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鈴木マサホひとくち日記 |
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●6月30日(火)
午前10時から6月臨時市会の最終本会議。普通予算特別委員長から一般会計306億円の補正予算の審議について委員長報告。自民党、公明党はもちろん、当初予算に反対した共産党の議員も壇上に立って賛成討論。政権与党だけあって自画自賛的な公明党の議員の演説が印象的や。わが民主は、補正予算に賛成したが、黙して語らず、というということ。それにつけても景気は良くなったのかね!
公営企業についても、加圧式給水車の整備や公共下水工事の前倒しや地下鉄四条駅の改修・有効活用の補正予算審議についての予算特別委員会委員長報告が行われ、討論はなしで、全会派賛成の簡易表決で可決された。なお自民、公明、民主が賛成して、四条駅改修事業について安全性の確保や駅中ビジネスの在り方について付帯決議がつけられた。麻生政権が景気の対策ということで大盤振る舞いされた交付金を市民のために有効に使いましょう!こうして午前11時前、52年ぶりだという6月臨時市会も平穏に閉会。5月の連休明けからずーと市会が続いていた感じやったね。
午後、中国人の友人が来所。日本に来て15年ほどか。留学生のとき保証人になっていたが、今では日本に住んで仕事をしながら太極拳を教えている貴州省は貴陽市の出身の物静かな真面目な青年。インターネットで地図を見ながら彼の故郷のことを話してくれた。便利なもんやな。いつか行けるだろうか?太極拳をしているだけに体をほぐすのも見事。疲れが取れた。謝々。
夜は、友人に連れられて高野の赤の宮にあるラーメン屋「みのり」に。この春ラーメン激戦区近くに開店した店。このラーメン屋さん、実は、日米グリーンバンド協会の事務局の熊谷氏がオーナーで、グリーンバンドとは、地球の緑を増やすことを目的とした国際的な吹奏楽バンドらしい。アメリカはカリフォルニアで1月1日に開催される「ローズパレード」という吹奏楽団のパレードの大イベントに、今回は同志社や立命の京都の学生が参加するということで、京都市へ後援申請などできないだろうか、という相談。楽しそうな話。大いに協力をさせてもらおう。ラーメンは、ボリューム満点の「白」と「赤」の2種類。美味かった!
●6月29日(月)
6月臨時市会もいよいよ明日が会期末。10時から議員会。理事から諸々の状況報告。自民、公明から交通局は地下鉄四条駅での駅空間を改修して駅中ビジネスなどを始める事業について付帯決議案が出されているので対応など議論。賛成をすることに。そして予定されていた討論結了の普通予算特別委員会と公営企業予算特別委員会が予定通り、午前中に開会。「慎重に審議した結果、民主・都みらい京都市会議員団は付託されていた議案について賛成します」と天方議員が発言。共産党もすべての補正予算に賛成だった。地下鉄と上下水道の公営企業の補正予算も全会派賛成。紛糾することもなく淡々と終わるなあ。
午後、京都市立美術館に。「ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画」のオープニングセレモニー。主催者は、京都市立美術館と読売テレビと読売新聞社。テープカットの後、場内に。レンブラントの自画像など71点の名画が展示。芸術に親しむ夏。京都市美術館では9月末まで開催中ですよ。
永田町の自民党は右往左往。「麻生降ろし」の動きがどうのこうの、末期症状かなんか知らんが、早いこと選挙日程だけ決めてくれよ!
●6月28日(日)
午前中、民主党京都府連・連合京都の合同選対。風雲急を告げてきた政局で、日本の歴史を決める解散・総選挙、政権交代に向けて闘いを進めようと気合を入れる会議。投票日は、8月2日か30日かのどちらかになるのだろう。 1区から6区まで各選挙区の担当者から選挙区情勢やこれまでの取り組みや準備状況について報告。1区の平智之候補もがんばっているし、5区の小原舞さんも舞鶴を中心に健闘している様子。2区も油断は禁物、必死のパッチでがんばろう!暑い夏になるぞ!
午後、気温は34度。午後、出町で民主党の大型宣伝カーに乗り込む。デッキで手を振り、またマイクを持って岩倉方面を駆け抜けて、高野イズミヤ前で前原議員が街頭演説。政権交代は日本を良くするため、目的ではなくて手段と演説。立ち止まって聞く市民も多い。
夕方、比叡平のとある友人宅でバーベキュー。そして夜は、梨花苑交流の集い。昨年3月に朝日テレビ系で深夜放映された「幸せの指標―世界が注目するキューバ医療」が上映されて、映像作家の中野健太君を囲む会。新潟生まれで若かりし頃、キューバに渡った100歳の島津老人を描くことで、高齢者介護や予防医学の取り組みなど淡々と描いた映像。キューバの医療費は無料なのだ。人々は貧しくとも健康に幸せに暮らしているよ。かってマルクスボーイだった人もいて喧々諤々。放送界の裏話も聞けて面白かった。
●6月27日(土)
朝、部落解放センターへ。「きょうと教組」の第20回定期大会に。共産党系の全教が圧倒的に強い京都で、教員組合の本流である日教組の組合として「きょうと教組」が結成されて20年。感慨はある。友人も多く、いつもながら家族的な雰囲気での大会。連帯の挨拶をして退席。
京都駅から新幹線で東京へ。飯田橋で下車して神楽坂を歩く。40年ほど前、この神楽坂にベ平連の事務所があったなつかしいところ。デモをしに上京したらいつも立ち寄り、小田実さんや吉川勇一さんらと喋っていた。どこのビルであったかもう思い出せない。近くの日本出版クラブ会館で京都府立鴨沂(おおき)高校の関東支部の第7回同窓会。高校同窓会長として出席。開会に遅れて行ったので、すでに桶谷校長の挨拶も終わりかけ。早速、神楽坂の思い出と今、ぼくが住んでいるのは吉田山麓の神楽坂であることを披露して、この間の京都での同窓会の運営について挨拶をさせていただく。関東在住の諸先輩や同期のメンバーらおよそ70人の参加者。昔は「東の日比谷、西の鴨沂」と呼ばれていた時代もあった。今はあかんな。
支部長の川崎さんのご縁で、今やジュエリーデザイナーとして有名な「青春の城下町」を歌っていた梶光夫さんが、「宇宙の女神」と名付けられたロールスロイスの先につける装飾品を持ち込んでの講演。ぼくの目の前に13カラットのダイヤモンドが輝き何億円とするといわれるものに目が眩んだ。異次元の世界やな。ルパン三世が登場したらたいへんなことやった。その後、14期の先輩やわが同期の19期や若い20期、23期のメンバーらと今後の同窓会のことや仕事のことや定年後のことなど懇談。東京でみんなようがんばってきたね。午後9時前の「のぞみ」に飛び乗って帰京。おみやげは東京バナナ。
●6月26日(金)
10時から各会派は議員会。山岸理事より今後の日程などの報告の後、それぞれの議員から各予算委員会で審議された補正予算の事業について報告がある。政府の緊急経済対策ということで降って沸いたような話で、民主党は、国会では棄権したということで、民主・都みらい市会議員団としては、交付金を財源とした予算に積極的に反対もすることはなく、賛成をすることに。付帯決議も付けず、討論にも立たないことになった。諸事業をいかに実効性を高めるかが、京都市の課題だろうと思っている。意見書の提出を巡っては、某会派から出されるという話もあったが、臨時市会では今まで前例もないことであり、結局見送られたようだ。諸々の調整も順調に進み、月曜日の午前11時から討論結了の委員会が開催されそう。議員会は3時過ぎ、解散。
夕方、久しぶりに行きつけの「ひげ床」で散髪とマッサージでしてもらいながら、解散総選挙はいつか、民主党は政権奪取できるのか、東国原知事はどうなるのか、床屋談義。
●6月25日(木)
昼前、上高野の葬祭場建設を巡って、地元住民が市会請願に。請願の取り扱いを巡る今後の市会の日程などについて説明をして紹介議員としてサインをする。趣旨は、指導要綱が100平米以下にも適用されることと話し合いで合意されるまで行政の指導を行うことの2点。臨時市会の最終本会議の30日に上程されて、今後、まちづくり消防委員会でこの請願が審議されることになるが、それなりの効力はある。粘り強い住民運動が必要だろう。
昼は、聖護院消防分団の後援会の総会が例によって蕎麦で有名な河道屋で。地元の各種団体長さんらが集われる。聖護院ではこの3年間無火災。吉川分団長は、鴨沂高校の同級生。地域の防災・防火活動にほんまにご苦労さん。
午後、議員団室に戻って資料の整理などなんやかんやで右往左往。 解散・総選挙を巡って橋下大阪知事らが、なにやらかき回し始めている。これもなんやようわからんよ!
●6月24日(水)
各常任委員会が開かれる。教育福祉委員会では、まずは保健福祉局。この春発覚した京都市保育園連盟の不正な補助金の流れについて、市長の要求に基づく特別監査が行われていたが、監査の結果が提出されたので、その審議。冒頭、局長からお詫びの発言。京都市の保育行政はプール制を堅持することで民間の保育園が運営されてきたが、援護費も支給されて、保育園連盟から各保育園に配られていた。亡くなった某市会議員が長らく理事長だったが、事務局長だった人が個人的にも流用していたと思われる部分もある。公金の処理の不備も指摘されて、テンヤワンヤ。どう改善するのか、また責任の所在はどこにあるのか、明らかにされたい。
またこの間議論されてきた、京都市立看護短期大学の4年制化の取組に関して、門川市長と学校法人佛教教育学園が確認事項を結んだということで、市立看護短期大学の4年制化に対する透明性等の確保についての陳情と共に審議される。要は、市立看護短大が廃止され、佛教大学に移管されて4年生になるのだが、あまりにもその発表が唐突過ぎた嫌いもある。教員の処遇や授業料が高くなるので奨学金制度をどうするか、などが課題。
教育委員会とは、教育条件の改善の請願は取り下げられたと報告があり、一般質問では御所南小学校の放課後対策や教員の処分についての判決について質疑がされた。
ニュースは宮崎県の東国原知事が自民党の総裁選になんじゃかんじゃと騒がしい。喜劇じゃあるまいし、ようわからんよ。
●6月23日(火)
普通予算特別委員会が二つの分科会に分かれて、また公営企業予算特別委員会が開催。ぼくは、普通予算特別委員会第2分科会に所属。保健福祉局は、25億円の補正予算。女性のがん検診、不妊治療、保育所整備など。ぼくは新型インフルエンザ対策や緊急雇用創出事業として就労移行支援事業に支援員を、発達障害に関わる早期療育支援事業に心理士を雇用する事業について質疑。午後は、都市計画局では地上デジタル対策や崇仁地区の緑化、西京区のバス停の設置などに質疑。公共施設のデジタルテレビへの買い替えなどにも予算措置されている。
建設局は、無電柱化事業や国直轄事業負担金の問題、歩道と車道の間の段差解消のバリアフリー対策など質疑がされた。。消防局は、消防ヘリコプターの夜間運行体制の整備として、横大路の基地の照明施設の設置や夜間飛行のできるパイロットのライセンスの取得費用にかかる費用が予算化された。教育委員会は、校庭の芝生化や学校ICT化としてデジタルテレビや電子黒板や太陽光発電の設置について議論があった。みっちりと5時過ぎまで議論。
麻生政権の経済対策と銘打った思いがけない補正予算。反対するわけにはいかんよね。いかに市民生活の向上のために有効に使うか、それが問題。
夕方、法然院に。「京都からCOP15へ。つくろう気候保護法」をスローガンに地球温暖化防止展が開催されていて気候ネットワークの浅岡弁護士と梶田住職が対談。静寂な法然院の方丈には、「猪おどし」のポコン、ポコンと音が響いてええ感じやった。帰途、ホタルが飛んでいたよ。
●6月22日(月)
6月の臨時市会は52年ぶりだという。政府の経済対策で補正予算が成立して、京都市では306億円の補正予算が組まれたので、それを審議する臨時市会の冒頭の本会議。会期末を6月30日の9日間の会期を決定。門川市長が冒頭に簡単にコメントをして、以下、星川副市長が、インフルエンザ対策や京都経済活性化、雇用対策や、安心安全子育て支援・学校教育充実、環境モデル都市の推進などを柱とした補正予算の主な事業について提案説明。共産党の若手の議員が質疑に立ち、答弁もあったが、民主も自民も公明も質疑はなし。委員会付託の動議が出されて散会。その後、本会議場で普通予算特別委員会の正副委員長の互選。
携帯電話には、上高野の葬儀場建設のことで、地元の友人から工事が始まっているという緊急電話。昼前、現地に走る。場所は、花園橋を上がって白川通に面したところ。鉄骨が立ち上がっていて、大阪の業者のようだ。工事の請負業者と十数人の住民が押し問答をしているところ。名刺を渡して、今日のところは工事をストップしなさいよ!と責任者とやりとり。途中、京都市の担当者とも電話でやりとり。指導要綱では、100㎡の建物では説明会を義務付けていないところが盲点。業者もそれを立てに強引な姿勢が見られる。しかし社会常識として、説明責任は当然のことだ!強引なやり方に頭にくる。2時間ほどやりとり。
夕方、新築なった上高野の自治会館での、急遽呼びかけられた「上高野に葬儀場建設を反対する集会」に参加。自民、公明、共産の議員も出席。会場は満員で70人ほどの参加者。町内会長さん等らからこの間の経過報告があり、業者の強引なやり方に怒りの声。下鴨の葬儀場問題で活躍された脇田弁護士と藤原さんもそれぞれの経験を話された。まちづくりとして、どう考えるかがポイント。
●6月21日(日)
小雨模様の日曜日。地元吉田のハイキングクラブのリーダーの大江さんらと大文字山へ。雨で気持ちがイマイチ乗らないが、今年5回目かな。吉田山を越えて銀閣寺前から登る。雨は上がったが、じっとりと蒸し暑い。みんなにさほど遅れることなく歩けたのが収穫。大文字の火床で一服。京都の街の上空をどんよりとした雲が覆っている。雲の中か、ガスっている中を歩くのも雰囲気がある。山頂についてしばし休憩。この夏は白山にみんなで行くという、ええなあ。彼らは三井寺まで歩く予定だったが、ぼくだけ途中で下山。若王子神社に向けて歩く。途中、小さな沼を発見、幽遠な雰囲気の中で暫したたずむ。そして新島譲が眠っている同志社の共同墓地を抜けて若王子神社から無事に帰宅。
午後は、知人の紹介でモラロジー生涯学習セミナーに。2回目の参加。参加者の中には近所の親しい人も。「あなたはどういう生き方を選びますか」と題して講師の方が講演。夫婦や親子関係のことなど自分の家族のことも話されて身近に感じられた。廣池千九郎というひとが創始者だという。
夕方は、この夏初めて鴨川の川床での自治労音楽家組合の懇談会に。この4月から京都市交響楽団が京都市の直営から京都市音楽芸術文化振興財団に移管された。予算市会では、楽団員の処遇のことや財団移管へのメリット、デメリットを議論した。多少不安はありそうだが、新たな出発だ。京都市交響楽団のみなさんの今後の活躍を期待したいし、市民のみなさんの応援もよろしく!
●6月20日(土)
午前中、民主党府連で常任幹事会。このところ日本郵政の西川社長の続投問題での鳩山総務大臣の更迭問題や党首討論の結果や千葉市長選挙のことなどで麻生政権は末期症状で民主党の支持率が上昇していることで、安堵感がある。未だ解散総選挙がいつになるか確定しないが、議事は淡々と進んだ。
午後は、市民環境研究所の講演会。京エコロジーセンターの館長で長年京都でごみ減量問題などに取組まれてきた高月絃教授の講演。ハイヌーンというペンネームで書かれるマンガも素敵ですよ。「御用学者」と笑わしながら、ゴミ問題の先達として、過去の京都市での取り組みや農業、環境教育について講演。参加者には、もう30年前かな、空き缶デポジット問題に火をつけられた長尾憲章さんのお元気な姿も。
懇親会にも参加したかったが途中で失礼して、京都鴨沂会の理事会に。会誌の編集・発行のことなど協議。夕方は、とある知人と総合支援教育のことや医療現場のこと。帰途、演劇集団「笑いの内閣」総裁の高間君がスタッフでがんばっているナギサクラブというカフェバーでラムを飲む。真面目な青年だね。8月の西部講堂は参戦するぞ!
●6月19日(金)
ちょっとサボっていたので久しぶりに歯医者に行く。例のごとく歯石を取る作業。二日酔い気味で口をあけているのがつらいよ!
午後、議員団室分室で成年後見人制度について保健福祉局の担当者と、認知症や高齢者などを狙う悪徳商法や財産侵害など事件が多発するなかで成年後見人制度をより身近なものにしようと取り組んでいるNPO法人「成年後見センターきょうと」の代表者内藤健三郎さんらとの勉強会。京都市の高齢者・障害者の権利擁護に関する取り組み状況について説明。高齢者虐待防止のセミナーの開催、権利擁護事業として成年後見セミナーなども開催されているが、大津市では成年後見人制度利用支援条例、川崎市や北名古屋市では後見人制度の利用支援事業もされている。他の市町村でも地方自治体が運営しているところもあるが、さて、京都市はどういう取り組みを進めるか、これからの課題やな。
その後、都市計画局の担当者と葬儀場問題について懇談。京都市では、頻発する葬儀場問題について住民との紛争を未然に防止のために平成17年に京都市葬祭場の建築等に関する指導要綱を策定しているが、対象になるのは100㎡以上で、上高野に建設が予定されているのは、なんと98.82㎡!の小規模なので指導要綱の枠外になるという。だからといって業者が説明もせずに工事を強行するのは許せんぞ。
●6月18日(木)
昼前、市民相談ごとで八瀬に。国民健康保険料のことや土砂の搬出での粉塵公害の苦情等お聞きする。八瀬の国道に367号線の拡幅工事もほぼ終わって走りやすくなった。大原にも立ち寄り「里の駅」で昼食。大原田園風景を見ながら食べた親子丼は絶品。社民党の衆議院候補の宣伝カーにも出くわした。久しぶりに会う社会党時代の知人もいてエールを交換。また帰途、上高野に計画をされているという葬儀場のことで現場を見に行く。色々と市民からの苦情の声を聞いて動かないかんよ。 また叡電交差点下ルの韓国民団左京支部にて在日の李夫妻が描いた風俗画展を鑑賞。市場の風景が活き活きと描かれていた。6月中開催とのこと。事務所には、某新聞社の記者が来所。衆議院選挙のことなど四方山話。
夕方は、鴨沂高校の同期生7人組で懇談。ラグビーでならした油君、テニスの真下、中尾、前原事務所の井上所長らと久しぶりに百万遍は「門」で飲む。親の介護の話や第二の仕事の話、病気の話、同級生のジュリーこと沢田研司のことなど。面白いメンバーだった。
●6月17日(水)
補正予算の勉強会で議員会の2日目。環境政策局は、京エコロジーセンターの展示の新設、「DO YOU KYOTO?」環境モデル都市京都のシンポジウムの開催、太陽光発電普及促進事業における人材養成など。上下水道局 加圧式給水車2トン2台の購入や下水道幹線整備など。総合企画局は、キャンパスプラザのリニュアル、元安寧小学校を学生祭典の実行委員会の会議・練習場にしたり、留学生への支援として電子掲示板の設置や国際交流会館のイベントホールの改修など。教育委員会は、電子黒板やデジタルテレビの整備、学校に太陽光発電の設置、理科教育設備の整備、校庭の芝生化などに予算をつけた。
政府の地域活性化交付金を財源に、いわば、この際前倒して事業を進めようということ。なんやこれは、という事業もあるように思うが、麻生政権のお陰ですね!
午後、市役所のOBで月刊「きょうの論談」に毎回「京都に生きて、京都を愛して」を連載中の梶宏さんたくを訪問。わが鴨沂高校の大先輩で、彼の連載記事にはぼくのこともよく出てくる。介護保険にかかわる会の理事長もされていて意気軒昂。京都市政の諸々のことで四方山話。
夜のニュースで麻生対鳩山の党首討論を観戦。鳩山さん、なかなかやるではないですか。
●6月16日(火)
10時から議員会が開催されて、304億円の補正予算について各局から説明と質疑。産業観光局は、中小企業支援や新型インフルエンザの風評被害による緊急融資制度の創設などの預託金の上乗せの金融対策に200億円、修学旅行など誘致活動、松くい虫防除対策、「京の時待ち食」(なんやろ?)や緊急雇用対策で春に続いて着物でエコ観光キャンペーンや伝統産業の展示品の製作など。
文化市民局は、わかさスタジアム(西京極球場)のグランド全面改修や埋蔵文化財資料の電子作業、地上デジタル対策アンテナ設置やテレビの更新、区役所の施設のバリアフリー化や美術館の収蔵庫の整備など。保健福祉局は、女性のがん検診、新型インフルエンザの発熱相談センターの応対員、マスクなど対応物資の確保、子育て家庭への特別手当、不妊治療の助成費の拡充10万円から15万円に。
消防局は、消防ヘリコプターの夜間運航も可能な24時間体制にするために照明施設やパイロットの養成の費用。この春に総務局と理財局が統合された行財政局からは、補正予算の概要と雇用対策として臨時的任用職員の雇用3ヶ月35人分の予算などの説明。交通局は、烏丸四条駅に賑わいのある公共空間の創出と駅ナカビジネスの創出に向けて改修をするという。
都市計画局は、東福寺駅の交通バリアフリーや崇仁の空き地の活用事業、歩行者優先憲章(仮称)の普及、洛西バス停の環境改善、屋外広告物の現状調査など。建設局は、銀閣寺道や宝ヶ池通などの1キロ7億円かかる無電柱化事業、国道477号の補修や橋梁の延命化の調査など。各議員から簡単に質疑も。
夕方、5月市会の代表質問者の慰労と安孫子副議長の就任を祝って議員団の懇親会。若手の議員がハツラツだ!
●6月15日(月)
6月臨時市会が告示。10時から議員会。山岸理事から今後の日程の報告など。長いこと議員をしているが、6月に臨時市会が開催させるのは異例のこと。政府が15兆円なにがしかの補正予算が成立し、京都市にも地域活性化・経済危機対策臨時交付金が交付され、一般会計の補正予算と緊急雇用創出事業も提案されて、雇用対策事業特別会計に補正予算が組まれた。総額306億円の大型補正。そのうち、新型インフルエンザや景気対策として市内中小企業金融対策に融資制度の預託金が200億円だ。いつもは議案書として印刷製本されて告示の日に議員に配布されるが、時間がなかったのか、製本されずに議案書が提出された。夕方は、事務所で雑務。なんやかんやしないかんことがあるのだよ。
●6月14日(日)
朝刊を見て衝撃。ノアの三沢光晴選手がリングで試合中に死亡の記事。なんやて!嘘やろ!愕然とする。ノアのリングを見に行ったことはないが、10数年前醍醐グランドームで全日本の試合で三沢選手を見たことがある。その後馬場さんが亡くなってノアを立ち上げ激しいプロレスを展開してきた。深夜のテレビでたまにノアの試合も見ていたがーーー。夜のニュースで徳光アナが出演して三沢選手を偲んで話していたが、涙した。心よりご冥福をお祈りいたします。
毎年6月の第二週も日曜日は、吉田山を美しくする会の清掃活動。わが地元の吉田の各種団体のみなさんや住民、四錦小やボーイスカウトの子どもたちなど300人が参加して恒例の清掃活動。毎年やっているので綺麗になっている。春に植樹した桜も立派な葉をつけた。本殿境内からみな思い思いに大元宮から竹中稲荷、山頂の公園など森林浴をしながら散歩をかねてゴミ拾い。これが吉田学区の地域力だ。環境美化事業団の協力によってハンカチが手渡されたが、今までのパッケージは水引みたいな模様が入っていて市民から苦情があった。早速、協力企業などの名前を入れた素敵なラッピング包装に変わって好評だった。担当者の配慮に感謝。
夕方は、アラブ文学の研究者でパレスティナ問題で発言している京都大学の岡真理さんらを囲む会。千葉市長に民主党の熊谷氏が当選。なんと31歳だという。びっくりやね。
●6月13日(土)
朝、韓国は木浦市の丁鍾得市長と社会福祉法人こころの家族の尹基理事長と会食。丁市長は、尹氏のお父さん尹致浩氏と日本人の母、田内千鶴子さんが木浦市で共生園という孤児院を設立されていたという縁で、尹致浩氏の生誕100周年記念事業の記念講演に来日。朝食をともにして二条城をしばし散策。
午後の集いに行くことを約束して、西京極の作業所に。利用者の家族会に出席。清掃に励む作業所のメンバーの風景や音楽療法で活き活きと楽しく太鼓を叩く子どもたちの姿を見て涙ぐむお母さんも。今後の運営方向や要望などをお聞きする。
午後は、東九条にこの春オープンした「故郷の家」に。ホールにて尹致浩生誕100年記念の集い。記念礼拝の後、尹夫妻の生涯を描いた映画「愛の黙示録」が上映される。日本の植民地時代から解放、朝鮮戦争、そして軍政時代の歴史に翻弄されながら孤児たちを育てる日本人の母、田内千鶴子さんを石田えりさんが演じている。また尹基さんの少年時代や青年時代が描かれている。感動する。共に生きる精神―共生主義が故郷の家の原点。そして、木浦市長が「東北アジア時代の木浦の未来と役割」と題して講演。木浦市は人口6万人の港町だが、光の都市として近年注目されているという。また国際空港の開港や港湾の整備にも取組まれていて、料理も美味しそう。ぜひ行きたいね。
夕方、KBSホールで新日本プロレスの試合。満員の盛況。第3試合は6人タッグマッチ。わが中西学選手が登場するということで、ぼくは花束贈呈でリングイン!リングに上がるのは5回目ぐらいかな?いつも興奮するよ。試合は、リターンマッチで挑戦するイケメンの棚橋選手と火花が散る。ベストバウトは、獣神サンダーライガーと若手の飯伏幸太かな。
●6月12日(金)
朝、左京区役所移転のことで近隣住民と担当者との協議に同席。ほぼ合意が得られてほっとした。
昼、新快速で山陽線を西へ。西明石での乗り換えて土山駅で下車して川崎重工播磨工場へ。新今電会のメンバーと低床電池駆動LRV(次世代路面電車)実験車両SWIMO-Xの説明を受けて試乗会。この車両は、ニッケル水素蓄電池ギガセルを設置して、架線がなくても走れる優れもの。札幌で走行試験もされていて床面の高さは33cmの低床式で乗りやすい。説明を受けた後、工場内に設置された実験線を颯爽と時速40キロで走る。デザインや塗装などにも配慮されて、台車に大きな工夫がされて低床式が可能になった。新今電会のメンバーは興味津々。日本の技術力を生かした、こういう次世代型路面電車が今出川通を颯爽と走るのはいつのなるのか。ロマンと夢を実現したいね。
とんぼ返りで、夕方は同志社今出川キャンパスへ。同志社大学院総合政策科学研究科の今里先生の経営哲学の講座で「経営プロフェショナルが語る文明転換期の企業経営」というテーマで環境ビジネスなどに取組んでいるアミタの熊野英介氏が講義。持続可能な社会の実現のためにいかに企業理念はあるべきか、京丹後での森林の牧場の試みなども説明しながら熱弁。若い受講生も目を輝かして聞いていた。ぼくも7月21日(火)に伊多波先生の事業評価論で体験的政策評価論を講義する予定ですよ。ぜひ聴講に来てください。
世界保健機構は新型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ5から6に引きあげた大流行を意味する「パンデミック」になったが、市長は平常どおりの生活を送ってくださいとメッセージ。マスコミも大騒動はしていないね。
●6月11日(木)
梅雨入りしているのに雨が降らないね。アジサイの花がきれいな季節。
朝から事務所には来客。入札制度のあり方について懇談。京都市では、不良事業者を排除して優良事業者の優遇をするべく、経営事項の審査点数や工事における実績等を基本評価して、さらに環境に配慮したISO14001やKECの取得者、障害者雇用、女性技術者の雇用なども加味して、総合点が付けられ業者のランクが付けられるが、その公開性をどこまで広げられるかまだ課題はあるなあ。
また政府の補正予算が成立し、京都市では300億円の補正予算が組まれることになり、6月臨時市会が開催されることになるのでその概要の説明に担当者が来所。夕方は、とある病院に見舞い。そしてとある福祉施設の運営について相談ごとも。
●6月10日(水)
教育福祉委員会が開催される。まずは教育委員会。請願審議は共産党議員が紹介議員の「教育条件の改善」は、請願者と連絡が取れないということで、留保。各委員から、不登校生徒の高校入試枠のこと、環境学習プログラム、学校預かり金制度と滞納、分限免職の取り消し判決についてなど質疑がされる。
そしてぼくは、旧同和地区にある現在は学習施設と呼ばれる旧学習センターの今後の活用についてと、右京中央図書館がオープンしてほぼ1年、図書館のあり方について質疑。特に指定管理者制度導入への危惧を主張しておく。正午を過ぎていたので、ゆっくり時間をかけて質疑を出来なかったのは残念でした。
午後は保健福祉局との質疑。共産党の議員が保育園の待機児、市立看護短大問題などについて次から次へと質疑に立つ。印象に残ったのは、前立腺癌の検診について、松井医務監が答弁に立って、保健所などの調査で罹患率は1パーセントになると答弁。ぼくも気をつけないかんかな。
夕方は、久しぶりに京都高野川ライオンズクラブの例会に。左京小学生バレーボール大会の今後の運営などについて指導者の小林先生と懇談。ちょっと改善すべきこともありそうだね。
●6月9日(火)
入梅。うっとおしい天気になってきた。明日の教育福祉委員会で質疑をするべく、旧同和地区に開設されていた学習センターの活用について総点検委員会の報告書を読んだり、図書館行政の現状を調べたり、5月市会のことを市民派議員レポートに書くべく準備を始めたり。補正予算を巡って6月臨時市会も開催されるので、その報告も一緒にして発行は7月に入ってからになるかな。終日事務所で雑務。
夜は、ハングル詩人の金里博氏らと「炎の火」で一献。
●6月8日(月)
昼前、左京図書館に。「図書館友の会けやき」の懇談会に参加。横山館長から図書館の利用者の実績などの報告がある。左京図書館が移転開館してもうすぐ10年、夜間開館やインターネットでの予約など区民に喜ばれている。「図書館友の会けやき」は結成されて10年。ボランティアとしてニュースの発行など様々な活動を展開。図書館運営に指定管理者制度が導入され始めているが、いかに公共サービスとしての図書館を運営するのか大切で、効率だけで考えるのはナンセンスだとぼくは思っている。教育福祉委員会で議論をしてみようと思う。
午後は、友人の紹介で学校教育におけるパソコン使用のタイピングの手助けになるソフトを開発している人が来室、色々とお話を聞く。ぼくも練習をしようかな?
また連合京都議員フォーラムの幹事会に。毎年夏の終わりに開催している調査研究研修会をどうするか、が議題。三重県は青山の風力発電やごみ固形燃料発電所の視察に行くプランが企画されたが、解散・総選挙がどうなるかわからんので、今年度は中止にしようということになった。また自治体議員ネットワークの総会と研修会をどうするか、関係する府市会議員と協議も。
夕方は四条河原町での「連合京都組織拡大街頭行動」。「雇用を守る。入ろう!つくろう!労働組合」のティッシュ配り。ぼくも手馴れたもの。
●6月7日(日)
昼、南区は久世橋近くの上鳥羽の京都市消防総合活動センターの消防学校屋外訓練場へ。京都市消防団総合査閲が開催。消防総合活動センターは。災害時に全国からの援助隊などを受け入れることができる全国に誇る立派な施設で、消防学校も伏見から移転して、総合査閲は初めての会場。市内11行政区から代表の消防分団が結集。市会議員はほぼ全員、府会、国会議員も多く激励に参加。それぞれが各分団のテントに陣取り応援。市長訓示、消防音楽隊とカラーガード隊の演技の後、通常点検が始まる。
わが左京は、優勝候補の筆頭、鞍馬消防分団がこの間の訓練の成果を発揮。他の分団が20人前後の団員だが、45人の大人数の部隊がキビキビと行進や手帳の提示などをすると会場からどよめきと拍手が起こるほど、迫力のある見事な行動。小型動力ポンプの消防操法訓練も見事!地元鞍馬からバス3台で応援に駆けつけられたという家族や地域ぐるみの支援も素晴らしい。そして見事、ダントツで最優秀賞!おめでとう!昨年は北白川分団が優勝しているから2年続きで左京区に栄誉が。その他入賞分団は西京区の大枝、右京区の黒田、南区の塔南、上京区の待賢分団。京都市の火災件数が全国で最少なのは、これら消防分団のみなさんの日頃の活動の賜物だと実感する。ご苦労さんでした!
●6月6日(土)
午前中、地元のわが母校、第四錦林小学校で創立80周年実行委員会が開催。中島校長や教職員、卒業生やPTA役員、各種団体の方が集まり、吉田自治連合会会長で卒業生の山田栄一さんが進行役。2年先が80周年。実行委員長には同窓会長の福井晟さん。ぼくは1955年昭和30年の入学、36年の卒業か。一クラス50人ほどで7クラスあった。イモの子を洗うような時代。わが四錦の卒業生にはノーベル賞受賞の江崎玲於奈博士がおられるのでぜひ記念講演をという声。楽しみだ。
昼は、全日本屋外広告団体連合会全国大会のさよならパーティに。新型インフルエンザ騒動で中止されるかと心配していたが、北は北海道、南は沖縄まで全国から200人ほどが、ようこそ京都へ。京都市の新景観条例では、屋外広告物の規制があり、全国的にも注目されている。門川市長も公務多忙なとき駆けつけ、京都の景観を守り創造するという含蓄のあるメッセージ。ぼくも京都府屋外広告美術協同組合顧問ということで挨拶をさせていただく。
午後、円山野外音楽堂へ。京都は壬生で生まれ、わが40年来の友人、フォークシンガー豊田勇造の60歳6時間60曲フリーコンサート。各地のライブハウスで歌い続けてきた勇造のファンが全国から駆けつけて、さわやかな風が吹き抜ける会場で勇造の歌を堪能。歳をとることもいいものだ、という歌が身にしみた。同時代を生きてきた勇造、もうひとふんばりしよう!久しぶりに会う仲間と再会。信州は松本で「竜の子書店」を営んでいる中川基君との久しぶりの再会できてよかった。
夕方は、鴨沂高校同窓会の常任理事会。ホームページの立ち上げなど今後の運営について協議。
●6月5日(金)
朝、アミタのスタッフが迎えにきてくれて、京丹後市は大宮庁舎へ。合併して3つの庁舎があるという。農林水産環境部の環境バイオマス推進課長からバイオ施設の運営や京丹後市の環境や農林業の取り組みについて説明を受ける。2004年に峰山、網野、弥栄、大宮、久美浜、丹後町が合併、人口6万人。峰山は、かの野村克也監督の出身地。小型風力発電の促進など環境循環都市を目指して色々な環境事業に取り組んでいて「こしひかり」の産地。バイオ施設の京丹後市への譲渡を巡って現在議会で審議中らしい。
その後もういちど「森林ノ牧場」へ。長靴に履き替えて、丘を登り始めると、昨日見た牛たちが、2,3頭の群れを作って牛道?を歩いている。昔は草が茂りうっそうとした山が、牛が下草を食べ、間伐がされていて、山が明るい。牛糞がところどころ落ちているが、臭気はしない。所々にはシイタケ栽培の原木や養蜂箱もあり、山全体が生きている感じがする。およそ1時間ほど放牧された牛たちに声をかけながら散策。8頭それぞれに名前がついているのだ。雨のときも雪のときも牛たちは山で過ごすという。森林共生型酪農というのだそうだ。鳥のさえずりも聞こえ、気分もいい。そして藁で作ったという「森林ノ工房」へ。この建物が自然にマッチしてすごくいい感じ。そこでは搾乳したての牛乳を手づくりでノンホモジナイズ(低温殺菌)の「森林ノ牛乳」が生産される。山を歩いて乾いた喉に最高の味。ソフトクリームも美味しかった!京都伊勢丹で販売されているという。いい体験をさせていただいた。
昼前、帰途に着く。与謝トンネルを越えて大江山の名物鬼そばを食べて、福知山市は、天座という谷間にある集落に数年前に移住、田舎暮らしをしている長谷夫妻宅に。田舎の家を改造して予約制の家庭会席料理を提供しているという。長谷さんは、長年京都は河原町三条下ルの「カリン亭」のマスターだった。23号台風では被害をこうむったらしいが、今では畑仕事も順調に行っているという。お元気で何よりでした。
それから、京丹波は瑞穂へ。わが民主・都みらい京都市会議員団の同僚だった石黒利雄元議員宅に。今は田舎暮らし、百姓をしているのだ。家の近くに畑では丁寧に耕作されて野菜が何種類も植えつけてある。サニーレタスや水菜に大根にかぶらを引き抜いて野菜鍋。自家製のポン酢とマッチして取れたての野菜鍋は最高のご馳走でしたよ!一泊二日の駆け足だったが色々と学んだ視察でした。
●6月4日(木)
京都は伏見生まれの新日本プロレスのIWGPヘビー級チャンピオン中西学選手が市長を表敬訪問し「ふるさと納税・大好きっ!京都」を寄付するセレモニーをするということで、勇んで11時前に市役所へ。担当者と打ち合わせをして、市長と暫し懇談。ぼくはマネージャーみたいなもの。そして第一応接室に入ろうとしたら歓迎の出迎えを受けて感激。そしてKBS京都のカメラが周り新聞記者がいる中で、ふるさと納税の寄付の贈呈式。IWGPヘビー級チャンピオンベルトは黄金に輝き重たかった。ぼくは「プロレスの味方」で、力道山時代からのファン。中西選手と獣神サンダーライガーとトークバトルをしたり後援会の立ち上げに協力したり結婚式にも出席したよ。デビューして苦節17年、彼も42歳か、この5月にベルトを奪取。おめでとう!創作中華の店「一之舟入」は中西選手の応援団のひとり。そこで昼飯を一緒して、今後の抱負など聞きながら親しく懇談。彼らはKBSラジオの生番組の出演に。
午後1時、ぼくは丹波路・京都縦貫道路を北へ。京都エコエネルギープロジェクトの視察で、うらにしは京丹後市の弥栄庁舎に着いたのは、高速道路ができて早くなった!午後3時40分頃。アミタ株式会社の担当の青年が出迎えてくれて、持続可能社会の実現を目指して京丹後市で地域デザイン事業としてバイオガス発電や森林ノ牧場の取り組みを視察。
緑豊かな山間のところにバイオガス発電施設が出現。説明を受けて施設内をまずは見学。コヒー、お茶、おから、もやしなど食品系未利用資源を投入してメタン発酵槽にてバイオガス化を図り発電をする。また脱水、熟成して発酵肥料を生産する施設。その大きさにいささか驚いた。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委託研究事業でアミタが運営団体として2005年から稼動しているという。色々と課題はありそうだが、壮大な実験装置だ。
で、ぼくの興味は、隣接地で行われている「森林ノ牧場」事業。夕方だったので、ちょうど乳牛の搾乳の時間。山を降りてきた茶色ぽいジャージ種の乳牛が待機。係りの人が丁寧に搾乳機をつけて作業。ぼくもそのまま手に受けて飲む。子牛には、哺乳瓶?のようなもので母親のお乳をあげるが吸引力はスゴイね。いやこれは初めての経験だ!搾乳が終わった牛たちは、山に帰っていった。(牛舎で寝るのではなくて山で寝るのだ!)明日の牧場視察が楽しみだ。
夜は、峰山にて案内説明をしてくれたスタッフと懇談。この仕事にかける彼らの熱い思いを聞く。解散した後は、30年ほど前、百万遍で門前小僧という共同保育をしていたメンバーと20数年ぶりの再会。近くのSIZUKA PAPAという洒落た店で歓談。髭を生やしたええ感じのマスターでした。手作りピザが美味しいらしいよ。
●6月3日(水)
常任委員会である教育福祉委員会が開催。過日亡くなった谷口賢治教育委員の後任に梶村健二氏が選任されたので紹介。請願審議は、共産党議員が紹介議員の教育条件の改善については留保、教育費の保護者負担軽減については、新年度予算が可決されたので、委員長の提案で審議未了になると予想していたが、共産が採択を主張したので、自民、公明、民主の多数で不採択。ちょっとややこしいかったが、共産党の作戦ミスや。一般質問では、新型インフルエンザ、中野議員は伝統産業副読本のことを質疑。
昼から、保健福祉局。介護従事者処遇改善臨時特例交付金の交付に関わる国民健康保健料の引き下げついて説明と簡単な質疑、811円の引き下げになるよ。
そして5月23日以降の新型インフルエンザへの取り組みについて報告と質疑。
4月27日にメキシコで発生してほぼ一月、京都では、5月21日に小学生が第一の感染者が発生し、翌22日には、教育福祉委員会が緊張感のあるなかで開催され、対応や中京、下京の小中学校や高校などの休校も発表され、前後して、政府の対策の見直しも表明され、25日には、市長らが厚生労働大臣などへ面会。財政支援、ワクチンの開発、観光業界などへの融資、風評被害への補償を要望、27日には、大阪、神戸、堺とともに4都市として、風評被害防止の情報提供、社会経済活動への損失への支援、医療体制の確保の要望活動。学校は26日から再開もされた。そして、6月2日には、ようやく警戒レベルもレベル3からレベル2へ。インフルエンザ対策危機管理本部の名称が「危機」が取れて対策本部になったと報告。この間、相談件数2万件、市立病院の発熱外来受診件数、約千件だった。ぼくは朝刊に掲載されたエッセイスト斎藤美奈子さんのマスク社会をSF映画として揶揄した「危機煽る社会の危うさ」を引用して、質疑をした。修学旅行のキャンセルなど、社会へ及ぼした影響は計り知れないが、この新型インフルエンザ問題、色々と教訓を残した。
請願審議は、上京区の議員が紹介議員になっている「地域あんしん生活支援員制度の創設」は採択。介護職員の処遇改善の要請は留保に。「市立看護短期大学のあり方の検討」の陳情については、改めてその経過と今後の方向性について、担当者から説明があり質疑。共産党は反対だとしても看護短大廃止と仏教大学への移行への道筋はほぼついてきたのか。その後、入浴サービスのことなど一般質問もあった。5時過ぎに閉会。
夕方は、京都造形芸術大学客員教授の仲尾宏さんの呼びかけで、前田憲二監督作品の「月下の侵略者―文禄・慶長の役と耳塚」の自主上映に向けての準備会。中国や韓国、日本でオールロケされたドキュメンタリー映画。2時間48分という長編。長い映画だね。12月に上映をしようということになった。また協力のほどよろしく!
●6月2日(火)
午後、自転車で左京区をウロウロ。修学院駅近くでは自転車駐輪場の設置の相談ごと一件。また前原誠司議員の事務所では井上雅茂所長と四方山話。彼は鴨沂高校の同級生。毎週の国政報告会の開催や解散総選挙に向けて大忙し。同輩よ、がんばろう!京都バスの高野営業所にも立ち寄り所長と四方山話。
そして、養正のコミュニティーセンターへ。同和行政終結後の行政の在り方総点検委員会の答申を受けて、この4月から市職員が引きあげて、民間の管理会社が貸館業務に当たっている。かっては同和行政の拠点ととでもいえる隣保館として地域住民の相談ごとなどにも対応していた。この予算市会では、コミセン廃止反対の住民等の署名運動もあり、大いに議論になり、ぼくはいささか拙速ではないかと危惧をしていた。それから2ヶ月、使用状況や住民の相談ごとの対応などどうなっているのか、気がかりだった。今まで職員の机がたくさんあったが、がらんとした部屋に受付の人が1人だけ座っている風景。ちょうど知人がいたので、色々と懇談。貸館事業としては、色々なサークルが利用しているようだ。また相談ごとなどでは混乱することもなく、または今ではほとんどないという。ようやく同和行政の行政責任と行政依存の自縛から解き放たれたかな。
その後、エコサイクリングの実行委員のメンバーだった2人の友人の見舞いにとある病院に。同じ病院に入院しているというのも何かの縁か。元気になったようでほっとした。
夕方、事務所には久しぶりに会う染原君。標的の細菌のみを容菌する「バクテリオファージ」なるものを活用してナス科植物の青枯病対策を防除するプロジェクトに携わっているという。ぼくは門外漢でよう分らんけれど、なにやら面白そうや。夜は、月二回の定例の剣鉾の練習。まったく上達せず。アカンな。
●6月1日(月)
エコサイクリングも無事に終わって、ほっと一息。快い疲れ。ちょっとバテ気味やな。京都新聞などにも大きく記事が掲載されてよかった!午後は、とあるところの造成工事を巡って相談。
夕方、韓国民団京都地方本部の王清一新団長等役員の方と京都市会日韓親善議員連盟の内海会長、津田事務局長、副会長の柴田議員とぼくとで懇談。実は、この6月1日から京都市会日韓親善議員連盟として、韓国は京都市のパートナーシティである晋州市とソウルへ視察を予定していたが、新型インフルエンザ騒動で延期にした。残念でした。そこで今後の議員連盟との懇談会を開催することを確認しながら、地方参政権問題や在日の人権問題、或いは多文化共生社会への取り組みや市民交流のあり方や光復節の記念式典の市長の参加など率直な意見交換。北白川にあった韓国学園が東山区は本多山に移転問題が起きたのは1970年代半ばだったか、移転反対の住民運動もあり、教育委員会との交渉に行ったこともある。その後、議員になって、「内なる国際化」という視点で京都市の職員採用に関わる国籍条項撤廃や民族教育を保障する外国人教育基本方針のことなど京都市会で取り上げたのはぼくが最初で、その後、外国籍市民懇談会の創設もされ継続されている。今後も多文化共生社会を目指して、もうちょっとがんばるか。
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