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鈴木マサホひとくち日記 |
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●7月31日(月)
●市会改革委員会
午前10時から市会改革委員会。市会の本会議場の一般見学や文書質問の取り扱い、会派同士での政策討論会、委員会の総括質疑の持ち方など、市会事務局の作った資料などを参考に各会派の委員が意見を述べ、調整を図っていく作業。いかにさらに市民に親しまれる市会にするか、知恵を出しているところ。
●不祥事問題で厚生委員会が開催
午1時から、この間立て続けにあった市職員の不祥事事件で緊急に厚生委員会が開催される。
テレビカメラも入ってなんとなく騒然。ぼくも冒頭委員会室に入って傍聴をする。環境局からは、市民美化センターでの死骸収集手数料の着服が新たに発覚したこと、そして覚せい剤取締法違反で逮捕された事件の経過など報告のあと謝罪の弁。
続いて保健福祉局からは、生活保護のケースワーカーが転居に際し、41万円を詐取した容疑で逮捕された事件、また元職員が三所帯の被保護所帯から預かっていた預金通帳から金を引き出していたので業務上横領の容疑で告発した案件の報告。総務局と服務監も同席する中で、各委員から怒りの発言。ぼくも委員だったら色々と追及をしたかたっが、発言も機会がなくて残念。
その後、副議長室でモニターテレビで委員会の様子を見ながら来客の応対。真面目に仕事をしている職員がほとんどだが、一握りの職員の不祥事で京都市政全体の信頼が損なわれるのは、誠に残念。この際、膿を出し切って、環境局の現業職員のモラルの向上を目指して出直しを図るしかない。暗澹たる思い。
●定例サロン、救急よもやま話
夕方は事務所で最終月曜日に開催している恒例の「鈴木マサホ定例サロン」。左京消防署の中根救急係長が「救急よもやま話」として心筋梗塞などで倒れた人に救急車が到着する前に電気ショックを与えるAED(自動対外式除細動器)や人形を持参していただき、救急救命士としての経験やAEDの使い方や人口呼吸法のやり方など熱弁を振るい、実際にやってもらう。駅や公共施設にAEDが最近多く見られるようになったが、実際助かる人が多くなっているそうだ。ぼくもこの機械に世話にならないように健康には気をつけよう。
次回は、8月16日の大文字送り火鑑賞会です。
●7月30日(日)
●左京区民ふれあいまつり
午前11時からわが事務所近くの岡崎公園の「みやこめっせ」で「左京区民ふれあいまつり」。
舞台では、パープルサンガの応援歌を唄っている大奈さんが司会。冒頭のセレモニーでは、市長、議長とともに舞台上に上がる。修学院中学校のみなさんから花束をいただく。久しぶりにHYANGHAが舞台で躍動的に歌い踊る。修学院中学校吹奏楽部、実行委員長の山岡景一郎さんが平安女学院学長ということで女子学生グループが応援に。平安女学院のバルーンアート、美空ひばりさんの歌を唄った大奈さんはよかった。また左京女性連絡協議会の元気な女性陣の民踊で左京音頭、そして最後にジャンケン大会。 会場では、共同作業所や郵便局、交通安全、京大生のエコグループの展示など。
●左京検定1級だ
とあるブースで左京区役所の職員が知恵を絞った「左京検定」のコーナー。これはがんばらないとと問題用紙に向かう。なんと20問中、不正解はたったの2問で90点、一級の認定を受ける。聞けば、100人ほどの方が挑戦されたそうだが、1級はぼくひとりだったとか。20年も議員をしていたらこんなもんだ、とちょっと喜ぶ。いちtどチャレンジしてください。
●7月29日(土)
●NPO団体と研修・意見交換会
昼過ぎ、民主党京都府連のNPO施策に関する研修・意見交換会。京都NPOセンター事務局長の深尾昌峰君が「協働型社会の構築に向けてー議員とNPOのパートナーシップと題して講演。彼は、京都市の市民参加推進条例の際の審議会のメンバーでもあり「ひとまち交流館」にある京都市民活動センターの事務局長で、京都でのNPOの草分けの存在。まだ若いけれどこれからもがんばってほしい。現状と課題などええ話でした。
また地雷除去など国際協力に取り組んでいるテラ・ルネッサンスやラジオ・カフエを運営している京都コミュニティー放送、またこども110番の運営などしている京都こどもセンター、また宇治で女性たちのグループである「働きたいおんなたちのネットワーク」の方々が取り組みや課題について話していただき懇談。NPOのみなさんと自治体や議会はどう連携するのか、もっと積極的に交流できたらええね。
●夏の夕べのひととき
夕方は、住宅建設会社関係の京都スーパーウォール会主催「夏の夕べお客様感謝の集い」に招かれる。こどもたちのために金魚すくいや綿菓子のコーナーなどもあり夏まつりらしく賑やか。舞台では、津軽三味線や和太鼓の勇壮な演奏で夏の夕べを楽しく過ごす。
●聖護院学区の夏まつり
その後、錦林小学校での聖護院学区の夏まつり。消防団、体育振興会、婦人会、少年補導委員会、PTAなど各種団体のみなさんがテントを張り、綿菓子やたこせん、みたらし団子や金魚つりのコーナーなどでみなさん大活躍。ぼくも地元民としてテントの撤収などお手伝いをして汗を流す。
●7月28日(金)
●楽天イーグルスと宮城県
午前中、宮城県議会へ。ここの議会棟も立派なもの。大きすぎるで。ここの視察のテーマは「楽天イーグルス」の誘致による経済効果やまちの活性化について。
若い担当者から誘致の経過や経済効果、また今後の課題について伺う。思い出せば、近鉄の買収問題や新球団の結成のことで、ライブドアのホリエモンが世間に登場したのは、2年前か。ホリエモンの新球団オーナーになる野望は頓挫し、その後塀の中に入ったが、楽天・三木谷オーナーのイーグルスは、野村監督になっても弱いままだけれど、選手による学校訪問など地域密着型の球団として様々な試みもなされて宮城県民にとっては、喜ばれている様子。
●企業広告と自治体
それからもうひとつの視察のテーマは「広告事業検討ワーキンググループ」の取り組について担当者からその経過ついて伺うなどについて伺う。これは、県が発行する広報誌などに企業の広告を載せることで、財政負担を少しでも緩和しようということ。
近年、野球場などに企業名の冠が付くネーミングライツ(命名権)が拡がっているが、宮城県では封筒等の印刷物や庁内の壁面などにもその導入を検討しているとのこと。
これから自治体は税収の伸びが期待できないが、京都市も知恵をどう出すかやね。昼飯は、もちろん仙台名物麦飯とオーストラリア産の牛タンでした。仙台空港は雨で涼しかったけれど伊丹に着いたら暑い暑い。また明日から忙しいな。
●7月27日(木)
●奥州市・木質バイオマスガスエネルギー
朝、秋田駅から秋田新幹線「こまち」号に乗って、八幡平の山々には雪渓などを眺めながら盛岡経由、東北新幹線は一ノ関駅に。視察先の近くの木立の深い中尊寺を見学して、奥州市は衣川地区の国民宿舎衣川荘に。
ここでは、新しいエネルギー供給システム、木質バイオマスガス化発電施設を視察。奥州市の担当者とプラントメーカーの日立造船の担当者に来ていただき、そのシステムについて説明を受ける。フォーレストエンジニアリングというのは、建設廃材やダムの流木や間伐材をチップ化して、ボイラーで高圧蒸気を発生させて重油の代わりのエネルギーを供給する施設。子どもたちの歓声が聞こえる温水プールもあって、そこにも熱の供給をしているのだ。
またもう一箇所は、合併前の衣川村で村おこしとして取り組まれてきた黒滝温泉を訪ねる。ここには木質バイオマスガス化発電施設が温泉施設の横に建設されて、電気と熱を供給している。ここで燃えた後に出る炭状のものが肥料にいいとのこと。岩手県や環境省の補助金を活用しながら1昨年オープンした施設。しばし温泉で「からすの行水」。ふたたび新幹線に乗って仙台へ。名物「ほや」は珍味。
●不祥事問題のこと
移動中や食事時も市会事務局から度々電話やメール、投宿したホテルにはファックスが送られてくる。
昨日またまた逮捕者を出したことで、市長が局長区長らに訓示をしたこと、市長は、遠因となっている現業職員の選考採用や同和問題についてかなり踏みこんだ発言をしたようだ。また急遽31日の月曜日の午後にこの不祥事問題について、逮捕者を出した環境局と保健福祉局、さらに総務局と服務監をいれて厚生委員会が開かれるとのこと。この際、膿を出し切って市民に信頼される京都市にするためにどうするのか、真剣に考えないといけない。帰ったら色々と調査したないかんな。
●7月26日(水)
●議員団の他都市調査で東北へ
またまた市職員、逮捕される
民主・都みらい議員団の他都市調査で伊丹から東北みちのくは秋田へ。
伊丹空港で環境局の部長から携帯に電話。環境局のまち美化事務所の職員の姉妹が覚せい剤使用容疑で逮捕されました、という憔悴した声で報告。「なんやて、またか!」とぼくも言葉が続かない。なんということや、次から次へと市職員の不祥事が続く。「服務規律等強化月間」として取り組みが進んでいたと聞いていたところやのに。社会人として公務員として許されることではない。言語道断だ。飛行機の中で暗澹たる思い。今年になって逮捕者が出たのは8人目か。
●秋田県「お父さんも育休促進事業」
秋田に降り立ったのは15年ぶりくらいか。涼しい。早速立派な秋田県議会に。県議会事務局次長の挨拶の後、「お父さんも育休促進事業」について産業経済労働部の担当者から説明を受ける。
男性の育児休暇の取得を促進し、仕事と家庭を両立し働きやすい職場環境の整備を図るこの制度は、2年前に導入されている。事業主に20万円を支給し、育児休業を取得した人に5万円を奨励金として支給するもの。まだまだこの制度は少しは成果を挙げてきているが、子育て支援策として今後自治体が取り組むべき施策のひとつではないかと思う。わが家では、長男のときは、門前小僧という共同保育を友人らと試み、多少子供らと関わったことがあるが、普通のサラリーマンはたいへんやろな。
●議員立法・秋田市子ども条例
その後、秋田市議会にお邪魔して、議会事務局の担当者から議員立法として条例が制定された「秋田市未来を築く子どもを育むための市民や社会の役割に関する条例」(秋田市子ども条例」の制定過程とその概要についてお話を伺う。秋田市議会は定数46人で議員による議員立法研究会が設置されたのは、3年前。他都市への視察やワーキングチームが設けられ、バリアフリーや放置自転車対策など5つのテーマに絞り込まれて結局は子どもに関する条例を作る作業が始まり、子ども部会もなども作られて喧々諤々。
この3月に全員賛成で制定、5月から施行された。家庭、学校、地域、職場の役割と市の責務を明確にしているが、推進計画の策定と評価、また推進体制の整備を明記している。ぜひ京都市会でもテーマは色々とあると思うが、議員立法の条例を制定したいとぼくは夢見ているが、ぜひ実現したいな。
夏の東北はまつりのシーズン。市会事務局の案内で民俗芸能伝承館「ねぶり流し館」を案内していただく。本番は8月になってからだが秋田は竿燈祭だ。提灯を40数個付けた、大きなものは50キロを超えるというが、館内でその実演をしていただき感謝。梵天や曳山の展示もあり、みちのくの人々の伝承文化を知ることが出来た。夜は、やっぱり「きりたんぽ鍋」でした。
●7月25日(火)
●田渕。武田府会議員と
午前11時前、登庁。副議長室で田渕府会議員と武田府会議員と民主党の京都府連のローカルマニフエストづくりのことで打ち合わせ。二人とも同志社大学の先輩で社会党時代からの仲間。長い付き合いだ。話は行きつ戻りつ、四方山話も。
●民主党京都府連 幹事総会
昼からは、民主党京都府連の幹事総会。この幹事総会は、3ヶ月に一回ぐらいに開催される。この間の常任幹事会で決めてきたことを中心に再確認。松井孝治参議院議員の副会長及び選挙対策委員長の辞任、その後任に山井和則参議院議員が就任。また来年の統一自治体選挙に向けて、党内から新たな候補者を募るべく候補者バンク運営委員会が設置されて、人材登録の募集を開始することに。また京都市会議員選挙の第二次公認候補に、右京区から青木芳香さん、山科区から藤川剛君らを公認することも了承。これで京都市会候補は、15人になった。全員の当選を目指してがんばろう!
●早すぎる友人の死
幹事会総会後、研修会があったが、ぼくはその会を抜けて、2年近い癌による闘病生活を送られたが、昨日亡くなったカミサンの友人の鹿取さんのお悔やみに。彼女とは、京都市少年合唱団の保護者会の結成のときの出会いで、ぼくの選挙のときにも応援に来てもらっていた。50代前半での逝去。余りにも早すぎる。ご冥福を。
●政治スクール受講生、がんばって、
夕方、民主党政治スクールのぼくがチューター役のグループの自主的な勉強会。市民参加をキーワードにマニフエストをつくるべく各人がレジメを書いてきているのでアドバイス。まとめるのはたいへんな作業だよ。がんばって。副議長室で記念撮影。
7月24日(月)
●レーサー片山右京氏と天ぷら油
昼過ぎ市役所に登庁。市役所前広場には、市バスとごみ収集車とスポーツーカーが並ぶ。アフリカを走る過酷なレース、パリ・ダカといわれるダカールラリーに、使用済み天ぷら油からできる「バイオディーゼル燃料」を使い出場するF1レーサーの片山右京さんが市長に燃料提供などの支援を要請に。真っ黒に日焼けした片山さんはがっしりとした体つきだが意外と小柄。過酷なレースだが完走をしてください。
わが地元は聖護院で廃油の回収をされている今西恒子さんらもその場に来ておられたので、一緒に記念撮影。そしてセレモニーの後、副議長室に招いて一休みしてもらう。
●宮津市議会議長
続いて先日市長選挙と市会議員選挙が行われたばかりの宮津市議会の小田議長と谷口副議長が就任の挨拶に来られる。宮津市は、人口3万人を切り、議員定数は18人。先日ぼくのバス旅行会で宮津は天橋立へ行ったところなので話が弾む。
●職員、また詐欺で逮捕
また来室は、保健福祉局の部長、またまた不祥事。福祉事務所のケースワーカーが詐欺行為で逮捕されたと報告に。またかいな!
夕方は、鴨沂高校の同世代の先輩・後輩の友人らと副議長就任を肴に一献。こういう飲み会は楽しいね。
●7月23日(日)
●「ふるさと森都市フェエスティバル」
長雨が続いていたので開催されるかどうか心配をしていたが、朝8時過ぎ中村秘書を伴って、左京区は北部の山間地、鞍馬を抜けて花脊峠を越えて「ふるさと森都市フェエスティバル」に。確か第一回目はフォークシンガーの高石友也さんがゲストだったと記憶するが、今回が17回目。
北山に囲まれた久多、広河原、別所、百井、花背の5地域からなるに北部農林業地域振興協議会のみなさんや産業観光局の農林振興室や北部農業指導所のメンバーが大活躍。どんよりとした今にも雨が降りそうな天気だったが、勇壮なエイサーでオープニング。他の左京選出議員とともに議長と一緒に来賓席に座る。セレモニーの後は、各テントで売られている特産物を食べたり、鮎の塩焼きをご馳走になったりしながら、山間地の地域振興など諸問題についてお話を伺う。
例年は河原で子供たちが水遊びで楽しんでいるが、長雨で増水して水遊びは出来ず、また参加者もいつもの半分ぐらいかな。ゆっくりしたかったが、昼前出発。
●シンポジウム「京都から古代を考える」
街中は、三条の京都文化博物館でのシンポジウム「京都から古代を考える」に。司会者やパネラーと最終打ち合わせをして、冒頭に実行委員会の一員として、古代学協会の存続の問題を契機に、この会が企画されたことなど挨拶。会場はほぼ満員で200人ほどの聴衆。いやはや緊張しました。
基調講演は、京大名誉教授の樋口隆康先生が「京大調査隊のシルクロードにおける古代遺跡調査」について講演。ガンダーラ地方の遺跡のことや樋口先生ご自身がこの道に進まれてきたことを語られる。
そして2部は、天野幸弘朝日新聞記者の司会で、中井義明同志社教授、富谷至京大人文研教授、野口実京都女子大教授、芦屋市教育委員会の森岡秀人氏が、古代学協会の役割とまた文化発信の拠点としての京都の役割など話され、ぼくは「京都のかるちゃーすぽっとー京都市内博物館ガイドブック」など紹介やこの4月に施行された文化芸術創生都市条例のことなど話す。うまいこと喋れたのか、ちょっと自信がないな。
されどわが学部時代にお世話になった浅香正先生もお元気な姿で来られていて嬉しかった。古代学協会のメンバーがやってきた研究や仕事の成果をどう残し、継承するかがこれからの大きな課題。ともあれシンポジウムは無事に終わってほっとした。
●前原誠司左京後援会の夏まつり
すぐに会場を後にして、夕方は、宝ヶ池のプリンスホテルへ。前原誠司衆議院議員の左京後援会主催の「ふれあい夏まつり」。会場は子供たちや浴衣姿の女性など700人ほどの参加者で熱気。餅つき大会にハワイアンやシンガーソングライターの佐々木清次さんの元気な歌に抽選会など。
1年前の会は、解散総選挙の直前で盛り上がったが、それから1年、前原議員にとっては、民主党の惨敗から、代表就任。そしてメール問題での代表辞任とあまりにも色々とあった1年だった。ここはしばらく充電してまた機会が来るよ。福山・松井両議員に、ぼくも北岡府議や隠塚議員らと登壇。挨拶をする。そして各テーブルを副議長の名刺を持って挨拶挨拶。ゆっくり歌を聴いてる場合ではないですいよ。今日は朝から晩まで動いて喋ってちょっと疲れたな。副議長は体力勝負だよ。
●7月22日(土)
●京都の景観を考える
ウイングス京都で「京都の都市景観の創造的再生シンポジウムー時を超え光り輝く京都の景観づくりを目指して」のシンポジウム。
日本建築学会の「京都の都市景観の再生に関する第二次提言」を踏まえて、その提言の趣旨の説明と今後の景観行政のあり方について先生方がデスカッション。その提言とは、ナショナルプロジェクトとしての京都の都市景観の創造的再生、グランドデザインの再構築、景観評価システムの確立、景観阻害建造物等の再生・撤去、など建築家の視点での提言になっている。
京都タワーの建設時、或いは京都ホテルの総合設計制度の導入、大文字山のゴルフ場計画、マンション紛争など、そのつど景観論争が起こり、景観行政が少しずつであるが前進してきた。歴史都市としての宿命なのだ。
この3月には「時を超え光り輝く京都の景観づくり審議会」から中間とりまとめが答申されて、中心市街地の建築物の高さ制限やデザインの規制と誘導や町家の保全再生など色々と画期的な提案がなされている。今後、市民合意を得ながら条例化されるだろうが、市会でも大いに議論をしないかんね。
●歴史学者になる夢
夜は、明日の「京都から古代を考える」シンポジウムで何を喋るか、色々と資料を探して考え込む。ぼくは9年かかって同志社大学文学部文化学科西洋史専攻を卒業しているが、考えてみれば、ベトナム戦争もなく学園闘争もない平和な時代だったら、歴史学者になっていたかも知れんな、とふと思う。夢のまた夢でした。
●7月21日(金)
●交通水道委員会
午前10時から交通水道委員会。交通局からは特に報告案件はなし。委員会の前に事故がよく起こりお詫びから始まることが多いが、今回は平穏でよかったね。一般質問で、整備士のアスベスト対策や市バスの路上での発進事故などについて某議員が質問。元自動車の整備工なので専門的な話。ようわからん。また祇園祭の地下鉄の乗車数などについて質問も。今年は宵々々から山鉾巡行の当日まで雨で少しお客さんが減った。残念でした。上下水道局からは、7月中旬に上京区は堀川丸太町での床下浸水、道路冠水についてお詫びと説明。この長雨で他の地域でも浸水が心配されていたが、今のところ浸水はなくてよかった。
●京都府保険医協会の役員さんと懇談
午後は、京都府保険医協会の理事さんたちと民主・都みらい議員団の懇談会。町の診療所などのお医者さんたちの会で、医療制度改革の問題点について、特に高齢者や無保険者をとりまく諸問題について説明を受けて質疑。医療制度の改革が始まったが、患者負担は増え、また診療費は抑制されて医療関係者もたいへんだ。市民の命と健康をどう守るのか、色々と考えさせられる。
●17年度の決算概要
副議長室には、市立病院の決算の説明に保健福祉局と病院事務局長らが来室。市立病院は3億円ほどの赤字。京北病院では整形外科医がいなくなったので、随分患者数が減ったようで、医師の確保が大きな課題。過疎地の医者不足は深刻だ。また一般会計決算概況について理財局部長が報告に。税の徴収率も向上し、法人市民税が増収になって5年ぶりに実質収支は黒字の見込み。
●自治労公室支部ビアパーティと
「あびこ和子と語る集い」
夕方は、自治労公室支部のサマービアパーティ。公室支部とは、総合企画局と総務局と市会事務局、人事委員会、監査事務局の職員の組合。わが中村秘書はかって、公室支部の執行委員だったそうだ。ひとこと挨拶をして退席。
「あびこ和子と語る集い」に。会場はおよそ700人近い参加者で熱気。和子議員は、パワーポイントを使ってこの1年間の活動報告をされ、またこの5月市会の代表質問のときにカツラを取って、白髪に変身をされたが、その経緯も述べられる。和子さんの半生を相撲甚句にして唄った御池太郎こと今枝議員には、ほんまに敬服。
●7月20日(木)
●近畿市議会議長会理事会
このところ毎日雨が降り続き、各地で被害が出ている。雨の中、石田市会事務局長と中村秘書と一緒に近畿市議会議長会第一回理事会で大阪へ。
大阪府は柏原市議会の中野議長が会長で理事の30都市の正副議長と議会事務局が集まる。各議会の自己紹介の後、4月から7月にかけての会務報告がなされ、17年度の議長会の会計歳入歳出決算の報告、また今後の日程など提案があり、次回、開催市の亀岡市議会議長さんが挨拶。
京都、大阪、神戸、堺の政令指定都市は、相談役ということで大阪、神戸が欠席されていたからか、ぼくが懇談会での乾杯の大役。役員のテーブルに座っていた京都育ちの川西市議会、元気な羽曳野市議会の女性副議長や大津市議会議長さんやわが議員団の山岸議員と同様に大阪ガス労組出身の堺市議会の議長さんらと懇談。夕方、市役所に戻る。
●鈴木マサホを囲む会
夕方は、京大会館で「鈴木マサホを囲む会」を開催。雨の中、20人ほどの方に参加していただく。松井孝治議員が冒頭にお詫びと今後の決意を述べに。温かい拍手で送り出し、その後、ぼくが市政報告。家庭ごみの有料化と交通政策、新交通システムLRTのこと、また禁煙条例のことなどが特に話題になる。
また今後の日程や来春の選挙のことなども話題に。巷には立候補予定者のポスターが貼られているが、ポスター掲示について議論伯仲。どうしようかな。
●7月19日(水)
●ヒューマンふれあいコンサートのこと
午前中、この6月25日に開催した「ヒューマンふれあいコンサート」のお礼に経糸の会の鶴山さんが来所。130人を超えるボランティアが活き活きと活動し、京都会館第一ホールがほぼ満員の2千人の参加者があり、加藤登紀子さんの素晴らしいコンサートが出来た。ほっこりされた様子。チケットの清算も終わり、赤字にならなくてよかった。またやりましょう。
●京都大学総合博物館
昼、歯医者に行った後、百万遍は京都大学総合博物館に。先日、尾池総長に会ったときに言われていた、京都盆地の地下構造物の調査をしたときの地底の地層を見に行く。いつも前を通っているが、入館は初めてかな。京大が誇る霊長類や考古学、土器や石棺、化石や熱帯林のジオラマや貴重な展示が満載。一見の価値あり。ミュージアムショップはわが友人が運営している。入館料は大人400円。
●厚生委員会、請願を巡って紛糾
午後は、副議長室で、厚生委員会の審議の様子をモニターテレビで見ながら来客の応対。厚生委員会では、東山区の新十条トンネル建設を巡って公衆浴場が廃止になったことで、「公衆浴場又は代替施設の確保」という請願が議論をされていたが、請願を採択するか留保にするか、なにやら大論議になっている様子。自民党の議員団の中でもめているようだ。
●京都市会情報公開審査会
京都市会情報公開審査会が開催される。審査会の冒頭に委員の皆さんに副議長就任のご挨拶をさせていただく。この審査会が設置されたのは、5年前か。当時、ぼくは民主・都みらい議員団の理事として京都市会情報公開条例制定に向けての委員として論議をしてきた立場でもあり、そのときのことやこの20年間の市会の変わりようや、また現在取り組んでいる市会改革について少しの時間、4人の委員の方と懇談をさせていただく。
●17年度の公営企業決算概要
副議長室には、交通局と上下水道局の部長らが来室。平成17年度の交通事業決算概要と上下水道事業決算概要を説明に。市バス事業は3億円強の黒字。地下鉄はこの1月に運賃値上げがあったが、乗客数は微増。上下水道事業は、5年連続黒字でなんとかしのいでいるようだ。
●7月18日(火)
●今日も雨、久多行きは中止
今日は、朝から左京区は最北部・過疎地の久多で文化財防火の消防訓練があるということで行く予定にしていたが、大雨。左京消防署から中止の連絡がありましたと、中村秘書から電話。残念。昼前まで爆睡する。
●京都市批判のテレビ番組に思う
午後、副議長室に。色々な書類に目を通して、中村秘書とこれからの日程について打ち合わせ。来客は、とある私有道路のことについて。行政の裁量権について話題になるが、色々と法律は難しいのだ。
職員の不祥事が続いた京都市のことが先日放送されたらしいが、午後3時過ぎの民放のテレビの番組で、、事実誤認があるということで京都市の総務局長が抗議に来たということで、コメンテーターの政治評論家の福岡教授が再登場して再反論をしている番組を見る。
なるほど不祥事を起こすほんの少数の職員はいるが、ほとんどの職員は、真面目に仕事をしているし、この間、京都市は我々市会の提言もあり、財政非常事態の中で果敢に人員削減や給料カットなど行政改革に取り組んできた事実をご存じないのか、一部、彼は非を認めたところがあるが、テレビで自治体や公務員を悪の巣窟として、叩くのを生業にしているようで、イヤナ感じ。
番組の最後に、本会議場でよく寝ている某新人議員が登場して、まち美化事務所の畳の部屋のことなど喋っていたが、いちど自分でごみ収集車に乗って、きつい・汚い・危険の3K仕事で、汗をかいて作業をしてみたらどうや、と思う。
夕方、京大病院に高校の先輩を見舞う。手術も上手くいったようで一安心。
●7月17日(月)
●雨の祇園祭
大雨の祇園祭。いつもは市役所前で巡行を見ているのだが、副議長ということで9時前、四条通は堺町のところの「巡行くじ改め」のところで裃を着た奉行役の市長と知事と文化市民局長の後ろに座る。
「長刀鉾」を先頭に雨の中、「コンチキチン」のお囃子の演奏とともに巡行が始まる。降りしきる雨の中、山鉾の「郭巨山」を先頭に、7月2日に本会議場で行われた「くじ取り式」で引かれた順番を確認するため、奉行役の市長は、差し出されるくじを読み上げて、激励をするという儀式。山鉾によってそれぞれの作法があって、中には子どもたちがその大役を担っていて、拍手が沸く。
それにしても雨の祇園祭は、曳き手の皆さんはもちろんのこと、沿道を埋め尽くした観光客の皆さんもずぶ濡れ。また雨のため豪華な装飾品には、ビニールが掛けてあり見ることができず残念。11時過ぎには、32基目の最後の「南観音山」が通過。およそ2時間の大イベント。雨だったのが残念無念。関係者のみなさん、ご苦労さんでした。
●友よ、ありがとう
昼は、ソウルから祇園祭を見に来ていた友人と昼食後、本会議場を見学してもらい、副議長室で記念写真。また夕方は、友人の焼肉屋「新羅」の常連客のわが友人たちが40人近く集まってくれて、ぼくの副議長就任のお祝いの会をしてもらう。友よ、みんなありがとう。
●7月16日(日)
●ヘボ将棋の相手はいませんか
久しぶりに何もない日曜日。昼前、NHKの将棋を見る。長いことヘボ将棋をしてないが、副議長室に駒は置いてある。暇なときに誰か相手をしてくれませんか?
●議員活動15周年記念の集いから4年
昼から事務所に出て、なんやかんやの雑用。また9月23日に予定している副議長就任のパーティをどうするか、イメージをつくるべく4年前に開催した「議員活動15周年記念の集いーさらなる明日に向かってー」のファイルを探して、当時の資料を読む。
その会は、友人ら30人ほどに呼びかけ人になっていただいて500人ほどの方に参加をしていただいた。2002年7月のこと。その時の模様はわがホームページの写真館に載っているが、最後は、舞台上でみんなで歌を唄った。あれから4年なのだ。で、その後も毎年夏には、「サマーサロン」をウエスティン都ホテルで開催しているが、今年の夏の「サマーサロン」はしないで、9月23日のパーティに集中をすることにしたのです。ということで、いつも「サマーサロン」に来ていただいている方、ご理解をよろしく。その他、なんやかんやの雑用で一日が終わった。
7月15日(土)
●政治スクール、「構想日本」の加藤秀樹氏が講師
世間は今日から3連休。されど民主党京都政治スクールの第3講。理事ということで出席。講師はシンクタンクの「構想日本」代表の加藤秀樹氏。テーマは「事業仕分けの実際とその成果」。事業仕分けとは、行財政改革のひとつの手法として自治体の様々な施策や事務を外部の専門家がその必要性などについて点検することだが、その考え方と各自治体での具体的な取り組みを話していただく。
京都では、すでに事務事業評価と政策評価制度を導入し、具体的な事務事業の改善などを行ってきたが、いかに効率的に公共サービスを向上させるか、この事業仕分けの手法も面白そう。
講演の後は、グループに分かれてローカルマニフエストを作成するべく議論。ぼくはDグループのチューターで適宜口を挟む。わがグループの方向は、市民参加による自治体づくりかな。行きつ戻りつつどうなるかな。
●祇園祭の宵々山、されどーーー
京都は、祇園祭の宵々山。どうりで蒸し暑く夕方雨が降る。人ごみに混じるのもしんどいし、事務所に戻って、ようやく民主党のローカルマニフェストづくりの作業を始める。
熊谷府会議員が知事選挙用に作った力作をベースに各府市町村の議員候補の共通した政策視点になるようにしたいと思っているが、うまくいかんな。ちょっと頭が痛いよ。未明まで四苦八苦。
●7月14日(金)
●母校、第四錦林小学校を訪問
午前中、地元はわが母校第四錦林小学校にライオンズクラブの国際平和ポスター展の応募のお願いに画用紙を持って行き、海原校長先生と四方山話。この8月に開催される地域教育フォーラムで、「みんなで守る地域の子ども」の分科会で四錦の見守り活動が報告されとのこと。ぜひぼくも参加しよう。ビオトープづくりや子ども剣鉾など地域の人との協働で様々な取り組みが進んでいることに敬意。
●山科区役所に
午後は、耐震改修工事が行われている山科区役所など訪問。区政誕生30周年を迎えるということで記念誌の編集の準備や地下鉄東西線沿線に観光客をどう誘致するかなど、区長と懇談。帰途、わが議員団の山口団長の事務所に立ち寄り冷たいお茶をいただく。昨年末の骨折も完治して、ポスター貼りや夏のパーティの準備でテンテコマイの様子。議員団室に来客は、わが後援会会長の柿阪会長。元気になられてよかった。
●古代学協会に
その後、京都文化博物館の地下にある古代学協会に。平安時代の遺跡から発掘された埋蔵物が積み上げられ、また色々な貴重な資料が山積。23日に開催されるシンポジウム「京都から古代を考える」の打ち合わせ。専門家に混じってぼくも話すことになっているのだが、さてどうしようかな。
●2008年関西サミット京都誘致推進大会
夕方は、宝ヶ池にて2008年関西サミット京都誘致推進大会。協議会の会長の堀場雅夫さんがユーモアたっぷりの楽しい挨拶の後、山田知事、桝本市長、村田京都商工会議所会頭が挨拶。来賓として自民・民主の国会議員が並び伊吹議員が代表して挨拶。川勝平太国際文化研究センター所長のメモなしでの短い講演があったが、過去のサミットの場所や時代をスラスラと言われることに感心。府会議員は議会が終わったところで多かったが、市会議員の参加は少なかった。サンドイッチでの懇親会もあってなごやか。果たして、大阪との誘致合戦、お茶漬けとたこ焼きは、どっちに軍配が上るのかな?
●7月13日(木)
●全国市議会議長会理事会
全国市議会議長会理事会に議長の代理で出席するため、中村秘書と共に東京へ。昼過ぎ、八重洲口で波部東京事務所長の出迎えを受けて一緒に全国都市会館へ。全国80都市ほどの議長と各議会事務局が参加。政令指定都市は、相談役ということで前列に座る。
会長の藤沢市の国松議長の挨拶の後、総務省は滝野自治財政局長が、「地方税財政改革の動向について」講演。この6月に全国知事会らと一緒に地方六団体が「地方分権の推進に関する意見書」として。「豊かな自治と新しい国のかたちを求めてー地方財政自立のための7つの提言」を出しているが、今後5年間で地方の歳出をどのように抑制していくのか、政府の「経済財政運営と講像改革に関する基本方針」(いわゆる2006年骨太方針)と今後の課題など講演。いずれこのしわ寄せは、市民負担となり、各地方議会では喧々諤々の議論を呼ぶだろう。
その後、事務局から、この2ヶ月間ほどの活動 報告や役員異動について報告があり、少し質疑があって散会
●東京事務所のお引越し
それから八重洲口にある京都市東京事務所に伺いスタッフにご挨拶。この10月には、現在六本木にある京都館が八重洲口前のヤンマービルに引越し、そこに東京事務所も移転することになっている。その準備もこれからで、たいへんですね。
●メイド喫茶てなんや?
少し時間があったので、おのぼりさん気分で、秋葉原を中村秘書と散策。今流行のメイド喫茶なるところで、ビールを飲む。「ご主人様、お帰りなさい」「「ご主人様、行ってらっしゃい」と、なにやらアニメの世界か。東京は、ようわからんは。
午後11時過ぎ帰宅。東京日帰りは、ちょっとしんどいね。
●7月12日(水)
●夏の文化財防火運動
どんよりした蒸し暑い朝、今日から夏の文化財防火運動が始まる。わが事務所近くの平安神宮に。応天門のところでマリア幼稚園と岡崎幼児園の園児が集まり消防音楽隊による文化財防火コンサート、園児たちはトトロの演奏など聞いて楽しそう。演奏終了後、園児による「ぼうか」の人文字が描かれて、35メートルのはしご車から記念撮影。どんな人文字になっているかな?
●左京女性連絡協議会創立15周年
午後は、左京女性連絡協議会創立15周年記念のサークル発表会に飛び入り。会長の上野さんのカクシャクたるご挨拶にはいつも感心する。舞台では元気な会員の皆さんによる日頃の練習の成果を見せる詩吟や民踊やコーラスなど盛りだくさん。ほんまに女性パワーは凄いよ。
●吉田神社で防火訓練
それから。地元は吉田神社に。文化財防火運動ということで吉田神社の本宮本殿から出火して延焼中の想定で消化訓練。地元吉田の消防分団、自主防災会の方が集まる。吉田神社自衛消防隊の神官がホースを持って消火活動。可愛い巫女さんもがんばった。ぼくは文化財市民レスキュー隊のヘルメットを被って見学。左京消防署長と宮司さんの挨拶のあと、ぼくもひとこと挨拶をさせていただく。みなさんご苦労さんでした。
●京都高野川ライオンズクラブ初例会ー「サバをよむ」
夕方は、京都高野川ライオンズクラブの新年度初例会。ゾーンチェアパーソンや親クラブの天神川ライオンズクラブの方がビジターで来られたので賑やか。TTタイムというのがあって、その担当の吉岡さんの色々な格言などの由来をクイズにしたゲームはいつも楽しく為になる。例えば「サバをよむ」は、さてどんな由来があるのでしょうか?知ってる人はご連絡を。
●7月11日(火)
●聖護院のマンション問題
午前中、地元聖護院の方とマンション建設計画について陳情を受ける。マンション紛争については議員になって何十件も経験しているが、色々と限界があり、諸問題が派生するので関わり方が難しいのだ。
午後、2時間ほど副議長室にこもって夕方講義する事業評価システム論のレジメを完成。
●京都市防災会議
午後3時から「京都市防災会議」。議長と宮本徹建設消防委員長と出席。正面に市長、副市長、収入役、消防局長の市の幹部が座り、専門委員として防災研究の先生方、自衛隊など国の機関、京都府や府警や気象、関西電力や大阪ガスなど公共企業、京都市の各局長、そして地域女性連絡会と社会福祉協議会の女性のメンバーが二人、総勢50人ほどの出席者。
市長の挨拶の後、毛利副市長の司 会で、女性の参画の促進を促し、男女双方の視点の配慮などを盛り込むことや災害ボランティアセンターの開設に伴う地域防災計画の修正の説明と意見発表。9月1日に行われる総合防災訓練計画の案についてが議題。さらに市政情報総合案内コールセンターや高台寺の文化財を守る防災水利モデル整備事業、また災害用ブロードバンド伝言システム事業などについて報告がある。専門委員の先生方から質疑がある。およそ2時間、市民の命や財産を守るための大事な会議なのだ。
●同志社「事業評価システム論」で講義
夕方は、同志社の今出川キャンパスは講武館で、「事業評価システム論」の講義。「体験的政策評価論」と題して。監査制度のあり方や京都市の公共事業再評価制度、事務事業評価と政策評価制度など行政評価システムについてインターネットを活用しながら、その概要と意義について、そして最大の政策評価システムである、選挙のこと、つい先日行われた滋賀県知事選挙と昨年の衆議院選挙のことについておよそ90分の講義。
春学期最後の講義ということで、伊多波先生をはじめ講師陣も揃って打ち上げ。この講義をし始めて6年目かな?ええ勉強になります。博士号を取得された橘さん、おめでとう!
●7月10日(月)
●事業評価システム論のレジメ作り
午前中、百万遍のあーす書房で自治体政策や財政に関係する書籍を購入。
昼過ぎ登庁。2時間ほど来客をシャットアウトして副議長室にこもって、明日の夕方、同志社の総合政策科学研究科は事業評価システム論にて講義をするべく京都市の政策評価と事務事業評価、また公共事業再評価のホームページを点検したりしてレジメつくり。勉強しなくては。
●防災会議の議題は
その後、明日の京都市防災会議の議題について消防局は防災危機管理室長らから事前に説明を受ける。今回の大きな議題になる地域防災計画の修正点は、防災教育や自主防災組織の育成指導に女性参加を促すための改正や今年京都市災害ボランティアセンターが設立されたこともあり、その役割を防災計画に明記することなど説明を受ける。
その後、土地区画整理組合の担当者から賦課金のことなどその仕組みなどについて説明を受ける。
●安孫子和子さんらと
夕方は、わが議員団の紅一点、中京区選出の安孫子和子議員と共通の友人らと一献傾ける。(彼女は一適もアルコール類は飲まれないので誤解のないように。ぼくと友人が飲んでいたのだよ)ご主人の隆秀さんが亡くなって8年に
なるのか、当時の色々な苦労話など話は尽きない。3期目の当選を目指して奮闘中。お互い頑張りましょう。
●7月9日(日)
●鈴木マサホ バス研修旅行会
うっとおしい梅雨の合間の日曜日。日頃の精進がいいのか、蒸し暑いか、晴れた。今日は第16回「鈴木マサホ・バス研修旅行会」。午前8時、明星観光バスが事務所前に止まり、40人を超えるわが応援団のメンバーにご参加いただく。前原誠司事務所の井上所長らの挨拶を受けて、いざ出発。バスは一路、丹後へ。車中、副議長就任の挨拶や京都市政の課題などを報告させていただきながら、一昨年秋の台風23号で大水害になった由良川を過ぎて宮津市は、ハクレイ酒造の酒蔵を見学して試飲もさせていただく。
●天橋立、股のぞき
そして吉川英治や菊池寛ら文人が泊まった格式ある建物の清輝楼にて昼食のあと、日本三景のひとつ天橋立は、丹後国一の宮「元伊勢籠神社」からケーブルカーに乗って傘松公園に。「股のぞき」で有名な天橋立を見下ろす絶景の展望台。宮津湾を一望。かわらけ投げをしたら3枚目で幸運の輪に通すことが出来てラッキー。海の風を受けながら下りはリフトで下山。紫陽花が綺麗だった。
帰途、海産物屋でお土産をみなさんたくさん買って事務所についてのは午後7時。蒸し暑い一日だったが、雨も降らずラッキーデイだった。ご参加いただいたみなさん、ありがとう。ちょっと疲れたな。
●7月8日(土)
●PTA会長感謝の集い
午前10時から京都コンサートホールにて「平成18年度PTA会長感謝の集い」。議長や文教委員会正副委員長らと壇上に座る。壇上に座ると居眠りはもちろん出来ないし緊張する。市長や教育長、議長らの挨拶の後、昨年度の市立幼稚園、小学校、中学校、高校、養護学校のPTA会長さんらに感謝状の贈呈式。その後、PTAの役員さんたちと客席に座 り舞台上からカメラマンが記念撮影。ハイチーズ。休憩の後、京都市民管弦楽団オーケストラによる親子クラシックコンサート。子供たちと一緒に久しぶりにクラシックを聞く。
●外国人高齢者・障害者生活支援ネットワーク・モア
正午には在日コリアンが多く住んでいる東九条に。「京都外国人高齢者・障害者生活支援ネットワーク・モア」の事務所オープニングセレモニー、「モア」はハングルで「集める」という意味。仲尾宏さんが座長を務めていた「京都市外国籍市民懇話会」の提言などを受けて、いわば福祉員を養成したり、外国籍市民の福祉の向上を目指すために地域に根ざした生活相談の場。
テープカットの後、エルファセンターにてチジミなどを食べながらの開所式。多文化共生のまちづくりへ大きな前進。アンニョハシムニカと挨拶をする。近くの「希望の家」でのバザーに立ち寄って、かって一緒に「核と戦争はごめんだ!市民定例デモ」を歩いていたシスターと久しぶりに再会。お元気そうでなにより。
●大原記念病院グループの創立25周年
夕方は、宝ヶ池の国際会館で大原記念病院グループの創立25周年記念式典と祝賀会。1981年(昭和56年)、左京区は三千院と寂光院のある大原の地で、大
原記念病院をオープンされた児玉博行先生は、京都府立医大出身のぼくと同世代の医師。今や左京区の高齢者の保健福祉の拠点施設。色々とお世話になります。前原誠司衆議院議員や多くの医療関係者に地元大原をはじめ左京区の北部の各種団体の役員さんたちも多く出席されていた。
●7月7日(金)
●京都市環境審議会
午前中、京都市環境審議会に出席。環境問題に取り組む学者や各種団体の代表委員や市民公募委員に厚生委員会の正副委員長らが出席。
「新京都市環境管理計画の改定」と「京都市環境保全基準の見直し」と「京都市地球温暖化対策計画の策定及び評価、見直しのための体制について」それぞれの各部会長から経過報告の後、事務局の環境局部長から説明があり、各委員から意見が述べられる。
京都市は、京都議定書発効の地でもあり、すでに地球環境温暖化対策条例も制定しているが、この審議会から答申を受けてこれからさらに環境共生型都市を目指して施策が展開されることになる。
●堺市正副議長が挨拶に
昼過ぎ、この4月に政令指定都市になった堺市の正副議長さんが来所。議長室で議長とともに懇談。堺市の服部議長は、大阪ガス出身で、わが民主・都みらい議員団の元気者山岸議員の友人だった。
午後は、国際交流会館と疏水記念館に就任挨拶に。国際交流会館の高木館長は、前副市長で英語の達人。「英語カフェ」を開いて60歳代以上の人が楽しく英会話を学べる場を開講したとのこと。
その後、数年前に不慮の事故で亡くなった同級生の藤川隆君の親父さんの告別式。地元の女性会の人など多く参列されていた。ご冥福を。
夕方は、水道局職員がメンバーの錦水会の総会。京都市職員の不祥事が続くが、公務員としての自覚を促す会長の挨拶。ぼくが乾杯の挨拶した後、参加者のみなさんと名刺を手渡し、すぐに退席。
今夜は、飲まんぞ!事務所にて、この間サボっていたひとくち日記を一気に打ち込み。
●7月6日(木)
●環境局長と懇談
来客は、環境局長。明日の環境審議会の会議次第と議題となる「新京都市環境管理計画の改定」と「京都市環境保全基準の見直し」と「京都市地球温暖化対策計画の策定及び評価、見直しのための体制について」のそれぞれの部会報告の概要について説明に。
またこの秋に実施される家庭ごみ有料指定袋制度について、市民への説明の状況などを聞く。
●ちょっと疲れ気味
夕方は、市役所の幹部らと今後の京都市政の課題などについて懇談。
ちょっと疲れ気味。ようは毎日飲み過ぎだ。自重しないかんぞ、と思いつつ、よせばいいのに、事務所近くの居酒屋の「炎の火」で若いメンバーと二次会をしてえらく盛り上がって、また近所の友人も来ていたので、また飲んでフラフラ。肝臓がフォアグラ状態でパンク寸前やな。
●7月5日(水)
●北朝鮮、ミサイル発射に抗議声明
朝、ニュースで北朝鮮がミサイル発射のニュース。またまたやってくれましたな。午後、登庁すると市会事務局長から市長と議長名で抗議声明を発表すると報告。以下はその声明文。
「このたび、北朝鮮がわが国をはじめ関係各国による事前の警告にもかかわらず、ミサイルを発射したことは誠に遺憾であり、強い憤りを禁じえない。本市では、平和都市宣言、世界文化自由 都市宣言、世界歴史連盟 都市連盟総会において世界に向けて平和メッセージを発信するなど、市民のみなさんとさまざまな取り組みを行っているところである。こうした中で、北朝鮮がミサイルを発射したことは、市民生活の安全を脅かし、平和を希求する147万市民の願いを踏みにじる暴挙であり、強く抗議するものである」。
夕方、事務所の来室は、市役所OBの方3人。副議長就任のお祝いに焼酎を持参され、近くのスーパーで買った寿司で乾杯。
●7月4日(火)
●京都市民生委員推薦会委員
昼前、副議長室で保健福祉局の担当者から京都市民生委員推薦会委員の委嘱状を渡される。各区から推薦された民生委員・児童委員さんの候補の調書を見せていただく。地域の福祉の要として、民生委員と児童委員さんは、大役を担っていただいている。たいへんな仕事だ。後日、候補者のリストを見せていただいて推薦をすることになる。
その後、来客は百万遍は知恩寺境内で20年間続いてきた「手づくり市」の主宰者や高校の同窓会を企画している印刷屋さんの営業の方など。その後、西京極のスポーツセンターに行って市役所OBの体育協会の役員さんや今年分区30周年を迎える西京区長らを表敬訪問。
●中川六平、上洛
夕方、朋あり、遠方より来る。大丸近くの徳正寺で中川六平に久しぶりに会う。徳正寺の住職の秋野さんは、鴨沂高校山岳部の先輩。中川六平は、岩国の反戦喫茶「ほびっと」のマスターだった。その後、東京で新聞社に勤務した後、昌文社の編集者として鶴見俊輔先生の本の出版などええ仕事をしている。総入れ歯になったとかで、モゴモゴしながらも相変わらずよう喋る。出会ってもう40年近いのだな。お互い、遠くまでよく来たものだ。
●7月3日(月)
●松井孝治議員の役職辞任を承認
民主党京都府連の常任幹事会。松井議員のことで新聞記者が数人待ち構えている。松井孝治議員からはお詫びの挨拶があって、府連の副会長や選挙対策委員長、さらに政治スクール校長の辞任を了承。
その他、玉置一弥前衆議院議員を来年夏に行われる参議院選挙の比例区の候補者として擁立することを決定。また統一自治体選挙に向けて空白区を埋めるために党内で候補者を公募することなども決める。暗雲を追い払って、再出発だな。
その後、政治スクールの事務局会議をして松井校長の後任に泉ケンタ副校長が就任。今後の運営などについても議論。
●世界宗教者平和会議
この夏、世界宗教者平和会議の第8回世界大会が国際会館で開催されるとのことで、日本委員会の役員さんたちが副議長室に来室。懇談後、ぼくも同行して毛利副市長を表敬訪問。 「平和のために集う諸宗教、あらゆる暴力を乗り超え、共にすべての命をまもるために」をテーマに世界80カ国、500人の諸宗教指導者が集うそうだ。
●中田英寿選手引退
夕方は、同僚議員らと一献傾け、帰宅してテレビを見ていたらサッカー選手のヒデこと中田英寿選手が引退するニュース。ぼくは熱烈なサッカーファンではないけれど、彼が流暢なイタリア語で記者会見するのを初めて見たとき、感心したのを思い出す。ブラジル戦が終わったとき、ピッチで天を仰いでいた姿も印象が強烈。彼は今後どんな新しい旅を始めるのだろうか。
●7月2日(日)
●能「正尊」を鑑賞
昼過ぎ、東山仁王門は東入の京都観世会館に。演者の観世流吉田篤史さんにちょっと縁があって、吉田後援会第8回「花の能」を観賞に。観世会館に行くのは久しぶり。演じられたのは「正尊」。
わが中村秘書は、一緒に来れなかったが、同志社大学時代に能のサークルで活躍していたらしく、「動きが多く、初心者が見てもわかりやすく楽しめるようにできていますよ」と解説をしてくれていたが、義経や弁慶が出てきて舞台上で闘う場面は、いやはや激しく、演者がくるっと回転したり動きがあって実に面白かった。吉田篤史さんらのますますのご活躍を。
●滋賀県知事に嘉田由紀子さん
夜は久しぶりにわが家で夕食。午後9時過ぎ、友人の新聞記者から滋賀県の知事選挙のことで電話。「驚くなよ、出口調査でかださんがリードしているぜ」「ほんまかいな」と、ぼく。それから30分ほどしてテレビを見ていたら速報が流れてかださんの当選が報じられる。
いやはや、現職の国松氏を応援した陣営は、民主党も含めてショックやろな。風が吹いたのだ。相乗りの問題や多選の問題など、有権者はノーを突きつけたことになる。快挙だね。今後の首長選挙は、微妙やね。これから特に新幹線の新駅建設の凍結を巡って議会とかだ新知事と軋轢が起きるだろうが、その手腕を見守りたい。
●7月1日(土)
●民主党2区総支部定期大会
民主党2区総支部の定期大会。北岡ちはる府会議員の司会で、前原総支部長の挨拶のあと、府連会長の福山参議院議員、木戸美一連合京都会長が来賓として挨拶。幹事長は山口幸秀議員の活動報告と活動方針、副幹事長の隠塚議員から会計報告など。およそ100人の党員とサポーターが結集。
来春の統一自治体選挙の山科、東山、左京区の現職、新人候補のそれぞれの公認も承認される。議事は淡々と進むが、前原代表の辞任から3ヶ月、松井議員の問題もあって、熱気はイマイチ。なんとなく梅雨空の雰囲気やな。ぼくは副支部長として、梅雨空を吹き飛ばしてここから再出発、春の選挙に向けてがんばろうと閉会の辞を述べる。
午後は、前原誠司議員の左京後援会長の水野先生の告別式。葬儀委員長は前原議員で、後援会の役員さんや歯科医師のみなさんが立礼。ご冥福を。
●総政会と駱駝館
午後は、同志社総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会。会長ということで議事進行。今年の総会は11月5日のホームカミングデイにすることに。また来年十周年を迎えるが、記念事業をどうするか議論。そのために実行委員を幅広く集まってもらおうとその作戦を練る。
会議の後は、わが青春時代にマスターをしていた喫茶「駱駝館」の跡の居酒屋でビールを飲みながら懇談。昨年の今頃、その駱駝館を舞台にした「駱駝は眠っている」(砂岸あろ著・かもがわ出版)の本が出版された。ぼくらしき髭を生やしたマスターが出てくる少女小説。もう読んでくれましたか?事務所に残部ありますよ。ぜひ読んでや。
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