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鈴木マサホひとくち日記 |
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●7月31日(金)
「民主党政策集INDEX20009」が送られてきた。いわゆるマニフェストをより具体化するべく各分野ごとの諸施策についてに列記してある。過去10年、各選挙のときにも発行され、それなりに読んでいたが、今回は、政権交代が現実味を帯びてきたので、ちょっと真面目に読んでみないかんなあ、と事務所で目を通す。内閣、子ども・男女共同参画、消費者、行政改革、分権、政治改革、郵政・情報、法務、外務・防衛、財務・金融、税制、厚生、年金、労働、農林水産、経済産業、エネルギー、国土交通、環境、憲法と、国のあり方や国民の暮らしに及ぶ様々な施策の方向性が400項目ぐらい並んでいる。ほんまに実現できるかな、と思うところもあるが、8月7日には「マニフェストを読む会」を事務所で開催する。興味ある人は、ご参加ください。自民党もマニフェストを発表したので、政策においても論争が起こることを期待したいね。
終日、事務所で雑務。市民派議員レポート夏号の校正も終える。また選挙用の葉書を送るべく、住所リストの作成など。
明日から、8月だというのに、梅雨明けはまだ。うっとおしい夏だ。そして、わが還暦の夏は、戦後政治の大きな転換期。
●7月30日(木)
午後、市役所へ。アミタ社の熊野英介氏、嵐山は嵯峨野で森林農園?アイトワを実践されている森孝之氏と一緒に門川市長と、左京区は北山の山間部にある大見地区の再生について懇談。熊野氏は、循環型社会を目指して事業家として、京丹後や那須高原、高島市などで取組んできていることなど紹介して、これらを集大成した循環型社会モデルの実証をする場として大見地区で実現したいと熱い思いを語る。
北部周辺地域整備事業が発表されたのは、79年のこと、ぼくらの反対運動の結果、白紙凍結されて、05年には改めて基本計画策定委員会から「次世代の生活モデルとなる持続可能な空間」をベースに、「地域づくり」と「自然環境の保全・創出」のバランスを保ちながら、「市民がつくり育てる公園」にして大見の再生をを図ろうとする基本計画が示されている。市長は、ぼくが本会議などで大見問題を追及してきたことをもちろん承知していて、今回の夢のある話に、予定していた時間を大幅に延長して、お土産に持参された京丹後の森林の牧場で製造されたアイスクリームと牛乳をいただきながら懇談。都市計画決定もされていて、また京都市の財政状況など考えると、色々と課題はあるが、ぜひ地域や周辺住民はもとより多くの市民の理解を得て、市民参加型で、「大見再生!エコビレッジ」づくりを実現したい。当初の計画に徹底的に反対してきたぼくにとって、計画が発表されて30年、これからは、大見に「次世代の生活モデルとなる持続可能な空間」のモデルを未来志向で創造することが、ちょっと大袈裟にいえば、還暦を迎えたぼくの集大成の仕事にもなる。夢の実現に向けて汗を流したい。市長、関係者のみなさん、一緒に知恵を絞り、ご協力のほど、よろしくお願いしますよ。
●7月29日(水)
朝、みやこめっせでの「子どもをともに育む未来づくり教育フォーラムー地域ぐるみ・社会総がかりで進める人づくり」に。特別講演は、ノンフイクション作家の柳田邦男さん。「心の崩壊の危機、子どもが健やかに育つ社会を築くため、全ての大人が意識と行動の改革を」というえらいたいそうなタイトルだったが、子どもたちの成長に及ぼすケータイ・ネット社会の弊害などを指摘しつつ、圧巻は、絵本のお話。「ちょっとだけ」「月夜のみみずく」「アンジュールある犬の物語」などスクリーンに映し出しながら、「絵本の力」が子どもを育てることを力説。ぼくもあるとき児童書に興味を持ったことがあるが、わが子に読み聞かせなどほとんどしたことがなかったなあ、と自省。講演のあと、ひとづくり21世紀委員会活動内容や地域ぐるみの教育改革の取り組みの紹介もあり、会場は2千人ほどの参加者。分科会に参加できなかったのが残念。
午後は、議員団室で、民主党2区総支部の議員、北岡、豊田、隠塚、中野、藤川そしてぼくの6人の左京、山科、東山選出の府市会議員が揃って、前原誠司必勝のために、個人演説会や街頭行動、推薦ハガキの取り扱い、ポスター貼りなど選挙に向けての取り組みの確認など。4年前の衆議院選挙のときは、4人しかいなかった。今回、前原候補は、党の副代表ということで全国の応援にも走る。その分を我々がフォローすることになるのだよ。
夕方は、映画「月下の侵略者―文禄・慶長の役と耳塚」の実行委員会。前田憲二監督作品の3時間近いドキュメンタリー映画。この8月には、東京で上映されるが、京都でも仲尾宏さんが代表になり来年1月に国際交流会館で上映会をすることになった。ぼくも実行委員のひとりで準備を手伝う。ご協力よろしく。
●7月28日(火)
昼前、西京極球場近くの共同作業所へ。青年たちが黙々と箱折などの作業中。今まで狭かったが、家主さんの理解もあり、2階も利用できるようになってよかったね。午後は、ぼくの市民派議員レポート夏号のデーターを持って、伏見の共同作業所「福祉工房P&P」に。レイアウトや印刷の打ち合わせ。パソコンを活用しながら印刷の版下作りの仕事や封筒詰めの作業などもやっている。呉竹総合支援学校を卒業した青年たちも元気そう。今後の運営のことなども相談に乗る。
夕方は、天王町の駒田ビルの音楽空間ネイブへ。駒田さよこのピアノで、京都市交響楽団のメンバーであるフルートの市川智子さん、オーボエの高山さん、クラリネットの玄宗哲さんの演奏による、「リラックスコンサートーフランス音楽とフランスワインのマリアージュを楽しむ夕べ」。ソムリエの定兼弘さんの見立てによるワインを片手にコンサートを楽しむのはええなあ。ほんまにリラックスできた。ありがとう!
●7月27日(月)
午後、小雨模様。衆議院も解散になり、ぼくの気分もちょっと選挙モードに。前原号の宣伝カーに乗り込んで、浄土寺の仙人、堀出さんの運転で左京の南部を走り始める。まずは、東山二条から仁王門通界隈の新洞学区から南禅寺岡崎方面を「市会議員の鈴木です。政権交代に向けて前原誠司副代表を先頭に、民主党はがんばります!」と車中からマイクで訴える。すれ違う車からや歩く人から、がんばってや!とエールを送ってもらう。雰囲気はいいな。熊野神社前と百万遍交差点で、傘を差しながら20分ほどの街頭演説。「格差社会をつくった自公政権に終止符を打ち、政権交代を!」と街頭演説。
夕方、朋あり、遠方より来る。福岡から小川保博君。最近タイやカンボジアに行っているという。そういえば、30年前か、タイの映画「田舎の先生」の自主上映を留学生と一緒にした。スラム街の天使プラティプさんも招いて成功した。その時のドキュメントを8ミリ映画に撮っていた。ぼくらの若かりし頃の貴重な映像だ。秋には、その記録のDVDの映写会をしよう。夜、この間書き込んできた市民派議員レポートの原稿書きをようやく終える。
●7月26日(日)
朝、「吉田の森」で「朝粥の会」の第一回。お話をしていただいたのは、吉田神社の責任役員で四錦小学校の同窓会長で福井工務店会長の福井晟さん。「昭和の時代の吉田」と題して、簡単な吉田の地図を書いて、昔にあったうどんや自転車や荒物屋さんなど界隈にあった商店の話をされ、また疏水や京都御所のことなど、まちの成り立ちを話していただいた。参加者の中には近くのタバコ屋さんのおばあちゃんも来ていただいた。なんと百歳の誕生日を迎えられたとのこと。なつかしそうに話を聞いていられたのが印象的。朝粥を食べながら話に花が咲きました。
午前11時前には豪雨が降る中、「みやこめっせ」に。恒例の左京区民ふれあいまつり。市長ももちろん参加。学生祭典京炎そでふれチームの踊りで開演。今年は、侍戦隊シンケンジャーのキャラクタショーがあり子どもたちの参加も多い。これはヒットや。そして、毎年ぼくが舞台を楽しみにしているのは友人の娘さんのHyangha(ヒョンハ)の歌。「天城越え」を歌ったのには驚いたよ。そして多くの模擬店や作業所の販売展示や健康コーナーなどブースがあって挨拶がてら回る。ご苦労さん。今年は、期待していた左京検定問題のコーナーがなかったのは残念!来年はやってよ!
夜は、この間の練習と昨日の吉田区民夏まつりでの剣鉾も終わったので剣鉾保存会の直会。四錦小の子どもたちがクラブ活動として剣鉾の練習を始めたのは10年前か。今や高校生になって一人前の剣鉾差しに成長した少年もいる。またこれからは女子生徒が祭りでさせるように女剣鉾を作ろうと!また姉妹都市50周年のときにドイツはケルンで差そうとビールを飲みながら、話が盛り上がる。
●7月25日(土)
朝から雨、昼、民主党京都府連の常任幹事会。いよいよ選挙ということで気合が入る。8月1日(土)には、京都の真ん中から政権交代を訴える!と特に1区の候補者平智之候補の必勝を目指して鳩山代表が入洛。京都が誇る国際マンガミュージアムを視察の後、市役所前で午後3時15分から街頭演説をする。前原、山井、泉、北神、そして伊吹候補に立ち向かう平智之候補が決意を述べる予定。ぜひお越しください。また8月30日の同日選挙になる城陽市の市長選挙には、同志社出身で京都府警勤務だった酒井常雄氏が出馬するとのこと。同志社大学のサッカー部の監督で少年サッカーなどにも指導者としてがんばっている47歳。民主党として推薦を決定。挨拶をされたが、なかなか好感がもてるね。城陽市市長選挙も新しい風が吹きそうな予感。
午後4時前、わが母校の第四錦林小学校に。吉田区民の夏まつりの日。生憎の雨模様で体育館にて近衛中学校のブラスバンドの演奏で開演。テントの中では焼きそばなどの模擬店。ぼくは、剣鉾保存会の一員としてハッピを来て藁草履を履いて出番を待つ。ちょうど昨年の夏まつりで雨で体育館にて剣鉾のデビューをしたが、夕刻、どんより曇っているが雨は降らずにグランドで剣鉾を差すことに。ドイツ人のトラウデントさんや中学生の菊池君と一緒のチームで今年は新調された「扇鉾」を差す。練習のかいあってよたよた歩きながらなんとか差せた。剣鉾の師匠の柿阪君が「市会議員の鈴木さんが差していますと」マイクで紹介してくれたが、照れるね。四錦のこどもたちによる剣鉾のお世話をして、無事に終わった。ほっとしたよ。吉田のPTAや各種団体の人の人が大活躍。子どもたちも大喜び。
7時過ぎには、錦林小学校での聖護院学区の夏まつり。聖護院の各種団体の人がみたらし団子の模擬店や消防分団のメンバーが消火器訓練をしたり、またぼくも引かしてもらったが、抽選会もあって賑わい。恒例の夏の風景。これが京都の地域力だ。それにしても梅雨明けはまだかな?
●7月24日(金)
午後、市役所へ。北部周辺地域整備事業-大見地区基本計画について建設局の担当部長らと懇談。北山は大見に公園をつくるのだと計画が発表、着手されたのは1979年のこと。反対運動やぼくが市会で論戦してきたことで計画の凍結・見直しがなされ、紆余曲折、2005年には基本計画策定委員会から答申だ出された。次世代の生活モデルとなる持続可能な空間を目標に、自然環境の保全・創出、環境学習、市民がつくる公園、地域づくりをキーワードに大見の再生を図ろうとする計画。先日、大見現地を視察したことを踏まえて、今後の可能性について懇談。地元住民の理解と協力が一番大事。そして市民参加によるプロジェクトを立ち上げて、未来志向のエコビレッジが創造できたらええなあ!と夢を描き始めたのだ。
また高野川は北泉通に計画されている新橋の建設と道路計画について担当者と懇談。区役所移転に伴い必要な橋と道路だが、道路拡幅は至難のこと。見守りたい。
夕方、とある保育園の保護者会のメンバーが来所。この間の保育園連盟の不透明な資金流用の問題もあり、また昨年発表された「未来まちづくりプラン」におけるプール制の減額のことなど保育行政は大揺れだが、プール制を考える検討委員会のあり方などについて懇談。
夜は、明日の吉田区民夏まつりを控えて、最後の剣鉾の練習。まあなんとかなるやろう。
●7月23日(木)
朝、白河総合支援学校の知人のPTAの役員さんが来所。今日は生徒が実習できる職場を確保するために先生と一緒に企業周りをするとのこと。知的しょうがい者の就職を保障するために学校教員だけでなくて保護者もがんばっていることに敬服。暑い中、ほんまにご苦労さんです。
昼前、松井孝治参議院議員のご尊父、松井孝太郎さんの近親者だけのしめやかな告別式。享年84歳。ご冥福をお祈りいたします。昼前、久しぶりに歯医者へ。過日、ラーメンを食べていたら、はめ込んでいた金属の板状のものが取れたのでその治療。1時間ほど食事をしたらあきません!と言われてがっくり。
午後、きょうと介護保険にかかわる会の研修会に参加。市役所を退職後ノートルダム女子大学で教鞭をとっておられた中川慶子さんが、社会保障の動向―ゆれるセフティネット」と題して、長年ケースワーカーをされてきた経験もあり、社会保障を取り巻く状況やデンマークの例をあげて資料を活用しながらの講演。超高齢化社会を迎えつつある現在、とりわけこの数年の介護保険など社会保障は揺れている。ナショナルミニマムを今後どう守ってくのか、国や自治体の在り方が問われている。
午後4時前、市役所に。上高野の葬儀場建設を巡って地元の「宝ヶ池地域の環境を守る会」の役員さんと請願紹介議員の大西、柴田議員とぼくが同席して田辺都市計画局長と担当部長と懇談会。この間の経過の説明が地元からあり、請願が先日の委員会で即決、採択されたことで京都市行政の考え方が示される。まずは、100平米未満の葬儀場は、指導要綱の対象外になっていることの見直しの今後の可能性、また法律的には、建築基準法だけの縛りで建物は建てられるが、営業については、指針がないのも問題だ。行政指導の限界もあるが、業者が責任の所在がはっきりしない会社でもあり、説明もせず強行していることも大きな問題だ。地元のみなさんは、炎天下にテントを立てて署名活動にもがんばっておられる。業者に誠実な対応を求めたい!
夜は例によって剣鉾の練習。上達せんよ。ドイツはケルンから来日、京都大の教員、トラウデントさんがドイツ魂を発揮してがんばっている。そして、50代後半から剣鉾を差し始めたという粟田神社の剣鉾奉賛会の方に話を聞く機会があったが、ともかく奥が深い。そう簡単にできるものではないのだな。
●7月22日(水)
毎月第2、4週は常任委員会の日。ぼくの属している教育福祉委員会は水曜日が開催の日。保健福祉局からは、次年度に向けて策定される「子どもいきいきプラン」の基礎資料として行われた「都市子育て支援に関する市民ニーズ調査」「結婚と出産に関する調査」「ひとり親家庭実態調査」「母子保健に関する意識調査」「思春期に関する意識調査」のアンケート結果について説明がある。回答率については、高いものや低いものもあるが、子育てに関する市民の生活実態が5年前の調査との比較でそのニーズが明らかになり、特に行政支援の必要性など今後検討委員会でプラン作成の資料になる。
また、「新型インフルエンザ医療体制の見直し」についても、今後の方針が示される。今秋以降の第二波に備えることが大きな柱だが、今後は「過剰な反応を招かないように柔軟なものとする。」「患者数の急激で大規模な増加を抑制して社会活動の停滞や医療供給への影響を低減」することが目標になる。
弱毒性にも関わらず、5月の連休前後からの政府やマスコミの騒ぎようや、マスク社会の不気味さがようやく反省されたわけだが、ほんまに冷静な対処が必要だ。キャンセルが続いた修学旅行生も今は帰りつつあるが、これを教訓にして社会的な影響を考えつつ、市民の安心・安全を確保する対処をして欲しい。その後、共産党の議員諸氏は一般質問も。また教育委員会との質疑ではこれまた共産党の議員が体罰教員の処分問題などで一般質問。3時ごろに閉会した。
夜は、わが応援団の幹事会。6月臨時市会の報告をした後、もちろん総選挙に向けての取り組みについてや今後の日程について相談。
●7月21日(火)
4年間続いた衆議院議員の任期も間近になり、遂に麻生太郎首相やけくそ解散!暑い夏の選挙だが、政権交代目指して、わが民主・都みらい市会議員団もがんばろう!昼、久しぶりの議員会。この8月に初めての試みとして京都新聞に議員団の活動を紹介すべく新聞広告を出すことになった。ゲラ刷りが上がってきたので意見を述べる。1区総支部の幹事長の小林議員から、8月1日(土)の午後3時頃、民主党の鳩山代表が入洛するとの案内も。それにしても何で「万歳!」をするのか、いつも不思議に思う。
午後、産業観光局の農林振興室は林業振興課長と一緒に、岩倉は長谷の、いささか「隠し砦」のような雰囲気が漂うが、「まつたけ十字軍運動」の活動の地に。まつたけ博士の吉村文彦さんとは長い付き合い。岩手から帰京して、この岩倉の山裾で、「みやこまつたけ」の復活をかけて里山再生を目指して、多くのボランティアと活動を開始されたのは、2005年6月のこと。毎週一回の活動日を決めてなんとこの8月1日が200回目。毎回30人ほどの方が参加されるとのこと。吉村さんら5人ほどのメンバーにも集まっていただき、この間の取り組みや課題や思いについて、課長らと懇談。もぎたてのトマトや茄子で焼かれたピザをご馳走になる。最高に美味かったですよ。三山に囲まれた京都の里山をど再生するのか、健康にもよし、山仕事も楽しく一石二鳥と参加者の声。陶芸家の近藤高弘さんが作られた窯もあり、「京都岩倉焼」を目指すそうだ。このような里山再生運動に対して、京都市はどういう支援が出来るのか、これからの課題。
夕方、同志社の今出川キャンパスに。同志社総合政策科学研究科の伊多波良雄教授の「事業評価システム論」でぼくが講義する日。今年の受講生は少なかったが、この春にぼくが出版した冊子「体験的政策評価論―京都市行政評価条例―その意義と課題」をテキストに、監査のこと、行政評価についての政令指定都市の現状、そして京都市の公共事業再評価から始まり、条例制定までの経過や課題について90分の授業。ぜひ冊子を読んでや!その後、近くの「円亭」で美味しい魚料理を食べながら、伊多波先生と岐阜大学の髙木朗義教授らと行政評価についての勉強会。中央経済社から「これからの政策評価システム」が出版されたのは10年前、そして今年の春、改訂版として「公共政策のための政策評価手法」が出版されたのだ。ぼくの書いた文章も載っている。ぜひ読んでみて。
●7月20日(月)
海の日の連休。梅雨明けはまだか。終日どんよりとした天気。事務所にて市民派議員レポート夏号を書き始める。5月市会定例会と6月臨時市会の報告が中心。夕方は、吉田神社で剣鉾の練習。いよいよ明日は、衆議院解散だ!自民党は議員総会を開くとか開かないとか、非公開だとか、独自のマニフェストを作るとか、麻生派と反麻生派がつばぜり合いしているニュース。
●7月19日(日)
午前中、ちょっとゆっくり。蒸し暑いね。午後、吉田神社の境内で足をヨタヨタさせながら剣鉾の練習。夏の陽射しが眩しい。気持ちよく汗をかくが、剣鉾を差すのはほんまに難しい。
夕方、高野のプロレス美術館に。館長の湯沢君はプロレス大好き人間。自宅の一室に小さなリングを作って、ポスターやプロレス雑誌、大スポなどの新聞はもちろん、アンドレジャイアントの巨大な靴や覆面やチャンピオンベルトのレプリカなど、もうプロレス関係の品々の宝の山。過日リングで亡くなった三沢選手のガウンが飾ってある。三沢選手に追悼のテンカウントのゴングを鳴らす。暫しプロレス談義。
夕方、大雨の中、日吉神社の夏まつりに。浄楽学区の親しい面々が雨にずぶ濡れになりながら、模擬店で大活躍。子どもたちは雨にもめげず楽しいそう。風邪をひかんようにね!
●7月18日(土)
午前中、京都日韓親善協会の理事会。総会も終わり、今後の1年間の日程などの確認など。11月には慶州、釜山への研修旅行も計画中。
午後、叡山電車に乗って、二の瀬駅近くの知的障害者福祉施設「わかば」の夏まつりに。開所してほぼ2年。利用者や保護者、また職員スタッフ、また近隣の方らも参加して、バンド演奏などもあり和やかに夏祭り。
夕方、宇治に。昨年7月に急逝された荒木英昭さんの弔問に教育委員会の有志とご自宅を訪問。荒木さんは、教育委員会一筋に人権同和教育行政に尽力をされてきた人で、同世代。定年退職後、とある大学の人権関係の仕事をされる予定だったが、癌が再発、急逝された。お酒を飲むのが好きな人だった。昨年だったか、退職される前にとある会で、人権同和教育行政に関わってこられた経験を講演されたのは記憶に残る。お線香を上げて、奥さんや同僚と思い出話。心よりご冥福をお祈りします。
●7月17日(金)
朝方、雨音がしている。今日は祇園祭の山鉾巡幸の日。雨だったらたいへんや、と思っていると巡幸の頃になると薄日が射し始めていた。10時前、市役所へ。ちょうど河原町御池の交差点では、長刀鉾が辻回しているところ、多くの観光客が歓声をあげている、いつもの夏の京都の風景。今年は13万人の人出だったらしい。市役所の本庁舎の2階の西にわが民主・都みらい京都市会議員団の部屋があるが、そこから巡幸を時折見ながら雑務。
京都市の20年度一般会計決算概況が発表されたが、景気後退の影響を受けて府税交付金などの減額で実質収支30億円の赤字決算。また日程調整や諸々の市民相談ごとの解決のために、いくつかの局の担当者とやりとり。
永田町の自民党では、麻生降ろしの動きやなんやかんや内紛劇。政権末期の断末魔のアガキかな。
夜は、久しぶりにナイター阪神・巨人戦を見ながらビール。9回の表、鳥谷、林、葛城の3発のホームランで逆転勝利。たまにはいい試合をするやん
●7月16日(木)
朝からアミタの熊野英介さん、アイトワの森孝之さんと大見へ。大原は「里の駅」で手づくり弁当を購入して、国道367号は小出石から急勾配の酷道477号を百井へ。昨年秋以来か。修道院村に立ち寄りご挨拶。仮設桟橋の撤去も終わっていた。そして杉木立の細い道を抜ければ大見地区。涼しいな。地元生まれの藤井兄弟も来てくれていて、弁当を食べた後、北部周辺地域整備事業として公園計画が予定されている安曇川の源流のチセロ谷に向けて歩く。かっては畑だったところが羊歯やススキが茂り、樹木が大きく成長して荒地になっている。山側の熊笹はすべて枯れている。泥濘の山道には、鹿や猪の足跡。ミズゴケが群生しているところもあった。河童が祀ってあるうっそうとした杉木立の中にある思古淵神社の屋根には、倒れた杉が引っかかっていた。また昭和40年代に休校になった尾見分校の建物は朽ちかけていてジャングルジムの間には樹木が茂っていた。
そして墓地の前の杉木立には、かって残土投棄の大見総合公園計画が発表されて以降、豊かな北山の自然を守れ!と反対運動の一環として取組まれた立ち木トラストの名板が何枚か残っていた。計画が発表されたのはもう30年近く前。計画は凍結されて、05年には検討委員会から、次世代の生活モデルとなる持続可能な空間を目指して基本計画が策定されているが、この方向性の中で、大見の再生をどうするか、今後、夢とロマンを抱きながら、色々と課題はあるけれど、多くの人々の理解と協力を得て市民参加でエコ・ビレッジ、ないし環境公園の創造を実現したいと決意したのだ。帰途、百井経由、鞍馬温泉で休憩。ヒルに噛まれて血が止まらなくてまいった!
●7月15日(水)
昼、キャンパスプラザでの「国際協同組合デー・京都集会」に。JA、漁業組合、森林組合、生協の各協組合の方から現状や取り組みの報告を聞く。それぞれの生産者団体は高齢化と後継者問題に悩みつつ、環境問題などに取り組み、生産者と消費者のネットワークをどう作るのか苦戦している様子がよくわかる。それにしても農林水産業の衰退は日本の将来に不安を残す。どう消費者と連携するのか、食糧自給国に向けて政府の施策を見直すのか大きな課題だ。
午後4時過ぎには高野川ライオンズクラブの事務所に赴き、国際平和ポスター展への応募をお願いに第四錦林小学校など5校に画用紙を配布。
夕方は、久しぶりに祇園祭は宵々山ということで四条に出る。雑踏にもまれながら太子山の鉾のところに。近くのマンションの広場で、「まったけ十字軍」のメンバーと宵々山の夕暮れ時をひと時を過ごす。その後、友人等と一献。わが同志社時代の神学部の友人等の名前が出てきてびっくり。
●7月14日(火)
午後、同志社寒梅館での「京都創生推進フォーラム」に参加。この数年、光り輝く歴史都市・京都を目指して景観・観光・文化を柱にして「京都創生」に向けて、世界に発信しようとこの間、市民参加のフォーラムの開催などが実施されてきた。今回は12回目ぐらいかな。会場はほぼ満員。オープニングは、京都市芸術文化特別奨励者の内藤裕子さんの左手だけのピアノ演奏。門川市長や立石商工会議所会頭の挨拶。講演は京料理「菊乃井」の村田吉弘さんの京料理の奥深さについて軽妙、洒脱なのお話。そして京都新聞の吉澤健吉氏の司会で日本画家の森田えり子さんと京都造形芸術大の大野木啓人教授が村田さんを囲んでのやりとり。単に料理として味わうのではなくて、その京都の文化と伝統の深さを改めて知った会であった。
夜は、吉田神社境内へ。この7月25日に吉田区民の夏まつりで剣鉾を差すべく今週から練習が始まったのだ。吉田剣鉾保存会のメンバーだけではなく大豊神社、粟田神社の剣鉾保存会のメンバーも応援に来てくれて指導してもらえる。久しぶりだから感が戻らず、夏の夜空を見上げながらよたよたと歩くのが精一杯。
●7月13日(月)
朝刊を見て思い出すのは、1989年の都議選。消費税や確かリクルート事件などがあって、社会党が大躍進した。そしてその夏の参議院選挙で「山が動いた」!この夏はもっと大きく山が動くぞ!
都議選の興奮冷めやらぬ昼過ぎ、麻生首相が7月21日に解散、8月18日公示、30日を投票日にしようと決断したとニュース速報。ほんまかいな!号外も出されたみたいで今度はほんまみたい。夏休みなしやな。熱いときの選挙運動はたいへんや。政権交代に向けての千載一遇のワンチャンス。ここでがんばらなどうする! 早速、川端署に街頭宣伝活動をするべくわが自動車の許可手続きに。街頭に出るで!またわが後援会の幹事会を開くべく日程調整。選挙モードに突入やね。
夕方、この4月に波部区長の後任として赴任した山内清左京区長らと懇談。大きな課題は左京区役所の移転問題。わが地元の吉田にある現庁舎をどうするのか。また松ヶ崎はカンポール跡に新総合庁舎の建設工事は、業者も決まりまもなく始まるが、交通アクセスをどうするのか、など課題は大きい。今後の左京のまちづくりや区政運営について意見交換。しっかり頼みまっせ!
●7月12日(日)
朝7時過ぎに区役所前に。7月に毎年行われている吉田自主防災会などの主催の防災体験研修とふれあいバスツアーに参加。名神から近畿、海南湯浅御坊道を通って和歌山へ。車中、小林吉田消防分団長がビデオを見せながら、住宅用火災警報器の設置について説明。また明星観光バスのバスガイドの平田里香さんは、女性消防団員で下京区の醒泉消防分団の歌を唄ってくれた。やるやないですか!作曲は往年の映画スター高田浩吉のお孫さんだとか。
そして有田郡広川町の海岸沿いにある「稲むらの火の館」。1854年安政南海地震の津波が押し寄せたとき、稲束を燃やして村人を救ったという浜口梧陵の記念館と隣には津波防災教育センターがある。小泉八雲がこの実話を元に「稲むらの火」ということで戦前の教科書に載っていたという。浜口梧陵はその後、津波から村人を守る為に広村堤防を築く。後には和歌山県議会議長も務めたという郷土の偉人。津波防災センターは07年にオープン。見学者も多く施設長が丁寧に説明をしていただく。防災体験室や迫力があったのは3Dの映像シアター。また過日のスマトラ沖での大津波のときの映像など津波防災に対する取り組みなど啓発・教育の場になっている。堤防の大きさにも驚いた。南海地震は起こらないことを願うのみ。みなさんと食事の後、タクシーで箕島駅へ。
閑話休題。有田はみかんで有名だが、ぼくは19歳の時かな、有田のみかん畑で1ヶ月ほどバイトをしていた。なつかしい思い出の地。きつい仕事やった。朝はいつも茶粥だったな。特急に飛び乗って帰京。
午後4時から前原議員の必勝に向けての総合選対。解散・総選挙に日程は、まだ確定していないが、左京、山科、東山の各後援会の人などおよそ100人が集まり熱気。いよいよだね。熱い夏の選挙。投票日はいつになるのか!気合を入れて閉会の辞をぼくがする。
そして、夜は、安孫子和子議員の京都市会副議長就任と議員在職十年表彰を祝う会。市長、知事、繁議長らが来賓。安孫子さんの68歳かな?誕生日。隆秀さんが亡くなって10年。隆秀さんのことも話しながら、感慨深げだった。まだまだがんばってよ!
夜、東京都議選では、民主党圧勝のニュース。奈良市長選でも民主系の33歳の市長が誕生。驚いた。
●7月11日(土)
昼前、嵯峨野は常寂光寺の隣のアイトワに。嵯峨野の静寂な山裾に森と菜園からなるエコライフガーデンと名付けた循環型生活空間。主宰者の森孝之先生に園内を案内してもらう。森さんは、商社マンをした後、大垣女子短大の学長も勤められた方で、奥さんは人形作家。喫茶店はちょうど休暇中だったが、手伝いに来ていた学生と畑仕事をされていたが、園内を案内していただく。涼しいのにびっくり。野菜作りはもちろん、色々な樹木が茂り、堆肥を作っているところや椎茸の栽培もされていて家には太陽光発電のパネルがあり採光にも配慮されて、素晴らしいエコトピアの空間。その実践生活にいやはや驚きました。森の木の下でご馳走になった、もぎたてのトマトときゅうりの冷麺は最高でした。久しぶりにスゴイ人と出会ったよ。
帰途、隣の常寂光寺を訪問。紅葉シーズンはたくさんの観光客が来るが夏でもチラホラ。住職の長尾憲章さんは、かって空き缶条例やデポジット問題に火をつけた人で、「市民の眼」の設立など京都の市民運動になくてはならない人だった。久しぶりに会ったが、ちょっと歳を取られた感じ。85歳になられたそうだ。これからもお元気で!
午後は、同志社の今出川キャンパスに。久しぶりの総政会の役員会。来る11月8日(日)の同志社ホームカミングデーに例によって総会を開催することに。去年は朝原選手を招いたが、今年は政権交代になっていることを予測して、修了生の民主党の国会議員の田島一成衆議院議員を講師にお願いしようかということに。二次会はホリデーインのビアガーデン、ええ景色や。ビールも美味い。3次会には、役員のメンバーの若い記者さんが、花嫁さんを紹介。結婚おめでとう!
●7月10日(金)
午前中、事務所で左京区は北山の大原は大見出身の藤井兄弟と久しぶりに懇談。残土埋め立てを目的とした大見総合公園計画が発表されたのはもう30年ほど前か。豊かな北山の大見の自然を守れと反対運動を展開して、議員になってからも徹底的に計画の凍結・白紙撤回を求めてきた。田邉市長の時代に凍結が表明され、その後、地元住民も参加して検討委員会が開催されて、05年に北部周辺地域整備事業大見地区基本計画が策定された。当時の思い出話や現状、また今後のことなど色々と話し込む。
昼は、わが家からすぐ近くの白川総合支援学校の喫茶室「ミルキーウエイー」で生徒が焼いたパンで昼食。生徒の実習を兼ね、応対する生徒も一生懸命。介護予防の体操教室に来ていたご近所の人も一緒。昨年完成したビオトープには一輪の白い睡蓮が咲いていたよ。
午後は、ルーブル美術館展も開催中の京都市立美術館で「昭和美術展」を鑑賞。主宰者の西尾草峰先生にご挨拶。ぼくもリタイアしたら絵を描ければと思うが、ちょっと画才はないよ。
夕方は、部落解放同盟田中支部の定期大会に。昨年から今年の春にかけて同和行政終結後の行政の在り方総点検委員会の答申、また同和奨学金・自立促進援助金の返還問題や旧隣保館のコミュニティセンターの廃止など同和問題を巡る行政は大転換をした。解放同盟京都市協議会の議長は、門川市長を応援したのは間違っていた、と挨拶で明言したが、今後、地元住民に根ざし、また市民に共感を呼ぶ運動をどう進めるのか、大きな転換期だ。ぼくは、この春に、この間の同和行政のあり方について質疑をした本会議議事録を冊子にしたが、今後も議論をしたい、と挨拶。お互い、本音を語りたいね。
夜、小学校時代の友人ととある居酒屋で阪神・巨人戦を見ながら一献交わしたが、もう阪神あかんな。
●7月9日(木)
午前中、珍しく京都府議会の民主党の部屋へ。定例の府議会が開催中。2区総支部の北岡、隠塚、藤川、豊田議員が集まり議員会。解散・総選挙に向けての打ち合わせ。街頭に撃って出ることを決める。
午後は、議員団室のモニターテレビで「まちづくり消防委員会」のぼくも紹介議員になっている上高野葬儀場に関する請願の審議を見守る。左京選出の議員が所属していないのだが、自民、共産、公明、そしてわが会派は山岸議員が質疑。部長が請願の趣旨と経過を報告したのち、質疑が交わされる。焦点は指導要綱の対象になっていないこと、また業者との話し合いが一回しかされていないことなど、請願の取り扱いを巡って一部留保という意見もあったが、紆余曲折、急を要するということで、全会派すべての委員が賛成して請願は採択された。よかった!モニターテレビ室で傍聴していた地元のみなさんもほっとした表情。
その後、無口な絵描き、河村武明氏とわが幼友達の「集酉楽サカタニ」酒谷宗男くんらで高桑教育長を訪問。35才の時に脳梗塞で倒れた「たけさん」は、右半身不随、聞こえない、話せないが、左手で「ありがとう」を書くことから画家の道を目指すことに挑戦。現在彼は、自分の体験を語る「500箇所小中学校講演会」に挑戦中。パソコンを持ち込んで、彼の活動や想いを教育長に語る。小学生や中学生に彼が「ありがとう」という思いを伝える講演会の開催が出来るようにお願いをする。
その後、高校生や若者たちに労働関連法のことを出前授業している「あったかサポート」の笹尾君と一緒に勤労福祉青少年部長と京都市の青少年行政について、また自治労府本部でユース協会労組の委員長の西沢君らと懇談。
夕方、東山区の石塚さんのお通夜。この5月市会で東山区の選挙管理委員に選出された直後の急逝。中野洋一議員が立礼。享年67歳だった。心よりご冥福をお祈りいたします。
●7月8日(水)
教育福祉委員会。今日は委員会での市内視察。まずは、元初音中学校に開設された、不登校生徒の学習支援施設「京都市立洛風中学校」と「こども相談センター・パトナ」を訪問。思春期の多感な中学生で不登校生徒の「学びと育ち」の場である洛風中学校は「風」をキーワードにゆったりとしたカリキュラムが組まれている。またパトナは、保護者や子ども本人の面接相談や体験の場として「ふれあいの杜」での学習活動など多様な取組みが行われている。
また2005年に元待賢小学校に開設された京都市発達障害者支援センター「かがやき」は、自閉症などの発達障害のある方と家族への支援、相談就労支援、啓発や研修事業を行い、幼児期や学童だけではなくて青年成人への相談支援活動を行っている。スタッフの方から説明を受けて相談訓練室などを視察。
いずれも統廃合された学校の建物を活用してることが京都の特色。
午後は、民主・都みらい議員団の有志で、佛教大学への4年制移管が検討されている京都市立看護短大を視察。昭和40年代の建物で老朽化が激しい。機械室も見学したが、空調施設のパイプの修理などもたいへんみたい。看護士の卵である実習中の生徒たちの姿が、可愛いな。改築や新築をするにしても莫大な予算がかかることを考えれば、佛教大学への移管は、大きなメリットがあると思われる。終わってから隣接している衛生公害研究所の所長を激励に。この間の新型インフルエンザ騒動、連休明け以降たいへんだったみたい。職員のみなさん、がんばってよ!
午後3時からは、鴨沂高校の学校評議員会。同窓会長ということで昨年に続き委嘱された。全日制と定時制の今年の取り組みや現状が報告されて、意見交換。「自立・自律・協同の学習を目指して鴨沂学びアクションプラン」が京都府教育委員会の21年度「学力向上フロンティア校」に新規に指定されよかった!有名大学への進学はイマイチだけれど、女子水球部や放送部、自転車部、フェンシング部が活躍中。生徒はもとより教職員のみなさんも「やる気」をだしてがんばってほしい。
夜は、久しぶりの高野川ライオンズクラブの新年度の初例会。親クラブの天神川ライオンズクラブのメンバーも来ていただいて久しぶりに賑やかな例会でした。
●7月7日(火)
昼前、左京保健所に出向いて、過日市民相談を受けていた建設資材置き場の土砂の搬出による粉塵公害のことで担当者等と協議。事業主をまだ認定して行政指導をしていないということなので対策を申し入れる。またとある道路の私道の舗装問題で地権者の関係者とも懇談。さらに午後は、上下水道局にて入札業者のランク付けについて担当者と懇談。
また京阪七条にあるファミリーマートの2階のフリースペース「集酉楽(しゅうゆうらく)サカタニ」にて、個展を開いている「たけさん」こと河村武明さんに会う。ちょうど朝日新聞の取材中でだった。歌を唄っていた「たけさん」は、35才の時に脳梗塞で倒れ48時間後に発見、その後右半身不随になり、聞こえない、話せないという後遺症が残るなかで、左手で「ありがとう」を書くことから画家の道を目指すことに挑戦。高島屋を始め全国で個展も開かれている。現在彼は、自分の体験を語る「500箇所小中学校講演会」に挑戦中。筆談器具?を使いながら対話。作品を絵葉書にしたのが何種類もあった。「あるがままに、なすがままに」というのがぼくの好きな言葉。7月末まで個展が開催中です。また小中学校で「無口な」彼の講演会を開いてください。きっと子どもたちに生きる勇気を与えてくれるよ!
●7月6日(月)
昨日の静岡知事選挙、投票率は16㌫前回を上回り、61㌫。当選した川勝さんは、自公候補に一万5千票の差で勝っているが、民主党の元参議院議員も無所属で出馬していて33万票を取っているから、鳩山代表の虚偽の政治資金報告問題があったとはいえ、民主の圧勝やないか。解散総選挙、政権交代に向けて大きな起爆剤になるだろう!そして来年春は京都府知事選挙。共産党は早々と候補者を確定したみたいで、現職の山田知事の去就が注目される。今から来年のことをいえば鬼が笑うけれど、自公との相乗りは府民からヒンシュクをかいそうな時代になってきた。もっとも、つい先週行われた兵庫県知事選挙は相乗りだったみたいだが。さて民主党の府会議員団や国会議員はどんなふうに動くのか。
午前中、事務所にて資料整理などの雑務。来客多し。午後、市役所に。グリーンバンド協会のメンバーの市長表敬訪問のことで秘書課と日程調整をしたり、上高野の葬儀場建設についての経過について都市計画局の担当の課長と懇談したり、地元住民から請願が出されているので、まちづくり消防委員会の所属しているわが議員団の山岸議員に経過や問題点を説明。ぜひ請願を採択して欲しい。
●7月5日(日)
朝、わが地元の第四錦林小学校に。左京南部体育振興会主催の「グランド・ゴルフ交流会」に。蒸し暑いけれどカンカン照りではなくグランドゴルフ日和。地元吉田のメンバーをはじめ70人ほどの参加者。みなさん、ご自分のクラブを持参されたつわもの。ぼくはこの春、初めてプレイしてホールインワンを達成して以来、2回目のプレー。ちょっと要領が分ってきたかな。8ホールを3回まわった。そしてやりましたがな、またまたホールインワン!サランラップなどが賞品でした。「まぐれ」が2回続くとちょっとええ気分やな。午後は、ビールを飲んで気分良く、テレビで映画など見ながら爆睡。
夜のニュースは、大阪のパチンコ屋店の放火事件と静岡の知事選挙で民主党が推薦した川勝平太氏が当選!いよいよ風は民主に吹いてきたか!
松井孝治参議院議員の主催する勉強会で「富国有徳論」とかいうことを聞いたことがある。2人は確か洛星高校の出身だった。蛇足ながら。豊田勇造もそうだった。
●7月4日(土)
ちょっとバテ気味かな?昼から上高野の葬祭場の建設現場に走る。指導要綱に99何平米であっても、百平米以下は対象にならないということで、業者は、強気に鉄骨を立てあげていた。隣地の空き地に地元の人たちがテントを立て熱い中、交代で見張り番。建設中止を求める看板も立てられ、反対署名も集められていて緊張した雰囲気。役員の方と請願の今後の取り扱いなどについて意見交換。9日のまちづくり消防委員会で審議されるが、ぼくも委員会のメンバーではないし、左京選出の議員がいないのがちょっと残念。請願が採択されたらいいのだが。
夕方、京都は酒蔵を改造した老舗のライブ・スポット「拾得」で「七夕コンサート」。1972年にベトナム戦争で犠牲になった孤児たちを救おうと始まったのが由来。今年でなんと37回目。20代前半だった若者が今も歌い続けているのだ。中山ラビさんが来られなかったのは残念。豊田勇造、東野ひとし、古川豪、三浦久さんが順番にステージに立つ。古川の「四季の思い出」や西陣のまちを唄った「トカトン」、そして商店街の歌などいい歌がある。娘のかずなちゃんは「法薬女子大学」という名の漫才コンビを組んでデビューしたらしい。三浦さんはレナード・コーエンやボブ・ディランを訳していて、信州で大学の先生。ええ雰囲気のおじさんでした。東野は、いつものように最後は酩酊していたな。勇造は、円山での大きなコンサートを終わってほっとしたところ。名曲「大文字」はいつ聴いてもええなあ。「拾得」の店主のテリーとふううちゃんとも長い長い付き合い。「拾得」も38年か?来年はラビちゃんに会いたいよ!
●7月3日(金)
朝、9時過ぎに大通公園を通って札幌市役所へ。札幌のシンボルロードである「大通り」でのイベントなどにどう活用しているのか、特にこの夏に企画されているジャズフェスティバルや公園の管理について説明を受ける。メインは「ホワイトロック」と呼ばれる映像投射式のドーム型の巨大なテントでのセッション。なつかしのナベサダも出るようだ。またまちなかでパークジャズフェスティバルと銘打ったコンサートなどが開かれ、夏の新たな観光資源と風物詩を生み出そうとがんばっている。御池通は京都のシンボルロードとされているが、今のままではあかんね。経済界の協力も得て面白いイベントを考えよう!
また自転車対策、特に都市型レンタサイクル事業について説明を受ける。どこの都市も放置自転車対策には四苦八苦しているが、札幌駅近くに駐輪場を設けて、200台の放置自転車を再活用することで、通勤・通学の市民に好評のようだ。冬場は雪で営業してないが、午前6時から深夜12時までの営業。費用は1ヶ月千円。6ヶ月4千円。説明と質疑の後、現場を視察。広いスペースを有効に使って、簡易にレンタサイクルを活用できるシステムになっているようだ。京都では観光レンタサイクルは社会実験もかって行われ、ホテルなど民間業者もやっているが、通勤・通学に放置自転車を活用するシステムがミソ。京都では建設局に自転車政策課が放置自転車の撤収など色々とがんばっているが、いっぺんやってみたらどうや?
午後新千歳空港で、遅い昼食。やっぱ北海道はジンギスカンやな。関空に着いたら蒸し暑かったよ。あわただしい2泊3日の他都市調査でした。
●7月2日(木)
朝、川崎市の議会棟へ。川崎市は外国籍市民が3万2千人ほど居住する都市で、以前から国籍条項の撤廃や外国人市民代表者会議も設置し様々な施策に取組んでいる。今回は、特に外国人へのごみの出し方の啓発について説明を受ける。川崎市では、指定有料ごみ袋の導入は行っていないが、ごみと資源物の分別はやっていてその説明のパンフレットには、英語、中国、ハングル、タガログ、スペイン、ポルトガル語で説明がされていて、かなり丁寧に説明もされ、また時には担当者が説明に行くという。留学生が多くなってきた京都では以前は不法なごみの出し方が見受けられたが、最近はちょっとましになったようだが、説明方法をもっと考えないといけないね。また京都では外国籍市民懇話会も設置され、多文化共生社会を目指して国際化も進められているが、川崎に学ぶこともある。
次に、議会事務局の担当者から、この7月1日から施行された「川崎市議会基本条例」についてその制定までの経緯について説明を受ける。議会のあり方検討プロジェクトが設置されたのは、昨年08年6月のこと。議会の役割、議会と議員の位置づけの明確化、体制の整備など20回の会議が行われ、この4月には基本条例の素案が市民のパブリックコメントにかけられて、この6月に1人の無所属議員は反対したようだが、可決された。「これまでの議会改革を更に進め、より一層市民に開かれた議会を目指すため、地方分権時代にふさわしい議会のあり方として基本理念を明らかにし、市民の福祉の向上及び市勢の発展に寄与することを決意し、この条例を制定するものである」と謳っている。別の機会に条例を分析したいが、この心意気や良しとしたい。京都市会でも考えないかんよ!事務局からの説明の後は、川崎市議会の民主党の飯塚団長と検討プロジェクトチームの青山圭一議員から裏話など説明を受ける。川崎の民主党は18名の大所帯。自民党と同数。色々とせめぎあっている様子。京都でもがんばらな!昼食もともにして意見交換。感謝。
午後、羽田から新千歳、札幌へ。涼しいな。少し時間があったので大通公園近くの西4丁目から市電に飛び乗って終点のすすきのまで市内をぐるっと一周。およそ50分のコース。運賃は170円でした。で〆はやっぱ札幌ラーメンやね。
●7月1日(水)
永田町のゴタゴタが続いているが、6月臨時市会も終わってほっと一息。議員団の他都市調査と研修会参加で一路、東京へ。東京は田町駅で下車、港区は東京タワー近く、港区から委託されてNPOワーカーズコープが管理・運営している「みなと子育て応援プラザPokke(ぽっけ)」を視察。都営住宅の一部を改修して、昨年10月に新しい子育て支援施設としてオープン。東京都23区内で初の、子育てひろば・乳幼児一時あずかり・トワイライトステイ・ショートステイの4事業を実践し始めている総合施設。施設長さんらから説明を受けて館内を見学。港区内は500円、区外は千円の年会費を払って登録をする。子育て世代が地域で孤立した大都会東京で、利用者、スタッフさらに地域の人が一緒になって子育て支援をしようという試み。色々と子どもたちの目線に合わして配慮された清潔な部屋には、子どもと若いお母さんがゆったりと時間を過ごすことが出来て、入院などで育児が出来ないときには10ヶ月から12歳までのショートステイも受け入れているとのこと。京都でもこういう子育て施設は必要かもしれないな。
その後、国会議事堂近くの東京財団のビルへ。「地方議会の改革 ニセ議会基本条例を斬る」とタイトルした東京財団政策懇談会に参加。福嶋前我孫子市長、木下前佐賀市長、そして北海道は栗山町の中尾前町議会事務局長がパネリスト。もう20年近く前だと思うが北海道は夕張郡栗山町に行ったことがある。当時、福祉のまちづくりに力を入れていて、バリアフリーの道路には驚いた記憶がある。栗山町議会で「議会基本条例」が制定されたのは06年。現在48市町村で制定されているが、市民参加を強化する条文がない条例はニセ基本条例であるとする考え方。制定過程もいかに市民にオープンにするかも課題であり、委員会の公開はもちろんのこと、公聴会制度や請願者の委員会での発言の実施や、議会としての市民への報告会の開催、また各議員の議案への賛否の公開などが必要。100人ほどの自治体議員が参加して自分のところの議会の報告をしつつ意見交換。京都市会では、ぼく自身も長年、市会改革に取組んできたが、議会基本条例は制定もされていないし、請願者の陳述や公聴会制度もなかなか実現できない。もうひとふんばりしないかんな!久しぶりに面白いシンポジウムだった。
夕方、東京駅は八重洲口のヤンマービルにある祇園囃が流れる京都館で京都市職員で出向している女性の支配人さんを激励。そこで、鶴見俊輔氏の本などを編集している中川六平と待ち合わせ。近くの居酒屋でホッピーを飲みながら久しぶりに六平と盃を交わすが、ちょっと大病を患ってかっての元気さがないが、ようやく反戦喫茶「ほびっと」のことをほぼ書き上げて、この秋には講談社から出版される予定だという朗報!もちろんぼくのことも出てくるという。楽しみや。がんばって書き上げてや!岩国に「ほびっと」がオープンしたのは1972年のこと。あれから歳月は流れたが、ぼくらの原点だ。60にしてやっと出版や!夜遅いのに満員電車には驚くよ。川崎で宿泊。
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