頼をするための経歴書き。わが詳しい経歴は、ホームページを見ていただきたいが、大学を卒業するのに9年かかり、30歳のときに市民運動家として選挙に初挑戦して以来、1987年(昭和62年)38歳のとき、社会党の推薦を得て3度目の挑戦で初当選。

途中、社会党を除名になって無所属の10ヶ月間もあったが、復党して少ししたら社民党に名前が変わり、さらに一時は「京都市民クラブ議員団」を名称を替え、そして98年に民主党に入党。4期目になる99年の春の選挙後、民主・都みらい議員団が結成され、以降7年経つのだな。

 政党再編や連立政権など中央の政界の動きに時には翻弄されながら、ここまできたのだ。ほんまによく生き延びてこられたというのは、正直な実感。まあ色々とありましたよ。経歴書を書きながらそんなことを思う。

         ●後援会幹事会、どうなる選挙!

 夕方は、事務所にてわが後援会の幹事会。28日に予定している静原での野外パーティの準備、材料の買い物や雨のときどうするか協議。また大原公民館と吉田は京大会館で予定している市政懇談会のことや7月9日に予定しているバス研修旅行会で宮津市は天橋立に行くが、その日程など。

 大きな議論になったのは、民主党として左京区に3人目の市会議員選挙の候補者を擁立する方向にあるので、状況分析や今後の選挙対策をどうするか、喧々諤々の議論。自民党は長老が引退されるし、無所属で立つ予定者もいると聞くし大乱戦になりそう。おもろいやないか。われら団塊の世代として、闘志が沸くよ。気合だ!


●5月23日(火)
         
         ●交通水道委員会が開催
         「小型バス・ジャンボタクシー代替モデル実証実験」
            
 5月市会定例会の会期中の常任委員会であるぼくの所属する交通水道委員会が開催。付託された議案はなく、交通局からは、「小型バス・ジャンボタクシー代替モデル実証実験の17年度の実施状況について」報告があり質疑。

 この実証実験は、市バス事業を考える会の答申の受けて昨年夏から始まった。いわゆる赤字路線を「生活支援路線」として伏見区内など南部地域の市バス6系統に小型バスやジャンボタクシーを導入し、民間のタクシー会社などに委託をして、効率的な運行と利便性の向上を図ろうという試み。各系統では増便をして合計2800万円の収支改善がり、一日乗客数は200人ほど増加し市民から喜ばれているという報告。9人しか乗れないので定員超過の場合、増発もあり、また車椅子客の乗り降りなどが課題。ぼくは実際に乗り、委員会でも度々論議をし、この実験を高く評価しているし、積極的な展開をさらに求めたい。

        ●水道局に係わる訴訟の顛末

 水道局からは、水道局の左京区は松ヶ崎分室に違法に住んでいたとされる水道局職員について住民訴訟が起こされその支出返還請求事件の結果と、これも左京区の夷川ダム疏水運河用地に違法に建物 土地を借用していた者に対して明け渡し請求を求めた事件の顛末についての報告や伏見水環境保全センターにおけるガスコージェネレーションの導入についてなど報告。
 一般質問でぼくは、鳥羽環境保全センターの藤棚と蹴上浄水場のつつじの公開イベントについて質疑。開花の時期には早かったけれど、入場者数はまあまあだった。

        ●景観行政と大原の下水処理

 午後は、住宅建築の関係者である工務店や測量士、設計士さんたちと京都の景観行政を担当しているメンバーと意見交換会。景観問題については、京都の良さを残すために京都は全国の風致行政の先頭を走っているが、色々とそれぞれの現場では苦労が多い。ぼくも勉強になった。

 またその後は、大原の公共下水処理の問題について、大原自治連の関係者と上下水道局らの担当者と協議。今後、特定環境保全公共下水道の方式で設置されることが決まっているのだが、地元の負担金のことなど課題は山積。京北の施設を見学することで日程調整。21年度に完成するための認可手続きがこれから始まることになる。


●5月22日(月)
         
         ●国立京都国際会館40周年

 市会は国民健康保険特別会計などの補正予算を審議する普通予算特別委員会が開催されたが、ぼくは公営企業予算特別委員会のメンバーなので出席しなくていいので、気分は楽く。

 昼過ぎ、宝ヶ池は国立京都国際会館の40周年記念の式典に。河合隼雄文化庁長官が「国際化時代における日本」というテーマで講演。アイルランドや日本のおとぎ話などを紹介しながらのお話は、実に面白かった。

 左京区の宝ヶ池に国際会議場が出来たのは、1966年のこと。市会議員になってから世界歴史都市会議やCOP3や国連軍縮京都会議や世界水フォーラムなどに出席し、前原誠司議員の納涼パーティの会場になるなど年に3、4回は行く。出来た頃は航空母艦みたいで異様な建物だと感じていたが、最近は比叡山などの風景になじんでいるので人間の心理は不思議なものだ。

        ●「反戦と変革のための国際会議」

 ところで、ぼくの国際会館の最大の思い出は、1968年夏にベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)が開催した「反戦と変革のための国際会議」だ。ぼくが19歳の夏。

 当時、今は亡き、北沢恒彦さんに誘われて、この会議の準備のために聖護院のとある小さな旅館を事務局にしてぼくは家が近くにあるにも係わらず泊り込みで朝から晩まで動いていた。この会議には、桑原武夫先生や松田道雄先生のご尽力があって会場を借りれたらしいが、代表の小田実氏や事務局長の吉川勇一氏をはじめ日本の各地からベトナム反戦運動に取り組んでいるベ平連のグループや学生運動の諸党派や反戦青年委員会の活動家が大挙して参加し、またアメリカやヨーロッパやアジアの各国から平和運動家が集結したのだ。コピー機もパソコンもメールも携帯電話もない時代。疾風怒濤の夏だった。会議が終わって市役所前から円山公園まで3000人ほどの大デモをしたのだが、デモ隊に硫酸が投げつけらるという事件もあった。あれから40年経つのだな。

 残念ながら40周年記念誌の資料編にこの「反戦と変革のための国際会議」の記述はない。なお当時のアサヒグラフには、ぼくの写真が写っている。

 夕方、百万遍をぶらぶら、久しぶりにあーす書房に立ち寄る。最近眼が悪くなって、読書は苦手だが、澤井勝教授と新川達朗教授共著の本などを購入。


●5月21日(日)
         
         ●左京消防団総合査閲

 快晴の朝、京都精華大学グランドで左京消防団総合査閲。27分団603人の消防分団のみなさんの入場行進から始まって、通常点検や小型動力ポンプ操法の訓練を披露される。この4月に団長も副団長も新たなメンバーが就任されて気合が入っている。
 国会議員や府市会議員に各学区の自治連の会長さんや自主防災会の役員さんなども来られて行進や訓練に拍手。京都の火災が大都市で一番少ないのは、彼ら消防団のみなさんの力が大きい。この6月の京都市の総合査閲では、岩倉の明徳消防分団が代表で、家族の方々もたいへんだ。がんばってください。

 昼前、右京区は妙心寺で有吉節子前市会議員のお連れ合いの告別式に。ご冥福を。

         ●宇多野ユースホステル「こども村フエスタ」

 その足で、近くの宇多野ユースホステルに。「こども村フエスタ」を覗く。宇多野ユースホステルはもうすぐ改築されるが、こどもたちに擬似就労体験をさせようということで、通貨ミヤキィを使用して各模擬店やゲームコーナーを作って一日過ごすという試み、いわばバザー。好天でフリーマーケットも賑わっていたし、ユース協会のメンバーも子供たちも大張きり。カレーも美味しかったよ。

         ●民主党2区総支部、山科に2人の市会候補


 夕方は、民主党2区総支部の常任幹事会に引き続き幹事会。大きなテーマは来春の統一地方選挙の公認候補者をどうするか、左京区の府会には2人、わが市会には3人を擁立する方向でがんばることに。また山科区の市会にわが議員団の団長の山口幸秀とともに、自治労京都市職労の役員の藤川剛君を擁立することを決定。
 それぞれ厳しい選挙状況だが、なんとか勝ち抜いて民主・都みらい議員団のメンバーを増やしたいものだ。されどわが左京区は乱戦模様。僕自身もしっかり気合を入れんといかんな。気合だ!


●5月20日(土)
         
         ●松井孝治さんを来夏の参議院候補に

 雨の土曜日。昼前雨も上る。久しぶりに民主党京都府連の幹事総会。京都の民主党は、会長、幹事長、国会議員らで形成する役員会と,、各総支部の幹事長らが入る常任幹事会と各府市町村議員が参加する幹事総会がある。来年の統一自治体選挙の第一次公認候補も決まってきたので、いわばこの幹事会はキックオフだと福山会長。前原、山井、北神、松井議員らが国会報告の後、諸般の報告が宇都宮幹事長から。そして来年夏に行われる参議院選挙の京都選挙区候補に松井孝治参議院議員を本部へ公認申請をすることを決定。ぼくは副幹事長ということで執行部側に座っているのだが、今回は特に発言の機会もなし。
 この3月はメール問題や前原代表辞任でちょっと暗い雰囲気だったが、小沢代表の下、支持率も回復してきて少し明るい雰囲気になった。幹事会後、蓮舫参議院議員が講師になって子育て施策について研修会も開催された。残念ながら、ぼくはその研修会には参加せず。

         ●「君の星は輝いているか」、伊藤千尋記者の講演会

 朝日新聞記者の伊藤千尋記者の講演会「君の星は輝いているか」に参加。70年にぼくはキューバにサトウキビ刈りに行っているが、主催者がその仲間。伊藤記者はぼくの後にキューバに行っている。アメリカや中南米やヨーロッパでの取材経験を活かして、コスタリカの平和憲法の話やイラク戦争に反対するアメリカの平和運動の話など、ぼくの好きな俳優のダスティ・ホフマンの若かりし頃の話は実に興味深かった。気概のある記者という印象。

         ●総政会と「江湖館」

 夕方、同志社の今出川キャンパスに。総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会。秋に予定している総会の日時や講師、また来年10周年を迎えるので記念事業をどうするかなど議論。

 その後、丸太町通室町下ルに開館した同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーション研究コースの学外社会実験施設の京町家「江湖館(こうこかん)」での交流会に役員揃って参加。このソーシャル・イノベーション(社会改革)科は、地域社会に生起する公共的な問題を解決できる実践能力を兼ね備えた行動型研究者を養成するコースで面白そう。

 大原で民家を借りてフイールドワークをしたり、「江湖館」でゼミをしたり、また院生によるこの施設を活用した社会実験の構想が進み、人々のネットワークを広げていくこと場を目指している。若いメンバーが多くて色々と触発される。


●5月19日(金)
          
         ●代表質問の本会議
 
 各会派の議員が代表質疑をする本会議。自民党からは中川、寺田議員が、共産党からは西野、倉田議員が、公明党は木村議員が、そしてラストバッターでわが議員団から安孫子和子議員が壇上に立ち質疑。地球温暖化対策、家庭ごみ有料指定袋導入、児童館、乳幼児医療、障害者自立支援法、介護保険、歩くまち、景観、タバコ、住宅用火災警報器、電線地中化、LRT、国民健康保険制度、子育て支援、観光振興、多文化共生など、京都市政の諸課題についてそれぞれの視点で質疑がされる。

         ●安孫子和子議員、がんばる

 わが安孫子和子議員は、小児救急医療体制、放課後児童対策、歩いて楽しいまちなか戦略、木屋町などの屋外広告物対策、各区における観光マップ等の観光施策への活用、京都おこしやす大学について堂々と質疑。市長以下から前向きな答弁でよかった。終わったのは4時30分。
 KBS京都放送のテレビ中継があるので、そのライトがちょうと眠気を誘う室温になり、睡魔との闘い。適当にウイットのある野次が飛ぶのもいいが、この本会議は、それほど野次も多くなく淡々と進んだ。でも一日座りっぱなしで腰が痛いよ。
 
 本会議終了後、佐村前京都府副知事が退任のご挨拶に。彼女は、ぼくの新春サロンに来ていただいたことがあるが、なかなかの飲みぷりでした。中央に帰られても京都ファンでいてくださいよ。


●5月18日(木)
       
         ●本会議、議案を委員会に付託

 本会議。冒頭に先の厚生委員会で家庭ごみ有料指定袋導入についての反対の請願が不採択になったので、共産党の議員が討論に立ち、起立表決。自民、公明、そして民主は、賛成をしているので起立表決。賛成多数で不採択を決定。そして、自民党の議員が、国民健康保険特別会計補正予算などを普通予算特別委員会に付託する動議を、その他の議案については常任委員会に付託することを決定して短時間で本会議は終了。
       
         ●3人の副知事さんが挨拶に
 
 その後、議員団室には、昨日の京都府議会で山田啓二知事再選を受けて、新たに副知事に就任された小石原範和氏、猿渡知之氏、そして再任された麻生純氏が京都市会の各会派にご挨拶に。われわれ京都市会議員が府庁に行ったりすることもほとんどなく、副知事さんに会う機会もほとんどないが、府市協調でしっかりがんばってほしい。

         ●堀川高校を視察

 午後は、議員団で堀川高校を視察。昨年秋にオープンした本能小学校跡に開設された探求スペース、本能館において門川大作教育長の挨拶の後、荒瀬克己校長から、堀川高校のこの間の取り組を「意匠と機能」という視点で、その改革の考え方や教育目標について説明を受ける。堀川高校が改築されたのは、99年のこと。それを機に、自然探求科と人間探求科が設置され、「豊かな学校」づくりが始まり、2003年には文科省から「スーパーサイエンスハイスクール」にも指定され、国公立大学へ現役合格者日本一という「奇跡」を起こしたのだ。

 京都の公立高校は長らく高校3原則というのがあって地域性が守られてきたがこの30年、大学への進学率は極端に低下していた。ところが、この5年、特に市立高校の改革は進み、西京高校の中高一貫教育も始まり、大きく変わってきた。その先頭が堀川高校ということになる。教師のやる気と生徒の自主性が相まって進学率に顕著に現れているのだろうと思う。それにしてもわが母校府立鴨沂高校は大丈夫かいな?


●5月17日(水)

         ●宝ヶ池の「子供の楽園」が再整備

 午前中、京都市学校給食職員労組委員長で自治労府本部副委員長の丹波栄子さんの姑さんの告別式。

 午後、下鴨で「ただすの森のハリネズミ」というおもちゃ屋さんをやっている大学の先輩が左京区は宝ヶ池公園の「子供の楽園」の新しい整備計画について知りたいということで来室。「子供の楽園」は、競輪場の跡地を活用して開園して40年ぐらいか。自然に恵まれた環境の中で、子供たちが遊べるところ。ぼくも子供が小さい頃は、よく連れて行ったところ。

 施設が老朽化してきたので、この連休明けから休園をして再整備がされることに。安全で子供たちが楽しめそうなスエーデン製の遊具を紹介してもらう。雨が降っていたが、急遽、現地を見に行く。新緑が雨に濡れて綺麗。来春にはリニュアルして一部開園される予定。お楽しみに。

 夕方は、介護に苦労をしていることを聞いていたが高校時代の同級生の消防局の職員のご母堂のお通夜に参列。ご冥福を。

         ●メールニュース14号

 夜は、メールニュース14号の発送作業。昨年4月に復刊して以降、各定例市会の始まる前と終わった後、また特別なイベントとかあったときに、気が向くまま、文章を書いて送っている。迷惑だと思っている人がおられるかもしれませんが、ご容赦してください。で、返事をいただくと嬉しいし、ニュースを見て市政懇談会などにご参加いただく方がおられてこれまた嬉しい。次号は6月初旬に発行の予定です。


●5月16日(火)
         
         ●5月市会定例会、始まる

 5月市会定例会が始まる。本会議が招集されて、市長がひとこと挨拶の後、毛利副市長から国民健康保険特別会計補正予算他50件について議案の説明があって、延会。

 本会議終了後、議員会を開いて、19日の本会議で会派を代表して質問に立つわが議員団の紅一点、安孫子和子議員(中京区選出)の代表質疑について本人から説明がある。テーマは小児救急医療、学童クラブ事業、あるくまち京都の実現に向けての都心部の交通事業、木屋町など繁華街における屋外広告物対策について。安孫子和子議員は、2期目。亡き隆秀議員の後を継いでがんばっておられ。彼女のプログの日記は楽しいよ。

         ●連合議員フォーラム

 午後は、この5月27日に開講する民主党政治スクール2期目のグループ分けなど準備のための事務局会議。
 それから連合議員フォーラムの事務局会議。木戸美一連合京都会長の進行でこの間の経過報告や今後の取り組みを検討して、協議。いかに連合の政策や制度要求の実現にむけて自治体議員とどう連携をするか、また生活者としての地域での様々な施策の実現をどうするかなどを議論。
 また田渕・松岡府会議員らとこの6月10日11日に学研都市で開催する自治体議員ネットワークの研修会の打ち合わせなどでバタバタする。


●5月15日(月)
         
         ●地元を歩く。百万遍の「手づくり市」は楽しいよ。

 京都の三大祭である葵祭の日。天気もよいので地元吉田を「市民派議員レポート5月号」を配布。所々の知人宅では、「民主党はどうですか」とか「商売がしんどいよ」とか「もう20年ですか」とか、色々と声をかけていただき感謝。元気が出る。万歩計は2万歩近くになった。

途中、毎月15日に開催されている百万遍は知恩寺境内の「手づくり市」を覗く。主催者はわが友人で、始まって20年ぐらいか。今は境内に一杯の出店が出て、手芸品や食べ物やありとあらゆる手づくりの品物をブルーシートに並べた店が300軒以上並ぶ。北野神社の「天神さん」と東寺の「弘法さん」と匹敵する賑わい。ぼくはさわやかな風を受けながらマッサージをしてもらう。

         ●6月25日は「ヒューマンふれあいコンサート」に 

 夜は、この6月25日(日)に京都会館で加藤登紀子さんを招いて開催される「ヒューマンふれあいコンサート」の実行委員会。障がい者の保護者や福祉施設で働く人らがメンバーで、和気あいあいと進行。

 当日、加藤登紀子さんが「百万本のバラ」を手話で歌うということで、実行委員一同、カセットを流して手話の練習。久しぶりに再会する人もいてうれしかったね。チケットは4千円。プログラムの協賛金や当日のスタッフも大募集中。ご協力のほどよろしく。ご連絡ください。


●5月14日(日)
         
         ●吉田氏子講社の大祭、「鎮守の森」に集う
 
 五月晴れの日曜日。わが地元は吉田神社は吉田氏子講社講社大祭。社殿で厳かに神事の後、廣山会社中の尺八や箏、近衛中学校吹奏楽部の演奏や吉田剣鉾保存会と第四錦林小学校の伝統文化部の子供たちによる剣鉾の奉納や勇壮な吉田今宮太鼓にザ・ユニークス・ジャズオーケストラのジャズ演奏。なつかしいジャズの演奏がこれまたよかった。ぼくは例年のように福引のコーナーで吉田の老若男女に景品を手渡す役。「鈴木さん、相談があるのですが」と何人かの方に声を掛けられる。家の前の側溝の水が溜まって困っている方や特別優良賃貸住宅入居のこどなどの市政相談。吉田の「鎮守の森」の地域コミュニティの場として、年々この大祭も盛んになってきた。秋のお祭も楽しみだ。

         ●中野洋一君、がんばれよ!
 
 夕方は、民主党2区総支部東山支部長の中野洋一君を囲む新緑の集い。中野君は、関東の大学出身でロイヤルホテルに就職した後、前原誠司議員の地元秘書として奮闘、3年前の市会議員選挙に東山区で初挑戦。大善戦をした。その後新聞販売店で毎朝3時過ぎから仕事をして、がんばってきた。選挙1年前になり事務所を構えこれからがんばろうというところ。
 前原議員の挨拶の後、中野洋一君は、「もったいない」と「活かす」という言葉をキーワードに東山を住みよいまちにしたいと決意表明。演説も上手くなった。来年の4月を目指して、がんばれよ!


●5月13日(土)
         
         ●同志社伊多波ゼミで勉強

 雨の土曜日。午前中、近くの近衛広場の清掃と草引きが予定されていたが雨で中止。雨ではしょうがないね。ゆっくり寝る。

 午後、久しぶりに同志社は今出川キャンパスの博遠館に。わが総合政策科学研究科のときのゼミの先生であった伊多波良雄教授のドクターコースのメンバーが論文指導を受ける研究会に参加。中国からの留学生がいかに物価の安定施策を進めるかというテーマで論文を書いていてそれに対する指導や、とある自治体職員の研究生がアメリカの経済学者の論文を原書で読みその訳を発表。

 ぼくが総合政策科学研究科に社会人入学し、伊多波先生に地方財政について指導を受けていたのは10年前のこと。最近はアルコール漬けの脳軟化症でぼけてしまい、目も悪くなって活字もあまり読まないが、あの頃は原書も読んだのだ。よう勉強した充実した日々だった。で、数式やグラフが出てくるので数学に弱いぼくは、未だ経済学はチンプンカンプンのところがあるが、「直感で分ったらいいのです」という伊多波先生のアドバイスに救われている。先生のおかげで修士論文「京都自治体論」も書けたのだ。(残部あります。ご希望の方はご連絡を)。

 ゼミのあと先生を囲んで自治体職員等の研究生と意見交換。久しぶりに知的な刺激を受けた一日。

 次の選挙に勝ったら後期博士課程、ドクターコースに行くぞ!


●5月12日(金)
        ●「市民派議員レポート 5月号」

 朝から事務所で、市民派議員レポート5月号の発送作業。ぼくは年4回、市政・活動報告として「市民派議員レポート」を発行している。5月号は、2月市会での代表質問の項目、新年度予算、左京区のことなどを記し、また北岡ちはる府会議員をゲストに開催する市政懇談会の案内や静原野外パーティの案内を載せている。

 地元の事務所周辺の聖護院や吉田はいつもぼく自身がポストマンになって、挨拶方々、回る。久しぶりの市政報告会は、5月26日(金)午後7時30分から大原は公民館で。6月1日(木)は、地元の吉田は京大会館で開催する。もちろん参加費はなし。気軽にのぞいていただいて、ぼくの市政報告を聞いていただいて、そしてご意見をいただければ幸甚です。来てや!

 この1週間は、合間を見て、その準備作業をしてきたが、ようやく発送にこぎつけた。週明けには地元も回りますよ。雨が降りませんように。


●5月11日(木)
         
         ●五月市会は、淡々と進みそう

 10時から議員会を開いて議案の勉強会の2日目。
理財局からは、三位一体改革に伴う地方税法が改正、公布されるので市民税やタバコ税が変更になる議案。7月1日からタバコは値上げだ。もうこの際、禁煙しようかな。

 環境局からは職員の不祥事のことで陳謝の後、西部クリーンセンターの焼却炉を解体してプラスティック製容器包装の圧縮梱包をする施設として再利用するために焼却炉の解体工事の請負契約の締結についての説明。また10月から始まる家庭ごみの有料化の協力を得るために市民への説明をどうす
るか、その方針が提案されそれぞれ質疑。

 都市計画局からは祇園町南側地区を風情を残すためにカラオケボックスなど風俗営業や壁面建物の壁面の規制の提案など。

 教育委員会の議案は、わが左京区の花背峠以北の別所、八枡、堰源小学校を統合して花背小学校に、花背第一中学、第二中学、堰源中学を花背中学に統合し、特区制度を活用して小中一貫校にしようという議案。

 消防局からは、タンクローリーから船舶への給油が出来るようになるとか、消防団員公務災害補償条例の改正、総務局からは、議員を含む非常勤職員の公務災害補償条例の一部改正についての提案。

 これらの議案は5月16日(火)に本会議が開かれて市長から提案説明がされて、各委員会に付託されて議論されることになる。19日の本会議は各会派の代表質問、会期末は5月30日。この5月市会の議案については、大きな論議をよぶ議案はないようだ。淡々と終わりそうやね。その後、議員会では、市会改革検討小委員会の報告が理事からあり、多少の議論。

 夕方は民主党2区総支部の幹事の方のご母堂さまの通夜に参列。ご冥福を。


●5月10日(水)
         
         ●5月市会、議案について勉強会
 
 5月市会定例会の議案発送の日。各会派は議員会を開いて、各局から議案の説明を受ける質疑をする勉強会。4月の人事異動もあって各局長や部長の紹介も。

 産業観光局は、例によって、毎年この市会に上程される中央卸売市場第一市場特別会計の繰上充用の補正予算。

 保健福祉局は、国民健康保険事業特別会計補正予算。

 建設局は、JR山陰線の嵯峨嵐山駅自由通路新設工事委託契約や市道路線の認定や廃止の議案など。その後の議員会では小林理事から今後の審議日程の報告があり、その他の懸案事項について報告や協議。

         ●ぼくが中央市場で働いていた頃

 5月市会では毎年中央市場の補正予算が議案になるが、ぼくが中央市場で働いていたのは、30代半ば。1983年から初当選する前年の冬まで4年近く、10年ほど前に倒産したが塩干部の仲買の「山安」の赤シャツを着て手カギで鮭のトロ箱などを運ぶためにデッチ車を引いてモートラに乗って、毎朝4時過ぎからウロウロしていた。しんどかったけれど僕自身もパワーがあった時代。その頃一番活気があって、新しい水産棟が完成する前。今は秋の「鍋まつり」のときぐらいしか市場に行かないが、特に塩干部は廃業したところが多く、活気もなくなった。理由は簡単。まちの魚屋など小売店がなくなり、大手のスーパー、量販店は場外流通で商品をそろえるからだ。でも京都市民の台所として安心な食材を供給できる場所として中央市場はなくてはならないのだ。がんばってほしい。

         ●京都高野川ライオンズクラブ
 
 午後、事務所で市民派議員レポート5月号の発送準備作業を継続。
 それから3月初旬に開催した京都高野川ライオンズクラブ杯左京小学生バレーボール大会のことをライオンズクラブのニュースに載せるべく原稿を書くのを忘れていたので短い報告を書いて、クラブの例会と理事会に。ぼくが京都高野川ライオンズクラブに鴨沂高校の先輩から誘われてメンバーになったのはもう8年ぐらい前かな。当時は25人ほどおられたが、今では10人ほどの少ないメンバーで形式ばらずに和気あいあいと気楽にやっている。新メンバーを勧誘しています。どうですかね?


●5月9日(火)
      
        ●どうなる来年の市会議員選挙、公認問題

 5月市会定例会が告示。とある組合の役員さんたちと来春の統一地方選挙の候補者の民主党の公認問題について懇談。すでに北区、西京区などは新人候補が、またぼくも含めて現職が第一次公認されているが、今後空白区の新人候補の発掘や公募もあり、選挙区によっては複数擁立もあり、またわが左京区でも現職が2人いるが3人目の擁立もある。いかに市会で現有のメンバー10人を増やすかが、大きな課題であり、これから公認問題を巡って色々な攻防が繰り広げられるのだ。思い起こせば、ぼくが初当選したとき、社会党の推薦を得たが、今は亡き社会党の現職の長老議員グループとの間で壮絶なバトルがあったのも今は思い出。

        ●民主党の党員、サポーター募集

 民主党の党員、サポーター募集の締切が近づいてきた。わが左京区では前原代表の辞任もあってもうひとつ元気がないし、小沢新代表とは縁が薄いので、ぼくはもうひとつ気合が入らないが、民主党やぼくを応援していただく党員・サポーターを多く募りたい。18歳以上で外国籍市民もなれるし、左京区や京都市内以外の方も大歓迎。この秋の代表選挙はヒートアップしそうにないが、代表選挙に一票行使できる。党員には機関紙の「プレス民主」が毎月送付され6000円、サポーターは2000円が登録料。至急ご連絡ください。

        ●「サックバラン」と「セコンドハウス」

 わが事務所は、熊野神社は東に行った聖護院山王町の古ぼけた8階建てのメタボ岡崎の201号室。目印は「セコンドハウス」と「ザックバラン」の看板。「セコンドハウス」はケーキやスパゲティが美味しく、お客さんが来られたら、ぼくの事務所の応接室。ラムティを飲みながら懇談するのだ。

 また地下には、ジャズが流れ、たまにライブもある「ザックバラン」。久しぶりにビールを飲んでジャズを聴いて晩飯。開店以来30年経つ。そしてその後、「市民派議員レポート5月号」の発送準備の作業を深夜まで。


●5月8日(月)
       
        ●連休明けは、しんどいね
            静原の下水処理の工法の変更とLRTのシンポ

 連休明けの月曜日、急に日差しが強くなって夏日やね。ちょっとぐったり。気合を入れて今後の日程などを手帳に書き込んだり今週すること等をメモ。

 事務所の来客は、上下水道局の担当者がわが左京区は静原の下水処理を農業集落排水資源循環統合補助事業を見直し、特定環境保全公共下水道事業で施工する方針だと報告。要は、週末処理場の設置よりも公共下水道に繋ぐことが効率的だという判断。ややこしいのだよ。平成21年には事業着手の予定。

 また今年度に新設された交通政策室の担当者が「今出川通の交通づくりとLRT」のシンポジウム開催を6月3日にすると案内に。1昨年の秋の本会議での交通政策についてのぼくの代表質問をちゃんと読んでおいてよ。

        ●京都マニフェストをどう創るか

 午後は、民主党京都府連で政策調査委員会。知事選挙対策委員会の熊谷哲府会議員が中心になって作成された立派な「民主党京都マニフェストー2011年に民主党がめざす京都府のかたち」(「中間素案・概要版」をテキストに10人ほどの議員がああでもないこうでもないの議論。いかに市民にわかりやすくアレンジするかが鍵だが、要は誰が事務的に作業を進めるかが問題なのだが、結局ぼくと上村府会議員らでがんばるしかないのかな。

         ●「売られ続ける日本、買い漁るアメリカ」
 その後、京都駅前での連合京都と民主党一区総支部担当のサラリーマン増税断固反対の街頭演説を冷やかして、京都地方自治総合研究所主催の講演会に。「売られ続ける日本、買い漁るアメリカ」を出版されたばかりの本山美彦京大名誉教授の市場化万能の新自由主義経済に対する警鐘とアメリカ政府や小泉政権の様々な陰謀を告発し熱弁。アメリカの月への探査は嘘だったと明言されたのが印象的。

 残念ながら、途中、抜けて、多き高校同窓会初代会長の秋田宗平先生の通夜、その後、とあるまちの若い市会議員から議会のあり方について疑問を投げかけられて、色々と今後の議会活動についてアドバイス。


●5月7日(日)
       
        ●つゆ草の会・チャリティー歌謡祭

 雨の連休の最後に日曜日。府立文化芸術会館での「つゆ草の会・チャリティー歌謡祭」に、6月25日に開催される加藤登紀子さんを招いて開催される「ヒューマンふれあいコンサート」のチラシを配ってもらうようにお願いに行く。この「つゆ草の会」の歌謡祭には、わが歌姫、北岡ちはる府会議員がステージに立ち「コスモス揺れて」を熱唱した時に、会場のみなさんにぼくのことを紹介してくれたという。残念ながらぼくはその時、会場にいなかったのだが、ちはるちゃんの配慮に感謝。来年はぼくもステージに立って唄おうかな!集った募金は、福祉施設に寄付をされるという。

        ●獣神サンダーライガー、怒りのマスク剥ぎ
 
 夕方、新日本プロレスを見に西京極の京都市立体育館に。ぼくは力道山の時代からのプロレスファンだが、新日本プロレス共同企画の富野さん一家と親しくなったのは10数年前か。95年の春には、獣神サンダーライガーと中西学選手を招いてイタリア会館でトークバトルをして週刊ゴングに載ったこともあるし、中西選手の後援会のメンバーだったので彼の結婚式にも出席しているのだ。そしてリングに上って花束を渡したときはほんまに興奮したよ。

 最近、新日本プロレスは元気がないが、獣神サンダーライガーが4代目(?)のタイガーマスクとシングル戦は、ライガー選手、えらく怒り狂ってタイガーマスクの掟破りのマスク剥ぎ。珍しい光景だった。そして勝敗はどうであれ、久しぶりに見るわれらの時代の長州力選手は、往年の殺気は感じられないが、リキラリアートをぶちかまし、蝶野選手のヤクザキックとやりあって場内は熱気。京都出身の 中西学も天山広吉も立命館大の学生プロレス出身の棚橋選手もがんばった。余談だが、翌日のスポーツ新聞に載っていたが、新日本プロレスのトラックが、五条通の阪急の高架の橋桁に衝突したという場外乱闘のオマケまでついた。

かくして連休は終わった。明日から「燃える闘魂」でがんばろう!


5月6日(土)
        」
         ●大型連休も終わりやな

 大型連休もあと2日、昼過ぎから事務所にて資料を読んだり整理をしたり。髪がふさふさ時代のぼくの若かりし頃や社会党時代のなつかしメンバーとの写真や資料や手紙や雑文が出てきたりで、なかなか作業がはかどらず。またこの間、メールをいただいた方々に返信を出したり、アドレスの整理をしたり、なんやかんやの雑務。さらに来春の統一地方選挙に向けての民主党京都府連のマニフェエストをどうするかを考えたりで一日が過ぎる。


●5月5日(金)
        
         ●新緑の北山をドライブ
 
 連休3日目。快晴、家族サービス第2弾。一路左京区は、鞍馬から杉の木立の道の花背峠を越えて、花脊の別所で蕎麦を食べて、さらに左京区は最北部の広河原のスキー場下は、喫茶「庄兵衛」でハニーレモン。桜が満開だ!そして久しぶりに佐々里峠を越える。新緑が萌えて桜が咲く北山をドライブ。

 峠を越えれば、つい先日合併して激しい市長選挙が行われ、当選した市長が逮捕されて再選挙が行われた南丹市の美山町。美山町は「かやぶきの里」の村おこしとして有名。国の重要伝統的建造群保存地区に指定され、かやぶきの家が40棟ほどあり、防火のために「放水銃」が整備されている。鯉のぼりが薫風に吹かれて泳ぎ、蛙が鳴く集落を散策。
          
         ●陶芸家梅棹マヤオ君と
 
 それから峠を越えて鶴ヶ岡から先の陶芸家梅棹マヤオ君が営む「厨房ゆるり」を訪問。梅棹マヤオ君は梅棹忠夫先生のご子息で兄のエリオ君がぼくと鴨沂高校で同級生。ちょうど友達家族が来られていたが、なんとこの3月の鴨沂高校の卒業式で答辞を詠んだ娘さんがご家族と来られていてびっくり。

 帰途、昨年4月に京都市は右京区に編入合併した京北は周山の廃校を活用した「しゃくなげ共同作業所」を尋ねる。施設長の新舛君と久しぶりに再会。施設内を見学する。織物の作品を作っているとのこと。周山街道を通って帰宅したのは午後8時前。京都の北山をぐるっと一周したことになる。

 帰宅後、ビールを飲みながら、ナイターや亀田兄弟のボクシングや総合格闘技PRIDEを見たりで過ごす。かくして連休は終わった。


●5月4日(木)
          
       ●岡崎界隈を散策、蹴上のつつじはまだ咲かず

 今日も天気よし、家でボサーとしているのはもったいない気分。岡崎界隈を散策しよう。まずは、友人の親父さんがマスターの都ホテル近くの喫茶店「高木屋」でカレーを食べて、蹴上の蹴上浄水場へ。毎年この時期につつじが咲くので一般公開されているのだ。ところが、今年は寒かったせいでチラホラ咲きでちょっと残念。でもエッチラオッチラ登って一番上の第一最高区配水地から眺める東山や北山は最高の景色。ウグイスも鳴いて風薫り気分は最高。水道局の職員のみなさん、ご苦労さん。
       
       ●動物園の東門が開門
 
 それから新緑の美しい疏水のインクラインを歩いて疏水記念館の横から動物園に入園。この入り口から入場できるように昨年、議会で要望したのは安孫子和子議員。試行であれ実現しましたよ。動物園は家族連れや若いカップルで大賑わい。4月の異動で動物園長に就任された篠原前左京副区長さんを表敬訪問。

 それからこれも勧業館・みやこめっせで毎年行われている「春の古書大即売会」に。40数店の古本屋さんが広い会場に店舗を出して壮観。新緑の疏水を行く十石船を眺めながらブラブラ事務所に戻る。万歩計は1万を超えていた。

       ●ヒューマンふれあいコンサート

 事務所には、この6月25日(日)に加藤登紀子さんを招いて開催される「ヒューマンふれあいコンサート」の実行委員長の鶴山さんが来所。スタッフや協賛金を募集中です。チケットは4千円。ぼくもスタッフとして手伝うよ。チケットご希望の方はご連絡を。


●5月3日(水)
       
       ●憲法前文

 憲法記念日。1947年、昭和22年5月3日に憲法が施行された。前文「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」。 ぼくは、この憲法で育ってきた。そう簡単に変えてもらっては困る。

       ●陶芸のまち、信楽で遊ぶ
 
 五月晴れの休み。家族サービスで滋賀県は信楽へドライブ。石山、南郷から新緑の眩い山間を縫って、茶畑が広がる陶器の町、信楽に着いたのは昼過ぎ。巨大な狸のモニュメントが駅前にあり陶器市が開催されていた。特に何かを買いたいというわけではないが、冷やかす。

 信楽線で死者40人を超える事故があったのは、1991年5月のこと。あれから15年か、駅には事故の惨状を伝える風化させないようにと列車の部品が展示もされていた。帰途、道筋の渓谷の「三筋の滝」を見る。新緑と山つつじが綺麗。リフレッシュできたよ。

 夜、テレビで総合格闘技HERO'Sを見る。山本キッドは凄かったが、横綱曙が可哀想だった。


●5月2日(火)
        
        ●大津市で環境講演会、「上勝町ゼロ・ウェイスト」とは

 昼過ぎ、大津市は「環境フォーラムエコ祭」の環境講演会「上勝町ゼロ・ウェイストの取り組み」に参加。同志社の総政会の前会長で主催者の中井正子さんからお誘いを受けていた。NPO法人「ゼロ・ウェイストアカデミー」の事務局長松岡夏子さんが講演。

 上勝町は徳島県の山間地にある人口2千人余の小さな町。高齢化率が46%。料理の「つま物」つまり紅葉や桜などの葉っぱなどを「彩り産業」として商品化して経済活性化を図り村おこしをしているのをテレビで見た人もあると思うが、この町は2003年にごみゼロ宣言「ゼロ・ウェイスト宣言」。なんと35分別をして、焼却中心から資源の無駄遣いをなくし環境をよくするためにごみの再資源化・再利用を図ろうとしている。街には一箇所ゴミステーションがあって、町民はそこに持ち込むことになっていて、収集車が走っていないのだ。

 町長の笠松和市さんは、2020年にごみゼロを目指して「資源回収法に関する法律」の制定を求めることもされているという。また棚田のオーナー制度やワーキングホリディや有償ボランティア輸送事業なども実施するなどユニークな施策を展開し、四国に上勝町ありと全国の自治体に発信をしている。廃校された校舎を住居に活用して若者が生活できるようにもしているとのこと。いちど視察に行きたいところ。

        ●大津祭と曳山展示館
 
 講演会の後、浜大津の丸屋町のアーケード街にあるコミュニティホールで松岡さんを囲んでのささやかな交流会にも参加したのだが、商店街には大津祭の曳山展示館があったので見学。秋に行われる大津祭は、江戸時代から始まったが、祇園祭のように山車(曳山)が13基練り歩くのだそうだ。この山車は細い道でも回るように3輪で、また「からくり人形」がそれぞれあって面白い。

 京都から京阪京津線で30分ほど、地下鉄と京阪電車で石山や坂本に行ける1DAYフリーチケットは千円で発売されている。また秋の行楽シーズンは、浜大津の駐車場で車を置いて地下鉄で京都見物をするパークアンドライドも実験されている。薫風に吹かれて琵琶湖のミシガン丸に乗るもよし、大津にもたまに行こう。


●5月1日(月)
        
        ●立て万国の労働者、メーデーだ!        
 
 快晴のメーデー日和。急に暑くなり初夏の陽射し。第77回京都中央メーデーが新緑の美しい梅小路公園で開催。民主党の国会府市会議員らとデモ隊の出迎えの後、勇壮な和太鼓で式典が始まる。木戸美一連合京都会長の挨拶に始まって知事選挙で勝利した山田知事や桝本市長に民主党を代表して福山会長が挨拶。「今こそ仕事と暮らしに安心・安全を取り戻す」がスローガン。昨年から岡崎美術館前から梅小路公園に変わったのだが、昨年は小雨が降り意気上らず。今年は参加者は芝生に座り込みながらの集会。

 会場には模擬店など各組合がブースを出し、大きなバザーみたいな雰囲気。民主党は今枝徳蔵議員が仕切った「ちゃんこ」屋と各総支部が名産を出品。上賀茂のすぐき。大原の紫蘇ジュース、乙訓の竹の子、丹波の黒豆、青谷の梅。ビールが美味い。メーデーも祝日にすればいいのになあ。ちゃんこ売りには国会議員団の女性秘書たちががんばった。
         
         ●民主党政治スクール、応募締め切る

 午後は、民主党京都府連主催の京都政治スクールの事務局会議。校長の松井孝治参議院議員らが集まり、応募の動機などについて書かれた作文を読んで審査をする。応募してこられたのは30名弱。昨年は1万円だったが今期は2万円。1期目から継続の方もおられて、5月27日が開講日で記念講演には昨年同様に前三重県知事・早稲田大学大学院教授北川正恭氏。多彩な講師陣が来る予定で今年は受講生にローカルマニフェストづくりをしてもらう予定。ぼくは政治スクールの理事ということで出席して僕自身も勉強をさせてもらうつもり。


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