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鈴木マサホひとくち日記 |
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●11月30日(金)
市会は、二つの分科会に分かれて審議されている普通決算特別委員会の局別審議は今日が最後。ぼくは所属していないので、事務所で本を読んだり、資料や名刺の整理などの雑務。
夕方は、とある住宅建設会社グループの方々と懇談。耐震強度の偽装事件により、この6月に建築基準法が改正されたが、全国的に建築確認業務が滞って、建築業界に大きな波紋を投げかけて、倒産する企業も出てきているが、京都市においては、加えて新景観政策が9月から実施されて、業界に深刻な影響を与えている。その実態をお聞きする。
夜は、錦林車庫の西にある日吉神社の社務所で、前原誠司議員の国政報告会。遅れていったが、会場は超満員。参加者から、防衛問題や障害者自立支援のこと、中国との外交問題など質問も。
●11月29日(木)
昼過ぎ、西京極に。福祉工房P&Pの共同作業所で「市会議員は何をしているのか」ということで、利用者と職員さんを相手に話す。自閉症などの発達障がいの青年たちが箱折やビーズづくりなどの軽作業に取組んでいる。およそ1時間、京都市の仕事、議会の役割、議員の仕事など話して質問にも答える。政令指定都市を全部知っている青年がいてびっくり。みんな真剣に聞いてくれた。 その後、民主党府連に立ち寄って市長選対の打ち合わせ。そして議員団室には、大津市の安楽大津市議が来室。疏水120周年に琵琶湖から疏水を船を通したいと夢を語られる。画家の鈴木靖将さんとこのロマンを以前から聞いていて、副市長にその要望を受けてもらったこともあり、公営企業予算特別委員会でもぼくが質疑をしたことがあるので、その議事録をお見せして、課題や可能性について懇談。 夜は、11月3日に朝鮮通信使の400周年を記念して、京都で行われた再現行列の成功を祝して、駐大阪大韓民国総領事が、歴史学者の上田正昭先生と、この日、京都新聞大賞を受賞された仲尾宏さんを招かれての晩餐会に出席。上田先生が民際外交の大切さをアピールされたのが1974年のこと。日韓の文化・市民交流をさらに進めたいね。
●11月28日(水)
久しぶりに歯医者に行ってゴリゴリしてもらう。帰途、観光客で賑わう真如堂の紅葉を見て、わが町内にある吉田山荘のティーサロン「真古館」にて、女将さんとご主人に会って、コーヒーをぼくは飲めないのでぜんざいをいただきながら、北に比叡山、東は東山連峰、そして南は京都の町並みが見える絶景の場所で、久しぶりに落ち着いた気持ちになる。
午後は、飛び込みの相談ごと一件。よう分らん話やった。そして夕方は、マスコミ関係者と市長選挙のことや将来の京都のまちづくりについて意見交換。
●11月27日(火)
昼前、京阪七条近くのコンビニの2階にある集酉楽サカタニへ。本来は酒屋なのだが、フリースペースとして色々な企画を試みているところ。主宰者の酒谷宗男君は、家が向かいだったので、ガキの頃からの付き合い。税理士の早川嘉美さんがお孫さんたちを描いた心温まる絵の個展が開催中。心が和む。この集酉楽サカタニでは音楽ライブや朝粥の会や落語会など多彩な催しがされている今後も注目すべきスペースですよ。
その後、地元でウロウロ。相談ごとは、岩倉での宅地開発について。事務所では雑務をしながら、色々な行政資料に目を通す。
ちなみに毎年年末になると国への予算要望が行われるが、08年度への京都市の国の予算への重点要望は、景観、文化、観光政策を柱とする「国家戦略としての京都創生」をトップに、財源のこと、地球温暖化対策、介護保険、子育て支援、学校施設の充実、地上デジタル放送、地下鉄の補助制度、道路網の整備、バイオシティ構想など23項目。ぼくもかって財政総務委員のときに「上京」して国会議員や省庁などに陳情に行ったことがあるが、12月半ばになると各自治体が首長自ら予算要望で永田町詣で。これが日本の年末の光景。地方主権の時代はまだ先のこと。
●11月26日(月)
市会は普通決算特別委員会が始まっているが、ぼくは9月市会で公営企業決算特別委員会のメンバーだったので、出席しなくていいのだ。でも昼休みに緊急の議員会が開催されて今枝団長から先週中頃からの市長選挙候補者擁立に向けての動きについて報告がある。ぼくも補足の報告。
午後は、「京都今出川通にLRTの実現を推進する会(新今電会)」の設立総会。会長は前市会議員の国枝克一郎さん。ぼくは相談役。今出川通に沿線になる京都大学や同志社大学の担当者や大島都市計画局長や山崎副市長も出席。総会の後は、青木真美同志社教授のまちづくりの視点から、世界の都市の例を参考にその政策的意義などについて講演。夢があっていいではないか。懇親会では広島の方の市民運動としての取り組みの報告が興味深かった。
夕方は、 民主党京都府連の政策調査委員会主催の研修会。「持続可能な年金制度を考えるーあなたの年金記録は大丈夫ですか」と題して「あったかサポート」の社会保険労務士笹尾達朗さんが、消えた年金問題はなぜ発生したか、年金制度の仕組みや歴史的背景、社会保障制度として将来の年金制度をどう構想するか。熱弁をふるってくれる。ところで貴方は第1号か2号か3号、どの被保険者ですか?
●11月25日(日)
忙中閑あり、午後、西京極の体育館に新日本プロレスを見に行く。興行主の新日本プロレス共同企画の富野さんと知り合って10数年。昨年は、リングに上がって、世界ジュニア選手権の認定書をタイガーマスクに渡したのだ。あの興奮は忘れられない。今回は2階からゆっくり見る。わが世代の長州力はライガーと組んで今をときめく棚橋、田口との対戦。リキラリアートが炸裂し、天下のブレーンバスターやさそり固めも出るが、棚橋のハイフライフローとかいう技であえなく撃沈される。リングで大の字になった長州を見ると寂しいなあ。メインエベントまでいたかったがセミファイナルが始まって退席。残念。
夕方、社会福祉法人西陣会創立45周年の集い。1960年代に西陣に働く青年たちの活動の場として始まった西陣会は、今では京都市民福祉センターとして学童保育や障害児福祉などの地域における福祉の拠点として多彩な活動をしている。ぼくは、30年ほど前に友人等と補習塾をしていたことから縁がある。久しぶりに会うメンバーと旧交を温め、福祉の現場のことを聞く。
●11月24日(土)
朝、部屋から見る琵琶湖は絶景。遠く鈴鹿山脈は雪化粧。いささか二日酔い気味。10時前には、嘉田由紀子滋賀県知事に多忙な公務にもかかわらず来ていただいて「近い水を取り戻す河川政策とは─河川政策の100年」というテーマで記念講演会。知事に挨拶した後、心残りだったけれど民主党府連の緊急の会議が入ったので、湖西線で帰京。
とあるところで、市長選挙のこと、また衆議院選挙のことなど協議。午後は、「カルチャーガーデン吉田之森」にて藤橋貴之さんの個展のティパーティに参加。ご家族や友人、共同作業所の仲間などが集まってワイワイ。楽しい集いでした。
そして夜は、はたまた市長選挙のことで会議。なんやかんや忙しいなあ。
●11月23日(金・勤労感謝の日)
今日から3連休。昼前、同志社今出川キャンパスに。総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の総会。ぼくが会長ということで挨拶をして、大谷総長と新川科長が来賓としてご挨拶いただく。ぼくが議長となって、事業報告や決算、新年度の事業予定や予算など各副会長から提案、役員も改選でもう一期ぼくが会長に。淡々と議事は進む。
終了後貸切バスで大原経由、湖西道路で滋賀県は総政会10周年記念事業の会場、北小松の同志社びわこリトリートセンターへ。「私も語りたい─自分・総政・再発見」として70人近い参加者が全員参加型のワークショップ。ジャンケンで体と心をほぐすアイスブレイクから始まって9つのグループに分かれて、各自がポストイットにイメージする単語を書いて、模造紙に貼り付けてのワークショップ。これが面白い。わがグループは、自分の仕事や研究を語りながらヒューマンコミュニケーションを中心に、教育やまちづくり、公共の役割、人生などを語り合って「愛ラブきょうと」がキャッチコピー。他のグループも、総合政策、雇用、まちづくり、地方自治、行政、福祉などそれぞれ模造紙に絵を描いて見事な発表。リーダーの学校教員のMさんに敬服。単なる同窓会のワイワイではなくて、実に学際的な総合政策らしい、素晴らしいワークショップだった。
夕食は、ゼミごとに分かれながら地鶏の鍋をつつきながらの懇親会。そして山小屋風のキャビンでは遅くまで総政のあり方や人生について語り合ったのだ。ご参加いただいた先生方や準備してきた10周年記念事業実行委員長、事務局長をはじめ役員や実行委員、そして参加していただいたすべてのみなさんに感謝。
●11月22日(木)
午後、議員団室に。雑務をしていると、とある人から、京都新聞の夕刊に市長選挙のことが載るらしいと電話。「うそー!ほんまかいな?」。実は今日の民主党京都府連のパーティの前に、午後4時30分から、桝本市政12年間と「ますもとマニフェスト」の評価について記者会見をする予定をしているのに、どないするねん!
3時30分頃に京都新聞の夕刊が届く。一面トップに「民主党、門川教育長に立候補要請へ 」と大きな活字が躍っている。水面下で色々な動きがあるのは知っているが、ここで一挙に表に出てしまった。誰がリークしたのか。急いでパーティ会場のホテルに行き、福山会長と宇都宮幹事長と協議。
記者会見場にはテレビ各社のカメラが回り記者さんたちが色めきだって待ち受けている。着席して、ともかくこの場では、民主党として市政総括とマニフェストの評価を報告するということで、選対事務局長としてぼくが淡々と説明。夕刊の新聞記事を受けて門川教育長出馬要請の話に鋭い質問があったが、後で福山会長がパーティの後で記者会見をするということで納まった。
午後6時から民主党「京の集い」。小沢代表は党首会談で来れなかったが、超満員、1300人ほどか。冒頭の挨拶で、福山会長は、「門川教育長に民主党として打診をしてきた、出馬要請をすると」と明言。来賓の桝本市長は、挨拶の中で「門川教育長をよろしく」と踏み込んだ発言。色々とぼくの思いはあるが、「船が出た」のだ。波は高し。
●11月21日(水)
本会議の二日目。共産党の西野、樋口議員に引き続いて、民主・都みらい議員団は、安孫子和子議員が登壇。学力向上、市立病院の案内表示システム、区役所窓口ワンストップサービス、木屋町の治安維持のことを述べた後、最後に桝本市長を労い、3期12年の大雑把な総括と「ますもとマニフェスト」の評価をして答弁を求める。市長は、最後に「一刻も早く市長候補を擁立してほしい」旨をポツリのひとこと述べたのが印象的。
昼から山岸たかゆき議員が、地域におけるコミュニケーションの充実、南部の高度集積地区、京都駅南口、伏見区役所の窓口サービスなどについて。そして同じく伏見区選出の新人山本ひろふみ議員が初登壇。有料ごみ指定袋の財源活用と福祉対策、不法投棄、放置自転車対策、伏見消防署跡の活用の要望などを堂々と演説。2歳になったばかりの子息が傍聴席に。その後、公明の日置、久保議員が質問。4時前に本会議は平穏に終了した。
その後、与党会派の三派の団長会議が行われたが、廊下には新聞記者さんたちがウロウロ。夕方は、この11月に連合京都会長を勇退された木戸美一さんの感謝の集い。出身組合の情報労連の委員長等のサックスなどの演奏で粋な幕開け。「鬼が怒る」と書いてキド(鬼怒)と言うらしい。山田知事、桝本市長や民主党の国会議員、府市会議員に、連合傘下の各組合の役員さんらが集う。
●11月20日(火)
午前10時から本会議。補正予算、電子投票実施の条例などの議案と18年度一般会計歳入歳出決算をそれぞれの委員会に付託する動議が出されて10分ほどで散会。
午後1時から本会議が再開されて、KBS京都放送の中継が各会派の代表質問が始まる。市長辞任表明を受けて、桝本市長の答弁は、今日と明日の本会議が最後。まずは自民党の田中セツ子議員が、桝本市政3期12年を振り返り、また残された課題について演説。その後、自民の中村、新人の山元議員が質疑。休憩の後、共産の井坂議員が市長野党として桝本市政批判。それぞれが、環境、男女共同参画、京北町、京都駅南口開発、不祥事問題、教育など京都市政一般にわたって質疑。市長選挙前で、もっと野次合戦があると予想していたがそうでもなかった。その後、普通予算決算特別委員会の正副委員長の互選があって、1日目が終わった。
●11月19日(月)
寒い朝、北国から雪の便り。朝から事務所にて雑務。午後、市民相談を受けていた自転車撤去の問題とか、吉田山の公園の遊具のこととかでウロウロ。また22日の民主党のパーティのチケット売りのこととか、代表質問のことで相談を受けたりとか、新聞記者から市長選挙のことで取材を受けたりとかで、午後は過ぎる。
夕方は、わが後援会の幹事会。12月2日に予定している研修旅行会のことで明星観光サービスの担当者に来てもらい打ち合わせ。また大阪市長選挙のことと絡ませながら京都市長選挙の候補者擁立に向けての動向などを解説。わが研修旅行会も16回目か?今年は、淡路島の北淡町の震災記念館がメイン。いまいちど防災の原点を見学し、懇親会もする。ぜひご参加ください。
●11月18日(日)
ちょっとバテ気味。昼、修学院は修学院離宮と赤山神社近くの知的障がい者の施設「修光学園」の恒例の修光まつり。模擬店や作業所で作られた品物なども展示されていた。前原議員も参加。一緒に焼きそばを食べて、園長先生と記念撮影。
午後は、吉田神社は、剣鉾保存会のみなさんが、剣鉾を体に支える帯づくりをされているのを見学。「カルチャーガーデン吉田之森」のほうは、藤橋さんの担任の先生が来られたりで、ええかんじ。
夜は、久しぶりにわが家で鍋をつつきながら大阪市長選挙の開票速報を見る。民主党の推薦した平松邦夫さんが当選。投票率も43パーセントと高くなった。早速、新聞記者から感想を求められる。「民主党推薦の平松さんが当選したのは、率直に言ってよかった。しかし京都市長選挙のことを考えると実に複雑な心境というのがぼくの見解。ほんまにますます複雑な構図になりそうや。
●11月17日(土)
昼前、南田公園での浄楽学区自主防災訓練に行ったら終わっていた。消防分団員さんたちに挨拶。午後は、事務所にて相談ごと3件。
夕方は、前原誠司衆議院議員の後援会の選対本部の立ち上げの会。2区総支部の府市会議員も出席して「がんばります」と挨拶。で、解散総選挙はいつになるのか。年内とか、2月とか、ほんまに勘弁してよ!
午後6時から、民主党京都府連の常任幹事会。このところ常任幹事会のときは新聞記者さんたちが待ち受けている。ご苦労さんです。福山会長からは、小沢辞任騒動の顛末の報告など。各委員会から報告。ぼくも市長選挙対策委員会事務局長としてこの間の動向を報告し、「ますもとマニフェスト」の点検作業や「私たちが目指す京都市像―新市長に求めるもの」の素案を提起。いずれ発表することになります。その他、22日のパーティには小沢代表が出席になるとのこと。
●11月16日(金)
11月市会定例会の始まり。朝8時30分から早朝の議員会。眠たいよ。本会議で質問する3人の議員から質問要旨の説明を受けて意見交換。また小林理事から市会改革検討委員会の報告も。午前10時から、冒頭の議案説明の本会議。各議案については星川副市長から、また18年度の決算と事業報告については、山崎副市長から説明があって、およそ40分弱で延会。
その後、京都市保育連盟のみなさんと市会厚生委員会委員との懇談会。老朽化した施設の改善や主任保育士のフリー化問題やプール制の堅持など要望を受ける。
午後は、「左京ふれあいトークIN近衛」という集いに。わが母校の近衛中学校の1年生とボーイスカウトや保護司など有志の大人とグループ分かれての懇談会。ボランティアの大学生が進行役で、ぼくのグループは「今の遊びと昔の遊びについて」というテーマ。今の中学生たちは、ゲームが大好き。携帯電話のことや将来の夢なども語ってくれた。
夕方は、旧社会党系の労組が加盟している民主リベラル労組の懇談会。福山参議院議員らの国会報告もあり、各参加者と交通政策や上下水道事業や路上喫煙禁止条例のことなど京都市政のあり方などについて懇談。
その後、若い新聞記者と18日が投票の大阪市長選挙が、京都市長選挙にどういう影響を与えるかなど、一献やりながら深夜までウンチクを傾ける。
●11月15日(木)
午前中、百万遍の知恩寺境内での「手づくり市」を覘く。好天でものすごい人出で大混雑。主宰者が友人たちで20年ほど前に始まったが、今や弘法さんと天神さんと肩を並べる京都の名物市になった。その後、百万遍の路地の私有道路に自動販売機が設置されるということで、相談なを受けていたので現場を見に行く。
午後、議員団室に。とある障害者のグループホームの運営のことで相談ごと。また今夕の午後5時が20日と21日に行われる本会議の代表質問の質問要旨提出の締め切りということで、質問に立つ安孫子議員、山岸議員、山本ひろふみ議員の原稿を見せてもらいアドバイス。安孫子議員は、桝本市政12年間の総括と市長選挙を巡っての議員団の見解を述べることになっているので、色々と調整。
夕方は、わが事務所にて「桝本市政の3期12年間を振り返る」と題して市政報告会。田邊市政のあとを継いだ、桝本市政の特徴と成果を話す。参加者は少なかったので、市長選挙の見通しなどかなり突っ込んだ話をした。
●11月14日(水)
議員会の2日目。文化市民、産業観光、保健福祉、教育、環境、選挙管理委員会、人事委員会、監査委員会と勉強会。選挙管理委員会からは、来春の市長選挙で東山区と上京区で電子投票を行うという議案の説明も。4年前には東山区で行われたが、概ね好評だった。他の都市で電子投票は、ほとんどされていないが、効率性の観点からも導入は流れになるが、候補者としては、投票所で名前を書いて欲しいというのが率直な気持ちだ。
夜は、沖縄の集団自決の教科書検定問題について意見書をあげて欲しいという請願の提出のことで相談も。
わが事務所階下の「カルチャーガーデン吉田之森」ではオープニング企画第2弾として藤橋貴之さんの色鉛筆で書かれた絵の個展が始まる。ヨーロッパの風景など鮮やかなタッチで描かれていて見事。
●11月13日(火)
朝から議員会。先の自民、公明とわが議員団の与党三派の団長会議を受けて市長選挙を巡っての意見交換。
10時からは11月市会に上程されている18年度一般会計決算とその他の議案について、消防、総合企画、総務、建設、都市計画、理財局の順番で次々に「呼び込み」勉強会。市税全体は、企業の業績も改善して2年連続の増収、実質収支も2年連続で7億円余の黒字決算。されど財政は脆弱に変わりはない。説明の後、各議員からそれぞれ質疑。ぼくは、普通決算特別委員会には所属していないので、ところどころで質疑をした。
また勉強会の後、小林理事から市会改革検討委員会の審議状況について説明があり、政務調査費や費用弁償について意見交換。
●11月12日(月)
うらにしの舞鶴は朝から時雨。もう晩秋。わが前原誠司民主党副代表が朝一番で駆けつけて、「わが国の安全保障のあり方」について講演。戦後の日本の防衛の考え方の変遷や北朝鮮のこと、中国のこと、日米同盟のこと、国際貢献のこと、防衛と外交のことなど、前原議員が得意分野のことにうんちくを傾けた。いささか異論はあるが、リアルな話として、興味深く聞いた。小雨に煙る舞鶴を後にして一路、綾部経由9号線をドライブして帰京。
夕方は、韓国料理の店「新羅」の7周年記念のお祝いの会がキエフで。金夫妻が長岡京で開店して13年目、河原町三条に店を開いて7周年。呼びかけ人の朝鮮通信使研究者である仲尾宏さんらが挨拶。ぼくが司会。常連客が集ってワイワイ。なんと会場一杯の70人でびっくり。二次会にも行ってちょっと疲れたよ。
11月11日(日)
朝、吉田神社へ。恒例の吉田山を美しくする会主催の清掃活動に参加。地元の各種団体のみなさんを中心に地域住民やボーイスカウトのみなさんが奉仕活動。毎年2回清掃活動をしているのでゴミも随分減った。
その後、錦林小学校での岡崎自主防災訓練を覘く。消防分団員や左京消防署員の指示に従って消火や救命訓練。この日は左京区で6学区で行われた。地域は地域で守るという取り組みだ。自主防災会のみなさんご苦労さんです。
11時過ぎ、車で大原、朽木、小浜経由、一路舞鶴へ。民主党地方自治体議員フォーラム近畿ブロックの研修会。京都、滋賀、奈良、兵庫、大阪、和歌山の自治体議員が集う。ぼくが司会。
わが同志社総合政策科学研究科は科長の新川達朗先生が「ローカルマニフェストと議会・議員の役割」と題して講演。マニフェストの意義や課題、過程やそのサイクル、議員と議会のマニフェストの実現に向けての可能性、地方自治の改革などこれからの議会のあり方や地方自治を考えるについての示唆していただき質疑。
2部では多忙なときにわれらが京都府連の会長の福山参議院議員が舞鶴入り。この間の小沢代表辞任騒動についての顛末と共に、参議院の政調会長として、この臨時国会での障害者自立支援法改正案など民主党の提出議案について報告。興味深くその講演を聞く。懇談会の席でゆっくり市長選挙のことなど喋れるかなと思っていたらとんぼ返りで、その時間もない。ところでこの春初当選を果たした若い議員が多くてみんな熱心だ。懇談会も盛り上がった。
●11月10日(土)
午前中、近所を市民派議員レポートの配布を続行、ウロウロ。午後は、同志社に出向いて総合政策科学研究科の同窓会「総政会」の役員会と10周年記念事業の実行委員会。11月23日の総会と事業計画の最終打ち合わせ。24日には嘉田滋賀県知事が記念講演をしていただけることになり、準備にも熱が入る。
夕方は、事務所1階の「カルチャーガーデン吉田之森」にて写真家の甲斐扶佐義のギャラリートーク。参加者は少なかったけれど、カイさんの生い立ちと写真を撮りだした頃のこと、ほんやら洞や八文字屋のこと、出町のことなど口下手なカイさんが、多岐に渡って饒舌に喋ってくれた。彼のパワーはいつもながらスゴイ。新刊の「生前遺作集」も面白いよ。
●11月9日(金)
朝、西京極の京都市体育館に。第12回「精神障害者スポーツ大会―こころ・のびのびJOY・スポーツ」に。厚生委員会のメンバーや北岡ちはる府会副議長らが来賓。このスポーツ大会は、京都府精神保健職親会の主催で理事長はこの春に勇退された砂川佑司前市会議員。砂川さんの精神障害者福祉に賭ける熱い思いが伝わる。府内の共同作業所や授産施設、保健所や診療所に通う人たちの交流の場。久しぶりにみなさんとラジオ体操をする。ボランティアの人たちも多くて、盛り上がっていた。
午後は、地元吉田を市民派議員レポートをもって歩く。民主党の混乱について冷やかされる。
夜は、友人の議員と「一之舟入」で一献傾ける。シェフの魏さんは、中華美食交流協会の海外理事で、実は横浜時代に新日本プロレスで一世を風靡したタイガーマスクに技を教えて、また若き日の古館伊知郎アナウンサーが実況の練習をしていたというエピソードを聞きプロレス談義で盛り上がる。あの頃のプロレスは楽しかったね。
●11月8日(木)
午後、議員団室分室で、桝本市政3期12年の総括と「ますもとマニフエスト」の検証、また「私たちが目指す京都市像―新市長に求めるもの」の文書作成について作業チームで打ち合わせ。候補者擁立に向けて色々な情報が飛び交うが、政策的な検証と21世紀の京都市像を描く作業を粛々と進めることが重要だと思っている。市長選挙の投票日は、どうやら2月17日になりそうだ。激寒のときの選挙。寒いときの選挙もたまらんで!さて候補者はいつ決まるかな?
夜は、京都市国際交流会館での朝鮮通信使来日400周年記念シンポジウム「朝鮮通信使に学ぶ」に参加。「朝鮮通信使と民衆―江戸時代の善隣外交」の記録映画と上田正昭京大名誉教授と仲尾宏さんによるシンポジウム。先の再現行列でぼくは雨森芳洲に扮したので、特に上田先生のお話が興味深かった。この通信使の研究が進んだのはこの30年だという。滋賀県は湖北の高月町の雨森芳洲庵に行ってみよう。
●11月7日(水)
民主党小沢代表辞任問題が一段落。もとの鞘に戻ったのか。これで場外乱闘は終わったのか。しかし民主党の受けたダメージは大きいよ。
厚生委員会が開催。環境局からは、家庭ごみの有料指定袋導入後のごみ収集量についてと「環境みらい創出事業」についての説明。有料化になってちょうど1年。市民の協力により家庭ごみは16パーセントの削減がなった。共産党の委員が有料化に否定的な発言していたので、ぼくは業を煮やして、発言をした。色々と課題はあったが、ゴミの処理と減量にはお金がかかるということだ。市民の協力があってこそ、減量できた。大丸の横の駐車場に関する請願については留保。まち美化事務所の改善などについて各委員が質疑。
午後は、保健福祉局から老朽化した知的障害者の施設、醍醐和光寮再整備基本構想の説明と質疑。その後の一般質問で、昨年集団発生したノロウイルスによる感染症胃腸炎の発生状況と今後の対策について質疑。「京都市健康危機管理情報」として「みやこ健康・安心ネット」を電子メールで今後配信するという。ご注目を!また「赤福」や「比内鶏」など食品の偽装が相次ぐ中で、京都市の取り組みと現状を質す。市民からの苦情は、昨年の件数より100件ほど増えて263件あるという。しっかりとした監視が必要だ。各委員が、色々な課題で質疑をしたので終わったのは午後5時。ちょっと疲れたよ。
●11月6日(火)
午後、市会の委員会室で左京区の保育園園長会、保育士会、保護者会のみなさんと左京選出の議員が集い、恒例の保育懇談会。14園の園長さん、19人の主任保育士さんと保護者が11人。プール制の堅持はもちろん、主任保育士のフリー化、夜間保育の苦労、発達障害児への支援、幼児虐待や外国人留学生の子どもたちへの対応など、それぞれから保育行政の現状と要望などが述べられて意見交換。京都は公立が少なく民間の努力により質が高い保育行政が行われている。関係者のみなさんの努力に敬意。
夕方、小沢代表留任との報道。「え!ほんまかいな」と思う。新聞記者の取材に「まるでプロレスだ」と答える。
●11月5日(月)
昨日小沢代表が辞任を表明して、気分が憂鬱。辞任撤回、続投を要望するという動きもあるし、次の代表は誰だとか、色々と新聞には書かれているが、ようわからんよ!
午前中、市民派議員レポート発送作業。
午後、京都市長選挙を巡って市会与党3会派の団長会議が行われるということで様子見がてら議員団室に。わが議員団の今枝団長、自民党は井上団長、公明党は日置団長の3人が集まり、その後記者会見をした。要は、自公民の2極で市長選挙をやろうという提案が、自民、公明からされたのだ。民主党小沢代表の辞任騒動が、市長選挙にどう影響するのか、予想だにしなかった出来事なので、面食らっているというのが本音。大阪では、18日が投票日で、自公候補の関氏、民主の平松氏、共産と無所属の4人で争う大阪の市長選挙が始まったが、結果はどうなるのか。
●11月4日(日)
今日は、バザーの日。まずは左京共同作業所のバザーが上一乗寺集会場で。この作業所を立ち上げられた松葉弘先生は、ぼくの第四錦林小学校の1・2年の担だった。指導員も友人がいて利用者も友人の子どもたち。それから娘がお世話になったペスタロッチ保育園のバザーも覘く。卒園児の保護者会のメンバーらと久しぶりに会う。糸井園長は、わが同志社の先輩で長い付き合い。途中、一乗寺の山裾にある小門光男木彫記念館での藤澤和彦さんの作品展も覘く。
午後は、福山参議院議員らと懇談。「大連立」の話を聞いているときに、福山議員の携帯がなり、小沢代表が記者会見をするというホットな情報。それも辞任の表明ではないかという。「え、なんやて!」「ほんまかいな!」と驚きの声。「何を考えているんやね!」「信じられんな」。「ほんまにどうなっているのや」というのが正直なところ。
夕方、住宅建設の京都スパーウオールの会のお客様感謝の集いに。前原議員が来る予定だったが、急遽来れなくなったので代わりにぼくが挨拶。小沢代表の辞任のことをいうと会場がざわつく。会は、寺田バレーアートスクールのプリマたちによるバレーと守山俊吾さん指揮のドリームオーケストラのラテン音楽の演奏などで楽しく過ごすが、小沢代表仁辞任にまつわり途中新聞記者からの電話で携帯が鳴る。
帰ってテレビでニュースを見るが、辞任について、ほんまにようわからん。壊し屋小沢が血迷ったのか。これから民主党はどうなるのか。京都市長選挙は、どう影響するのか。政治はほんまに一寸先闇。
●11月3日(土)
朝鮮通信使京都再現行列の日。朝鮮通信使は、江戸時代1607年から12回にわたって対馬から江戸に向けて行列をしたのだが、400周年を記念して韓国民団京都府本部が中心になり再現されたのだ。午前10時前御池中学校に。ぼくは江戸時代の儒学者で対馬藩に仕えた雨森芳洲(1668~1755)に役に扮するべく、当時の衣装に着付けてもらう。公明党の林府会議員が対馬藩主でライオンズクラブの人が藩士。雨森芳洲は、朝鮮語と中国語を学び、『誠信外交』つまり「外交の基本は真心(まごころ)の交わりである」と主張して、日本と朝鮮の善隣外交に尽力したと言われている。光栄な役や。
出発前には韓国舞踊が披露され、朝鮮正使役の呉大阪大韓民国総領事と京都所司代役の二之湯智参議院議員が「国書」を交換する儀式が行われた。そしていざ秋晴れの御池通を出発。ぼくは林府議と一緒に先頭を歩き、その後を対馬藩士、そして賑やかなチャンゴの音を響かせて、朝鮮通信使の一行が朝鮮の衣装に身を包んで厳かに進み、髭を生やした民団団長ら正使が山車に担がれて進み、またチマチョゴリを着た女性たち、およそ270人の行列。河原町・四条を祇園石段下までパレード。晴れやかな秋晴れの1日。
そして、万国屋台村で賑わう国際交流会館のオープン・デーに合流。そこでは朝鮮通信使の研究者でわが師匠のひとりで飲み仲間の京都造形大学客員教授の仲尾宏さんが、 朝鮮通信使の説明。仲尾さんにとっては、京都で再現できたことが感慨無量の想いであったろう。夕方、成功を祝って「韓日交流の夕べ」の懇親会。もちろんその後、2人で飲んだのはいうまでもない。
●11月2日(金)
朝、天気が良かったので自転車で四条御前の労働者総合会館まで30分。連合京都の定期大会に市会議員団の代表として出席。焦点は、京都市長選挙のこと。木戸会長は、一党一派に偏るのではなく市民の視点を持ち、政党の枠組みにとらわれることなく京都にふさわしい候補者を応援すると挨拶。また桝本市長は、京都のために2極でやってほしいと挨拶。いつもの大会は各新聞社傍聴に来てないが、さすが市長選挙を控えて大挙して取材に。木戸美一会長は今期で勇退。木村幹雄自治労府本部委員長が会長に。木戸会長、ご苦労さんでした。
帰途、民主党京都府連に立ち寄って政策調査委員会の打ち合わせなど。そして昨日に続いて京都会館会議場へ。「保健協議会役員勤続功労者及び地域住民献血組織表彰式」に。何人かの知人が表彰された。長い間、ボランティア活動大変ご苦労さんです。
夜は、京都造形大学客員教授仲尾宏さんらと多文化共生について懇談。京都の内なる国際化として、在日コリアンの人権を守る取り組みや外国籍市民懇話会のこと、ニューカマーといわれる日系2世や外国人労働者問題、国の多文化共生プランのことなど意見を交わす。
ちょうど論議が盛り上がっているときに、テレビのニュース速報で小沢・福田党首会談で「大連立」のことが流れる!「なんやて!」と「あっと驚くタメゴロー」。「ほんまかいな」「なにを考えとるんや」と思っていたら、その後暫くして小沢代表は拒否したというニュース。「当たり前やないか!」と思う。「びっくりさせるなよ」というのがぼくの感想。
●11月1日(木)
朝、自治労京都市職労の定期大会に。職員の不祥事や公務員パッシングがあるなか、公共サービスをどう向上させるのか、、また市民に共感を呼ぶ労働運動をどう進めるのか、課題は多い。ひとこと挨拶をする。
午後は、京都会館の会議場での食品衛生功労者及び優良施設表彰式に市会厚生委員会委員として出席。赤福や比内鶏や白い恋人など食品の不正表示が摘発されるなかで真面目に食品衛生と食の安全に取組んでいる人たちや施設が対象。たのみまっせ!
夕方5時から、わが事務所の階下にできたフリースペース、「カルチャーガーデン吉田之森」のオープニングを飾る「ほんやら洞・甲斐扶佐義」写真展のオープニングパーティー。甲斐さんのファンが集まり、わがベ平連時代からの友人の歌姫木村汀子さんが「竹田の子守唄」など格別の情感で歌ってくれた。また北園紗世ちゃんがアカペラで沖縄の民謡や津軽海峡冬景色など次から次へと歌を披露。最高でした。甲斐さんがこの30年近く出町界隈で撮影していた写真が迫力ですよ。ぜひ見に来てください。11月10日の夜は、彼のギャラリートークがあるよ。
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