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       鈴木マサホひとくち日記 
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2006年8月

                 


●8月31日(木)
        ●不祥事で12年ぶりの臨時市会開会

 午前10時から本会議。議員の請求による臨時市会が召集されたのは、地下鉄東西線工事費暴騰問題以来12年ぶりか。本会議場の2階にはテレビカメラと記者がいっぱい、傍聴席もほぼ満員。議長から諸般の報告があった後、市長が登壇。「市政の最高責任者として重ねて深くお詫びいたします」と述べた後、「不祥事の根絶に向けて、信頼回復と再生のための抜本改革大綱」を提案。

        ●抜本的改革大綱

 ひとつは、環境局における「解体的」改革として、原因として、優先雇用における問題、採用後の指導・研修、処分、勤務実態や職場における問題の3点について「甘さ」があったと分析、そして7つの改革案を提案。服務管理・指導育成面で警察官OBを含む観察チームの新設、処分制度の厳罰化、ごみ収集作業の3名体制を2名体制に、ごみ収集業務の50パーセントの委託化、まち美化事務所の統合など提案。

 またふたつめに生活保護業務に係わる不祥事防止のための改革として、原因は、現金取り扱いと保管、生活保護業務監査、職員意識。人事管理に問題があるとして、現金取り扱いの禁止、特別査察班の設置、研修や人材育成など提起。

 さらに全庁的な抜本改革として、「優先雇用」の経過と問題点を明らかにした上で、技能労務職員採用の凍結、より厳しい懲戒処分の実施、退職後に犯罪が発覚した職員に対して退職手当返還請求の条例改正や職員指導の強化や行動規範の策定などをあげて、これらの改革を断行するために推進本部を設置することを表明。

        ●処分者77人、市長は6ヶ月給与50パーセントカット

  そして市長は、一連の不祥事について、最高責任者として自ら給与を6ヶ月間の50パーセントカット、副市長らは3ヶ月15-20パーセントの給与を減給、そして関係する局長、部長、課長、係長ら72人を指導監督不行き届きで、減給、戒告、厳重文書訓戒などの処分を行ったことを明らかにした。辞令一枚で異動になり不祥事に遭遇した職員にはいささか同情するが、やむをえんやろ。

        ●調査特別委員会を設置
 
 その後、請願審査結果について、厚生委員会で不採択になった国民健康保険料の引き下げを不採択に。そして、「職員の不祥事に関する調査特別委員会の設置を決め、委員は26人。ぼくは公営企業決算特別委員会の委員なのでこの委員会のメンバーでもないし仮になっても発言できないのが残念。今後は、ここから出直せるのか、調査特別委員会でこの問題のさらなる調査や改革策について議論をされることになる。

        ●市政の転換期

 この大綱についてぼくは思うところはもちろんある。市民の信頼回復を得られるのか、これだけの処分者を出した京都市役所は、真面目な職員の気持ちがどう動くのか、また清掃業務を委託化することで環境行政は前に進むのか、そして、原因として優先雇用に端を発した土壌と組織風土にメスを入れたのは評価するが、ここはオールロマンス事件以来の京都市の重しとなっていた同和行政の総括を教育委員会時代をも振り返りながら、市長は、もっと率直に語るべきではないか。

 京都市政にとってこの夏は、ほんとうに大きな転換期だ。市民の共感を得て、そして真面目に働く多くの職員の前向きな協力を得られるのか、また議会は、政争の具にすることなく不祥事根絶に向けて、冷静な議論が求められるし、労働組合もイチから自己改革が必要で、さらに同和団体も猛省が求められるし、議員団としても反省することはあると思っている。市長の発言を聞きながらそんなことを考えた。改革案については、手術をすることを決めたが、どうメスをいれるのか。それが問題や。

 午後、先週21日に市役所の階段の踊り場で倒れ脳挫傷で入院中の永岡服務監を友人として経糸の会のメンバーと見舞いに行く。一時回復に向かわれたと聞いていたが、病状が急変し面会謝絶の状態。一連の不祥事問題での犠牲者だ。やりきれないな。

 この夏は悪夢だ。それとも膿を出し切り、ピンチを改革のチャンスにするスタートの夏として考えれば、いいのか。日が暮れるのも早くなった。そして朝夕過ごしやすくなった。明日から9月。


●8月30日(水)
        ●福岡市議会を視察

 朝、大雨の中、福岡市議会に。定数63人、ここでは予算については条例予算特別委員会が設置されて、5つの常任委員会と同じ構成で分科会方式で審議されるが、京都市会で言うところの市長総括質疑は、3日間に渡って部長級も出席し質疑されるという。
 特徴的なのは、決算特別委員会を次年度の予算に反映させるために9月市会で行うとのことであった。わが京都市会の公営企業の決算は9月に行われ、一般会計の決算は、11月市会で行われる。監査との兼ね合いでそういう慣行になっているが、翌年度の予算に反映させるにはこの方法も一理ある。

 また本会議には、市長以下各局長らが正面に座り、対面方式になっている。京都市会は市長と副市長は正面に座るが、理事者は本会議場の後ろに座っていて答弁のときだけ登壇する方法。議場の改築が行われれば、福岡方式をとるべきだろう。また委員会室や会派の議員控え室も見学するが、ともかく広い。京都の3倍の面積だ。ええなあ。

        ●川中議員、逝去

 説明を受けているときに川中増次郎議員逝去の連絡。山科区選出で7期目、享年65歳。川中議員は、2年前の12月の義士祭の時に倒れられた再起はならなかった。京都市会情報公開条例を制定した時の検討委員会の委員長で、ぼくには、その時一緒に食事をしたり色々と思い出がある。資産家で派手なネクタイがなつかしい。ご冥福を。

        ●市会運営委員会、明日の臨時市会の日程などを決定

 昼前のぞみに飛び乗って帰京。車中熟睡。目覚めたら新大阪を過ぎていた。
そのまま市役所に。

 1時間ほど休憩したら市会運営委員会が開会。明日の臨時市会の本会議の日程を決める。そして京都市職員の不祥事の原因究明及び再発防止策の検証のための地方自治法第110条の規定による特別委員会「職員の不祥事に関する調査特別委員会」の設置をすることなど決める。また川中議員の死去により、その特別委員会のメンバーの数も変わるなど市会事務局や各会派もアタフタ。通夜と告別式がこの週末に行われることになった。


●8月29日(火)
        ●市会改革委員会の調査で名古屋市会へ

 ひとまず連合審査会が終わったので、以前から予定されていた市会改革委員会の自民、公明、共産、民主の理事のメンバーで呉越同舟の他都市調査に、副議長ということで同行。

 昼過ぎ、尾張は名古屋市に。名古屋市会は、議員定数は定数75人、でなんと民主が第一会派で26人。一人会派が4人。いかに委員会を活性化させるかに着目して調査。

 名古屋は予算・決算については、6つの常任委員会で審議をする方式で、京都とは違う。また代表質疑とともに、京都では実施されていない個人質問もできることになっていて、3日間に渡って日程が取られ、この2月市会ではなんと22人の議員が登壇したという。その本会議場を見学させてもらう。空襲で焼けることなく残った議場で古色蒼然たる円形の会議場。ええ雰囲気や。また各委員会室も広くて傍聴席も十分に取れるスペースがある。

        ●元給食調理員、覚せい剤で逮捕

 終了後、名鉄で昨年開港したセントレア・中部国際空港から福岡に飛ぶ。
 教育委員会から小学校の元給食調理員が覚せい剤で使用で京都府警に逮捕されたと電話連絡。昨年来連絡が取れなくて、6月に免職になっていた人物だが、またまた覚せい剤の事件が発覚。教育現場にいた人物がこれだから、もう何をかいわんや。怒り心頭。どこまで続く泥沼ぞ。覚せい剤はまだ出てくるのではないか?

 博多の夜は、飲みに行く元気もなし、本場の豚骨ラーメンを食べてホテルで体をほぐしてもらってバタンキュー。


●8月28日(月)
        ●前代未聞の連合審査会で市長総括質疑

 京都市職員の不祥事に係わり、京都市会始まって以来の常任委員会の連合審査会が本会議場で10時から開催。市長総括質疑ということで、正面に田中委員長が座り、左前には各委員会の委員長が、右席には、苦渋の表情で市長と3人の副市長が座る。傍聴席はほぼ満員。テレビカメラが数台並び記者席も満員。ぼくは自席に座って審議を見守る。

 自民党、共産党、公明党、民主の順番で順次議員が登壇。冒頭、市長は「市民の市政への信頼を失墜させたことを市政の最高責任者として深くお詫びする」と陳謝。そして、環境局の解体的出直し策として、現業職員の半減や民間委託、新規採用の中止、警察OBの採用による監察チームの創設、ごみ収集車の3人体制を2人体制にすること、懲戒処分の厳罰、現業職場の人事異動の促進など提起。

 各委員からは、同和行政との係わりで優先雇用(選考採用)のことや改良住宅の家賃滞納問題、不適切な補助金問題、学校現場のこと、この際、膿を出すべく様々な視点で構造的な問題として、京都市のこの何十年と重しになっていた同和行政の土壌と風土について次々と厳しく指摘がされる。多くの職員が真面目に仕事をしているが、いたたまれない思いでいることだろう。

 自民党からは持ち時間140分で6人、共産党は119分で5人、公明党は70分で3人、わが民主は64分で3人が質問に立ち、終わったのが午後6時だった。ぼくはノートにメモを取りながらそのやり取りを聞くが、発言できないのが、ほんまに残念。

 こうして常任委員会の連合審査会は終わったが、31日(木)には、再び臨時市会が開かれ、市長から出直し策として不祥事再発防止の対策としての大綱が示され、また市長や副市長をはじめ関係する管理職の責任について処分も発表されることになっている。そして市会として調査特別委員会が設置され、さらにこれからも不祥事根絶に向けて議論がされることになる。

 長い一日であったが、まだまだ続く泥沼や。どう出直すのか、全職員襟を正して再出発できるのか。これからが本番だ。


8月27日(日)
        ●久しぶりの家族団欒

 日程が特に入っていない日曜日。テレビで将棋を見て事務所に出てきたが、夏バテでちょっとしんどい。資料の整理などしながらぼんやりと過ごして、今出川大宮上るの公園で行われていた西陣山岳会の夏まつりに。夕立で公園は水がついてドロドロ。知り合いに声をかけて、近くの西陣のほんやら洞に久しぶりに覘く。寺町今出川のほんやら洞から独立して合田君が西陣に店を開いたのは7年ほど前か。久しぶりだったが、まあまあ元気そう。

 その後、とあるところで、娘の誕生祝ということでわが両親と愚息とかみさんの6人で会食。久しぶりの家族団欒。


●8月26日(土)
        ●地元を回る。暑さで脱水症状

 午前10時過ぎから、副議長就任感謝の集いの案内状を持って地元の吉田を周る。いたるところで京都市職員の不祥事問題について「どうなってますんや」と問われて、「今週、委員会で集中審議をして、原因究明と対策を論議しているところです」と言うが、ほんまに恥ずかしい限り。返答にも困るよ。この案内状を持って回るのは、当初もっと早く行ける予定だったが、一週間遅れた。ほぼこれで配布を終了したが、陽射しもきつく脱水症状気味でバテタ。

        ●吉田区民夏まつりと松ヶ崎夏まつり

 夕方は、わが母校の第四錦林小学校で「吉田区民夏まつり」。雲行きが怪しく遠くで雷鳴が響く中、教員、PTAや各種団体が定番の焼きそばなどの模擬店やゲームコーナーを設けて賑やか。近衛中学校のブラスバンドや吉田今宮太皷のふれ太鼓から吉田剣鉾保存会と子どもたちの剣鉾に、民生委員さんの手話のコンサートに女性会の盆踊りなど多彩な催し。地域と学校の連携による安心・安全のまちづくりの推進のモデル校として着実に取り組みが進んでいる。ぼくも「吉田みまもる隊」のメンバーに登録をして緑のバッジいただく。ともあれ関係者の皆さんご苦労さんです。

それから「妙法」の送り火の地、松ヶ崎でも夏まつり。体育振興会のメンバーなどがここも大活躍。焼き鳥をいただきながら、「松ヶ崎のさし踊り」を見学させていただく。夏の終わりの子どもたちの楽しみな夕べ。もう夏も終わりやな。


●8月25日(金)

         ●土木事務所職員、またまた逮捕!

 職員不祥事問題に関する常任委員会の集中審議の4日目。ぼくが所属している交通水道委員会が開催されるので10時前に登庁。建設局の管理部長が青い顔をして駆け込んでくる。またなんかあったな!

 未明、JRで帰宅途中の土木事務所の職員が、酔っ払って乗客に絡んで携帯電話を破損させて逮捕された!と報告。ほんまかいな!建設消防委員会で昨日土木事務所のことが議論されたところやないか、もうなにをか云わん。4月以降の逮捕者はこれで10人目か。もう信じられない!どないなってんや!

         ●交通水道委員会が午後8時まで

 午前10時から始まった交通水道委員会は、終わったのはなんと午後8時!議員になって20年目になるが、この時間まで委員会があったのは初めての経験。

 まずは、交通局からこの5年間の不祥事案件について報告。18年度になってからはないが、「車内留置」という、車内にお客さんを乗せたまま、運転手が降車したとケースとか、お客さんの忘れ物のバッグを盗んだとか、乗降中のお客さんに暴言を吐いたとか、職員同士の喧嘩かで処分された案件を報告。各委員から色々な視点で、延々4時過ぎまで質疑が行われる。

 その後、水道局からもこの5年間の不祥事案件について報告。14年には覚せい剤所持で逮捕懲戒免職のケースやその他上司との喧嘩や違法改造エアガンの所持とか、また色々と処分の案件がある。各委員、その原因と今後の対策について質疑。

 副議長は、委員会で発言しないというのが慣例になっているので、ひたすらそのやり取りを聞いているのみ。途中、副議長室にて、監査事務局から17年度の公営企業の決算概要と審査の意見の説明を受けるが、委員会室で質疑を聞いているだけというのは、ほんまにストレスがたまるよ。午後8時に終わった!


 その後、事業系のごみ収集運搬の仕事をしている友人らの勉強会に行き、家庭ごみ指定袋制度や事業系ごみの手数料改定と市民への啓発のことなど、色々と意見交換。


●8月24日(木)
         ●家賃滞納と土木事務所のこと

 職員不祥事問題に関する常任委員会の集中審議の4日目。建設委員会。午前中は、都市計画局で市営住宅に住む市職員の家賃滞納問題などが大きな話題になっていたようだ。
 午後の建設局の審議では、環境局と同様に現業職の多い土木事務所や公園管理事務所などの労務管理の改善の問題が審議されていた。

         ●京都市戦没者追悼式

 午後、京都市戦没者追悼式に。戦争が終わって61年。先の戦争で京都市民は2万人を超える方が亡くなっている。市長と議長が追悼の辞を述べる。ぼくは舞台の上で議長の横に座り、市長、議長に続いて献花。そして各行政区から遺族代表の方が5人づつ献花をされる。1時間ほどの厳粛なる儀式。

 戦争体験者は、年々年老いていかれる。二度と過ちを繰り返さないために、戦争体験を風化させてはいけないと思うが、戦後生まれの団塊の世代であるぼくをして、戦争を知らずに育っているのだから、次の世代には戦争を語り継ぐのは、これから至難のことだ。

         ●同和問題と不祥事

 夕方、部落解放同盟の役員と意見交換。同和問題の解決のために、雇用促進の観点からいわゆる選考採用と言われる優先雇用の枠をつくり、京都市の職員に採用してきた経過がある。多くの職員は真面目に職務を全うしているが、その採用方式による職員が不祥事を起こしている事実が明らかだ。

 ぼくは以前にも書いたように、同和行政の残滓がここにきて火を噴いた、と思っている。市長をして記者にその問題について言及をしているし、同和団体にも大きな責任があり、真摯な反省が必要だ。1994年と96年の5月市会のぼくの本会議での代表質疑をよみ返して欲しい。

         ●どうなる古代学協会

その後、先日シンポジウム「京都から古代を考える」にパネラーとして参加したが、その主催者の古代学協会のメンバーと懇談。協会の存続が危ぶまれていて、遺物の保管や研究資料の散逸が心配されているし、彼ら自身の身の振り方も大きな宿題だ。わが同志社文学部文化学科文化史の後輩の研究者らが頭を抱えていて、しばしぼくが相談相手。京都市の文化行政のあり方など議論。


●8月23日(水)
          ●八瀬童子

 午前中は、京都会館の文化財保護課で左京区は八瀬の八瀬童子会の役員の方と懇談。昭和天皇の大葬のとき、八瀬童子のことが話題になったが、ものの本によれば、皇室の駕輿丁役(かごちょうやく)をつとめるので知られている。古文書など歴史的に貴重なものがあり、文化財保護の視点でも行政の支援について懇談。伝統的な行事を伝承するのはたいへんだ。 

          ●テレビカメラが4台、厚生委員会
 
 職員不祥事問題に関する常任委員会の集中審議は3日目で厚生委員会。
午後、厚生委員会を傍聴。保健福祉局と環境局の局長と部長、そして市立病院長、さらに北区長らが答弁席に。これも異例。また問題の多発している環境局が審議対象でもあり、テレビカメラが4台ほど回っている。京都の不祥事はもう全国ニュースだ。恥ずかしいコッチャ。

 わが議員団理事の小林あきろう議員は、議員になる前、京都市職員として自らが「し尿処理」の仕事をしていた経験を語り、市民の差別的な目を受けながらの業務についてとうとうと語る。し尿処理やごみ収集に当たる現場職員の苦労など語られないままに、この間議論が進んでいるが、現業職場の経験者としての語りは、貴重だったと思う。

ぼくは午後5時過ぎに退庁し、地元の吉田をウロウロしていたが、委員会は各委員がみっちり質疑をしたらしく終わったのは午後7時を回っていたらしい。 


●8月22日(火)
        ●集中審議2日目        

 不祥事問題に関する常任委員会の集中審議は2日目。今日は文教委員会、ぼくは委員会に所属していないので、随時、委員会室に入って傍聴したり、副議長のモニターテレビで委員会の審議を見守りつつ副議長就任パーティの案内の発送の準備などの雑務。

 今日の文教委員会には、文化市民局の理事者以外に上京、左京、南区の区長が出席。区役所における市民対応や公金管理の問題などが焦点となって、各委員から質疑。区長が委員会で答弁をするのは、ぼくの知る限りではなかったこと。市役所のすべての分野での不祥事の原因や抜本的対策を練るための委員会。大区役所制や窓口の職員のネームカードの着用なども話題に。教育委員会との質疑は聞くことが出来なかったが、学校の管理用務員や給食調理員の現業職員の勤務態度議論になったようだ。

 午後、自治労京都市職に出向いていって、市会での議論の報告や組合として自らが意識改革に取り組むことを提起。また、連合京都の新しい事務所を訪問。木戸会長らと四方山話。


途中、環境局の理事者からペットの死骸収集の手数料を着服した職員ら4職員を懲戒免職に、無免許運転で通勤していた職員らは分限免職にしたと電話。これでこの間の免職処分は11人か。

夜は、自治労教育支部のビアパーティ。結成10周年。連帯と参画がスローガン。若いメンバーが多く京都の教育改革を担っているという元気な雰囲気。門川教育長も出席していたので、教育論議。


●8月21日(月)
        ●服務監、倒れる

 朝、中村秘書から服務監が庁内の階段で倒れられた、と第一報。この4月以降の不祥事問題での過労と臨時市会を控えての緊張とで、おそらく倒れられたのではないか。永岡服務監とは同世代で、7月末に催された「ヒューマンふれあいコンサート」の運営委員で色々と話した仲。早い快復を祈るのみ。

 思い出すのは、94年、地下鉄東西線の工事費暴騰問題での臨時市会で時の三浦管理者が過労で亡くなったこと。二度と犠牲者を出してはいけない。関係者は、健康に留意をして欲しい。

        ●異例の連合審査会で市長が陳謝

 定刻どうり午前10時から本会議場において常任委員会の連合審査会が開かれる。これは京都市会では初めてのこと。委員長の田中セツ子議員が進行役、多くの報道関係者がつめ掛けテレビカメラが回りまた傍聴席はほぼ満席。

 市長がマイクを持ち、「市民の信頼を失墜させ。深くお詫びし弁解の余地はございませんと」沈痛な表情で発言を始める。不正が起こらないシステムの構築、環境局の解体的出直し、全行政分野であらゆる角度から点検を行い、抜本的な取り組みをすると述べ、溜まった膿を出し切り、信頼回復に取り組む決意だと意見表明。20分間ほどの時間。傍聴席から野次も飛び重苦しい雰囲気。

 その後財政総務委員会が開催される。冒頭だけ傍聴に入って、あとは副議長室で雑務や来客の応対をしながらモニターテレビで委員会での審議状況を見守る。委員会は、会計室、選挙管理委員会、監査委員会、人事委員会が午前中に、午後からは総務局、理財局、総合企画局、産業観光局と、各局すべてからこの間の取り組み状況が報告され、各委員から質疑。ぼくは6時前に退室したが、午後7時まで委員会は続いたらしい。ぼくが発言できないのが誠に残念。

 ぼくは10年前、1996年5月市会定例の本会議で同和行政を巡る問題で質問したことがあるが、今一度、関係者には京都市会のホームページで検索していただいて、再読して欲しいと思う。


8月20日(日)
         ●地蔵盆。夏の終わり
 午前中、わが町内の地蔵盆を覘く。この地蔵盆は夏の京都の終わりを告げる行事。各町内が地蔵さんを祭って子どもたちの安心を願って営々と続いている地域コミュニティーの寄り合いの場。わが下大路町東部はまた子どもたちがいるが、お年寄りの人も楽しそう。当番の方々ご苦労さんです。

         ●政治スクール、グループぷ発表

午後は、政治スクールの2日目のグループ発表に。教育やゴミの減量、くらしの安心・安全、子育て支援などついて中間発表。それぞれのグループによって、テーマは違えど、やる気満々。

 夏の高校野球の決勝戦は18回引き分け。早稲田実業と苫小牧駒沢が大熱戦。再戦に。


●8月19日(土)
         ●政治スクール夏季集中講義

 昼過ぎ、民主党京都政治スクールの夏季集中講義の合宿に。今期の大きな目標であるローカルマニフェストづくりに各グループが取り組んでいて、ぼくはDグループのアドバイザーということで論議に参加。Dグループは「市民参加型社会の基盤づくり」がテーマ。3人の女性と2人の男性がそのチームで、この間数回打ち合わせをしている。前文の案がすでに書かれて中々の出来栄え。市民が主役の自治体をどう作るか、公共の担い手として市民の役割とか、熱心な討論がされていて頼もしい。

         ●京都市少年合唱団定期演奏会

 2時過ぎには京都コンサートホールへ。かって娘が世話になった京都市少年合唱団の第57回定期演奏会に。京都市少年合唱団は、来年50周年を迎える。指揮者の佐渡裕さんも卒団生、父母の会の結成に動いたのはもう10年ほど前か。ブラームスの曲や男子部のカツラを被った児童によるモーツアルトとシューマンとシューベルトの対話?は、楽しく、また初々しい新団員の「歌はともだち」など音楽の好きな子どもたちの音楽と舞台に和むひととき。

         ●八瀬の夏まつり

 夕方、北岡府会議員と隠塚議員と一緒に左京区は比叡山の麓の八瀬に。夏まつりということで、グランドでは屋台が出て子どもたちは大喜び。焼きそばとたこ焼きをいただきながら地元の方々と懇談。

 夜は、政治スクールの車座懇談会になだれ込む。民主党の幹事長代理の仙石由人さんがゲスト。憲法の問題、雇用の問題など受講生から質問。みんな熱心だ。


●8月18日(金)
        ●さいたまから朝帰り、不祥事問題で臨時市会開会へ

 午前7時前、起床。本来なら政令指定都市議長会の一員として、ジョンレノンミュージアムと盆栽村を視察に行ける予定だったが、そうは問屋がおろさない。京都市は不祥事問題でテンヤワンヤ。新幹線に飛び乗って東京駅で乗り換えて京都駅に着いたのは午前11時過ぎ。さいたまから朝帰りだ!

 11時30分から理事会。報道各社がつめ掛けテレビのカメラも3台。議会の請求により、副市長から臨時市会を召集する旨の発言。8月31日に臨時市会の開催を決定。その後、各常任委員会の委員長が集まり、21日から始まる連合審査会の持ち方などを決める。連合審査会の委員長には田中セツ子議員が選任。

        ●連合審査会の日程

 夏の終わり、職員の不祥事問題で21日から始まる京都市会の常任委員会の連合審査会と臨時市会の日程の流れは以下のようになる。
 
 21日(月)午前10時から本会議場で常任委員会の連合審査会ということで、全議員の前で市長から所感が述べらる。前代未聞のこと。

 その日は財政総務委員会が、22日(火)には文教委員会が開催、当番区長の上京と左京区長も出席の予定、23日(水)には騒動の発端となった環境局と保健福祉局と審議する厚生委員会が、24日(木)には建設消防委員会が、25日(金)には交通水道委員会が開催され、不祥事問題の原因究明と対策ということで集中審査が行われる。
 そして連合審査会の市長総括質疑が、28日(月)の午前10時から本会議場で開催されるのだ。この日は長い一日になりそう。もちそん傍聴できます。但し傍聴希望者が多いと思われるので抽選だ。傍聴希望者は事前に申し出てください。

        ●31日に臨時本会議、特別委員会の設置

 そして、8月31日(木)には、臨時市会本会議が開催され「職員の不祥事に関する特別委員会」が設置されて、その後随時、特別委員会が開かれることになる。で、9月になれば、公営企業決算が中心の定例市会が始まるということだ。会期末は10月6日なので、そこまでノンストップ。いやはやたいへんな日程だよ。

 その後、議員団会議を開催。理事からこれからの日程などの説明。また連合審査会の質問バッターや特別委員会の委員などを決める。
 
       ●竹中正夫先生、ご逝去
 
 夕方は、同志社大学の神学部の先生で、京都福祉センターや関西セミナーハウスでたまにお会いしていた竹中正夫先生が逝去され教会での前夜式に参列、献花をする。
 
 夏バテもあって疲れたよ。


●8月17日(木)
        ●全京都大学野球トーナメント大会

 朝、8時過ぎに公用車で中村秘書が迎えに来てくれる。午前9時からの西京極球場での第14回全京都大学野球トーナメント大会に。わが母校の同志社大学ら府内の大学15チームによるトーナメント大会。選手の入場行進の後、ホームベース上で開会式。星川京都副市長らの挨拶のあと、来賓として祝辞を述べる。締めくくりは「DO IT YOUR BEST FOR THE VICTRY!」。これでアッテルカナ?

        ●さいたま市で政令指定都市議長会

 開会式後、京都駅に。市会の総務課長と新幹線を乗り継いで、さいたま市は大宮駅へ。再開発で立てられたホテルで午後3時から政令指定都市議長会に議長に代わって出席。
 現在、政令指定都市は幾つあるかご存知ですか?今年の4月に堺市が仲間入りして15都市の正副議長と議会事務局長らが参加。開催市のさいたま市は、浦和市と大宮市、与謝市が13年に合併、15年に政令指定都市になって、17年岩槻市と合併し10行政区で人口119万都市になった。

 さいたま市の議長が座長になって、大都市の財政についてさいたま市の財政局長が、いわゆる骨太の方針2006についてのさいたま市の考え方やさいたま市の財政状況の説明を含めて講演。また指定都市市長会との連携を深めることや次期開催都市は福岡に決めたり淡々と議事が進み終了。

 2部として、「古民具から学ぶ生活の知識」と題して、日本考古学協会で「開運!なんでも鑑定団」の出演者の安岡路洋さんが講演。昭和2年生まれでもうすぐ80歳にならんとする安岡さんは、旧大宮市の文化財専門委員など務められ、博物館の役割や茶碗の話など、面白おかしく心に沁みるお話。元気な人だ。

 夕方は懇談会。テーブルが一緒になった神戸や静岡、堺、大阪、広島の副議長さんらと議会の状況をお聞きする。
 さいたま市は、大宮アルディジャと浦和レッズの二つのチームがあるサッカーの盛んなところ。夜は、友人と久しぶりに一献傾ける。

 市会事務局からは、またまた不吉な報告。環境局の職員が無免許で通勤している事例が発覚したとのこと。なんとも言いようがない。


●8月16日(水)
         ●特別サロン「大文字送り火鑑賞と懇談会」

 暑い一日。今日は五山の送り火の日。午前中は、お客様を迎えるべく机の上や事務整理。午後は、副議長室に篭もって懸案の来春の統一自治体選挙に向けてのローカルマニフエストの打ち込み。もうちょっとで草案が出来そう。

 夕方7時過ぎ、わが事務所の8月恒例の特別サロン「大文字送り火鑑賞と懇談会」の夕べ。わが事務所が聖護院の今のメタボ岡崎のマンションに引っ越してちょうど3年目の夏。みんなで軽くビールを飲んで8時前に8階建ての屋上に。

 まずは東山の大文字が点火。わが大文字保存会の友人たちが奮闘していることだろう。今年は火に勢いがある。そして北を見れば松ヶ崎の妙法が赤々と燃え、船形は京大病院の病棟に隠れて下半分が見えないのが残念。そして左を見やれば左大文字が暗闇に浮かび、はるか西の方角には鳥居が幽かに光を放っている。京都のお盆の行事の締めくくり。

 各地元の保存会のご苦労で営々と続いている夏の京都の風物詩。今年は雨も降らずに良く燃えたことだろう。今週末には地蔵盆があり、それが済めば京都は夏の終わり。20人近い参加者で和気あいあいと夏の夜に語る。


●8月15日(火)
         ●不祥事問題で自治労市職と懇談 

 午前中登庁。自治労京都市職労の役員と懇談。臨時市会の日程や各委員会での審議の模様など説明をし、土木事務所やまち美化事務所の現業現場での実態や組合員の意識改革の問題など、この間の職員の不祥事問題への対応や考え方など意見交換。
 真面目に働く職員の士気が低下するのが憂慮されるが、自らを律し、この際膿を出し切り、オール市役所として、労使ともに抜本的な改革に取り組み、市民への信頼回復に努めなけらばならないと痛感する。

         ●終戦記念日、光復節で挨拶

 戦争が終わって61年、終戦記念日。朝のテレビニュースで小泉首相が靖国に参拝をしたことが流れる。光復節の記念式典でどう挨拶するか、悩む。

 昼過ぎ、京都会館での在日本大韓民国民団京都府地方本部主催の第61回光復節記念式典に、京都市会日韓議員連盟副会長として舞台上の来賓席に座る。金有作団長の挨拶の後、領事館、京都府、京都市の代表、そし日韓親善京都府議会連盟会長の田坂府会議員に続いて登壇。

 「アンニョハシムニカ・チョヌン・スズキマサホ・イムニダ」と挨拶をさせていただく。緊張したよ。「平和で共生の社会をつくるために、人々の交流と友情が未来をつくる、と確信しています」というのがぼくの想い。結びに「カムサハムニダ」と言い忘れたのが残念。祝典の後、友人が「いい挨拶だったよ」と言ってくれてほっとした。

 その後、舞台では「サムルノリ」の「MANTA」の演奏。キッチンで、鍋やフライパンを叩いたり、まな板の上で包丁を叩いて演奏をする打楽器の迫力のあるコミカルな演奏。そしてフイナーレは、サムルノリの乱打。いや凄かった。
 61回目の終戦記念日、ぼくにとっては、記憶に残る午後になった。  


●8月14日(月)
         ●原稿書きや案内状の発送

 朝から事務所にて、昨日書いた光復節での挨拶文づくりの点検。長い文章になって短くするのに手間取る。午後にほぼ出来上がり、中村秘書にメールで送って祝辞の形式にしてもらうよう指示をする。
 また発送作業もスタッフが頑張ってくれたお陰で左京郵便局の営業の青年に来所してもらい第一弾の発送を終わってほっとする。

         ●四錦小、山内学級の同窓会

 夜は第四錦林小学校山内学級の有志による同窓会。10年ぶりか。ぼくの小学校5、6年の担任の先生は、ゴジラこと山内光夫先生。亡くなって10年ほどになり寂しくなった。雪が降ったら吉田山で雪合戦。天気がよかったら大文字山までよく行ったものだ。小学校を卒業して45年か。
 消息不明の人も多く、20人ほどに案内を出したが、急な日程にも関わらず集まったのは6人。三条のがんこ本店で大いに盛り上がる。みんな昔と性格は変わらんよ。


●8月13日(日)
         ●お盆の日曜日、発送作業
 
 昼過ぎわが家の近くの公安院のご住職に来ていただいて、念仏をあげていただく。いつものお盆の行事。

 その後事務所にて、黙々と案内状の発送作業。第一弾を月曜日には出せそう。手渡しにする人も多く8月25日頃までには、渡せるかな。ぜひ来てくださいね。

 一段落ついたら次は、15日に行われる韓国民団京都府本部主催の第61回光復節に京都市会日韓親善」議員連盟の副会長として挨拶をするので、その挨拶文の案文作り。在日外国人の人権など諸問題などの関わりについて学生時代から議員になってからのことを色々と思い出す。挨拶はできるだけ短いほうがいいのは当然だが、ぼくの思いを伝えたいと思う。

 それから同志社の総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の会報の巻頭言の原稿書き。


●8月12日(土)
         ●今日からお盆休みだ!

 今日から世間は夏休みを取る人が多そう。ぼくは結局どこも行く予定はなし。

 昼、同世代の友人が息子と彼のフィアンセを伴って結婚式の相談に。来年の1月に挙式の予定。おめでとう。馴れ初めなど聞くが、親父として色々と心配事があるようだが、あまり口出しもせずに若いもんに任しといてほうがいいよ。もちろん出席はします。歌でも唄おうか。

        ●副議長就任感謝の集いをどうするか

 昼からは、議員活動20周年・副議長就任の集いの打ち合わせ。わが後援会の幹事のみなさんや司会をお願いしている方に来ていただいて、どんなスケジュールで出し物をどうするか、ああでもないこうでもないと議論。和太鼓グループのバチホリックに来てもらって元気な会にしたい。そして、案内文の封筒詰めの作業をみなさんに手伝ってもらう。


●8月11日(金)
        ●交通水道委員会、水道局職員が銃刀法違反で書類送検

 定例の交通水道委員会が開催。交通局からまずは、過日の委員会でバスの整備士の石綿による健康被害の影響を調べるために異動後の健康診断が行われてたと答弁したことが事実ではなかった謝罪。おいしっかりしろよ!委員長からも注意。また先日の事故のことなど質疑。相手方の無謀な運転が原因であったとしても管理の受委託をしている近鉄バスで事故が多いぞ。

 上下水道局でも、これまた不祥事!職員が銃砲刀剣類所持等取締法違反、モデルガンの収集家で改造エアガンを押収され書類送検されたとまたまた陳謝。もう犯罪の連鎖やな。

 一般質問では、給水停止のことなどが質疑をされたが、ぼくはこの委員会に属しているが、副議長はあまり喋ったらアカンことになっているので唇寒し。

        ●連合審査会と調査特別委員会

 昼過ぎ、各会派の理事が集まり、臨時会の各常任委員会によ集中調査及び連合審査会の運営について、質疑時間やその方法など臨時市会の持ち方を協議。

 21日から各常任委員会の連合審査会が始まり、その後、さらに京都市職員の不祥事の原因究明及び再発防止策の検討のため、地方自治法110条の規定による特別調査委員会の設置することになり、31日(木)には、臨時会ということで本会議、調査特別委員会の設置を決めることになる。

その職員の不祥事に関する調査特別委員会は各会派から数人ずつ委員を選出して審議がされることになりそう。そして、9月1日には9月市会定例会が召集されることになる。去年の夏は衆議院選挙で四苦八苦。今年は不祥事問題だ。

        ●またまた覚せい剤で逮捕者

 そして、副議長室に環境局長が青ざめた顔で飛び込んでくる。こらまた何かあったな!先日覚せい剤の使用で逮捕された環境局職員の姉妹に覚せい剤を渡し自らも使用していたということで、環境局の職員が新たに逮捕されましたと、報告に。いや、もう何をかいわんや!最悪や!今後もっと覚せい剤問題が芋づる式に拡がるのではないか。まだまだ続く泥沼やで。

        ●新たに市会と府会の公認候補決定

 この日午後、民主党京都府連常任幹事会が開催されていたが欠席、福山哲郎議員の秘書、田中健志君を中京区の府会候補に。砂川議員の勇退で、泉ケンタ議員の秘書の山本拓史君を伏見区市会候補に公認することを決定したとのこと。がんばれよ!、

夕方は総政会の役員会。会報のこと、11月5日に総会と館林千賀子さんの記念講演会を開催することなど決める。


●8月10日(木)
        
        ●議員会開催、不祥事問題で臨時会の日程決まる

 民主・都みらい議員団の会議。小林理事から臨時市会の開催に向けて昨日4会派で合意された日程について報告があり了承。

 それは、8月18日に臨時会を請求、21日(月)に連合審査会を本会議場で開いた後、21日財政総務委員会、22日文教委員会、23日厚生委員会、24日建設消防委員会、25日交通水道委員会を順次開き、集中的に不祥事問題を質疑、そして28日(月)に連合審査会を本会議場で開いて市長総括質疑をして、さらに31日に臨時本会議を開いて調査特別委員会の設置を決めるという日程。夏休みが飛んでしまうな。

        ●不祥事のデパート

 そしてまずは環境局の局長、部長ら理事者から、陳謝の後、市民美化センターでの死骸収集手数料の着服事件と覚せい剤取締法違反で逮捕された事件の経過など報告。議員から、より詳細な説明や原因と対策について質疑を求め、怒りの声が上る。

 また服務監と総務局からは、この簡、取り組まれてきた「服務規律等強化月間」の各局や各事業所の取り組状況が報告され、この4月以降の職員の不祥事に関わる処分のリストが示されるが、もう暗澹たる思い。

 免職が5人。停職が8人、減給が2人、戒告が1人の計16人。酒気帯び運転でブロック塀を破損、ナイフで同僚を脅かす事件、消費者金融で自動現金預払機・ATMをゴルフクラブで壊して窃盗容疑で逮捕、児童買春、覚せい剤取締法違反、セクハラ、中学生を殴った傷害事件、生活保護費の詐欺事件など、不祥事のデパート。もうなんとも言いようがない。

 夕方副議長室には水問題に取り組んでいるNPOの友人来室。節水するためのちょっとした装置の紹介とバイオで水を浄化することなど説明に。


●8月9日(水)

        ●またテレビで京都市職員のこと

 朝、中村秘書からテレビ番組で、北大路駅の証明書発行センターの職員の応対が悪いと市民からの声でテレビ番組で報道されるそうですと電話。またかいな。テレビを見る時間はなかったが、次から次へとなんや起こる。

 午前中、事務所にて副議長就任パーティの案内文の最終校正で印刷頼んでいる福祉工房P&Pの西村君と打ち合わせ。

        ●前代未聞の連合審査会を開催することに」

 昼前、登庁。正午過ぎから、各会派の理事や市会事務局が集まり、常任委員会の連合審査会や臨時市会をどうするか断続的に調整。連合審査会が開催されるのは、委員会室は狭隘なので本会議場になりそうだが、ぼくが議員になって20年経つが初めてのこと。前代未聞だろう。また臨時会を開いて調査特別委員会を開くのは、地下鉄東西線の工事費暴騰問題以来か?


午前10時から開かれていた厚生委員会では環境局と保健福祉局の不祥事問題が質疑されていたので、テレビカメラが入っていた。この委員会の様子を副議長室で待機しながらモニターテレビを見ていたら、市立病院の医療ミスのこともあり、責任者の病院長が出席していなかったので厳しいやりとり。

 連合審査会と臨時会の開催のことは夕方、ほぼ大筋で自民、共産、公明、民主で合意がなされ日程が固まった。一山越えた。

        ●「徳ちゃんと乾杯」

 夕方は、「今枝徳ちゃんと乾杯」、下京区選出の髭の今枝徳蔵議員の後援会の主催のビアパーティ。京都タワーホテルでなんと4日間連続で開催されるのだ。4日間で2500人ぐらいの参加者があるらしい。凄い人気や。

 今枝議員は中央市場出身で参加者に市場の関係者も多く、ぼくが3度目の挑戦で初当選する前、4年間市場で塩干の今は倒産したヤマヤスでデッチを引いて仕事をしていたこともあるので、久しぶりに会う関係者と名刺交換。現在塩干の仲買の店舗は60店で、当時に比べて半分になった。さみしくなった。


●8月8日(火)
       ●地域教育フォーラム・イン京都

 昼過ぎ、宝ヶ池の京都国際会館で「いま、京都が熱い、創ろう!地域ぐるみの教育」をキャッチフレーズに開催されている「地域教育フォーラム・イン京都」に。わが地元の吉田学区の取り組みが発表される「みんなで守る地域の子どもー地域ぐるみの防犯活動―地域の子どもは地域で守るー」の第一分科会に。

わが地元の母校、第四錦林小学校・吉田みまもる隊事務局の山田栄一さんが「みんなで守る地域の子ども、誰もが安心して暮らせるまちづくりをめざして」ということで「みまもる隊」のことだあけでなく第四錦林小学校と地域の吉田区民との様々な取り組みなど紹介される。

 続いて、山科区の大宅中学校の生徒会本部の生徒達が、黄色いリボン作戦や「ちょっとひと声」のボランティア活動について初々しくまたしっかりと報告。すごいね。パネルデイスカッションに出席できなかったのが残念。この地域教育フォーラムには京都市内はもとより全国からも多くの参加者があって注目されている。

       ●連合京都のレセプション

 夕方まで臨時市会の開催を巡って調整が図られているので、副議長室に待機。どういう風に動いていくのか、様子見。夕方は、連合京都の「新事務所開設、組織充実・強化・拡大レセプション」に。

 連合京都は、1990年に産声を上げ、1974年に開館した京都労働者総合会館の6階に事務所を構えていたが、労働運動再生のために、地域協議会を主体に地域社会の要請に応える活動と体制の確立を図ろうという目的で同じ会館だが8階に移転して、各地協の事務所も開設するという。
 山田知事や毛利副市長がらが来賓。各地協の役員や民主党の国会、市内の府市会議員が結集。労働者総合会館ができて30年余、新たな再出発を祝う。


●8月7日(月)
       ●住みよい京都をつくる婦人の会の市会見学

 午前11時前、「住みよい京都をつくる婦人の会」のみなさんが市会の見学にお見えになる。会長の内藤しげさんは、確か70歳をはるかに超えておられると思うがカクシャクト元気。

 委員会室で市会の仕組みや役割やこの間の京都市政の課題などを話させていただく。また財政総務委員会が開会中だったので、モニター視聴室で委員会の模様を見ていただき、市会本会議場の見学をしてもらい、みなさんと副議長室で記念写真。

 この会は確か30数年前に設立されて、高齢の方が多いが、市政に興味を持っている方が多く各区でごみ減量のボランティア運動に取り組んでおられる方が多い。元家な女性グループ。これからもお元気でご活躍ください。

       ●緊急の議員会

 午後は、緊急の議員会。久しぶりに民主・都みらい議員団のぼくの席に座り小林理事から、諸般の報告を受ける。

 保健福祉局から障害者自立支援法の施行に伴う、障害児などの利用者負担が増加することで、国基準より負担が軽くなる京都方式を導入するという報告と、ケースワーカーが生活保護所帯から転居費用や預金を着服した二つの事案について報告を受ける。けしからんことだ。そしてまち美化事務所の職員の覚せい剤使用の容疑やこれらケースワーカーの着服事件など連続する一部の市職員の不祥事事件について、議員団としてどう対処するか、臨時市会の可能性など協議。この際膿を出して、二度と不祥事が起こらないようにするために。また市民の信頼回復を得るためにも市会の役割がある。他会派との調整を理事に一任することに。盆明けからますます暑い夏になりそうだ。


●8月6日(日)
        ●ヒロシマから61年

 ヒロシマから61年。学徒動員で広島にいるとき被爆した父も88歳か。まだまだ元気。ぼくは多感な10代の頃、被爆2世として白血病になるのではないかと予感していたが、元気にここまで馬齢を重ねた。中性脂肪がちょっと高いが、血圧もコレステロールも正常でタバコも酒も飲む。頭髪が薄くなったのは、祖父もそうであったのでしゃあないね。ヒロシマを風化させてはならない。

        ●防災センター体験研修

 暑い日曜日。午前8時過ぎ、左京区役所前に。吉田社会福祉協議会と吉田学区自主防災会主催の防災センター体験研修・ふれあいバスツアーに地元の住民として参加。

 まずは、京都市市民防災センターに。4つのグループに分かれて防災体験。強風体験室では風速30メートルにびっくり。息はできないし、ちょっとビビッタ。地震体験室では震度7の揺れ、3Dの京都大地震のバーチャルリアリティも迫力満点、そして消火器で消火の訓練や煙の中を逃げる避難体験など。およそ2時間の体験でした。開館して11年目。子どもたちも楽しみながら災害の恐ろしさを体感できるということ。ぜひいちど行ってください。

        ●長浜市子どもを犯罪の被害から守る条例

 名神で一路湖北は長浜へ。昼食会場では、この7月に補欠選挙で当選したばかりの田中章五滋賀県会議員が駆けつけていただき長浜市子どもを犯罪の被害から守る条例について説明していただく。池田小学校での衝撃的な事件以来、各地で子どもの安全を巡る条例制定がされているが、長浜市でも9月市議会で制定するべくパブリックコメントが実施中。忙しいとき、説明をいただいた田中議員に感謝。

        ●功名が辻と長浜

 その後、大河ドラマ「功名が辻」でスポットライトを浴びている長浜の街は、多くの観光客で大賑わい。大通寺や曳山博物館そして黒壁とガラスのまちを散策。色々と個性的な店があり、楽しめる。ちょっと人が多すぎるかな。

 バスの車中、来年京都市消防総合査閲で左京代表で出場する吉田消防分団の25年前の査閲のときのビデオが流される。若いときの分団員のみなさんの勇姿に感激。またがんばってよ。応援するよ。


●8月5日(土)
        ●近衛広場の草引き

 朝9時前、家の近くの近衛広場に。寿会の人たちを中心に広場の草引きの手伝いに行ったら、もうほとんど終わっていた。

 この広場の計画の段階からご近所との調整に色々と苦労したが、今では緑地として親しまれ、ご近所の方が水をまいてくれたりして、この連休にぼくも汗を流して移植したさるすべりも見事に花が咲いた。京都市の緑地管理課と「みどりの里親制度」の覚書も交わしている。こうして近所の人が汗を流して草引きをやっていただくことはほんまにうれしい。これが地域力だと思っている。

        ●NTT労働組合京都総支部第5回定期大会

 午前10時過ぎには、NTT労働組合京都総支部第5回定期大会に。上林執行委員長の挨拶は、味があってなかなか聴かせる演説。情報産業を支える彼らの役割は大きいが、課題も色々とある。来賓には民主党の国会議員や自治体議員に予定候補が揃う。参議院選挙には、組織内候補として吉川さおりさんが出馬するとのこと。来年の夏は選挙で暑くなりそうや。

        ●錦林夏まつり

 夕方は、「錦林夏まつり」。若くて元気で楽しい青年のマジックやジャグリング(お手玉遊び?)に消防音楽隊の演奏とカラーガード隊の演技、そしてカラオケ大会。ビールを飲みながらおでんをつついて夏の夕暮れときを過ごす。日が翳って少しは涼しくなったが、暑い一日。


●8月4日(金)
       ●不祥事問題で、臨時市会開催か?

 京都新聞の朝刊に、京都市役所の職員の不祥事続発に対して臨時市会が開かれる旨の記事が載る。この月曜日に緊急の厚生委員会が開かれたりしたが、臨時市会のことは正式に議論はされていないので、少し先走った記事だという印象。ちょっと驚いて色々と情報を集めるが、どうやら来週には、臨時市会開会の方向で動きそう。京都市会は暑い夏になりそう。

       ●東山、伏見区役所などを訪問

 午後は、少し時間があったので、東山区役所、醍醐支所、伏見区役所を訪問。それぞれ区長らと懇談。

 東山区では、秋の交通社会実験のことや請願にかかっている公衆浴場の廃止の問題について。醍醐支所では、醍醐コミュニティーバスの近況と課題など。また伏見区役所では、28万人の人口のある伏見の各地域の諸問題や新庁舎建設に向けて隣の敷地で埋蔵文化財の発掘が進むのを見学。ところで部屋に貼ってあった酒どころの東灘区と連携事業でのポスターには、神戸市東灘区の女性区長とキューピー顔の元気もの水田区長とのポスターには驚いたよ。吉本興業の新しい夫婦漫才のコンビの売り出しのキャンペーンかと思った。型破りでオモロイ!糖尿や肝臓に気をつけや。

        ●それいけ公共配達人

 午後3時過ぎには、自治労京都府本部主催の自治研京都集会に。「それいけ公共配達人、今こそ公共!市民と一緒にQPS」というのがサブタイトル。関学の大谷強教授、同志社総合政策科学研究科の新川達朗教授らのパネルディスカッション。

 「官から民へ」という考え方の基に、指定管理者制度や市場化テストの導入など市場主義やコスト主義によって公共サービスが大きく変化し、また公務員制度の改革やパッシングがあるときに、今一度、公共サービスとは何か、組合運動の役割は何かを問う研修会。市民やNPOとどう協働するのか、ガバナンス論も含めて勉強になりました。


●8月3日(木)
       ●「議員活動20年・副議長就任感謝の集い」に向けて

 午前中、9月23日(土)に開催する「鈴木マサホ 議員活動20年・副議長就任感謝の集いーさらなる明日に向けって」の呼びかけ人になっていただく方の確認作業や封筒の印刷のことなど打ち合わせ。これからこの準備もたいへん。ぜひぜひご参加くださいね。

       ●使い捨て時代を考える会で憲法談義

 午後は、「使い捨て時代を考える会」の事務所に。槌田劭さんの依頼で、民主党の憲法問題について考えを聞きたいということで、福山哲郎参議院議員と伺う。この2年ほど有志の方が集まって「憲法を読む会」をしてきているとのこと。

 民主党憲法調査会のメンバーでもある福山議員は、国民投票法案の諸問題や昨年10月に発表された民主党の「憲法提言」をテキストに講演し懇談。話題はもちろん9条問題と「共同の責務」。色々と危惧をすることも多くあるが、実は、民主党の「憲法提言」の中味やその考え方を解説してもらったのは、ぼくにとっては初めてのこと。これから党内でも、また市民的にも、もっと議論がされることになるが、ええ勉強になった。

 使い捨て時代を考える会は、今から30年ほど前に、槌田劭さんたちが立ち上げ、無農薬野菜の供給など様々な活動をする市民団体で、最近はぼくも顔を出していないが、友人も多く色々なことを学んだ。久しぶりに会う人もおられて、会で作ったビールは格別の味。


●8月2日(水)
       ●マニフェストづくりで四苦八苦

 昼過ぎから副議長室にこもって来春の統一地方選挙に向けての民主党京都府連のローカル・マニフェストの原稿書きでパソコンに向かう。ベースは、知事選挙のときの京都府政への提言だが、時間をとって集中的に作業をしないといけないので、四苦八苦。盆前までには仕上げたいと思っているが、がんばろう。

       ●ボクシング、亀田剛毅選手判定勝ち

 忙中閑あり。夕方は事務所で雑務をして、帰宅してテレビのニュースで、浪速の闘犬、亀田剛毅選手とベネズエラのランダエタ選手の世界選手権の結果を見るが、あれはどう考えても負けでしょう。

ぼくの少年時代は、カミソリ海老原選手やファイティング原田選手が大活躍している時。プロレスファンのぼくがプロレス的見方をすれば、アメリカン・プロレスのWWEでは、ディーバなる美女たちも登場して芝居がかっているが、そういう風に真剣勝負だと思わなければ、いいのであって、リングでの勝負は、まあどっちでもよくて、大口を叩いたり、チキンを食べたり、キューピー人形が出てきたり、3兄弟と凄みのある親父とか役者が揃い、家族の物語というサイドストーリーも含めて、テレビで楽しむエンターテイメントとして見たら、実に面白い。その視点からいえば、日曜日にあったK1の最強の素人、ボビー・オロゴンだって、魅せたよ。それにしてもノアはがんばっているけれど、新日本プロレスが面白ないな。気合だ!


●8月1日(火)
       ●不祥事に思う

 今日から8月。夏本番。昨日の厚生委員会のことが新聞記事に。「新たに手数料着服」「懲戒6割が環境局」「甘い体質、追及次々、幹部ら手を震わせ答弁」「給料差し押さえ30人も」と見出し。こんな状況下で、10月から予定されている家庭ごみの有料指定袋導入が市民的理解を得られるかが、心配だ。また連日、某民放テレビでは、闇の話として京都市の一連の不祥事が報道されているが、面白おかしく叩き、煽ることが報道の役目だとは思わない。

ぼくは10年ほど前から京都市の同和行政のあり方について真っ向から改革を提案してきたが、その残滓が今明るみに出たとぼくは思っている。いづれこの問題について発言をしたいと思っているが、ともかく膿を出し切って、解体的出直しをして、どう市民の信頼を回復するか、知恵を出し、実行することだ。

       ●館林千香子さんと介助犬アトム号

 午後、副議長室に介助犬アトム号と一緒に同志社大学総合政策科学研究科の館林千賀子さんが来室。
 館林さんが同志社に合格が決まって入学する前、アトムのトレーナーがぼくの友人の娘さんだった縁もあって、地下鉄に乗って京田辺の同志社キャンパスまで行ったのは6年前ぐらいか。その後、介助犬の法的な整備もされてよかったと思う。

 彼女は、昨年4月からわが総合政策科学研究科に合格した。ぼくの後輩になるのだ。この秋の同窓会「総政会」の総会で講演をしてもらうことになったのでその打ち合わせを兼ねて、市役所に来てもらった次第。アトムは話している間、おとなしく寝そべっていた。ぼくの書いた修士論文の冊子など見ながら、論文書きの苦労など喋る。11月5日(日)同志社今出川キャンパスで彼女の講演会をします。ぜひご来場ください。


鈴木マサホ事務所
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